平成18年第3回(10月)桜川市議会定例会会議録(第4号)

平成18年第3回桜川市議会定例会議事日程(第4号)
                         平成18年10月27日(金)午後2時開議
日程第 1 議案第 97号 平成17年度桜川市一般会計歳入歳出決算認定について      
日程第 2 議案第 98号 平成17年度桜川市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について
日程第 3 議案第 99号 平成17年度桜川市老人保健特別会計歳入歳出決算認定について  
日程第 4 議案第100号 平成17年度桜川市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定につ
              いて                             
日程第 5 議案第101号 平成17年度桜川市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定につい
              て                              
日程第 6 議案第102号 平成17年度桜川市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について  
日程第 7 議案第103号 平成17年度桜川市野外趣味活動施設特別会計歳入歳出決算認定につ
              いて                             
日程第 8 議案第104号 平成17年度桜川市岩瀬水道事業会計決算認定について      
日程第 9 議案第105号 平成17年度桜川市真壁水道事業会計決算認定について      
日程第10 議案第106号 平成17年度桜川市大和水道事業会計決算認定について      
日程第11 議会運営委員会、各常任委員会、議会広報特別委員会の閉会中の継続調査      
日程第12 執行部あいさつ                                
追加日程第1 議員提出議案第6号 飲酒運転撲滅に関する決議                
追加日程第2 議案第107号 助役の選任について                     

〇出席議員(26名)
  1番   風  野  和  視  君     2番   勝  田  道  雄  君
  3番   岩  見  正  純  君     4番   小  高  友  徳  君
  5番   中  川  泰  幸  君     6番   鈴  木  政  夫  君
  7番   皆  川  光  吉  君     8番   増  田     豊  君
  9番   潮  田  新  正  君    10番   相  田  一  良  君
 11番   古  川  静  子  君    12番   大  塚  秀  喜  君
 13番   高  田  重  雄  君    14番   小  林  正  紀  君
 15番   増  田  俊  夫  君    16番   鈴  木  好  史  君
 17番   川 那 子  秀  雄  君    18番   萩  原     廣  君
 19番   横  田     衛  君    20番   橋  本  位 知 朗  君
 21番   仙  波  信  綱  君    22番   増  田     昇  君
 23番   塚  本     明  君    24番   上  野  征  一  君
 25番   林     悦  子  君    26番   菊  池  節  子  君

〇欠席議員(なし)

〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
   市     長  中 田   裕 君
   教  育  長  石 川   稔 君
   市 長 公 室 長  飯 嶌 洋 一 君
   総 務 部 長  刈 部 幸 男 君
   市 民 生活部長  川 股 守 安 君
   保 健 福祉部長  中 澤   進 君
   経 済 部 長  山 中 政 雄 君
   建 設 部 長  口 町   久 君
   岩 瀬 支 所 長  細 谷   豊 君
   真 壁 支 所 長  大 場 敏 夫 君
   水 道 局 長  田 口 喜 之 君
   教 育 次 長  飯 島 泰 則 君

〇職務のため出席した者の職氏名
   議 会 事務局長  柴 山 栄 一 君
   議会事務局書記  笠 倉   貞 君
   議会事務局書記  長 堀 イツ子 君
   議会事務局書記  鈴 木 謙 一 君

          開 議  (午後 2時00分)
〇開議の宣告
〇議長(小林正紀君) 皆さん、こんにちは。
 本日の出席議員は26名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立しますので、これより本日の会議を開きます。
                                           
〇議案第97号〜議案第106号の委員長報告、質疑、討論、採決
〇議長(小林正紀君) 日程第1、議案第97号 平成17年度桜川市一般会計歳入歳出決算認定についてから日程第10、議案第106号 平成17年度桜川市大和水道事業会計決算認定についてまで10案を一括議題といたします。
 本案について、委員長より報告を求めます。
 なお、採決は、委員長の報告終了後に行います。
 初めに、総務常任委員長、鈴木好史君、登壇の上、報告願います。
          〔総務常任委員長(鈴木好史君)登壇〕
〇総務常任委員長(鈴木好史君) 総務常任委員会の審査報告をさせていただきます。なお、報告書の朗読をもって報告とさせていただきます。
 総務常任委員会審査報告書。
 総務常任委員会の審査の結果並びに審議の経過概要について、会議規則第103条の規定により報告いたします。
 本委員会は、10月24日午前10時より第1会議室において、委員7名全員の出席のもと開会し、関係部課長の出席を求め、書記3名を任命し、付託案件につき説明を聴取し、審議するとともに、翌日の25日には、桃山中学校の跡地利用について現地調査を行いました。
 本委員会に付託されました案件は、議案第97号 平成17年度桜川市一般会計歳入歳出決算認定について、歳入全般、歳出のうち総務課、財政課、情報政策課、税務課、会計課、職員課、企画課、秘書広報課、監査・公平委員会事務局、議会事務局に属する事項についてであります。
 審議の過程で論議された内容と提起された意見及び要望は次のとおりであります。
 歳入についてでありますが、予算現額101億4,852万4,000円、調定額107億5,506万5,935円、収入済額99億2,843万2,122円で、収入率97.8%、不納欠損額1億3,222万7,484円、収入未済額6億9,440万6,329円となっております。
 歳入決算の構成比は、地方交付税が19.2%、市債17.5%、市税15.9%、県支出金9.4%、国庫支出金9.1%の順となっております。
 地方交付税につきましては、予算現額19億350万7,000円に対し、調定額、収入済額とも同額となっております。内訳といたしましては、普通交付税12億225万6,000円であり、特別交付税は、合併に伴う経費が見込まれたため、7億125万1,000円となっております。
 市債につきましては、予算現額18億3,450万円、調定額、収入済額ともに17億3,860万円となっております。この主な内容は、農村整備事業債ほか7件分の農林業債1億200万円、臨時地方道路整備事業債1億2,920万円、岩瀬・真壁地区のまちづくり交付金事業債3億4,900万円などの土木債5億4,520万円、さらに消防自動車3台分と防火貯水槽2基分の整備に要した消防債3,670万円、減税補てん債5,690万円、普通交付税の減額を補う臨時財政対策債7億400万円、合併特例事業債の2億8,500万円などであります。
 市税につきましては、予算現額15億1,349万6,000円、調定額23億5,438万5,406円、収入済額15億7,569万5,596円、不納欠損額1億3,206万584円となっております。
 県支出金につきましては、予算現額11億5,312万円に対し、調定額、収入済額とも9億3,027万4,604円となっております。
 国庫支出金につきましては、予算現額8億7,772万8,000円に対し、調定額、収入済額とも9億692万6,341円となっております。
 歳入についての審議の内容といたしましては、主に税収の確保について質疑がなされ、これについては、市税の公平課税の原則からも、固定資産税の課税客体である家屋の増改築等の把握に努めるとともに、滞納者に対しては、租税債権管理機構の活用により厳しい姿勢で臨み、滞納繰り越し分を含めた徴収率の向上を図るための体制の強化をしていただき、なお一層の財源確保に努めるよう要望するものであります。
 また、合併特例債に関連し、大和中学校の建てかえが加えられ、新市建設計画の変更が必要となっております。執行部においては、今後県関係機関との協議を行い、12月議会全員協議会において経過報告を、そして来年3月議会においては計画変更が上程される予定とのことであります。当委員会といたしましては、新市建設計画の変更について、十分なる議論を重ね、新市の一体性、さらにはよりよいまちづくりを目指してまいりたいと考えているところであります。
 次に、歳出に関する審議の概要についてご報告いたします。歳出については、第2款第1項総務管理費のうち、自治振興費について審議いたしました。
 防犯灯は、身近な犯罪を抑止し、市民が安全で安心して暮らせるために必要なものでありますが、旧3町村での管理体制は、地区での管理、または行政で管理するというようにまちまちでありますので、地区と行政の連携のもと、管理体制を強化していただけるよう要望いたします。
 また、財産管理費については、防火水槽の借地料の支払いが、旧町村で支払っている地域と支払っていない地域とがあるので、統一化を図られるよう要望いたします。
 次に、情報管理費については、旧町村で電算の委託先が別々であったが、合併により統一化されてきたので、電算機器のリース料等に対する経費増の抑止に努められるよう要望いたします。
 次に、人事管理費については、退職者に対する会食等の賄いが見受けられたので、経費の大小にかかわらず控えるとともに、経費削減に努められるよう要望いたします。
 次に、企画費についてでありますが、つくばエクスプレスの開業にあわせ、桜川市地域の交通の利便性を図るため、桜川市独自で負担金を支出し、つくば急行バスを1日に岩瀬中央公民館からつくばセンターまで5往復、真壁駅から同センターまで3往復運行していますが、つくば市や民間バス会社も筑波山直行シャトルバス等の運行を開始したことにより利用客が減少傾向にありますので、利用率を向上させるための施策を展開するとともに、存続・廃止等についても検討するよう要望いたします。
 その他、全般的な事項について審議がなされ、今日の厳しい財政状況を踏まえ、物件費等の内容をさらに検討し、なお一層経常経費の削減に努められるよう要望いたします。
 以上が付託案件に対する総務常任委員会の審査の経過であり、本委員会に付託された決算は、出席委員全員の賛成により認定すべきものと決定いたしました。
 各位におかれましては、本委員会の報告をご了承の上、ご賛同くださいますようお願い申し上げます。
          平成18年10月27日 総務常任委員会委員長 鈴木好史
   桜川市議会議長 小林正紀様
 以上で終わります。
〇議長(小林正紀君) これより質疑を行います。
 総務常任委員会の委員以外の方で質疑ありますか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 質疑を終わります。
 続いて、福祉環境常任委員長、川那子秀雄君、登壇の上、報告願います。
          〔福祉環境常任委員長(川那子秀雄君)登壇〕
〇福祉環境常任委員長(川那子秀雄君) 福祉環境常任委員会委員長報告書。
 福祉環境常任委員会を代表いたしまして、本委員会における議案の審査の経過並びに結果について、会議規則第103条の規定によりご報告申し上げます。
 記載はしておりませんが、本委員会は、10月24日午前10時より第2会議室において、委員全員出席のもとに開会し、関係部課長の出席を求め、書記3名を任命し、審査を行いました。
 審査に当たりましては、関係議案及び所管事項全般にわたり執行部から説明を求め、質疑、検討の結果、本委員会に付託された議案第97号 平成17年度桜川市一般会計歳入歳出決算認定についての歳出のうち、税務課を除く市民生活部の所管に属する事項、保健福祉部の所管に属する事項、福祉事務所の所管に属する事項、議案第98号 平成17年度桜川市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、議案第99号 平成17年度桜川市老人保健特別会計歳入歳出決算認定について、議案第102号 平成17年度桜川市介護保険特別会計歳入歳出決算認定については、いずれも全員異議なく原案のとおり認定すべきものと決しました。
 次に、審査の過程における発言のうち、その主なものについて申し上げます。
 まず、市民生活部関係では、桜川市内にはごみの不法投棄の温床になりかねない場所があると思われるが、不法投棄の現状の把握と、またその対策はどのようにしているのかとの質問に対して、加波山の林道とつくし湖の2カ所については、農機具のタイヤやキャタピラーの不法投棄があり、2トントラック2台分を回収し、常に巡回監視をしているとの答弁がありました。
 旧大和村では、過去に硫酸ピッチの不法投棄事件があり、多額の処分費用を拠出した経緯がありますので、大規模な不法投棄に至る前に、パトロールの強化と茨城県廃棄物対策課や森林管理署などの関係機関との連携を密にして、不法投棄の未然防止に努め、美しいまちづくりを目指すよう要望いたします。
 このほか、
 一、窓口発行電算システムの使用料と賃借料について
 一、水道事業への補助金と繰出金について
 一、ごみの収集運搬業務の委託先と契約の方法、及び金額について
 一、不法投棄監視員の活用について
 一、筑西広域市町村圏事務組合のごみ処理負担金について
などに関する質疑に対して、詳細なる説明を求めました。
 次に、国民健康保険特別会計では、歳入のうち、国保税の収納率の状況と短期保険証及び資格証明書の交付状況について質疑が行われ、特に収納率は、景気の動向に若干左右される等収納率が低下傾向にあり、また短期被保険者証等の交付については、税の公平性を確保するため、納税相談を実施し、税の納付状況によりそれぞれを交付しているとの答弁でありました。これらについては、保険税の滞納額が年々ふえることが予測され、厳しい状況になってきているとの説明がありました。
 さらに、不納欠損については、時効の中断等の方法により厳しく対応すべきとの指摘を行いました。
 次に、人間ドック実施者に対する事後のケアの方法や今後の市の取り組みについて質疑をいたしました。これに対しては、人間ドック及び脳ドック検診を受ける者に対し助成をし、健康に対する自覚を高めていただくものであります。また、事後のケアについては、受診機関の医師等にお任せしているのが現状であります。しかし、平成20年度からは、健康保険の制度改正により、保険者による健診と保健指導が義務づけられ、市といたしましても、特定健康診査等実施計画を平成19年度に策定して、特に生活習慣病予防に関する保健指導等の徹底を図っていくとの答弁がありました。
 このほかに、
 一、国民健康保険の加入者数について
 一、医療福祉費の自己負担について
 一、高額療養費について
などに関する質疑を行いました。
 次に、老人保健特別会計については、歳出のうち99.6%が医療給付費に充てられているとの説明があり、高齢者の医療費増嵩の要因及び一般会計繰出金に関すること等に対する質疑を行いました。
 次に、保健福祉部及び福祉事務所関係では、まず、障害者自立支援法の施行に伴う質問に対しては、制度上1割の自己負担が必要になったことと、身体障害者、知的障害者のほかに、精神障害者も含めた福祉サービスの一元化により、利用者が施設を選択できるようになったとの答弁がありました。
 次に、合併により新たに福祉事務所が設置され、業務及び扶助費等の負担割合の増加についての質問に対しては、生活保護の実施業務、児童扶養手当の支給業務、特別障害者手当の支給業務及び家庭児童相談業務がありまして、そのうち生活保護関係は、市となったために、扶助費用の4分の1の負担義務が発生したとの答弁がありました。
 次に、児童虐待の把握と発生時の対応についての質問に対しては、児童福祉課に現在2名の家庭相談員を配置し、事例として、乳幼児健診等において身体にあざがあったとの報告を受けた場合などは、児童相談所、民生委員、保健師とも協議し、親と面接しているとの答弁がありました。
 次に、市から社会福祉協議会への委託事業については、事業内容に対し議会から意見を述べる機会がなくなるのではないかということと、真壁、岩瀬の福祉センターに社会福祉協議会が入っていることで施設の管理はどうなるのかとの質問をいたしました。これについては、岩瀬福祉センターは、昨年度まで社会福祉協議会に委託していましたが、平成18年度からは真壁福祉センターと同様に市が管理しており、今後については指定管理者制度にするかどうかを検討中との答弁でした。
 なお、当委員会は、10月26日午後1時より、社会福祉協議会への委託事業の内容等について、真壁、岩瀬社会福祉協議会を視察し、両事務局から説明を受けました。また、加波山等の不法投棄現場の視察を行いました。
 次に、介護保険特別会計についてでありますが、65歳以上の高齢者、いわゆる第1号被保険者の負担割合が、平成17年度は介護給付費の18%でありましたが、平成18年度からは19%になったことと、施設入所者に要する費用は1人当たり月約30万円かかるため、今後高齢者がふえていく状況の中、介護予防に重点を置いて取り組んでいくとの答弁がありました。
 このほかに、
 一、シルバータクシーの助成額、利用状況について
 一、学童保育において親権にかかわる問題について
 一、介護認定者や在宅介護者に対する税等の控除の有無について
などの質疑がなされました。
 以上が福祉環境常任委員会の審査結果であります。
 各位におかれましては、本委員会の報告をご了承の上、ご賛同くださるようお願いいたします。
          平成18年10月27日 福祉環境常任委員会委員長 川那子秀雄
   桜川市議会議長 小林正紀様
 以上です。
〇議長(小林正紀君) これより質疑を行います。
 福祉環境常任委員会委員以外の方、質疑願います。
          〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 質疑を終わります。
 続いて、建設経済常任委員長、上野征一君、登壇の上、報告願います。
          〔建設経済常任委員長(上野征一君)登壇〕
〇建設経済常任委員長(上野征一君) 建設経済常任委員会審査報告書。
 建設経済常任委員会の審査の結果並びに審議の経過概要について、会議規則第103条の規定により報告いたします。
 本委員会に付託されました案件は、議案第97号 平成17年度桜川市一般会計歳入歳出決算認定について、歳出のうち、経済部、建設部及び農業委員会の所管に属する事項、議案第100号 平成17年度桜川市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について、議案第101号 平成17年度桜川市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、議案第103号 平成17年度桜川市野外趣味活動施設特別会計歳入歳出決算認定について、議案第104号 平成17年度桜川市岩瀬水道事業会計決算認定について、議案第105号 平成17年度桜川市真壁水道事業会計決算認定について、議案第106号 平成17年度桜川市大和水道事業会計決算認定についてであります。
 本委員会は、10月24日午前9時より第2委員会室において、本委員会委員7名全員出席のもとに開会され、説明者として関係部課長の出席を求め、書記4名を任命し、付託案件について詳細なる説明を聴取し、慎重に審議を尽くした結果、本委員会に付託された決算は、委員全員の賛成により認定すべきものと決定いたしました。
 なお、審議過程において論議された意見並びに要望事項は次のとおりであります。
 まず、農地整備関係についての質疑がなされました。真壁地区の長讃地区県営ほ場整備事業の進捗については、当初平成19年度に完了する予定でしたが、平成20年度まで延びる見込みということなので、大幅におくれているようです。早期に完了するよう県への要望をお願いいたします。
 次に、農林関係についての質疑がなされました。年々増加するイノシシなどによる農作物被害対策につきましては、市でも猟友会の協力を得て駆除されていますが、近隣市町村と同時期に実施するなど、より効果的な駆除を期待いたします。
 続いて、品目横断的経営安定対策に関連した集落営農についてですが、設立がまだ少数であるようですので、今後さらに推進されるよう要望いたします。
 次に、商工観光関係について質疑がなされました。昨年8月につくばエクスプレスが開業し、筑波山までの観光客が増加しましたが、当市まで誘客するため、特に観光PRなどについては積極的に実施していただくよう要望いたします。
 次に、野外趣味活動施設特別会計についてでございますが、レストハウス「みかげ」につきましては、一般会計から毎年1,000万円以上の繰り入れをしている赤字経営の状況にあります。市では、指定管理者制度を導入しながら、今後のあり方について検討するということでございますが、施設の存続の有無を含めた抜本的な改革について、早急に判断すべきと思われます。
 次に、建設関係についての質疑がなされました。市営住宅の建設並びに管理運営につきましては、公営住宅法の趣旨、目的に沿って行っていることは理解できますが、民間賃貸住宅との整合性を精査し、住宅整備計画の見直しなどにより、コスト縮減を図られるよう要望いたします。
 なお、道路事業につきましては、市民生活向上に必要不可欠でありますので、真に市民が求めるものを的確に把握し、整備されるよう要望いたします。また、合併支援道路整備及び上曽トンネルの事業につきましては、各関係機関並びに関係市との緊密な連携を図り、早期完成に努力するよう、強く要望いたします。
 次に、まちづくり交付金事業関連ですが、以前の計画では、岩瀬駅周辺の整備については、駅をまたぐ通路とミニ図書館整備とをあわせて整備していくというものでした。しかし、現在行われているまちづくり交付金事業は、岩瀬駅北側だけを整備していく計画となっております。しかしながら、このように別々に事業を実施したとすれば、長期間にわたり通勤・通学者などに不便をもたらすことから、これらの事業は同時施工で進めるよう、強く要望いたします。
 次に、農業集落排水事業特別会計、公共下水道事業特別会計についての質疑がなされました。下水道事業は、市民の快適な生活環境のために必要な事業ではありますけれども、長期間にわたり莫大な財源を必要とし、将来財政を圧迫させる懸念もあります。市設置型合併処理浄化槽などの普及により、より効率的かつ安価な経費で汚水処理施設の整備が進むよう、計画の見直しを含め、検討されるよう要望いたします。
 次に、水道事業会計についての質疑がなされました。水道事業につきましては、平成19年4月から水道料金を統一し、平成20年4月からは、岩瀬、真壁、大和の3事業を統合するという予定でありますが、市民の理解を得られる料金体系の設定と、スムーズな事業統合による一層の市民サービスの向上を期待しております。
 最後に、住宅用地、公園用地等、市全体の土地借上料に関する質疑がなされました。借地料を高額に支払っている事例が見受けられますので、市の財政が逼迫している状況でもあり、契約の見直しや不必要な用地の返還につきまして、十分に検討されるよう強く要望いたします。
 以上が建設経済常任委員会に付託されました案件に対する審査の結果並びに経過であります。
 なお、本委員会の終了後、本委員と関係部課長とで、岩瀬駅前整備、御領西住宅、上曽トンネル予定地を現地視察したことについてもご報告を申し上げます。
 各位におかれましては、本委員会の報告をご了承の上、ご賛同くださるようお願いいたします。
          平成18年10月27日 建設経済常任委員会委員長 上野征一
   桜川市議会議長 小林正紀様
〇議長(小林正紀君) これより質疑を行います。
 建設経済常任委員会委員以外の方の質疑を願います。
          〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) これで質疑を終わります。
 続いて、文教常任委員長、大塚秀喜君、登壇の上、報告願います。
          〔文教常任委員長(大塚秀喜君)登壇〕
〇文教常任委員長(大塚秀喜君) 文教常任委員会審査報告。
 文教常任委員会審査の結果並びに審議の経過概要について、会議規則第103条の規定により報告いたします。
 本委員会に付託された案件は、平成17年度桜川市一般会計歳入歳出決算のうち、教育委員会の所管に属する事項、公民館活動の所管に属する事項についての認定であります。
 本委員会は、10月24日午前9時より第4委員会室において全委員出席のもとに開会し、説明員として教育長、教育次長、関係課長の出席を求め、書記2名を任命し、付託案件について詳細なる説明を聴取し、審議を尽くした結果、本委員会に付託された決算は、委員全員の賛成により認定すべきものと決定いたしました。
 第10款教育費、1項教育総務費、2目事務局費のうち、大和中学校基本設計委託料の質疑がなされました。大和中学校の改築は、平成18年度に実施設計書を作成し、平成19年度に事業認可を得て工事に着手し、平成20年度完成という計画で進められていますが、統合ができることを想定した上で、特別教室を普通教室に転用できる設計に、またこれからの児童生徒の減少に伴う学校教育のあり方を考えると、通学区域について、学校統合検討委員会の設置を要望いたします。
 さらに、今後の課題として、小・中学校一貫教育による学校についても、視野に入れた検討の必要があるとの意見がありましたので、通学区域の学校統合検討委員会とあわせた組織の立ち上げを要望いたします。
 学校教育に関連して、公立幼稚園等の運営問題ですが、近隣の結城市では、幼稚園の民間委託の公募をしています。また、つくば市も、民間委託の方向で検討されております。今後、桜川市においても、幼稚園等の民間委託についての検討を要望いたします。
 4目給食センター費については、学校給食センターの運営について質疑がなされました。現在北学校給食センター、南学校給食センターで運営されておりますが、北学校給食センターが築36年と老朽化しており、将来的には経費の削減を図るため1カ所に統合して運営されるよう、検討をお願いいたします。
 4項幼稚園費、1目幼稚園費については、砂場の砂について質疑がなされました。衛生面等からも定期的に検査をするなどして、子供たちが安全・安心に遊べる環境をつくっていただくようお願いいたします。
 5項社会教育費、5目青少年対策費については、青少年の健全育成にかかわる大事な部分でありますので、十分な予算措置がなされるよう要望いたします。
 7目史跡等保存整備費については、真壁城跡整備の概要及び完成年度等についてただしました。国指定真壁城跡の整備は、平成28年までの長期整備計画であり、現在は平成21年までの整備基本設計に基づき整備しております。今後どのように整備していくのか、さらに活用していくのかについても、検討を重ねていくことが必要です。
 また、教育施設全般にわたり、土地の借上料についての質疑がなされ、各施設とも土地価格等の上昇時に賃貸借契約を締結している物件が多く見受けられます。このようなことから、土地借上料については、貸借物件の公租公課の変動や土地価格等の変動を勘案して、時代に即した契約金額に見直しをしていくよう要望いたします。
 10月25日午後には、大和中学校校舎の現状及び建設予定地の現地視察、谷貝小学校洋式トイレ改修工事と体育館の雨漏り状況確認、真壁中央公民館の現状をそれぞれ視察してまいりました。谷貝小学校の体育館の雨漏りについては、床面への影響も危惧されることから、屋根の改修工事を要望いたします。
 以上が付託案件に対する文教常任委員会の審査の経過及び結果であります。
 各位におかれましても、本委員会の報告をご了承の上、ご賛同くださるようお願いします。
          平成18年10月27日 文教常任委員会委員長 大塚秀喜
   桜川市議会議長 小林正紀様
 以上です。
〇議長(小林正紀君) これより質疑を行います。
 質疑願います。
          〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
 討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 討論を終わります。
 続きまして、議案第97号から議案第106号まで10案を一括採決したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 議案第97号から議案第106号まで10案を一括採決することに決定いたしました。
 お諮りいたします。議案第97号から議案第106号まで10案を委員長の報告のとおり認定することに賛成の方は起立願います。
          〔起立全員〕
〇議長(小林正紀君) 起立全員。
 よって、議案第97号 平成17年度桜川市一般会計歳入歳出決算認定についてから議案第106号 平成17年度桜川市大和水道事業会計歳入歳出決算認定についてまで10案を委員長の報告のとおり認定することに決定されました。
                                           
〇日程の追加
〇議長(小林正紀君) 続きまして、議員提出議案第6号 飲酒運転撲滅に関する決議及び市長より議案第107号 助役の選任についてが提出されました。
 ここで暫時休憩いたします。
          休 憩  (午後 2時45分)
                                           
          再 開  (午後 3時30分)
〇議長(小林正紀君) 再開いたします。
 休憩中に開いた議会運営委員会の報告を願います。
 議会運営委員長、皆川光吉君。
          〔議会運営委員長(皆川光吉君)登壇〕
〇議会運営委員長(皆川光吉君) 議会運営委員会の会議結果をご報告いたします。
 本日、議員提出議案第6号 飲酒運転撲滅に関する決議及び市長より議案第107号 助役の選任についてが提出されました。
 これを日程に追加し、議員提出議案第6号を追加日程第1、議案第107号を追加日程第2とし、審議いたします。
 以上で報告を終わります。
〇議長(小林正紀君) お諮りいたします。
 ただいま議会運営委員長より報告のあったとおり、議員提出議案第6号 飲酒運転撲滅に関する決議と議案第107号 助役の選任についてを日程に追加し、追加日程第1、第2とし、議題としたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 異議なしと認めます。
 よって、議員提出議案第6号を追加日程第1に、議案第107号を追加日程第2とすることに決定されました。
                                           
〇議員提出議案第6号の上程、説明、質疑、採決
〇議長(小林正紀君) 追加日程第1、議員提出議案第6号 飲酒運転撲滅に関する決議を議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 7番、皆川光吉君。
          〔7番(皆川光吉君)登壇〕
〇7番(皆川光吉君) 飲酒運転撲滅に関する決議。
 交通事故のない安全で安心して暮らせる社会の実現は、市民全ての切実な願いであるとともに、永年の課題でもある。
 しかしながら、飲酒運転による交通事故は、関係機関・団体の努力や飲酒運転の厳罰化等を背景に全国的には減少傾向にあるものの、依然として悪質な飲酒運転による人身事故は後を絶たず、多くの方が交通事故の犠牲者となり、悲しみや苦しみを抱えながらの生活を余儀なくされている。
 こうした悲劇を二度と繰り返さないよう飲酒運転撲滅の決意を新たにする必要がある。
 よって本市議会は、ここに改めて交通安全意識の徹底を強く呼びかけるとともに、関係機関・団体との連携を強化し、市をはじめ市民と一体となって飲酒運転撲滅に向けて取り組むことを決意する。
 以上、決議する。
          平成18年10月27日 桜川市議会
〇議長(小林正紀君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑願います。
          〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 質疑を終わります。
 本件については、討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 異議なしと認め、直ちに採決いたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第6号を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 異議なしと認めます。
 よって、議員提出議案第6号は原案のとおり可決されました。
                                           
〇議案第107号の上程、説明、採決
〇議長(小林正紀君) 追加日程第2、議案第107号 助役の選任についてを議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 助役の選任についてでございますが、桜川市助役に下記の者を選任したいから、地方自治法第162条の規定により議会の同意を求めるものでございます。
 住所が桜川市岩瀬149番地、氏名、山田耕一、昭和23年7月28日生まれでございます。
 提案理由でございますけれども、山田耕一さんは旧岩瀬町の町議会議員を3期務められ、この間地域の発展及び住民福祉の向上に多大な貢献をされました。その後岩瀬町助役に選任され、以来、町民に開かれた行政運営の推進とあわせ、桜川市の合併に尽力され、その行政手腕と温厚誠実な人柄は地域住民の高い評価を得ているところでございます。このたび、山田耕一さんを助役として選任いたしたく、議案を提出させていただきますので、議員各位におかれましては、ご理解の上、ご同意のほどよろしくお願いを申し上げます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
〇議長(小林正紀君) 提案理由の説明が終わりました。
 これから議案第107号 助役の選任について採決をいたします。
 この採決は、無記名投票で行います。
 議場の出入り口を閉めます。
          〔議場閉鎖〕
〇議長(小林正紀君) ただいまの出席議員は26名です。
 次に、立会人を指名します。会議規則第32条第2項の規定により、立会人は、7番、皆川光吉君、8番、増田豊君、9番、潮田新正君を指名します。
 投票用紙を配ります。
          〔書記投票用紙配付〕
〇議長(小林正紀君) 念のために申し上げます。
 投票は単記無記名とします。本案に賛成の方は賛成、反対の方は反対と記載願います。
 投票用紙の配付漏れはありませんか。
          〔「配付漏れなし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 配付漏れなしと認めます。
 投票箱を点検します。
          〔投票箱点検〕
〇議長(小林正紀君) 異状なしと認めます。
 ただいまから投票を行います。
 職員が議席番号と氏名を呼び上げますので、順番に投票願います。
 議会事務局長。
〇議会事務局長(柴山栄一君) 議長の命によりまして、議席番号とお名前を申し上げます。
 投票をお願いしたいと思います。
          〔事務局長点呼、投票〕
〇議長(小林正紀君) 投票漏れはありませんか。
          〔「投票漏れなし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 投票漏れなしと認めます。
 投票を終わります。
 開票を行います。7番、皆川光吉君、8番、増田豊君、9番、潮田新正君、開票の立ち会いを願います。
          〔皆川光吉君、増田 豊君、潮田新正君、立ち会いの上開票〕
〇議長(小林正紀君) 開票の結果を報告します。
 投票総数 25票
  有効投票 24票
  無効投票  1票
 有効投票のうち
  賛成 14票
  反対 10票
 以上のとおりでございます。
 会議規則第73条第2項の規定により、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は否とみなしますが、賛成は14票で賛成多数です。
 したがって、議案第107号は同意することに決定しました。
 議場の出入り口を開きます。
          〔議場開鎖〕
                                           
〇議会運営委員会、議会広報特別委員会の閉会中の継続調査
〇議長(小林正紀君) 続いて、議会運営委員長並びに議会広報特別委員長から会議規則第104条の規定により、お手元に配付いたしましたとおり、閉会中の継続調査の申し出がありました。
 お諮りいたします。各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 異議なしと認めます。
 よって、議会運営委員長並びに議会広報特別委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
                                           
〇執行部あいさつ
〇議長(小林正紀君) 市長より発言を求められておりますので、これを許します。
 中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 平成18年第3回定例議会の閉会に当たり、御礼を兼ねてごあいさつを申し上げます。
 本定例議会は、10月18日から27日までの10日間の会期で開催されましたが、議員各位には連日にわたり慎重にご審議をいただき、心より感謝を申し上げます。おかげをもちまして、ご提案いたしました各案件について、原案どおり議決をいただき、厚く御礼を申し上げます。
 今回の本会議、あるいは各常任委員会、一般質問を通して数々賜りました貴重なご意見、ご要望等につきましても、十分尊重し、検討いたしまして、市政の運営に努力いたす所存であります。議員各位におかれましては、今後ともお体に十分留意され、市政の発展になお一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げまして、ごあいさつといたします。
 本当にありがとうございました。
                                           
〇閉会の宣告
〇議長(小林正紀君) 本定例会に付議されました案件はすべて議了いたしました。
 以上で平成18年第3回桜川市議会定例会を閉会いたします。どうもご苦労さまでございました。
          閉 会  (午後 3時49分)