平成18年第3回(10月)桜川市議会定例会会議録(第2号)

平成18年第3回桜川市議会定例会議事日程(第2号)
                        平成18年10月20日(金)午前10時開議
日程第 1 一般質問                                   
日程第 2 議案第83号 桜川市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例  
日程第 3 議案第84号 市営御領西住宅(2工区)建替工事請負契約について        
日程第 4 議案第85号 桜川市道路線の廃止について                   
日程第 5 議案第86号 桜川市道路線の認定について                   
日程第 6 議案第87号 平成18年度桜川市一般会計補正予算(第4号)          
日程第 7 議案第88号 平成18年度桜川市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)    
日程第 8 議案第89号 平成18年度桜川市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)  
日程第 9 議案第90号 平成18年度桜川市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)   
日程第10 議案第91号 平成18年度桜川市介護保険特別会計補正予算(第2号)      
日程第11 議案第92号 平成18年度桜川市野外趣味活動施設特別会計補正予算(第1号)  
日程第12 議案第93号 平成18年度桜川市岩瀬水道事業会計補正予算(第1号)      
日程第13 議案第94号 平成18年度桜川市真壁水道事業会計補正予算(第2号)      
日程第14 議案第95号 平成18年度桜川市大和水道事業会計補正予算(第1号)      
日程第15 議案第96号 桜川市営県単土地改良事業の施行について             

〇出席議員(26名)
  1番   風  野  和  視  君     2番   勝  田  道  雄  君
  3番   岩  見  正  純  君     4番   小  高  友  徳  君
  5番   中  川  泰  幸  君     6番   鈴  木  政  夫  君
  7番   皆  川  光  吉  君     8番   増  田     豊  君
  9番   潮  田  新  正  君    10番   相  田  一  良  君
 11番   古  川  静  子  君    12番   大  塚  秀  喜  君
 13番   高  田  重  雄  君    14番   小  林  正  紀  君
 15番   増  田  俊  夫  君    16番   鈴  木  好  史  君
 17番   川 那 子  秀  雄  君    18番   萩  原     廣  君
 19番   横  田     衛  君    20番   橋  本  位 知 朗  君
 21番   仙  波  信  綱  君    22番   増  田     昇  君
 23番   塚  本     明  君    24番   上  野  征  一  君
 25番   林     悦  子  君    26番   菊  池  節  子  君

〇欠席議員(なし)

〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
   市     長  中 田   裕 君
   教  育  長  石 川   稔 君
   市 長 公 室 長  飯 嶌 洋 一 君
   総 務 部 長  刈 部 幸 男 君
   市 民 生活部長  川 股 守 安 君
   保 健 福祉部長  中 澤   進 君
   経 済 部 長  山 中 政 雄 君
   建 設 部 長  口 町   久 君
   岩 瀬 支 所 長  細 谷   豊 君
   真 壁 支 所 長  大 場 敏 夫 君
   水 道 局 長  田 口 喜 之 君
   教 育 次 長  飯 島 泰 則 君

〇職務のため出席した者の職氏名
   議 会 事務局長  柴 山 栄 一 君
   議会事務局書記  笠 倉   貞 君
   議会事務局書記  長 堀 イツ子 君
   議会事務局書記  鈴 木 謙 一 君

          開 議  (午前10時00分)
〇開議の宣告
〇議長(小林正紀君) ただいまの出席議員は26名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立しますので、これより本日の会議を開きます。
                                           
〇一般質問
〇議長(小林正紀君) 日程第1、一般質問を行います。
 4番、小高友徳君。
          〔4番(小高友徳君)登壇〕
〇4番(小高友徳君) おはようございます。通告に従いまして、議員改選から初回の決算議会での一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
 最初に、1点目の県道整備状況につきましては、当初着工計画から約10年がおくれる今日となっております。整備の内容においても、県事業から取りつけ道路の整備方針も変更となり、市道整備事業と同様の様態を示している現状に伺います。
 我々地元住民は、朝日トンネル計画の採択も耳にし、今後の県道整備事業の方針を市長にお聞きし、担当部長においては、石岡筑西線の全体の整備計画や、上曽トンネル整備年次計画について質問いたします。
 2点目といたしましては、観光ルート開発についてであります。第二常磐線の開通や県南地域での人口増加により、筑波山周辺の旅館や観光施設が大変なにぎわいを見せる現状にありますが、こうした観光客の動線をとらえ、今後のまちづくりにおいて観光開発をどのように考えているのかご質問いたすとともに、今、桜川市の南端に位置するつくし湖周辺においては、路上駐車によるキャンプやミカン狩りシーズンでのバスの路上駐車が見受けられ、地元の交通に支障を来す現状にあります。このような地域での今後の対応についてお聞きします。並びに過年に県営ユースホステルが廃止となり、今、真壁地域の野外趣味活動施設として愛着された高原キャンプ場の運営並びにキャンプ場を取り巻く裏筑波地域での観光面での開発計画について質問をいたします。
 3点目につきましては、通学の整備についてご質問します。岩瀬地域においては、小学校単位においてスクールバスの運行が実施されている状況でありますが、学童の学校までの距離、バスの利用状況等を教育長にお伺いし、桜川市全体の今後の遠距離地域での安全な通学等の計画方針をお答えいただきたいと思います。
 以上、3点についてご質問いたしますが、答弁の内容によりましては、再質問いたしますので、よろしくお願いをいたします。
〇議長(小林正紀君) 小高友徳君の質問に対する答弁を願います。
 中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) おはようございます。小高議員の上曽トンネル事業につきましてお答えを申し上げたいと思います。
 この上曽トンネル事業は、長年にわたる桜川市、石岡市の懸案事項でありました。平成2年から基礎調査、平成6年から概略設計に入り、引き続き路線測量、地質調査、環境調査等を行いながら、事業進捗に合わせ、地元説明会を行ってまいりました。平成13年には、旧真壁町の委託事業として、県施工による桜川市側の取りつけ道路工事に着工いたしました。その後、用地取得を重点に事業を進めてまいり、本年度には残っておりました1名の同意を得ることができ、桜川市側の用地取得は完了する予定でございます。そして、来年度より本格的に取りつけ道路工事に入る予定でございます。また、上曽トンネルの石岡市側の取りつけ工事につきましては、用地取得は進捗率約50%となっております。いずれにいたしましても、この事業を桜川市の重点事業の一つと位置づけ、取りつけ道路工事を早期に完成させ、県事業として本体工事に入れますよう今後とも関係市と連携しつつ、皆様のご協力を賜りながら、要望、陳情を行ってまいりたいと考えております。
〇議長(小林正紀君) 続きまして、口町建設部長。
          〔建設部長(口町 久君)登壇〕
〇建設部長(口町 久君) 小高議員さんの質問の石岡筑西線整備計画についてお答えをいたします。
 ご存じのように、石岡筑西線は、石岡市と筑西市を結んで、常磐道を介し、首都圏との交流の活性化、空の玄関口としての百里飛行場への連絡等重要な役割を担う基幹道路でございます。現在は石岡筑西線の一部である上曽トンネル整備に重点を置いております。現道につきましては、維持補修等で対応している状況でございます。そのほかの地区における整備計画がないのが現状でございます。しかし、道路整備は安全・安心に通行できることを念頭に置かなければならないと考えております。市民の皆様より要望や陳情等があった際には、関係機関と協議対応してまいる所存でございます。
〇議長(小林正紀君) 山中経済部長。
          〔経済部長(山中政雄君)登壇〕
〇経済部長(山中政雄君) 小高議員のご質問にお答え申し上げます。
 一つ目の桜川市の観光開発の状況及び計画についての中で、観光ルートをどのように考えているのかというご質問でございますが、昨年度の茨城県内の観光客数は、前年比2.8%増の4,426万人という数字が出ているわけでございます。議員の申すとおり、つくば市においては、昨年8月に開業しましたつくばエクスプレスの効果もありまして、県内市町村第1位となる401万人の観光客が訪れたという結果が出ております。特に筑波山においては、TXの開通によりまして、首都圏より身近な観光地となり、大きな経済波及効果があったものと見られます。しかし、桜川市においては、残念ながら観光客が特別伸びたというわけでなく、現時点においてはTX開通の恩恵を特別受けているという事実は見受けられないのが現状でございます。
 そのような中で、現在観光客誘致に対し、筑波山を中心とした5市、要するにつくば市、土浦市、かすみがうら市、石岡市、桜川市によりまして、筑波ブロック広域観光連絡協議会、さらにつくば周辺地域交流活性化実行委員会が設置されており、こうした中で既存の観光資源や新たな地域観光資源の掘り起こしを行うとともに、筑波山周辺地域の周遊ルートの構築と交流拡大に向け現在検討を進めているところでございます。現在10月14日から11月26日までの土・日、祝日、16日間の期間限定ではありますけれども、つくば周遊巡回バスを試行運転しているということでございます。今後の観光ルートの開発といたしましては、桜川市の観光資源を生かしたどうしてもルートの開設とか、PRはもちろんでありますけれども、やっぱり近隣市町村との観光ルートの構築も大切であるというように考えておりますので、そういう協議会との連携のもと、周遊的な観光を目指していければと考えております。
 2点目の質問でございますけれども、つくし湖周辺における地元交通の支障と今後の対応ということでございますが、確かにミカン狩りのシーズンともなりますと、多くの方が訪れ、地元の方の交通に支障を来しているということはわかっております。一つの要因として、路上駐車につきましては、どうしてもミカン園までの道路の構造上の問題、要するに直接ミカン園まで進入できないというような問題が一番のネックなように考えておりますので、今後その辺を十分に協議しながら検討したいというように考えております。
 3番目の筑波高原キャンプ場の計画についてというご質問でございますけれども、筑波高原キャンプ場は、議員もご承知と思いますけれども、昭和41年5月に開設されて、開設後40年という長い年月がたっております。施設といたしましては、ケビンが3棟、ロッジが2棟、バンガローが10棟、管理棟1棟、炊事場、トイレ3棟のほか4カ所のテントサイトというものがありまして、300名ぐらいが収容可能というようになっております。しかし、平成7年に建設されたケビンが一番新しい建物でありまして、そのほかのほとんどの施設が昭和50年代に建設されたわけでありまして、かなり老朽化が進んでいるというのが現状であります。今後の維持管理を考えていくと、多大な修繕費の支出が必要になってくるものと思われます。
 利用状況としましては、平成4年に年間6,000人近い利用者がありましたけれども、平成4年をピークにその後減少する一方で、昨年度の利用者は2,000人以下になってしまったというようなのが現状であります。また、そのキャンプ場敷地の全部が国からの借り上げということでありまして、借地料として年間130万円近い金額を支払っているということもあり、維持管理や運営経費を考えると、かなり大きな支出になっているということが現状であります。
 そうした現状の中で、利用者の趣向の変化があらわれているわけでございます。要は手軽に車を使って楽しむことのできるオートキャンプ場とかアウトドア趣向に走っているわけでございますけれども、筑波高原キャンプ場については、先ほど申し上げました老朽化の問題もあり、若干危険的な施設もありますので、そういう施設を取り壊しながら、規模を徐々に縮小との選択肢も考えていかなければならないのかなと考えております。
 今後につきましては、裏筑波地域での観光面でのあり方といたしましては、新たな現在設定されております関東ふれあいの道や羽鳥古道、その他ハイキングコース等を生かしながら、その他の観光資源と組み合わせた中で、新たな観光対策、観光客誘致ということを図っていかなければならないのかなというように考えております。
 以上です。
〇議長(小林正紀君) 続きまして、石川教育長。
          〔教育長(石川 稔君)登壇〕
〇教育長(石川 稔君) 小高議員さんにお答えをいたします。
 通学バスの状況についてのご質問でございますが、通学バスは、登下校時の安全確保が保たれていると考えられます。現在岩瀬地区において分校廃止に伴い、3小学校を運行しております。また、紫尾小学校の酒寄地区も岩瀬と同様、分校廃止に伴い、関東鉄道自動車株式会社の路線バス利用により通学をしております。議員質問の通学距離は、4キロメートル以上の学校は、坂戸小学校区で上野原地新田6.5キロメートル、南飯田小学校区で山口4.8キロメートル、真壁小学校区の源法寺4キロメートル、紫尾小学校の酒寄地区4キロメートルとなっております。各学校内において集団による登下校をしております。危険箇所、交通量の多いところ、暗く人通りが少ないところを児童生徒、教諭及び保護者とともに学区内を歩き、安全マップを作成し、地域のボランティアの方々の見守りをいただいております。
 以上でございます。
〇議長(小林正紀君) 再質問があれば。
 4番、小高君。
〇4番(小高友徳君) 再度3点について質問いたします。
 1点目に、まず旧真壁町においては、道路整備期成同盟会や県との調整により、以前から早急なトンネル整備事業の推進を図ってまいりましたが、県財政の縮減の中で、着工年次のおくれが続き、近年においては、市道整備補助事業の中で、取りつけ道路の工事が行われる現状にあります。市の財政負担をなくし、早急な県事業としての取りつけ道路整備の要望と、トンネル本体工事着工を要望することが市長としての責任であると考えますが、市長としてのお考えをお聞きします。
 2点目の観光ルートですが、まず私と風野議員さんの出身地でもあります紫尾地区は、自然環境豊かな地域として、つくし湖や観光ミカン園、また県指定文化財になっている薬王院などの集客施設があり、今後の整備方針によっては、観光客の増加もうかがえる状況にありますが、道路や駐車場の未整備により、地域の発展を阻害しております。このような状況を勘案すると、観光開発に向け市道、林道、駐車場、環境整備といった多岐にわたる事業計画が必要なことと思います。桜川市としてのこの地域の整備計画の位置づけの考えをお聞きしたいと思います。
 3点目、酒寄地区は、分校廃止後、関東鉄道によるバス通学において2学年までの2分の1の通学補助を受けておりますが、3学年からは全額個人負担となっております。今後においては、このような地域間での負担矛盾をなくすことが必要なことであると考えますが、教育長としてのお考えをお伺いいたします。
〇議長(小林正紀君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 先ほども申し上げたように、上曽トンネルの整備というのは、旧真壁町の時代から重要案件として取り組んできた事業でございます。長年の懸案であった地権者の同意もことし取りつけることができます。これから事業を進捗させるには、まず我々ができることはしっかりとやっていきたいと思いますけれども、いかんせん、石岡市内については、なかなか用地取得が進んでいないというのが現況でございます。これら何度か石岡市の方とも協議をしてまいりました。県の方にも強く要望をしておりまして、知事も一般質問の答弁で、やるというお話をしておるわけでございますので、ぜひやっていただきたいというお話をしましたし、土木部長にも、ことしの2月には来ていただきまして、その旨をよく説明をしております。これからもそういうものを踏まえて、何度も何度も足を運んで県の方にお願いをしていく。我々市としてできることは最大限早急に進めてまいりたいと、かように思っております。
 以上でございます。
〇議長(小林正紀君) 山中経済部長。
〇経済部長(山中政雄君) 小高議員の再質問にお答え申し上げます。
 小高議員がおっしゃっているとおり、つくし湖周辺には緑豊かな自然環境が多く今も残されております。また、9軒の観光ミカン園がありまして、さらに椎尾山薬王院には、三重塔や薬師如来座像、スダジイ樹叢等が県指定文化財に指定されており、桜川市の重要な観光資源である地区の一つと認識しております。観光開発に向けた市道、林道、駐車場、環境整備の計画ということでございますけれども、平成元年から2年にかけまして、ふるさとの森整備事業で森林整備と遊歩道、平成3年度には特産品直売所ということで、つくし亭、平成14年から16年にかけましては、棚田整備事業で農業用排水とか農道整備、トイレ整備事業を行って、昨年度につきましては、交流広場あずまややパーコラ、要するにフジ棚でございます。それで、さらにはボランティア団体によりまして、桜の植栽等を行ってきております。現在、薬王院を抜けるミカン園までの平野林道が継続事業として整備中でありますが、その他の整備計画につきましては、場所によっては、水資源公団との協議とか、そういうことも必要になりますので、現状をよく把握しながら、地元の人とか、協議会とか、そういう方との協議により総合的に今後は検討していくべきと考えております。
 以上です。
〇議長(小林正紀君) 石川教育長。
〇教育長(石川 稔君) 議員ご指摘のように、酒寄地区の児童には、分校廃止により2学年までの児童に路線バス利用料金として2分の1の補助を行っておりますが、今後関係課とも協議をして、ご指摘の負担格差について検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(小林正紀君) 4番、小高君。
〇4番(小高友徳君) 再質問でのご回答をいただき、まことにありがとうございます。
 今回の一般質問につきましては、旧真壁町が抱いてきました長年の懸念を質問したわけですが、まとめをしながら、今後における要望を行っていきたいと考えております。
 1点目の県道整備の状況につきましては、建設部長より重要な役目を担う基幹道路とのご答弁、また上曽トンネル整備計画につきましては、市長から早期完成を図るとの言葉をいただき、非常に安心いたしましたが、石岡市が用地取得率50%ということについては、当市よりの強い働きかけを要望するととともに、現道の移管につきましては、桜川市財政への圧迫を減少させる考えから、全線整備後による移管を強く要望していただきたいと考えます。
 2点目の観光ルートの開発につきましては、経済部長の答弁の中で、つくば市等からの波及効果が少ない現状であり、現存するつくし湖周辺の環境整備や観光ミカン園等の観光客の受け入れ等の状況において、全体を包含させたような計画がなく、指定文化財である薬王院等も宝の持ち腐れ状態であります。早急な実施計画を策定することを要望いたします。
 また、筑波高原キャンプ場の計画につきましては、施設の老朽化や土地の借上料については、大きな悩みであるとの回答でありますけれども、関東ふれあい道路や羽鳥古道、その他ハイキングコースを生かすためには、キャンプ場施設が廃止、移管ともなると、ユースホステルがない今日においては、筑波山頂のみが集客施設の拠点となり、交通に便利な野外趣味活動の拠点がなくなることが懸念されます。このため、風光明媚なこの地域を生かした施設の再利用を図っていただく検討を要望いたします。
 3点目のバス通学の整備についてでありますが、教育長からの前向きな答弁いただきまして、ありがとうございます。地域間の格差の矛盾につきましては、一日も早い解決をお願いしたいと思います。
 以上、要望を加え、一般質問のまとめをいたしましたが、最後に、中田市長におかれましては、全国の観光開発の目玉は、常に南の玄関口にあるとお考えをいただき、桜川市全体の観光開発構想の策定を強く要望して、一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
〇議長(小林正紀君) これで小高友徳君の一般質問を終わります。
 続いて、26番、菊池節子君。
          〔26番(菊池節子君)登壇〕
〇26番(菊池節子君) 通告に基づきまして、私、共産党の菊池節子の一般質問をいたします。
 4点ございます。4項目。
 まず最初に、イノシシ対策について。今回の選挙で桜川市全域を歩いてみました。その中で、特に岩瀬地区の大泉から今泉、飯渕、入野、門毛、大月、山口方面の方から、イノシシ対策を強めてほしいという声を聞きました。大泉のある家では、庭先までイノシシが来ており、怖くて庭の草むしりさえできないというお話をおばさんから聞きました。私も実際イノシシが踏み荒らした現場を見てまいりました。また、大泉地区の別のところでは、ユリの球根がごっそり食べられてしまったという被害現場を見てまいりました。イノシシの被害が多発しているということは、市役所当局でも認識していると思います。根本的な対策をとる必要があると思います。
 そこで、まず基本的な事実関係を質問したいと思います。一つ、イノシシはふえているのか。えさ等の不足により、民家近くまで来るようになったのか。まず、事実関係の確認ですが、イノシシ全体の頭数がふえていると考えていいのか、それともイノシシのいる地域の環境が悪くなり、イノシシが民家近くにもえさを求めておりてきていると考えた方がいいのでしょうか。大泉では、山の裏側の、つまり栃木県二宮町の方の開発が進み、イノシシのすむ場所が減っているためではないかという声も出ております。また、飯渕では、昔は、少なくとも10年前まではこの近辺にはイノシシは出なかった。それまでのイノシシが出る場所といえば、筑波山、加波山付近の山深いところが多かった。飯渕近辺までイノシシが出るようになったのは、ここ最近のことであるから、このイノシシの頭数そのものがふえているのではないかという声を聞いてまいりました。イノシシの捕獲頭数から見て、そのあたりをどのように認識しておられるのでしょうか。
 二つ目に、イノシシを減らす対策をどのようにしているのか。イノシシの被害が多くなり、市でもいろいろ対策をとっておられますが、具体的なその内容と成果についてお答え願いたいと思います。何回くらいわなを仕掛けるなどの行動をしておられるのか、また何人くらいの方が銃を持ってイノシシ狩りに出かけるのか、捕獲されたイノシシの数はこの10年の変化はどのようになっているのか。
 三つ目に、対策をとっても、なかなかこのイノシシが減らない現状にどう対処するのか。市が具体的な対策をとっておられますが、実際はなかなかイノシシ被害がなくならない。その一方、猟銃を扱える方が高齢化する、また減っている。このままではこのイノシシを捕獲することさえ難しくなっていくのではないかと心配いたしております。イノシシが減らない原因の一つとして、猟区の問題があると思うのですが、私も今まで誤解していたのです。猟区、いわゆる積極的に狩猟ができる猟場だと思っておりました。市の条例を見ますと、大ざっぱに言いますと、笠間市境の山口から二宮町、真岡市境の大泉にかけて堤上、富谷山周辺というか、桜川市の要するに北側、栃木県境までが猟区になっているわけです。猟区があるのは、今、全国で13県、33カ所となっていて、茨城県では、旧緒川村と旧岩瀬町の2カ所となっております。その後、滋賀県の旧水口町は、猟区を廃止したので、全国では32カ所ということになっているそうです。滋賀県甲賀市水口地区が猟区を廃止した理由は、有害鳥獣による食害問題等の増加により廃止の傾向にあるからと述べております。私は猟区があった方が有害鳥獣が減るのではないかと思っていたのですが、それは逆で、猟区をなくして、一般猟場(専門家の間では乱場というのだそうですが、)にした方がハンターの出入りも制限されることなく、イノシシを減らすためにも効果があると言うのです。茨城県には旧緒川村、今の常陸大宮市ですが、旧岩瀬町にしか猟区はございません。結城市は全域が猟銃禁止区域となっております。古河市は、これも旧古河市ですが、全域乱場、つまり一般猟場となっています。お隣のつくば市にも一般猟場はあるわけです。一般猟場というのは、猟区やそのほか(鳥獣保護区、銃猟禁止区域)以外の猟場であり、狩猟期間内、毎年11月15日から翌年の2月末日まで、平日、土・日、祝日を問わず、無料で入猟できる、また一般猟場は猟区設定区域に比べ、ハンターの入猟制限がないため、農作物等の被害を及ぼすシカ、イノシシ等の狩猟鳥獣の捕獲が活発化し、被害が縮小する傾向にあると言われております。
 四つ目に、岩瀬の猟区を廃止して、一般猟場にした方がイノシシの捕獲も進むのではないかということなのですけれども、猟区に住んでおられる方の話によりますと、猟区がイノシシの繁殖場になっていると言うのです。猟区に入ってきて猟を楽しむのは、つまりお金を払って猟を楽しむのは、都会から来る人が中心でありまして、その猟の対象もキジなどの鳥だそうであります。お金を払って猟区に入って、イノシシを撃とうという人はいないとのことであります。それを知っているイノシシにとっては、猟区が絶好のすみかとなり、繁殖場となっているとのことです。この猟区をなくせば、いつでも地元の人もお金を出すことなく猟ができ、イノシシ退治もできるのではないかということです。今後狩猟をやる方はますます高齢化し、また少なくなっていくことが心配されております。全国的にも猟区廃止の傾向にあるそうです。桜川市でも猟区を廃止して、本格的にイノシシ対策をとる必要があると思うのですが、その見解を伺いたいと思います。
 次に、水道料金をどう統一するかということでご質問申し上げます。私、6月議会でもこの問題を取り上げましたが、時期が早いということで、市長からの答弁はいただけませんでした。9月の市議会議員選挙におきましても、岩瀬地区では大きな関心が持たれ、市議選挙の一つの争点ともなりました。水道料金の全国平均は、1カ月20トン使用として2カ月ごとに集金することに一応なっております。2カ月40トンの使用で全国平均では約6,000円です。茨城県は全体的に高い方に属しますが、筑西市では7,480円、つくば市では4,620円です。笠間市は9,135円となっております。ところが、真壁地区1万1,280円、岩瀬地区1万290円、大和地区において1万80円と、どの地域も1万円を超える金額となっています。土浦市や守谷市では、住民の要望もあり、基本料金が値下げされたと聞いております。水道局の経営努力で、もっと全体的に低い額に抑えることができないのでしょうか。平成19年度には3地区の水道料金が統一されるわけですが、ぜひ全体的に低い料金で統一していただきたい。来年度の統一料金がどのようになるのか、答弁をお願いいたします。
 次に、3点目に、レストハウス「みかげ」の経営状況と今後のあり方についてご質問いたします。昨年12月の最初の定例議会で私はこのレストハウス「みかげ」の問題を取り上げました。昭和50年の開設以降30年間の利用者と収入金額の一覧表をいただきまして、分析してみました。この30年間の累積赤字が4億円を超えています。年平均すると1,300万円の赤字になります。レストハウス「みかげ」が一番繁盛した時期は昭和57年で、約2万人が利用しています。これをピークに減少を続け、平成12年には半分の1万人の利用者になっております。昨年度の決算でも、やはり1,000万円くらいの赤字が出ると聞いております。私はことしの9月に桜井の伝正寺に行き、桜井館の方ともお話ししてまいりました。テニスコートなどの野外趣味活動の施設などをどのようにしていくか検討が必要だと思いますが、市のような自治体がレストランを経営する必要は理解できません。これはもうちょうど30年たって見直しという時期に来ているのではないかと私考えております。レストハウス「みかげ」の廃止も視野に入れた検討が必要な時期に来ていると思います。市長の見解を伺いたいと思います。
 次に、近隣図書館とのネットワーク化について、本来なら桜川市でも笠間市の図書館や筑西市のような本格的図書館を望みたいところでありますが、しかし、合併したばかりであり、大和中学校の建てかえや東中、西中の耐震化工事など多くの課題を控えておりますので、この要望は時期を見てからということにいたします。しかし、桜川市民の中にも、本格的図書館建設を望む文化的要求は強いものがあります。笠間図書館に行きましても、桜川市民の方々もかなり利用しているという話を聞いております。
 そこで、今ある岩瀬、真壁、大和の図書室をもっと有効活用する方法として、近隣図書館とのネットワーク化をしてはいかがかと提案して、検討していただきたいと思います。新笠間市には、本格的な図書館として、笠間図書館と友部図書館の二つがあります。どちらも蔵書数は10万冊を超えております。笠間図書館は13万冊、友部図書館には22万冊を超えております。ところが、岩間図書館は3万冊以下という状況であります。そこで、岩間地区住民の中から友部や笠間図書館の本を借りられるようにしてほしいという声が出ているそうであります。もちろん友部や笠間へ直接出向けば借りられるのですが、岩間図書館で笠間図書館の本を借りることができるようにしてほしいとの声もあり、今ネットワーク化を検討しているところだそうであります。もしこれが実現できれば、技術的には桜川市の図書室からもネットワーク化は可能ではないかと思います。幸い、近隣には笠間だけでなく、筑西市にも明野図書館、下館図書館、今現在では中央図書館と呼んでおるそうですが、などすばらしい図書館がございます。さらには水戸市の県立中央図書館でも、蔵書の貸し出しはやっております。財政的に厳しい中、今すぐ箱物として新しい図書館をつくるのは難しいと思います。そこで、図書館の充実を図るためには、図書館にスタッフを充実させ、水戸市の県立図書館を初め近隣図書館とのネットワーク化を進めることにより、桜川市民の文化要求にこたえることができると思うのです。ぜひこの課題を検討、研究していただきたいと思うのですが、その見解を伺いたいと思います。
 答えによって、再質問させていただきます。
〇議長(小林正紀君) 菊池節子君の質問に対する答弁を願います。
 中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 菊池議員さんのレストハウス「みかげ」に関しましてお答えをさせていただきたいと思います。
 合併後、12月の第1回定例会におきまして、経営に至ったいきさつ、役割、今後のあり方等につきましてご質問をいただいたわけでございますが、財政上大変厳しい状況でございます。状況を見ながら、どのような方向にしていくか考えていきたいとの答弁を担当部長が申し上げたと思います。確かに「みかげ」の運営につきましては、議員のご質問のとおり、一般財源からの繰入金による赤字補てんをしている状況が続いているわけでございます。平成17年度におきましても、1,120万3,000円の繰り入れがなされておる次第でございます。レストハウス「みかげ」の運営等につきましては、レストハウスみかげ運営協議会設置要項が定められており、議会代表、利用者代表、行政代表で構成された協議会委員の皆様に管理運営等についてご協議をいただいているところでございます。
 過日の協議会の開催の内容の報告も受けておりますが、委員の皆様からのご意見といたしましては、運営の委託、売却、廃止にしてはといった意見や、施設としての景観、雰囲気は大変すばらしいところであり、別な施設として利用はどうかといった意見、また祝い事や法事等利用するお客様も多く、100人が入れる会場は、真壁地区にはほかにないといった数々の意見をいただいておるところでございます。いずれにせよ、やはり財政負担というものを考えた場合に、審議会等でよく議論をしていただき、指定管理者制度等を導入するか否か、あるいは菊池議員が言ったように、どういうふうに、廃止をした方がいいのかというようなこともやはり活発なもう少しご議論をしていただいて、決断をしてまいりたいと考えておりますので、もう少しご猶予をいただくことをお願いして、答弁とさせていただきます。
〇議長(小林正紀君) 続きまして、山中経済部長。
          〔経済部長(山中政雄君)登壇〕
〇経済部長(山中政雄君) お答え申し上げます。
 菊池議員のご質問にございましたように、近年、全国的にクマやイノシシを初めとする動物等が山からおりてきて、ふもとの農家等の農作物に対する被害が発生しておりますことは、マスコミ等の報道もありまして、私も認識しているところでございます。そして、桜川市においても、イノシシによる農作物の被害の現場も見ておりますので、被害状況は十分認識しております。それに現に役所にも被害に対しての電話等がかなりあります。
 そういう中で、特に最近は山ろくだけでなく、農家の庭先まで出没するということも現実には見ておりませんけれども、聞いております。イノシシがふえているという要因ですけれども、幾つかの要因があると思いますけれども、自然環境の変化、人間による開発行為等により、少しずつではあるでしょうけれども、食べ物等が減少しているのが一番の大きな要因ではないかなというように考えるし、そういうことも言われております。この点につきましては、桜川市においても、自然豊かな里山を含めまして、国有林、民有林を含めて約7,475ヘクタールを所有しているわけでございます。そこの面積は、笠間市の山林面積よりも広い面積でありまして、当然議員がご指摘されますように、イノシシや、場合によってはハクビシン等による農作物への被害が発生しており、農家の方々は大変深刻な問題であると思います。
 市としての対策といたしましては、農林課においてイノシシの被害防止対策の一環として、桜川市猟友会の方々の全面協力のもと、わなを仕掛けて、今その捕獲に向けて年2回捕獲事業を行っているところでございます。実績ということでございますけれども、ことしは6月の18日から7月の17日まで30日間捕獲隊員として33名の方が30頭を捕獲しております。また、もう一回目の8月20日から9月10日まで22日間でありましたけれども、捕獲隊員25名で30頭の捕獲をしているということでございます。しかし、議員ご指摘のように、有害鳥獣捕獲を依頼しております桜川市の猟友会の方々も高齢化の傾向にありまして、後継者の問題は今後の課題となっていることは事実でございます。
 先ほど県内のイノシシの捕獲状況ということでございましたけれども、平成11年が731頭、平成12年が927頭、平成13年が1,236頭、間飛びますけれども、平成15年が1,327頭、昨年の17年は1,940頭に上りまして、ご指摘のように年々イノシシも増加の傾向にあり、被害が深刻になっているということでございます。それで、県でも捕獲のために追加補助金を出して対応しているというのが現在の状況であります。
 また、農作物が被害に遭われている農家の方には、自己防衛的な意味合いからも、桜川市山ろくに出没するイノシシからの作物の被害を未然に防ぐため、田畑へのトタンさくとか電気さくを設置しており、これもかなりの効果があるというように思っております。この事業につきましては、市の単独補助事業でありまして、ご承知と思いますけれども、トタンの防護さくで限度額が2万円、電気さくで3万円の補助金を出しているわけでございます。平成17年で79件、平成18年は現在までで41件ということで、計120件の申請が出ております。
 それに、猟区と乱場の問題が指摘されておりましたけれども、言葉の意味につきましては、議員が解釈しているそのものずばりでございます。その中で、猟区については、2種類ありまして、捕獲調整猟区というのがあります。これはキジとかシカ、イノシシが主な獲物ということ、それに放鳥猟区というものがありまして、主な獲物はキジとかヤマドリ、鳥が獲物となっております。乱場については、ハンターの入場制限がないために、確かにシカ、イノシシ等の捕獲が活発化し、被害が縮小する傾向があるということはあるようでございます。ただし、猟区の解除につきましては、いろんな角度から検討が必要であり、これについては今どうのこうのというより、今後の課題になるのかなというようには考えております。
 また、近隣市町村との連携もしくはこの合同捕獲についてはどうかといいますと、現在笠間市、城里町、常陸大宮市、大子町を初め、栃木県の益子町、茂木町等々と茨城県と栃木県の鳥獣防止広域対策会議を今、県の環境政策課が主催で、有害鳥獣捕獲期間の一斉実施期間の設置等についてということで、要するに一斉にやりましょうと、逃げられないように一斉にやりましょうというようなことで開催を近々するということで予定になっているそうです。今後においては、広域的に連携をとりながら、今申し上げましたように、捕獲期間の一斉実施ということも視野に入れなければならない事業になっていくのかなというようには考えております。
 以上のように、桜川市としては、今申し上げましたように、自己防衛等からと、市の猟友会の方の2方面からの被害防止対策の事業を推進していまして、イノシシからの被害を最小限に抑えるべく対策に取り組んでいるというのが実情であります。今後におきましても、関係機関と連携しながら、イノシシの捕獲等の対策をとっていきまして、農家の方の努力の結果を、汗を汗で終わらせないためにも努力していきたいというように考えております。
 以上です。
〇議長(小林正紀君) 続きまして、田口水道局長。
          〔水道局長(田口喜之君)登壇〕
〇水道局長(田口喜之君) 菊池議員のご質問、水道料金の統一についてにお答えします。
 6月議会以後の経過につきましては、8月1日に審議会を開催しまして、桜川市水道事業の給水区域、給水人口及び給水量について、それと水道料金の体系について審議していただきました。給水区域に関しましては、桜川市全域を給水区域としまして、給水人口につきましては、国立社会保障人口問題研究所が推計しました将来人口を採用し、給水量につきましては、平成32年度までの給水需要の予測をいたしております。料金体系につきましては、口径が大きいほど施設整備に要する費用がかかっているという点、また口径が大きいほど便利なサービスが受けられる点、また現在では口径別料金体系が主流となっており、国の諮問機関である生活環境審議会において、料金は給水管の口径別に分類することがより合理的であるという答申がなされていることなどから、口径別従量料金体系で進めていくということで合意をいただいております。料金的には、生活用水が基礎となっており、口径が大きく、使用水量が多い事業所ほど負担が大きくなるという傾向になっております。進捗状況につきましては、次回の審議会で審議していただくため、幾つかの水道料金の案をシミュレーションしまして、現在の水道料金との差はどうなるかといった資料を作成しているところであります。3事業所とも赤字予算、赤字決算という事業内容でありますので、赤字脱却の経営を目指しつつ、幾らかでも利用者の方々に安い料金で安定した水道水の供給ができるよう、できる限りの努力をしてまいりたいと考えております。具体的な内容につきましては、これから審議会で審議していただく予定でありますので、今回は控えさせていただきたいと思います。
 以上で答弁とさせていただきます。
〇議長(小林正紀君) 石川教育長。
          〔教育長(石川 稔君)登壇〕
〇教育長(石川 稔君) 菊池議員さんにお答えをいたします。
 近隣図書館とのネットワーク化についてのご質問でございますが、桜川市に本格的な図書館ができるまで、近隣図書館とネットワーク化をして、スムーズな貸し出しをとのことかと存じますが、議員ご承知のとおり、平成16年4月からインターネットを使って、茨城県立図書館と県内の市町村図書館間のネットワーク化事業が開始され、平成18年3月現在34市町村、43の図書館が運用されておりますが、図書室においての運用はございません。現在の桜川市においては、岩瀬、真壁、大和の中央公民館での図書室の開設となっておりますが、3館のネットワーク化整備等はなく、各公民館内での開設であり、スペースなどの関係等から、蔵書数も平成17年度で約5万2,000冊にも限りがあり、また利用者数も4,554人と人口の約10%弱の利用となっております。このような状況でありますので、利用者に対して、より質の高いサービスや環境づくり等のため、近隣図書館とのネットワーク化も考えられます。
 このような中、近隣市町村においても、合併が進み、図書館、図書室の統合、統一に苦慮されている状況や図書館と図書室間でのサービス内容やシステムの調整等解決すべき問題が多数あると考えられます。今後につきましては、相手方との協議、システム、バーコード等調整の話し合いや協議を行うとともに、茨城県図書館協会、公民館図書室部会などへの提案や関係図書館等のご理解をいただきながら、ネットワーク構築推進を図ってまいりたいと存じますので、ご理解をよろしくお願い申し上げます。
 以上でございます。
〇議長(小林正紀君) 再質問があれば。
 菊池君。
〇26番(菊池節子君) まず、市長にお尋ねいたします。
 レストハウス「みかげ」なのですけれども、やはり合併しまして、新市長になられて、やっぱりこれ何か決断のときではないかというふうに私思うのですけれども、もう30年続けてきて、ずっと赤字が続いているということでは、これからの財政事情が厳しく、今もなっているのですけれども、そういう点ではやっぱり見直していくいい機会ではないかと思うので、決断をぜひして、審議会の方とも協議いたしまして、そういう方向になったらいいなと私は思っているのですけれども、今が一番チャンスだと思います。その点でもう一回ご答弁ください。
 それから、イノシシ対策については、ここ近年本当に被害が出ているのです。それで、なり物ができる収穫時になると、必ず被害が出て、もう大変農家の方は、自分がつくっているものも食べられないという声を聞いております。即全滅させるわけにはいかないと思いますけれども、それの対応がやはりきめ細かくしていくしかないかなというふうに思うのです。そしてあと、この狩猟やる人の高齢化も含めて、これから大変なことになるのかなというふうに考えているのです。桜川市では補助金も出されて対応しているのですけれども、とにかく面積が広いものですから、なかなか手が打ち切れないというのが現実かなと思うのですが、それでも努力はされて、捕獲頭数もかなりふえているので、それに追いつかないくらいまたイノシシもふえているのかなと思うのです。その辺やっぱり今かなり庭先まで来るということは、とてもびっくりしてしまうのです。けがをしたり、そういうことも起こり得るというふうに思うのですけれども、もっといろいろととにかく対策を考えていただきたいというのが私の願いなのです。
 それから、あと、猟区を外すということは考えられないでしょうか。歳入の面で猟をやる、入猟料をとっておられますけれども、その点ではそんなに多額なお金ではないというふうに思っているのですけれども、財政的に大変になるというあれではないと思うので、その辺検討をやっぱりしていただきたいなというふうに思っています。
 それから、あと、水道料金ですけれども、今回もご答弁控えさせていただきますということですけれども、来年の3月には統一されるわけですよね。そうすると、今はまだ煮詰まらないということですか。そして、とにかくこの間の岩瀬地区の人にとりましては、国保税がかなり引き上げられたということで、水道料金もとても心配いたしております、住民の皆さん。そういう点では、私は一番低いところになるような方向で合わせていただきたいなというふうに思っていますので、そのようにお願いしたいと思います。
 それから、図書館の件につきましては、このネットワーク化でちょっと私三つの図書室見てまいりましたけれども、ちょっと狭くて、利用するのにも利用しにくいかなと、そして今は、岩瀬地区の人は笠間図書館、そして大和、真壁地区の人は明野図書館、桜川市も今度長くなりましたので、下館図書館に近い人はそちらへ行ってお借りしているという感じだと思うのです。これがそういうネットワーク化をすれば、かなり利用されるのではないかなというふうに思うのですけれども、その点をご答弁願いたいと思います。
〇議長(小林正紀君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 菊池議員さんにお答えを申し上げたいと思いますが、先ほどもお話を申し上げたように、審議会あるいは委員会等を設置して、いろいろとご議論をしていただく。現在は一応指定管理者制度の導入に向けて準備をしておるところでございます。そういうことで、多くの皆さん方、この審議会の中には、当然議員さんもお入りでございます。その中で議論をまずしていただいて、そのお答えをよく聞かせていただいて、最終的な判断をしてまいりたいと、かように考えます。
 また、水道料金の問題につきましても、私も在任特例で議員さんが2年間やるということで、12月までには審議会の方でご議論をしていただいて、最終的に判断をしようということでございましたけれども、議員さんが解職になりまして、新しい議会がスタートして、委員会のスタッフができたのが10月の3日でございます。これから水道局長の方にもよく議員さんも含めた審議会を早く開いてご議論もしていただいて、結論を出してまいりたいと、かように考えておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。
〇議長(小林正紀君) 石川教育長。
〇教育長(石川 稔君) 図書館間のネットワーク化については、図書館同士が現在はネットワークを使ってやっております。図書室においては、まだ運用はされておりません。それですから、相手方との協議や調整等の話し合いや協議を行って、茨城県の図書館協会、公民館図書室部会などへネットワーク化を提案いたしまして、ネットワーク構築推進を今後図ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
〇議長(小林正紀君) 山中経済部長。
〇経済部長(山中政雄君) イノシシのそのふえているとか、ハンターの高齢化の問題でございますけれども、大変詳細には厳しい状況の中にあると思います。それで、イノシシがまずふえているというのが一番問題なわけでございますけれども、その辺をいろんな書物とか、インターネット等から引いてみましても、要するにイノシシ全体の50%以上まずは捕獲しなければ、次の年ふえてしまうというようなデータがあるそうです。だから、100頭いれば最低でも50頭は捕獲してしまわないと、来年度ふえてしまうと。
 それから、1年に四、五頭は産むのだというようなことですので、かなりの繁殖率になっておりますので、その辺を頭に置いて十分に対応していかなければならないということだと思います。
 それに、先ほども申し上げましたけれども、その猟区の廃止の問題ですけれども、確かに財源的に言えば、そんなに大きい額ではないことは私も認識しております。ただ、猟区には猟区なりのハンターの人たちの危険防止とか、いろんな意味でのルールとか、そういうのが守られていまして、猟区を逆に設けておいたのが、むやみやたらに撃っているということでなく、指導もできるので、危険防止のようなためから見れば当然いいというようなこともあります。それにどのくらいの効果があるかはちょっとわかりかねますけれども、そこに訪れる方が身近で例えばガソリンスタンドとか、雑貨店とか、そういうことでの何がしかの経済効果もあることも事実でございます。それに、それを楽しんでやっているという人の意見といいますか、考え方もまるっきり無視することもできないのではないかなというようにも考えております。
 ただ、確かにそこを乱場にしてしまったのが、先ほども申し上げましたように、効果はあるというような話も出ているということも事実でございますので、その辺のことをもう少し私たちにも勉強させてもらったり、協議させてもらったりしてからの結論にさせていただきたいと思いますので、ご理解願いたいと思います。
〇議長(小林正紀君) 26番、菊池君。
〇26番(菊池節子君) 市長にもう一度お伺いいたします。
 今、指定管理者制度、継続する、廃止する、選択肢ってそういう方向かなと、三つの点かなと思うのですけれども、継続してきた、努力してきた結果があるのですけれども、それで指定管理者制度、もしそういうものでできるのであれば、これから公募するのだと思うのですけれども、継続では、もう無理ですよね。はっきり申し上げまして、もう赤字をどんどん累積していくだけだと思います。その辺の決断一つお願いしたいことと、あとはイノシシ対策については、近隣の市町村と一斉の捕獲をやることで、撃退できる、捕獲できることを期待したいと思います。
 以上です。市長、もう一回だけ済みません。ご答弁願います。
〇議長(小林正紀君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 先ほどもお話し申し上げたように、指定管理者に向けて今準備は進めております。私としても赤字経営をいつまでも続けていくということに対しては、非常に強い思いがございます。そういう面で、もう少し議論をしていただいて、最終的な結論を出してまいりたいと思います。
 以上でございます。
〇議長(小林正紀君) これで菊池節子君の一般質問を終わります。
 暫時休憩いたします。
          休 憩  (午前11時10分)
                                           
          再 開  (午前11時20分)
〇議長(小林正紀君) 再開いたします。
 続いて、25番、林悦子君。
          〔25番(林 悦子君)登壇〕
〇25番(林 悦子君) 25番、通告に従い、ご質問をいたします。
 まず、教育委員会に対しての質問を1点だけ今回はさせていただきます。教育委員会は、耐震度等の対応もしなくてはならないし、それから公民館、大和中学校等大型のハード建築予算の方をこれから食われるというのが予定としてメジロ押しですので、大変に全体の予算の中でも、お金をこれから使っていかなければならないところだと思います。
 そういった中で、今回質問しましたら、いろいろな書類をいただきましたが、こういうこれはライオンズクラブからいただいた封筒です。それから、これは下館青年会議所、JCの封筒です。こういったさしさわりのない方からいただいた封筒で、書類等を私の方に渡してくださいまして、やはり大型予算を食っているということで、大変節約をするところはしなくてはならないという気持ちがあってやっていらっしゃるところだということはよくわかっております。
 そういった中で、今回は小中学校の備品についての質問をさせていただきますが、小中学校の予算というのは、学校管理費と学校振興費のこの二つしかないわけでございます。人件費等がほとんどでございますから、その中で、あと委託料、備品という細かいものなのですけれども、この今年度の予算書の130ページから135ページに至る小中学校の予算の項目の中に、学校管理用備品はもちろんのこと、教育振興費に係る教育教材備品購入費という内訳の計上がございません。これは予算づけがないゼロ円ということなのか、それともどこか別のところに項目が移動したのか。旧町村の予算書を見てまいりました。全部30年も20年もの分は見られませんが、ピックアップして見てまいりました。岩瀬町では、必ずこの教育振興費、小中学校とも。その18節ですか、備品購入費のところに教育用教材備品購入費として岩瀬町では計上があります。真壁町では、教育用備品購入費として計上があります。大和村では、教材用備品購入費として、いずれにしても学習教材の備品購入費の計上があります。これは、この予算書が意味することは、本年度は桜川市の小中学校では、学習用の教材を一切買わないと、ゼロ円計上ということを意味するのですが、そう理解してよろしいでしょうか。
 私はちょっとこれは何かの間違いではないかと、どうしてこうなってしまったのかなと、ちょっとにわかに信じがたくて、いささか頭をひねったのですが、何かきっと行き違いとか、言葉が足りなかったとかいうことの結果、こういうふうになったのだろうと。わざわざそんなふうにしたのだということは私はないのだと思うのです。しかし、このようなこれは恐らく全国どこ探しても、学習教材用の予算づけを一円もしない自治体というのは多分ないと思います。まず、なぜこうなったのか。私3点について質問は書いてありますが、これは話の中身によって前後しても結構です。なぜこうなったのか、まずこれ教育委員会の問題でありますが、予算査定は市長部局の方で、総務部の方でなさいますから、相互関係がある問題なので、そのいきさつをそれぞれの立場に立ってまずご説明をお願いします。
 まずは教育長、子細については担当部長である総務部長及び教育次長、そして結局は最高責任者である市長ということになりますので、まず4方からのご説明を聞いてから説明に入りたいと思うのですが、何せ質問回数が少ないですので、例えばヒアリングというものを18年度予算に対してやったのだと思いますから、やったのでしょう。それをやったのかやらないのか、予算要求されたものはどのようなもの、全部羅列はしなくて結構です。主立ったもので、どのような予算要求があって、それは小中学校別にすると、どういう内容のものが、総額にして小中学校別ですよ。幾らあったのか。教育振興費に限ってで結構です。暗幕とか、それからそういう光熱の電気が切れたとか、学校の管理費の中にそういう備品もあるのですが、それやっていると話が散らかってしまいますので、今回備品の方は、管理費の備品の方はちょっとこっちに置いておいて、振興費に限ってお尋ねをします。
 ちなみに、教育振興備品というのはどういったものがあるのか。予算要求の過程でどうしてこういうふうにカットされるようなことになっていったのか。また、総務部の方では、そのまたカットするようになったには、それなりの理由があると思いますので、査定の経過等、また通常、一般の課、普通の課ですよ、建設課とか、そういうところの教育委員会以外の課、学校の備品でない備品、普通の担当課の方の備品とは通常どういうものを指すのか。最終的に来年度はどうするのかというお答えまでをいただいていきたいと思うのです。
 あと、今回はまだ補正が、最終補正まではあと2回の補正があるはずですので、補正の対応というのもしようと思えばできます。繰越金が出ていると思いますので、その繰越金が幾らぐらい出ているのかというのもちょっと数字をいただきたいと思います。
 教育長には、まず最初にご答弁をいただかなくてはなりませんが、教育長に就任なされて最初の予算査定でこうなって、私はショックだと、恐らく大変ショックだったのだろうと思いますが、何かといろいろ大型予算があるので、なかなか全体の中も考えなくてはならないということも考えて、恐らく我慢するところはしろということもあったのかなと推察するのですけれども、しかし、教育委員会というものがございますから、みんな初代の教育委員会の名誉ある地位をいただいた方々ですよ。どのような報告をして、このことについてはどのような話し合いをなされて、最終的に納得するに至ったのかどうかということについて、教育委員会の中身についてのご報告をお願いをいたします。
 また、あと、それから実際現場では起こり得る不自由というのがあるのです。それから、教育の機会というのがおくれます。1年ごとに卒業していきますから、子供たちはメンバーがかわります。最も合併という理由にそぐわないのが子供たちだと思いますので、合併しようがしまいが、どんどん大きくなっていくのです。この1年は1回しかない1年ということになりますので、この教育の機会のおくれに対しどのように対応させようと思っているのかをお聞かせをいただきます。また、その辺のところを教育長さんの胸の内というか、方針をお聞きしたいと思います。
 最後に、市長ですけれども、今見ていますと、一番最初にご答弁をいただいているようですが、私は今回はこの経緯というものをよく聞いてから、最後に市長にお答えをいただきたいと思うのです、最後に。まず、このことを大変市長さんはお忙しいと思うのですが、知っていらっしゃいましたか。知っていらっしゃったのだとしたら、全市民に公平、公正な学校教育の予算を計上するということで、これは全市民で反対する、いちゃもんつける人というのは恐らく一人もいない項目だと思うのです。もし知っていて、ゼロ査定にしたとするのであれば、ちょっと生意気なようなのですが、義務教育に対する教育観と見識というものを伺わなくてはならないというのが私の気持ちです。もし知らなかったとしたら、本年度はどうしてこうなったのか、そこを責めるということではなくて、まだ年度半ばですので、対応していくかということで、そのバックアップ体制が、起きている事実よりも、このバックアップ体制がないまちだということが受ける誤解というのですか、バッドインフォメーションというのが先生方に口コミ等で与える影響というのは、私はこれはばかにならないものがあると思うのです。ですから、やはりこのままほうっておいていいと思わないので、私は一般質問をこの1点だけでさせていただいているのです。
 あくまでも教育委員会のことということで、教育委員会に市長はお任せ、信任していらっしゃると思いますけれども、結局は市長がという言葉しか出てこないのです。ですから、決して市長の方もそういう話が流れていくことはお望みにならないと思うので、前向きな対応をいただけると私は思っていますけれども、今期途中ですが、補正で対応する意思があるのか、それと来年度以降どのようにするか。時々こういうことが起こるのかということも含めまして。ちなみに、項目の中にある教科書改訂用のというのは、これは教科書改訂あればどこでもやらなくてはならないことで、一般の予算要求に上がってきている備品とはもう全く違った性質のものですので、振興費に上がっているからといって、予算づけしたという意味にはなりません。
 質問に対しての的確な答弁をいただきたいと思います。答弁の内容によって、再質問をさせていただきます。
〇議長(小林正紀君) 林悦子君の質問に対する答弁を願います。
 石川教育長。
          〔教育長(石川 稔君)登壇〕
〇教育長(石川 稔君) 林議員さんにお答えをいたします。
 桜川市の小中学校に対する基本的な考え方についてのご質問でございますが、学校教育は、生涯学習の基礎を培い、生きる力の育成が大きな課題となっております。そのためには、創意工夫を生かした特色ある教育活動を展開している中で、基礎的、基本的事項の確実な定着と、みずから学びみずから考える力の育成を図り、個性を生かす教育の充実に努めております。また、開かれた学校づくりを目指し、学校、家庭、地域との連携のもとに、特色ある教育を展開し、生きる力を備えた子供の育成を目指しております。
 今年度予算についてのご質問ですが、各小中学校の教育管理費及び教育振興費の備品購入費予算の質問でございますが、備品購入費の中、図書購入費と教科書改訂に伴う教材用備品購入費が計上されました。このような中、平成18年第1回議会定例会において、文教常任委員長の報告の中で、小中学校費の備品購入費は、次代を担う児童生徒の健全育成のため削減をするようなことはせずに、予算計上に努め、教育環境の整備充実を図るよう要望いたしますと報告しております。
 今後の方針につきましては、市財政課の状況と小中学校での備品購入の予算要求内容を再度精査検討いたしまして、19年度の予算には反映したいと考えております。また、教育委員の皆さんには、資料で概要の説明をしたところでございます。
 以上でございます。
〇議長(小林正紀君) 続いて、飯島教育次長。
          〔教育次長(飯島泰則君)登壇〕
〇教育次長(飯島泰則君) 今年度の予算につきまして、査定を含めてということでございますが、小学校費、それから中学校費には、学校管理備品と教育振興備品と項目がございます。学校管理備品は、学校施設を管理運営あるいは環境を維持していくために必要な備品でございまして、教育振興備品は、各教科の教材、競技や部活動、学校行事等に必要な備品であります。議員ご指摘のように、各学校に必要な教材備品を適切に整備し、教育環境を充実していくということは必要であると認識しております。
 今年度当初予算における教育振興費の小学校費では、合併により岩瀬地区の教科書が第3採択から第7採択地区に変更になったための指導用教材備品、要求は55万円でございましたが、査定の結果、50万円、それから11校分の図書購入費、要求316万円に対しまして250万円でございます。それから、図書購入費、中学校でございますが、図書購入費が200万円の要求に対しまして150万円ということでございます。それから、中学校費の教科書の改訂の伴う備品でございますが、300万円の要求に対して250万円ということでございます。その他の各学校から要求のありました教材と備品につきましては、結果として予算化できなかったということでございますが、もう一度要求された備品が老朽化し、更新しなければならないものであるのか、あるいは不足備品であるのか、各教科の学習指導に欠かせないものであるのか、よく精査いたしまして、今後の予算編成に生かしていきたいというように思っております。
 以上でございます。
〇議長(小林正紀君) 25番、林君。
〇25番(林 悦子君) 議長、答えてくれているのだけれども、具体的なことは答えていないのですよ、一つも。私は各小中学校で総額幾ら、例えばどのようなものかというものには、例えば暗幕だとか、さっき私が言いましたけれども、それから教科書改訂に伴うもの等については、この際省いてくれと、話が長くなってしまうからと、あくまでも旧町村にあった教科の教材用備品についてのみのお話に限りましょうと最初に言ったのだから、私の時間をとらないでください。
〇議長(小林正紀君) では、再度お願いいたします。
 飯島教育次長。
〇教育次長(飯島泰則君) 教材備品で各学校から要求のありましたのは、小学校費で464万1,000円、それから中学校費で528万3,000円でございます。
 それから、内容等につきまして若干申し上げますと、スターティングブロックとか、地図、掛け図ですか、それとか楽器、ハードル、譜面台、それから家庭科用で使う冷蔵庫、これが昭和56年9月購入のため買いかえたいというようなこと、それから全校児童用の音楽の合唱CD、それから国語指導のCD、それから直流電流計、39年に10台購入し、それの買いかえをしたいと。それからストップウォッチとか、生物顕微鏡、昭和56年購入のもので買いかえしたいと。理科電解装置、電子てんびん、それから簡易電解装置、双眼実体顕微鏡、そういうもの、特に数学、理科の教材が不足しているのと古くなっているということでございます。
〇議長(小林正紀君) 25番、林君。
〇25番(林 悦子君) あと、教育長さんの方も答えていないのあるのですよ。起こり得る現場の不自由、要するにこの1年間はどうされるのだということです。
〇議長(小林正紀君) 石川教育長、答弁願います。
〇教育長(石川 稔君) 今後各学校とよく協議をし、精査をしながら、不足なものがあるかどうかを検討していきたいと思います。
〇議長(小林正紀君) 刈部総務部長。
          〔総務部長(刈部幸男君)登壇〕
〇総務部長(刈部幸男君) 林議員さんの質問の予算査定の経過についてご説明いたします。
 平成18年度予算編成方針の中で、予算要求の規模は、義務的経費以外については、一般行政経費及び普通建設事業は、前年度当初予算額の一般財源額90%以内のシーリングを行い、1件査定積み上げ方式の編成手法で査定を実施いたしました。特に備品については、合併初年度ということもあり、必要性、緊急性等を考慮した上で、ゼロ査定といたしました。例外は認めないということで進めてまいりました。学校用備品についても同様といたしました。ちなみに、年度末における予算消化のための備品購入等が数多く見受けられることも事実でございます。今後厳しい財政状況を踏まえ、林議員の意見も参考にし、必要性や利用頻度の高いものなどを考慮しながら予算の配分を行っていきたいと考えております。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
 それと、繰越金でございますが、平成17年度繰越金5億6,988万6,873円となっております。補正等を繰り返しまして、現在のところ6,400万円ぐらいございます。
 以上です。
〇議長(小林正紀君) 25番、林君。
〇25番(林 悦子君) 学校の備品以外の備品ってどういうものをいうのですか。それも聞いたと思うのです。机、ロッカーとか、そんなたぐいですか。要するに備品、一律カットの対象になった備品って、学校以外の備品はどんなものがあるのか。
〇議長(小林正紀君) 総務部長。
〇総務部長(刈部幸男君) 机、それからロッカー、そういうもの全部でございます。
〇議長(小林正紀君) 25番、林君。
〇25番(林 悦子君) 来年度はどうする、措置をお願いします。財政担当として。来年度もこの中に巻き込むのか。
〇議長(小林正紀君) 総務部長。
〇総務部長(刈部幸男君) 来年度につきましては、教育委員会の実態調査等を経て、市長と協議してまいりたいと考えております。
 以上です。
〇議長(小林正紀君) いいですね、答弁漏れないですね。
 中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 私の教育に対する思いを述べさせていただきたいと思います。
 まず、児童生徒が安心・安全、そういう環境をまず私は整えてまいりたい。そういう中で、新桜川市になって、そういう面を最重点事項として小中学校のいろいろなところを見させていただきました。その中で、これから改善すべきところ、早急にやらなければならないところ等を見ながら、今事業を実施しておるところでございます。
 予算査定におきましては、非常に財政が厳しい中、先ほど総務部長が説明したように、一律削減をするという中から、平成18年度の予算を編成させていただきました。しかし、管理費、振興費、そういうものについて不十分であるというような林議員のご指摘でございますけれども、私は今回桜川中学校の環境の整備、これにつきましては、3階の教室が夏場とても勉強のできる環境ではなかった。長年放置されてきたということで、教育長、教育委員会の皆さんにも見ていただき、これは早急に改善しなければいけないだろうという形で改善をさせていただきます。また、谷貝小学校においては、大変職員のトイレが男女の区切りがないというような状況でございました。これらについても、ない予算の中で教育長に指示を与えまして、修繕をさせていただいた。どうしても補正で必要であるという事案については、積極的に補正対応をしてまいりたいと思いますけれども、議員各位にも現在桜川市が置かれている非常に厳しい財政状況、特に税収の中の95.81%が人件費に消えているということも直視していただいて、私はその中から行政で、あるいは教育長でできることを精いっぱいこれからも頑張ってやらせていただきたいと、かように考えております。もし教育長が補正でこういうものが対応が必要ではないだろうかというような問題を私の方に提言があれば、それは真摯に受けとめ、補正を組んでいくこともやぶさかではないのではないかというふうに考えております。
 以上でございます。
〇議長(小林正紀君) 25番、林君。
〇25番(林 悦子君) 最初にも申し上げましたように、学校を建てるとか、トイレ直すとか、プール直すとか、学校というのは、特に子供たちが過ごす場ですから、まず壊れる、傷みやすいというのが大前提なので、その予算を食うとか食わないとかというよりも、そもそも壊すなとか、傷むなというところが無理な場所であるということは、これだれもそう思いますよね。その中で、たまたまいろんなもの、補修等が時期が重なっているということは、これはわかります。けれども、これ総額、全部欲しいというものを査定しないで、全部右から左に買ってやったとしたって、1,000万円ですよ。167億円ですか、今年度の予算の中で何%ですか、0.1%ですよ。0.1%、1%ではないのです。1%ではないのですよ。0.1%なのですよ。それを一緒にして、学校を建てるからとか直すからとかいうことと並べて論じる性質のものではないというのが私はあると思います。
 それともう一点は、各課の備品というのは、机かロッカーとか、そんなやつだから、消耗品ではないですから、ですから我慢しろといえば我慢できるのですよ。でも、教材費というのは、今、丁寧にちょっと次長に私きつい言い方しましたけれども、挙げてくれましたけれども、これ細かい話になりますが、スターティングブロックとか、こんなのは、その後、細かくもっと聞いてもらいました。現在これ岩瀬小学校です。猿田からも上がっているかもしれない。現在4台しかないため練習に支障すると、スターティングブロックで、今はどこの競技会だってこれでスタートするのですよ。6レーンは最低欲しいのです。4台しかなかったら、「さあ、用意どん」とやらせるときには使えないということなのですよ。この2台を買うことが惜しいですか。
 それから、地図の掛け図は、合併によって桜川市の位置が変わったからですよ。まさか桜川市内の小中学校でまだ地図にソビエト連邦だの、そんなのがあるところはないのでしょうよ。それから、南飯田小学校の楽器というのは、旧岩瀬町時代に3カ年計画で買ったものの最終年度ですよ。金管楽器、これがそろわなかったら意味がないでしょう。もう6年生は幾ら練習していたって、来年は卒業します。それから、羽黒小学校の譜面台は、わずか2台ですよ、2台。真壁は、これは私認めますけれども、余り買いかえが進んでいないことは確かです。そんなに大きな予算を今までもつけてこなかった。ですから、直流電流計買いかえ、これ紫尾小学校ですが、昭和39年分ですよ。私が小学校に上がったときに使っていたやつをまだ使っている。感電してしまいますよ、電気なんか通したら。それから、岩瀬東中のストップウォッチ、今はクラス分が全部1個のストップウォッチでこうやってばちばちばちばちばちばちと、あとデータが出るようなストップウォッチを使っています。それが欲しいということです。この理数科の教材は、おしなべてみんなおくれています。ほとんどないです。今、ものづくり大国を国が目指して、理数系の人材を育成すると言っているときに、グループ実験のために台数が足りない。大和中学校、電子てんびん、岩瀬東中学校、生物顕微鏡、昭和56年、25年前の購入のため、理科の電解装置がない。桃山中学校も同じ、電解装置がない。顕微鏡がない。不足と、足りないということですよ。この昭和39年に買ったものを買いかえるということは、これは無茶な要求ですか。それから、この管理費の方に入ってくるのですが、DVDレコーダーなんていうように、卒業式で写したものを先生方がこれで撮ってCDに焼き付けて、卒業するときに渡すのですよ。それができないとなると、PTAの中にいる電気屋さんとか、そういう人をかき集めてきて、お願いするのでしょうよね、きっと。けれども、この小学校で算数セットというのは、子供と同じものの拡大版を説明するときに、黒板にはって使うのですよ。これを全部見ないで、査定しないで、右から左で買ってやったって、何回も同じ話ししますが、0.1%の予算なのですよ。ちょっと見ただけでも、この中の幾つかは今年中に買ってやったって、不足しているものはあるではないですか。ぜひ教育長、市長が教育長から要求があれば、全部とは言わないまでも、つけるとおっしゃっていますので、すぐにでも次長とご一緒に現場で対応していただいて、聞こえが悪いですから、ゼロ円査定なんていうのは。ですから、買って対応をしてくれるか、予算要求を今からでも補正でとにかくするかどうか、その答弁をいただきます。
 中身については、これ買え、あれ買えということは、私の方から申し上げる筋合いのことではないので申し上げませんが、今大体聞いていればわかると思います。
 それと、19年度予算もほかの建設予算があっても、やっぱりほかの備品と一くくりにされたのではたまったものではありませんよ。やっぱりこういうときにこそ、体を張って、やっぱりそれと一緒にしないでくれよと言って闘ってもらいたいです。19年度予算については、これからヒアリングがあるでしょうからお願いをいたします。とりあえず補正で出すかどうかということについての答弁をいただきます。
 それから、総務部長の方でちょっと言葉の中で感じたものですけれども、実態調査を含めてやるということです。結局年度末に備品の購入が何かきっと急増、集中しているのでしょうね。予算を4月につけたのに、何で2月や3月のころになって、駆け込みで買うのだよと、では結局4月につけたって同じではないかという気になるのは、これはわかります。だって、財政は320億円からのお金を運用していたらば、その0.1%のところを一々つまみ上げて、本当に必要かどうかなんてやっている時間は実際ないと思います。だから、それをやっていかなくてはならないのは教育委員会です。その中で最後に頑張ると、何が何でもこれだけは買ってもらうぞと。やっぱり最終的、2月、3月の駆け込みなんかをやられるもので、全くという気になるのでしょう。私はよくわかりますので、その辺のところは確かに本当に必要なのかよという厳しい査定方針というのがなくてはならないということは、これは決して今後も変えてはいけない態度であるとは思います。嫌われおやじの役というのをやらなくてはならないというのが財政担当だとは思いますけれども、こういう年度末に備品を集中して買って、余ってしまった金をもったいないからあれ買ってしまおうなんていうことのないようにするということを周知徹底してやっていってもらいたいと思いますので、例外なしに90%シーリングでゼロ査定したって、備品についてはゼロ査定ということなのですが、結局今のやりとりでおわかりのとおり、やっぱり教育委員会の方までは巻き込んでもらいたくなかったと。巻き込まれないためには、教育委員会の方もきっちりと予算要求の積み上げをしてもらいたいということで、双方ちょっと幾らかその認識のずれというのがあったのだろうと思いますので、それは19年度にはそんなことのこれからないようにしていってもらいたいと思いますので、これはこの質問をしただけで、財政課の方ではわかってくれると思うので、お願いにとどめます。
 最後になります。結局問題は、要求の中身と査定の的確さというのが一致すればいいのですが、それが一致しないからこういうことが起きたので、一致させるためには、どこを改善すればいいかということは執行部の方で今後よく検討をしてください。教育委員会だけにとどまる問題ではないと思います。
 市長にお願いをしたいのですが、確かに建物も大事、幾ら勉強ができたって、上から何か落ちてきて、どうかなってしまったらば元も子もないわけですから、これはもちろん安心・安全が第一であることにはこれは私も同意をいたします。しかし、これはおよそ選挙をやる人で、人づくりで子供にはお金かけますと言わない人は一人もいないのです。ですが、実際やってみると、教育予算は年度初めに来る広報の中では、こんなにいっぱい予算がいかにもあるように見えるのですが、あれはほとんど人件費なのです。教育振興のための予算がどれくらいかというと、こんなもう髪の毛1本ぐらいのあれになってしまうわけですよ。ですから、そしてことしの所信表明の中で、市長はこのように書いているのです。「青少年の健全育成に学校教育が極めて重要な役割を果たすことにかんがみ、みずから学ぶ意欲や思考力、判断力、表現力の資質や能力の育成を重視し、そこから生きる力と心を育てる、心の教育」とつながっていくのですけれども、結局私は思うのですけれども、心の教育というのは、思考力、判断力というのは、基礎学力がなくては育たないのです。その基礎学力をつけるための手段となるような、あったらいいなと、中にはぜいたくだと思うものもあるかもしれないけれども、あったらいいなと思うようなものを全部そいでおいて、それで表現力も資質もなくなってしまうのです。こういうものがあれば、それはカウンセラーが学校にたとえいなくても、昔は先生同士で仲悪くたって、あの先生が聞いてくれるというのもあったし、それから自分で生きる力というものの礎になるようなものが学力がかなりの部分、その心の問題を解消してくれるというのが実際の問題だと思います。
 そういった中で、今言ったようなものを投資として考えるのか、それともぜいたく品と考えるのかでは、えらい違いが起きると思います。ご存じでしょうけれども、2007年度問題というのがあります。これは離婚するのに山分け分が来るからという問題だけではなくて、団塊の世代が一斉に退職しますから、全国レベルで向こう10年間に教員の半数が入れかわると言われています。そうすると、その中にゆとりの教育を受けた世代が教員となって入ってまいります。力のある自治体は、東京都とか大阪府とか、もう北海道とか、ああいうところまで出張していって、いい教員を確保するために講習会というのですか、説明会を開催して、そのいい教員の青田刈りみたいなことが大きい力のある自治体では起きているのです。であるときに、のうのうと今年度はちょっと我慢してもらおうなんてのんきなことやっていると、やっぱりあそこへ行っても、自分が思い描いているような教育ができない。バックアップしてもらえないというふうに思った先生方は、転任希望を出してきません。楽ちん、できそうだと思う先生ばかりがぐずぐず、ぐずぐず残っていったらば大変だということで、今がそうだということではありません。そういうことにもつながっていきかねないので、もう何としても補正で幾らかのものでもいいですから、今年度買ってください。それで、来年度以降につなげてもらいます。1点目は教育長に上げるかどうかの質問、そして最後に市長にもう一回だけ答弁をいただきますが、長岡藩のお金がないときだからこそ、財政の方に微々たるものを回さないで、教育に、学校づくりに使ったという「米百俵」という精神についてどのようにお考えかを伺います。
〇議長(小林正紀君) 石川教育長。
〇教育長(石川 稔君) 学校教材、備品につきましては、今後学校側とよく打ち合わせ、協議をしまして、市長の答弁にもありましたように、必要なものは予算をつけてもらうように努力してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。
〇議長(小林正紀君) 25番、林君。
〇25番(林 悦子君) 補正で対応するのですか、本年度の。
〇議長(小林正紀君) 石川教育長。
〇教育長(石川 稔君) はい、財政課とよくその辺のところも協議して進めていきたいと思います。〇議長(小林正紀君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 林議員が言われるように、これから大量の先生が退職なさいます。その中で、桜川市の教育施設が老朽化しておるということは、私にとって大変な問題であると思っております。そういう面で先ほど答弁したように、改善するところは改善していく。そういうことをこれからも一生懸命やらせていただきたい。私も子供4人おります。一生懸命学校で、地元の学校で学びました。時には物がない不自由さも必要ではないか。その中からこの物が欲しいというものが与えられたときに、子供は目を輝かせると、そういうこともあるのではないかと思います。そういうものも踏まえながら、やはり「米百俵」の精神というのは、荒廃した長岡藩を立て直すために、やはり米百俵を市民の皆さんに分け与えるのではなくて、これからの「百年の計」を考えたときに、学校を建てて、そこですばらしい教育をしていこうではないかという強い気持ちであったと思います。私もそういう面で、今、桜川市で各学校16校、再点検をしたときに、先生方も怖くて仕方がないというようなところがないようにまずしていく。そして、先生方が夢と希望を持って子供たちに接し、すばらしい教育をしていっていただく。これを念頭にこれからも頑張ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。
〇議長(小林正紀君) 25番、林君。
〇25番(林 悦子君) もうお昼も過ぎていますので、もうこれで締めますけれども、どうしても建物の話に市長はいきますが、まずしていくではなくて、ともにしていくということで、全く性質が別なのですから、不自由もたまにはいいなんていうところだけ聞くと、それはそうですけれども、そういう問題ではないので、そんなことやっていたら今大変ですよ、おくれてしまって。先取りするくらいでちょうどですから、よろしくお願いを申し上げます。
 以上です。
〇議長(小林正紀君) これで林悦子君の一般質問は終わります。
 ここで暫時休憩いたします。
          休 憩  (午後 零時07分)
                                           
          再 開  (午後 1時30分)
〇議長(小林正紀君) 再開いたします。
                                           
〇議案第83号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(小林正紀君) 日程第2、議案第83号 桜川市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 飯嶌市長公室長。
          〔市長公室長(飯嶌洋一君)登壇〕
〇市長公室長(飯嶌洋一君) 2ページから3ページをお開き願います。議案第83号 桜川市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例についてご説明を申し上げます。
 今回の改正は、人事院規則の改正に伴い、育児又は介護を行う職員の早出遅出勤務の新制度創設と、育児又は介護を行う職員の深夜勤務及び時間外勤務の制限の見直しを行うため一部改正を行うものでございます。
 3ページにあります主な条例の改正点を申し上げますと、第1点目といたしましては、条文の第8条の2第2項及び第3項で規定しています育児又は介護を行う職員の深夜勤務及び時間外勤務の制限の除外規定が削除され、育児、介護を行うことを容易にするため改正をし、同条を第8条の3とするものでございます。この除外規定といいますと、簡単に申し上げますと、職員の配偶者で養育等ができる状態の者がいる場合は除外するというような規定を削除し、介護等を容易にするためのものでございます。
 第2点といたしましては、条例の中段に規定しております育児、介護をするための早出遅出勤務の新制度創設に伴い、定められた勤務時間の始業及び終業時刻を変更することが可能になったことにより、第8条の2の第1項から第3項までを追加とするものでございます。
 以上でございます。
〇議長(小林正紀君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 質疑なしと認めます。
 これから討論を行います。
          〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 討論なしと認めます。
 お諮りいたします。議案第83号は原案のとおりに可決することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第83号 桜川市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例は、原案のとおり可決されました。
                                           
〇議案第84号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(小林正紀君) 日程第3、議案第84号 市営御領西住宅(2工区)建替工事請負契約についてを議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 刈部総務部長。
          〔総務部長(刈部幸男君)登壇〕
〇総務部長(刈部幸男君) 4ページをごらんください。議案第84号 市営御領西住宅(2工区)建替工事請負契約についてでございます。
 地方自治法第96条第1項第5号及び桜川市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定に基づき、市営御領西住宅(2工区)建替工事請負契約について、請負契約を締結するため議会の議決を求めるものでございます。
 記といたしまして、1、契約の目的、市営御領西住宅(2工区)建替工事。
 2、契約の方法としましては、9月の28日、8共同企業体により条件付一般競争入札を実施いたしました。10月2日に仮契約をしたものでございます。
 3、契約金額ですが、3億4,020万円。
 4、共同企業体の名称、増渕にのみや特定建設工事共同企業体、代表者としまして、住所、栃木県宇都宮市簗瀬町2500番地15、称号又は名称、株式会社増渕組、代表者氏名、代表取締役社長、増渕秋雄。構成員、住所、桜川市御領2丁目4番、称号又は名称、株式会社にのみや工務店、代表者氏名、代表取締役、二宮正志。
 よろしく内容をご審議の上、議決くださるようお願い申し上げます。
〇議長(小林正紀君) 提案理由の説明は終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
 10番、相田君。
〇10番(相田一良君) 市営御領西住宅について質問します。
 今、説明ございましたけれども、契約金の3億4,020万円という金額がありますけれども、これは消費税はひとつどうなっていますか、消費税。
 あと、この住宅を建てる3億4,020万円というのは、本体、住宅の建物だけでありますか。建物だけ、またそれにこれだけではなくて、附帯工事というか、そういうものがそれではつくのかどうかお願いします。また、附帯工事がつく場合には、どのような工事か、建物があるのかもお願いします。また、そこに入る戸数、戸数と、あとどのような方が入居するのかもあわせてひとつご答弁をお願いします。
〇議長(小林正紀君) 刈部総務部長。
〇総務部長(刈部幸男君) 消費税については含まれております。本体だけかということについては、建設部長より答弁いたします。
〇議長(小林正紀君) 口町建設部長。
〇建設部長(口町 久君) 今年度につきましては、本体工事だけで、19年度、来年度につきましては、附帯工事としまして、児童遊園、ポケットパーク、集会所、駐車場等を予定しております。また、入居者なのですが、老人世帯で4戸、一般世帯で16戸の建設の予定でございます。
〇議長(小林正紀君) 10番、相田君。
〇10番(相田一良君) 答弁ありがとうございました。
 今、附帯工事の方で19年度やるわけでございますが、児童遊園とポケットパークありますよね。あと集会所ありますけれども、ポケットパークというのは、ちょっと私は横文字は弱いものでわからないのだけれども、この説明と、あと集会所に関しては、別に新たにつくる必要なく、住宅のその中に2部屋ぐらい共通するところをつくって、それで集会所にそういう方法はとれないのか、お願いします。
〇議長(小林正紀君) 口町建設部長。
〇建設部長(口町 久君) ポケットパークについては、ちょっと今資料がございませんので、極端に言えば小さな公園なのですが、休憩所みたいな形のものなのです。ベンチを置いたり、そういう形です。小さな、本当の小さな公園。大きさについては、ちょっとまだ検討しております。
 それと、集会所につきましては、74平米の大きさを予定しております。住宅敷地内にはちょっとスペースがございませんので、別につくるような形になります。
〇議長(小林正紀君) 10番、相田君。
〇10番(相田一良君) では別につくるというのでは、これからやる予定なのに別に今から決めなくてもいいのではないですか。
 あと、児童遊園ありますよね。その児童遊園と、そのポケットパークというのか、これは一緒にできないのか。同じようなきっと遊園とか休憩所とか、同じような系列だと思うのだよ、多分。その辺は一緒にできないかどうか、その辺またあわせてお願いします。
〇議長(小林正紀君) 建設部長。
〇建設部長(口町 久君) 児童遊園、それとポケットパークについては、再度検討させていただきます。
〇議長(小林正紀君) 8番、増田君。
〇8番(増田 豊君) 何点か質問したいと思います。
 この岩瀬地区には、公営住宅が多いというふうなことは聞いていますけれども、その背景的なものは聞いたつもりでいますし、公営住宅のその趣旨というものもある程度理解しているつもりでいるのですが、今回建設に当たって、ちょっと例を挙げてみますけれども、過日の一般質問で、大和地区の保育園ですか、それが1人頭43万円かかるから、費用対効果を考えてカットしたというようなことを言いましたけれども、今回のこの建物、1期工事、2期工事、全部合わせて36戸、それの1戸当たり2,400万円かかるわけです。その2,400万円をかけてどれだけの効果があるのかと、その点をまず聞きたいと思います。
 そして、2点目、今回家賃の補助制度の見直しということがあると思うのですけれども、17年度以前に管理開始された公営住宅などは一部税源移譲することとしというふうになっています。そして、18年度以降は、地域住宅交付金で対応すると、こういうふうになっていますけれども、一部税源移譲の内容と、それはどういう状態でいつまで続くのか、それが一つ。
 あと一つは、地域交付金のその金額、どの程度来るのかという見積もりはできているのか。しかもいつまで続くのでしょうかと。まずこのことはちゃんと確約はとってあるのですかというふうなことなのですけれども、これは前に地方交付税のことでちょっと質問のとき言ったのですけれども、そのときに国だってうそをつくというふうなことを私言ったのですけれども、これも国策の中でやっているようなことがありますから、国もうそをつくということを用心して取り組んでいただきたいというふうな観点で申し上げております。
 そして、3点目ですけれども、公営住宅法施行令などの一部改正について、これ公布日が9月の下旬から10月の上旬に公布日になっているというものですから、多分こちらに届いているのではないかと思うのですけれども、この一部改正については、平成20年から改正されるというふうなことで、ちょっと文書を持っているのですけれども、その中を見てみると、入居収入基準や家賃制度、家賃算定に用いる係数などの見直しを行い、平成20年4月以降に適用することとするというふうに書いてあるのですけれども、内容を見れば、例えば入居収入基準が本来階層であるならば、月20万から月15万8,000円に下がると、そういうふうな入居者の基準を厳しくするというふうなことが入っています。それから、裁量階層もそのとおりと。その家賃の算出内容についても、これも変わってきていると。規模係数なんかでいうと、例えば当該公営住宅の床面積の合計を除する数値、基準となる面積が70平米から65平米に変更しますと、そういうふうなことになっているのですけれども、この家賃などの試算はもうやっていますかと。これ激変緩和措置みたいなのがあって、ちょっと違っていますよね。ということは、今可決されて住宅を建てると、今まで入っていた人、それから20年の適用前に入ってしまう人あるいは20年後に入った人と。ということは同じ場所にいて家賃が3通りできてしまうというふうなことなものですから、その試算をやっておかないというと、入居者に対しての説明責任がうまくできないと、後の問題にもつながると、そういうふうなことだと思います。ですから、そういうふうな対応策、説明体制はできているのかということも一つ。
 それから、この文章の中に、家賃制度の見直しの中で、ひとつ気になった言葉があるのは、事業主体の裁量を拡大しますというふうな文面が入っているのですけれども、これはまさに地方分権あるいは三位一体改革と同時に地方分権ということであって、市としてやるならば、好きにやっていいですよと、そのかわり責任も大きく持ちなさいというふうなことであると思うので、さっき言ったその国だってうそつくのだよという言葉を加味してこの答弁もいただきたい。
 まず、その費用対効果のことについては市長にお願いしたいと。最後の地方分権についての今回の建物についての考え方もお聞きしたいと。
 以上です。
〇議長(小林正紀君) 口町建設部長。
〇建設部長(口町 久君) ただいまの質問で、まず最初の質問でございますが、その家賃対策補助金の所得譲与税の移譲についてだと思います。これにつきましては、現在桜川市において管理されています住宅が18住宅ありますが、そのうち東十枚住宅、御領西住宅1号棟の2住宅が平成17年度まで家賃対策補助金として国からいただいております。また、平成18年度から所得譲与税に移譲されるということでございますが、また今回建設されます御領西住宅2号棟につきましては、管理開始が平成20年度になります。現時点で国が示しております家賃の対策としましては、平成19年度から公的賃貸住宅、家賃低廉化事業交付金として扱う予定でございます。また、税源移譲につきましての所得譲与税の中に組み入れられる金額といたしましては、現時点で県に問い合わせはしておりますが、まず17年度決算時点の金額に5%ぐらいは減額されたもので来るのではないか、配分されるのではないかというお話でございます。
 それと、今回建設される住宅についてでございますが、現在住宅申し込みが32件ございます。いずれも新しい住宅を望んでいるわけでございますが、現在住宅であき状態になっている状況が24件ございます。このあき状態の申し込みがございません。また、耐用年数が過ぎている住宅も6住宅ございます。そういうものも考えながら、今後は検討していかなければならないのかなということでございます。
〇議長(小林正紀君) 8番、増田豊君。
〇8番(増田 豊君) 所得譲与税になるということだが、それはいつまで続くのだというふうなことを聞きたいのです。永遠に続くのですか。減額になってこれは永遠に続くのですか。
〇議長(小林正紀君) 口町建設部長。
〇建設部長(口町 久君) これは、所得譲与税自体がだんだんなくなるような話でございますので、その辺がちょっと確定はされておりませんので、ただ、今の時点では当分続くということでございます。
〇議長(小林正紀君) 8番、増田豊君。
〇8番(増田 豊君) 地域住宅交付金について、18年度以降に管理開始される公営住宅は、地域住宅交付金で対応するということになっているのですか。
〇議長(小林正紀君) 暫時休憩いたします。
          休 憩  (午後 1時53分)
                                           
          再 開  (午後 2時03分)
〇議長(小林正紀君) 再開いたします。
 口町建設部長。
〇建設部長(口町 久君) それでは、まず地域住宅交付金につきましては、住宅建設補助金でございます。1億100万円でございます。
 それと、家賃収入補助金につきましては、公営住宅家賃対策補助金ということで、1,035万1,000円が17年度の収入でございます。この件につきましては、18年度から所得譲与税に移行されて組み込まれて交付されるというお話でございます。また、補助率につきましては、5%ぐらいは17年度の実績から減額されるのではないかと、こういう県のお話でございます。今後につきましては、今の段階では、県の方でも年数につきましては、ちょっと答弁できないというような話でございましたので、ご了解願います。
〇議長(小林正紀君) 8番、増田豊君。
〇8番(増田 豊君) 家賃の試算が。
〇議長(小林正紀君) 口町建設部長。
〇建設部長(口町 久君) 家賃の試算につきましては、今回、今定例会に補正をお願いしまして、改正をするわけでございます。
〇議長(小林正紀君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 意見は各議員さん、予算委員会のときにいろいろな意見を聞かせていただきました。その中でつくってもよろしいだろうという決議をいただきました。それに沿って今提案をしておりますけれども、費用対効果等につきましても、よく勘案して、やはり弱者救済という面もございます。市でできること、そして先ほど建設部長がお話ししたように、老朽化した住宅がかなりございます。こういうものは廃止していくという形の中で今後やってまいりたいと、かように考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
〇議長(小林正紀君) 8番、増田豊君。
〇8番(増田 豊君) 地方分権に伴っての廃止だろうか。
〇議長(小林正紀君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 地方分権という言葉に惑わされないで、我々も県・国とよく協議をしていかなければいけない。なかなか地方分権という言葉はすばらしい言葉でございますが、なかなか我々に移譲してくれない面も多々ございますので、その辺は増田議員が言われるように、きちんと対応していきたいと考えております。
〇議長(小林正紀君) 8番、増田君。
〇8番(増田 豊君) 一応私が知り得た資料の中で質問したものですから、少々わかりづらかったと思うのですが、私が言いたいのは、地方分権だということも現実に進んでいるわけですし、この間の12月の定例会だと思いますけれども、合併特例債の事業やったらば、計算どおりに国からは来ないと、国はうそつくのですかと言って、国の役人にある首長が聞いたらば、国だってうそつきますよと、ないものはないのだという返事をもらってびっくりしたということがあったのですけれども、今回の事業についても、建設費の補助金が1億円来るということで、そういうふうな補助もあるのだということは初めてわかりましたけれども、そのほかのことについては、全部市で責任を持ちなさいよと前ぶれみたいな文書はちゃんと入っているわけです。そこへもってきて、入居者に対するその民間との差額の補助金のことについても、当面の間というふうなことしか言えませんというふうなことになれば、先々これから5年とか10年とか先になったときに、それは地方分権ですから打ち切りますよといったときの対応も考えておかなければならないと、そういうふうな思いがあったものですから、質問させていただきました。
 以上です。
〇議長(小林正紀君) ほかにございませんか。
 15番、増田君。
〇15番(増田俊夫君) この御領西住宅建てかえについては、土地が借地であると聞きましたけれども、借地の坪数、また借入額は幾らなのか。
 また、もう一点、今後建てかえ工事が相当数あるという話が今ありましたが、何棟ぐらい今後あるのか。
 以上2点について質問いたします。
〇議長(小林正紀君) 口町建設部長。
〇建設部長(口町 久君) まず、建てかえということでございますが、今回一応旧岩瀬町のときに、平成12年ですか、住宅の建設建てかえ計画ということで議員さんの承認を得て建てかえをこの御領西はやったわけでございますが、今後につきましては、まずは耐用年数を超えている6住宅につきましても、またこれから入居者についても今後検討せざるを得ないのかなという感じを持っているわけでございます。これからの状況を考えまして、よく精査していきたいと思います。
 借地面積につきましては、5,469.81平米、平米単価が519円でございます。総額は283万8,831円でございます。
〇議長(小林正紀君) 15番、増田君。
〇15番(増田俊夫君) 借地料が平米519円と、そして全体で283万8,000円ですか、これが反当に直しますと、そうすると50万円ぐらいになるのかな、これは。5,400平米なら5反4畝、50万円余になるわけですね、反当。51万円近くなるのかな。今のはちょっと暗算ですけれども、そういう状態の中で果たしてこの建物が今後どういう形で建てられるというようなことでありますけれども、実は3月12日の茨城県の県の方からの新聞がちょっとあったのですが、県営住宅について。これは県営住宅の方なのですけれども、市においてもやっぱり同じかなというようなことで私きょうちょっと資料として持ってきました。というのは、やっぱり先ほど補助金問題、そういった公営住宅に対しての補助金問題が大分削減されてきているというようなことなもので、箱物行政が果たしてこれから住宅、行政の中で大変不安な材料があるのではないかというようなことが言われておるわけですけれども、今その中で、しかも借地の中にこの建物を建てたときに、年間283万8,000円という数字が今後10年たてば2,800万円というようなことを聞いたときに、何か改めて驚きを感じたわけです。そういったことで、この住宅が果たしていかがなものか、私も今改めて感じたわけなのですけれども。
 また、先ほどもう一つの質問の中で、かなり老朽化が進んでいるものは今後たくさんあると、それについても今後建てかえをしていくつもりなのですか。もう一度ご答弁願います。
〇議長(小林正紀君) 口町建設部長。
〇建設部長(口町 久君) 今後につきましては、まずは検討させていただきたいと考えております。
〇議長(小林正紀君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 住宅の場合に、やはり建てれば当然老朽化がしてくると。増田議員が指摘のように、やはり建物というのはこれからどのような形で推移していくのか、少子高齢化の中で考えていかなければいけないだろう。先ほども増田豊議員の質問に答弁をしたように、これから精査していかなければいけないだろうと。そして、古い住宅については、やはりまた新たに建てかえるということよりは、桜川市全体で考えていかなければいけないだろうというふうに私は思っております。ただ、今回のこの御領西団地の計画というのは、旧岩瀬町からやってまいりまして、補助金等についても国・県の方からいただくというようなことでやってまいりました。やはり行政というのは継続性というものもございますので、この事業については、このような形でご判断をお願いをしたいと思います。
〇議長(小林正紀君) ほかございませんか。
 26番、菊池君。
〇26番(菊池節子君) 今回この議案第84号について、契約3億4,000万円ということですので、市にとっても大きな工事ですよね。それについて、今、相田議員からも出ましたけれども、増田議員からも出た内容については、もっと資料を提供していただければ、イメージがわくのだと思うのですけれども、これだけではちょっと自分の頭の中にイメージが描けないのではないかというふうに思うのです。その辺もう少し準備をしていただけたらよろしいかなというふうに思ったのですけれども、いかがでしょうか。
〇議長(小林正紀君) 口町建設部長。
〇建設部長(口町 久君) それでは、平面図のような形で大丈夫ですか。配置図とか。
〇議長(小林正紀君) 26番。
〇26番(菊池節子君) 岩瀬地区には3階建ての市営住宅、昔、町営住宅と申しましたけれども、かなり何カ所か建っております。今回新しい桜川市になって、大和地区、真壁地区の人は、市営住宅としては、多分こういう建物の経験初めて、議会にかけられた工事では初めてだと思うので、図面や何か、だって面積からある程度そういう附帯工事も全部含めた資料あれば、聞かなくてもいいこともいっぱいあるわけです、質問しなくても。そういうことで資料を提供してほしかったということを私は申し上げたいのであります。
〇議長(小林正紀君) 口町建設部長。
〇建設部長(口町 久君) それでは、議員さんにわかるような図面、また構造図を提出いたします。
〇議長(小林正紀君) 今後ね。今回ではないですね。
 25番、林君。
〇25番(林 悦子君) 私なりに調べたので質問しないでおこうと思ったのですけれども、ちょっと聞いていたらば、これ1枚だけなのです。総額6億円でしょう、これ工事終われば。それをこの1枚だけで出すというのは、やっぱりちょっと怠慢ではないですか。私も26番議員さんと全く同じだし、大方の議員さんもそう思うと思う。やっぱり最初にかいた概要図みたいなこんな数字が入っているようなのではなくても、全体のイメージがわくような概要図みたいのがあるわけではないですか。だって、最初に計画、一番最初に出しているものはあるでしょう、その設計何とか委託料なんて出しているのだから、それをつけることと議決を要する案件なんてほとんどめったにないのだから、今。だから、それを出すことと、あと、今回これ条件付一般競争入札、この1枚に関する補足資料だって少な過ぎます。だから、今後ではなくて、今すぐ出せなければおかしいよね、これに関して。だから、休憩をとって、これは全議員に出してください。それと、こんな何枚もするやつではないよ。何となくわかるようなのを出してくれればいいのです。それと書き取り書、入札結果の書き取り書です。これをまず出してください。
 質問します。今回前の1工区は指名でしたよね。条件付一般競争入札でやってくれました。これは時代の流れに即していることで、大変結構なことだと思います。そのことそのものには全然不満よりも、むしろ評価するのです。そのときの請負率、1工区目のときに何%で、2工区目、今回の請負率何%でしたでしょうか。これは多分建設部の方が答えられると思います。
 それから、あと、差金が出たと思います、差金が。それに付随して。1工区目をやったときの差金が幾らで、今回2工区で一般競争入札にしたら差金が幾ら出たのか、この数字をお示しください。
 それから、さっき借地料のお話をしていましたけれども、私現地見てきましたが、結構まとまった土地ですよ。今後10年間で3,000万円近いお金を支払うことを考えたら、今整地されていますから、今なら返せるのですよ、まとまった土地が。地権者の方に。それで、かつてあそこに住んでいた方々は、みんなもう1工区に建てた3階建てのところにこれ建設部長、おさまっているのでしょう、皆さん。だれも困る人いないのですよ。ですから、今ならあのまとまったさら地を地権者の方にきれいな形でお返しすることができるのです。
 それから、家賃補助についてですけれども、17年度につくった1工区のものと2工区につくる予定のものは全く違うのです、補助が。変わってしまったから、制度が。1工区について現在建っているものについては、その補助金を17年度には確かにもらいました。予算書にも入っています。けれども、今度は所得譲与税になったというのでしょう。これは総務部長に聞きますが、所得譲与税はいつまでありますか。そして、来年はどうなりますか。これははっきり確定していると思うので、それを説明をしてください。多分所得譲与税は移行措置のものだと思います。この積算根拠となっているものは何なのか、これを説明してください。
 それだけちょっと説明をしてください。
〇議長(小林正紀君) 暫時休憩いたします。
          休 憩  (午後 2時25分)
                                           
          再 開  (午後 2時40分)
〇議長(小林正紀君) 再開いたします。
 刈部総務部長。
〇総務部長(刈部幸男君) 地方譲与税の中の所得譲与税でございますが、平成18年度までに所得税から個人住民税への税源移譲を実施するまでの間というようなことで、所得譲与税が平成16年からできております。平成19年度から税源移譲ということになりますので、廃止になるかと思います。
 それから、計算方法については、市民生活部長の方から報告申し上げます。
 それと、先ほどお配りしました桜川市公告条件付一般競争入札の執行についてということで、こういう形で公告しております。それとホームページ、桜川市のホームページあるいは業界紙、業界新聞等、それと建設業協同組合等へ提示の依頼をしてございます。
 それと、予定価格で申しますと、82.79%が落札率でございます。
〇議長(小林正紀君) 25番、林悦子君。
〇25番(林 悦子君) 1工区のやつはわかりますか、1工区の落札率。差金が幾ら出たか。
〇議長(小林正紀君) 口町建設部長。
〇建設部長(口町 久君) 98.39%でございます。
〇議長(小林正紀君) 川股市民生活部長。
〇市民生活部長(川股守安君) 所得譲与税の積算根拠ということでございますけれども、まず17年度からお話をさせていただきたいと思います。17年度につきましては、1兆1,159億円を直近の国勢調査の人口に基づきまして、県が5分の3、それから市町村が5分の2ということで、17年度は1億7,700万2,000円が桜川市に入っております。それは前期の旧町村と後期の桜川市のトータルでございます。もとになっているのは、直近の国勢調査の人口でございます、17年度は。それから、18年度ですけれども、18年度は積算根拠が二つに分かれておりまして、一つは、前年度の実績額が一つ、それが1億7,700万2,000円でございます。それは18年度の所得譲与税につきましては、全国ベースで3兆94億円を所得税をということで税源配分することになっております。そのうち都道府県には2兆1,794億円、それから市町村に対しましては、8,300億円が所得譲与税として交付をされることになっております。そのうち4,463億6,000万円につきましては、前年度の実績に基づいて各市町村に交付がされるということでありまして、18年度の予算といたしましては、当初予算で現在3億6,202万5,000円を計上いたしております。それで、18年度に税源移譲が完了すれば、桜川市の税源移譲額としては4億4,392万円になるというふうに見込んでおります。
 全国ベースでは4,463億6,000万円、それを前年度の実績に基づいて配分するというのが一つでございます。
 それから、もう一つは、3,836億4,000万円、これにつきましては、各市の課税所得金額によって分類がされておりまして、それに基づいて200万円以下あるいは200万円以上700万円という分類に分かれて譲与がされるわけでありますけれども、簡単な積算方法といたしましては、先ほど申し上げました3,836億4,000万円、これに対しまして案分率を0.00048228317ということで、それを掛け算いたしますと、それが1億8,502万3,000円ということで、合わせて桜川市の所得譲与税につきましては、当初予算で3億6,202万5,000円という、そういう内容になっております。
 以上でございます。
〇議長(小林正紀君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 入札というのは非常にデリケートなものでございまして、我々としても常に適正に執行をしていく努力をさせていただく必要があると思っております。特に世情、談合と言われるものは絶対に排除しなければいけないということで、今回も一般競争入札で行いました。そういう面で私も建設関係については、細心の注意を払い、公平で公正な入札制度の導入というものに鋭意努力をしてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
〇議長(小林正紀君) 質疑を終了いたします。
 これから討論を行います。討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 討論なしと認めます。
 これより採決を行います。
 この表決は起立によって行います。
 議案第84号を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
          〔起立多数〕
〇議長(小林正紀君) 起立多数。
 よって、議案第84号 市営御領西住宅(2工区)建替工事請負契約については、原案のとおりに可決いたしました。
                                           
〇議案第85号、議案第86号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(小林正紀君) 日程第4、議案第85号 桜川市道路線の廃止について、日程第5、議案第86号 桜川市道路線の認定について、以上2案を一括議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 口町建設部長。
          〔建設部長(口町 久君)登壇〕
〇建設部長(口町 久君) まず、説明に入ります前に、別紙資料がございますので、この図面を参照願います。
 5ページをお願いいたします。議案第85号 桜川市道路線の廃止について説明をいたします。道路法第10条第3項の規定により、桜川市道路線を別紙のとおり廃止するものとします。
 次のページをお願いいたします。路線廃止調書でございます。整理番号1、路線名、市道岩2263号線、西飯岡地内、延長97.23メートルでございます。個人住宅敷地として使用するものでございます。整理番号2、路線名、市道岩2409号線、久原地内、延長402.84メートル。整理番号3、路線名、市道岩2411号線、久原地内、延長131.37メートルでございます。この2番と3番につきましては、老人介護施設さつき荘が亀岡から移転建設のため開発行為のときに、その敷地内に一部路線が入っておりますので、つけかえのためにまずは全線廃止するものでございます。整理番号4、市道真8―3932号線、上小幡地内、延長24メートル、個人住宅敷地として使用いたすものでございます。
 次に、9ページをお願いいたします。議案第86号 桜川市道路線の認定についてを説明いたします。道路法第8条第2項の規定により、桜川市道路線を別紙のとおり認定するものでございます。路線認定調書、整理番号1、市道岩2409号線、久原地内、延長307.95メートル、これにつきましては、路線廃止調書の整理番号2の終点が変更されたことによる再認定でございます。一部廃止のことでございます。廃止区間が94.89メートル。整理番号2、市道岩1641号線、岩瀬地内、延長772メートル、岩瀬庁舎裏から県西総合病院裏まで桜川水辺空間事業に伴う自転車道路建設のための認定でございます。
 以上でございます。
〇議長(小林正紀君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
 17番、川那子君。
〇17番(川那子秀雄君) 廃止の理由は、今さつき荘移転のためということなのですが、現在廃止の方に図面が載っていますが、途中まで行って、その先はその敷地になるということで買い上げをしてもらうということになるのでしょうか。
 それと、私はよくはわかりませんが、そういう施設ですから、建てることは結構なのですけれども、これは、この地区は農振地域でしょうか。ということは何名地主がいらっしゃるのか、買い上げるためには、我々農家をやっていない人間は買い上げというものはきかないはずなのです。だから、そういう点、途中までこれ地図で行くと、その先は全部廃道になって、その後の幅員が認定が1.8メートルからふえるのですね、これは。2メートル。それから、これ道路の幅員を変えてやるわけですか、これ。工事を。幅員が違うわけですから。だから、そういう点、この前の協議会では、何か区長には判こをもらったと、了解してもらったというようなことをちらっと聞いたような覚えがあるのですが、それは定かではないのですが。この地域の地主さんがいらっしゃるわけですよ。だから、やはりさつき荘だって、その地主さんから買い上げなければ、建たないわけでしょう。そうすると、私ちょっと法律はわかりませんが、その土地の買い上げというのは、普通農振地域であるとすれば、農家の人でなければ買えないのではないかなと、そう思うのですが、いかがですか。
〇議長(小林正紀君) 口町建設部長。
〇建設部長(口町 久君) これは確かに農用地でございます、建設予定地は。ただ、この農用地でも農振除外をすれば大丈夫だという話は聞いております。
〇17番(川那子秀雄君) 地主は何名いたのですかということを聞いた。
〇議長(小林正紀君) 口町建設部長。
〇建設部長(口町 久君) その地主の関係は、ちょっと建設部についてはわかりません。ただ、同意は、近隣地主さんの同意、また区長さんの同意は得ております。
〇議長(小林正紀君) 17番、川那子君。
〇17番(川那子秀雄君)  部長、私くどくど聞きたくないのですが、地主さんのことはわかりませんで、同意をもらっていますと言うのだけれども、地主ぐらいはわかっているのではないですか。道路を廃道にする、あるいは認定するということは、その道路を使う方がいるわけですよ、設置して。だから、その消えてしまった、廃道になった先は、恐らくその敷地内に入るから払い下げるということなのでしょうけれども、それはさっきも言うように、きちっとしなければだめですよ。ただ、廃道にして認定してくれと言ったって、地図だけ見て、こういう経過でありますから、こうなのですよという説明は部長、しなければいけないですよ。というのは、道路の幅員も違ってきているのですよ、これ。1.8メートルから幾らでもないですが、2メートルになっているのですよ。だから、そこら辺のところをただ、認定調書と出してくるだけではまずいのではないかというのは、地主がいるわけですから、さつき荘が全部買ったのであれば別なのですけれども、そこら辺やっぱりはっきりしないと、できる予定だから先にそれやりましょうというのか、もう買ってしまったのだから、それはそういうふうにして議会の同意を得て払い下げると、そういうことだろうと思うのですよ。農業委員会にもこれかけているわけですよね、恐らくは。多分に。
 以上です。
〇議長(小林正紀君) 暫時休憩いたします。
          休 憩  (午後 3時00分)
                                           
          再 開  (午後 3時14分)
〇議長(小林正紀君) 再開いたします。
 口町建設部長。
〇建設部長(口町 久君) 整理番号の2の岩2409号線、これについて川那子議員からの質問でございます。2番と3番については、確かにさつき荘の建設ということでございますが、まず路線、久原の452―1地先から久原の524地先までが1路線で、まずはこの402.84メートル、これについてまず廃止をするということで、それでこの10ページになって整理番号1、市道の2409号線、これ久原地内でございますが、一部廃止をして、一部認定をお願いするというようなことでございます。これにつきましては、その一部廃止につきましては、起点の方ではなく、終点の方から94.89メートル、この分について廃止をして、新たにつけかえるということでございますが、つけかえるといっても、この認定書には上がってきておりません。後日上がることでございます。
 以上でございます。
〇議長(小林正紀君) 山中経済部長。
〇経済部長(山中政雄君) お答え申し上げます。
 今確認しましたところ、それを請け負っている設計屋さんがそのうち伺うということまでの段階ですので、私の方ではそれ以上のことは認識はしておりません。
〇議長(小林正紀君) 17番、川那子君。
〇17番(川那子秀雄君) 経済部長は認識していないということで、農業委員会にかかっているはずなのですね、これは。そうでなければおかしいわけですよ。なぜその道路を廃止するかという理屈にはならないわけですよ。だから、私は別にこれをどうとかこうとか言っているのではないのです。こういう説明をしていたのでは、何でくっついている道路が途中で切って、後で認定で、途中まで認定してくれというのは、どういう理由なのかなという素朴な疑問があるのですよ。だから、先ほど部長に言ったけれども、後でつけかえでどうとかこうとかという話がありますが、その要するに手順として、こういうふうにやってほしいと、そういう要望であればわかるのですが、概要が一つもわからないで、道路をぶっ切ってしまって、それをなくしてしまって、相手に払い下げるわけでしょう、これ。結局は。だから、これは払い下げを行いますよと。ここまで幅員が2メートル、最大でこれ7メートルとか書いてありますけれども、消防法の関係も建物が建つのであれば、いろいろあるだろうというふうに考えるわけですよ。入り口として、建物がこの南側のこれは何号線とかわかりませんが、水越さんからずっと道路がありますね。そこに建物を設置するのであれば、ここから入り口ということも考えられますが、この先へ行くと、これは多分富谷線の清水鉄工との間、細い路線が入ってくる道路だと思うのですよ、正直言えば。ここは本当に小型乗用車しか入れないような道路ですよ。交換できない。だから、やはりそういった施設ができるのであれば、私は親切心で言えば、ここの細い道路も改修してあげなければまずいのではないかと、そういう感覚がするわけですよ。だから、これ後で出る予定ですと言っても、ちょっとわからないのですが、もう少し今つけかえ道路がこうなる予定ですとか、それでまた認定してもらうようになるのだということまで説明がなければ、ただ、ずっとつながっている道路を何で切ってしまうのだと、そういう疑問がわくわけですよ。だから、そこのところ明確に説明ができなければ、部長、こういう大事なことですから、これ。市の財産払い下げる、あるいは認定してくれと、大事なことですから、わからないところで話が進んでいて、我々の議会へ出てこないのでは困るのですよ。それ以上言いません、きょうは。別にそれ以上言うつもりはありません。だから、やっぱりきちっとした計画書が出ているのであれば、その説明をして、だからこれはこういうことでこうなのだと、だから認定してほしいということを明確に説明しないと納得いかないのではないかと。先ほど言ったように、上小幡のところは住宅用地にする。だから、払い下げると。これは明快ですよ。だけれども、これは何でどうなのかということもわからない。名義人はだれなのかと。さつき荘の親戚のだれさんの名義なのですよと、農業委員会の担当者だってわかっているわけですよ。経済部長が知らないというのは、私はおかしいと思うのですよ。農業委員会へかかっていれば。かかっていないのですか。
          〔「かかっていないと」の声あり〕
〇17番(川那子秀雄君) 私は余り法律的に詳しくありませんから、きょうはそれで結構です。
〇議長(小林正紀君) ほかございませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
          〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 討論なしと認めます。
 お諮りいたします。議案第85号を原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第85号 桜川市道路線の廃止については、原案のとおり可決いたしました。
 続いて、議案第86号を原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第86号 桜川市道路線の認定については、原案のとおり可決されました。
                                           
〇議案第87号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(小林正紀君) 日程第6、議案第87号 平成18年度桜川市一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 刈部総務部長。
          〔総務部長(刈部幸男君)登壇〕
〇総務部長(刈部幸男君) 12ページをお開き願います。議案第87号 平成18年度桜川市一般会計補正予算(第4号)。
 平成18年度桜川市の一般会計補正予算(第4号)は、次に定めるところによる。
 歳入歳出予算の補正、第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ8,663万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ167億6,438万2,000円と定めるものでございます。
 2としまして、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によります。
 継続費の補正、第2条、継続費の変更は、「第2表 継続費補正」によります。
 概要のご説明をいたします。13ページから15ページにつきましては、第1表で款項の区分ごとの歳入歳出の補正表となってございます。
 16ページをお開き願います。第2表、継続費補正であります。9款1項消防費の総額と年割額の減額補正であります。これは地域防災計画策定事業委託金、契約金額の減によるものです。
 17ページ、18ページは、款別の歳入歳出の事項別明細の総括表となっております。
 続きまして、歳入についてご説明申し上げます。19ページをごらんください。第12款分担金及び負担金、1項1目農林業費分担金で1,193万6,000円を減額しております。これは山急県単土地改良事業工事費減に伴う受益者分担金1,388万円の減額と、県単農道整備事業費の増により、分担金194万4,000円を増額したものでございます。
 続きまして、第14款国庫支出金、1項1目民生費国庫負担金で1,406万円を増額しております。これは10月から障害者自立支援法が施行され、障害者の福祉サービスが一元化されたことによる国庫負担金の名称の変更によるものと、次ページの国庫補助金から国庫負担金に変更されたものです。
 同じく20ページでございますが、お開き願います。2項1目民生費国庫補助金で1,214万3,000円を減額しております。これは国庫補助金が前ページの障害者自立支援給付費国庫負担金に変更されたものでございます。
 次に、2項3目土木費国庫補助金で330万円を減額しております。これは交通安全施設等整備事業交付金が事業量の減額、これは阿部田橋でございます。減額に伴い、補助金が減額されたものでございます。
 次に、3項3目教育費委託金で262万5,000円を増額しております。これは親の子育て力向上推進事業委託金で、親の子育てに関する認識及び理解を深め、子育ての喜びを実感する機会を提供しようとする文部科学省の委託事業でございます。
 続きまして、21ページに移ります。15款1項1目民生費県負担金で3,966万7,000円を増額しております。障害者自立支援法による訓練等給付負担金が主なものでございます。
 同じく2項2目民生費県補助金で321万6,000円を減額しております。これは民生費国庫補助金と同様に、障害者自立支援法の施行によるものでございます。
 次に、2項4目農林水産業費県補助金で808万1,000円を増額しております。これは水田農業対策に伴う条件整備特別対策事業費補助金1,127万8,000円の増額と山急県単土地改良事業補助金376万2,000円の減額が主なものでございます。
 22ページに移ります。同じく2項6目教育費県補助金で30万円を増額しております。これはグリーン・ツーリズム実践団体支援補助金でございます。
 次に、3項5目教育費県委託金で184万円を増額しております。主なものは、豊かな体験活動推進事業委託金で、地域の特性を生かし、児童生徒の社会性や豊かな人間性を育成する文部科学省の委託事業であります。
 続きまして、第19款繰越金でございます。1項1目繰越金でありますが、前年度繰越金5,001万3,000円を増額し、補正財源としたものでございます。
 23ページをお開きください。第20款諸収入、4項4目雑入で、消防団員等退職報償金受入金、筑西広域イベント支援事業補助金、伝統的建造物群保存対策調査報告書売却代の増額と職員作業服等個人負担分の減額で61万8,000円を増額しております。
 続きまして、主な歳出についてご説明いたします。24ページをお開き願います。1款議会費から10款教育費の人件費、2節給料、3節職員手当等、4節共済費につきましては、一括して説明をさせていただきます。給料等につきましては、職員の異動に伴う組み替えと給料構造改革による新給料表の適用により、当初予算上の定期昇給分が不用となり、総額で2節給料については2,893万2,000円の減額、3節職員手当については、勧奨退職に伴う退職手当負担金を含み1,130万5,000円の増額、4節共済費については200万2,000円の減額となっております。
 25ページに移ります。第2款総務費、1項2目人事管理費250万5,000円の増額ですが、主なものは茨城県労働局の指摘による障害者雇用3名分の賃金の増でございます。
 続きまして、26、27、28ページは、人件費等でございますので、省略させていただきます。
 29ページに移ります。第3款民生費、1項3目障害者福祉費149万7,000円の増額ですが、主なものは障害者自立支援法の施行に伴う扶助費項目の組み替えでございます。
 30ページに移りまして、1項8目国民健康保険事業費、1,166万6,000円の増額ですが、主なものは国民健康保険特別会計への職員給与費等1,021万7,000円と、出産育児一時金の増額分210万円の計で1,231万7,000円の繰出金です。
 同じく9目介護保険事業費747万9,000円の減額ですが、これは介護保険特別会計への職員給与費等の繰出金の減額でございます。
 31ページに移ります。第3款民生費、2項2目児童措置費18万6,000円の増額ですが、これは国庫支出金の過年度分返還金でございます。
 続きまして、32ページも人件費等ですので、省略いたします。
 33ページに移ります。第4款衛生費、1項1目保健衛生総務費2,211万6,000円の減額ですが、主なものは人件費の減と、県西総合病院に対し、病床数で交付する交付金の単価の減による交付税算入交付金の減であります。
 34ページに移りまして、第5款農林水産業費、1項5目農地費536万円の減額ですが、主なものは、人件費の増額と、次のページに移りまして、委託料217万円と工事請負費620万円の減額です。内容としましては、農道舗装2路線の減と、かんがい排水事業1カ所の増となっております。また、繰出金118万9,000円の増額は、農業集落排水事業会計への職員給与費等の繰出金です。
 同じく6目農村総合整備事業費10万3,000円の増額ですが、工事費から委託料への組み替えが主なものでございます。
 36ページに移ります。1項8目水田農業対策費1,127万8,000円の増額は、県補助金の増額に伴い、条件整備対策事業として農機具等の購入をする10団体に補助するものです。
 同じく10目施設管理費15万3,000円の増額ですが、これは原方運動広場縁石の修繕料でございます。
 37ページに移ります。2項2目林業振興費45万円の増額は、県補助金の増額に伴う間伐促進全体計画調査委託が主なものでございます。
 次に、第7款商工費、1項4目観光費37万円の増額は、野外趣味活動施設特別会計への職員給与費等の繰出金です。
 同じく5目地域振興費30万円の増額ですが、これは筑西広域市町村圏事務組合からの補助によるイベント用消耗品購入費です。
 38ページに移ります。第8款土木費、2項2目道路維持費500万円の増額は、岩瀬地区の自転車道整備事業の県への負担金です。
 同じく3目道路新設改良費675万4,000円の減額は、人件費の減額と、次のページ、39ページに移りまして、阿部田橋の県工事負担金の減額でございます。
 続きまして、4項4目まちづくり交付金事業費5,584万7,000円の増額は、人件費の減と、次のページ、40ページに移りまして、工事請負費7,740万円の増額、これは岩瀬地区の岩瀬駅前駐輪・駐車場整備工事費と真壁地区の仲町公園防火貯水槽、これは100トンです。整備工事費でございます。負担金補助及び交付金1,740万円の減額は、真壁地区の吹上橋かけかえ工事のおくれにより、県負担金の減額でございます。
 次に、5項1目住宅管理費900万円の減額は、人件費の減額と公営住宅法の改正による管理システムプログラム修正委託料52万5,000円の増額でございます。
 41ページに移りまして、第9款消防費、1項2目非常備消防費28万8,000円の増額は、消防団員退職報償金、2名分です。
 同じく3目消防施設費54万9,000円の増額は、元岩瀬区防火貯水槽の改修工事費です。
 同じく4目災害対策費63万円の減額は、地域防災計画策定業務委託料の減でございます。
 42ページに移ります。第10款教育費、1項3目教育指導費4万円の増額は、県の委託事業、ハートいっぱい推進事業委託料でございます。小学校における道徳教育等の指導資料の開発についての研究で、岩瀬小が委託されるものでございます。
 同じく5目親の子育て力向上推進事業費264万3,000円の増額は、文部科学省委託の新規事業で、親の子育てに関する認識及び理解を深め、子育ての喜びを実感する機会を提供する事業で、岩瀬地区、星の宮幼稚園が実施する事業費でございます。
 43ページに移ります。同じく6目豊かな体験活動推進事業費183万1,000円の増額は、文部科学省委託の新規事業で、子供たちの発達段階や地域の実態に応じて、いろいろな体験活動を通し、豊かな人間を育成する事業で、小学校が真壁地区の4校、中学校1校で桜川中学校、高等学校1校で真壁高校が推進校として取り組む事業でございます。
 44ページに移ります。2項1目学校管理費62万3,000円の減額は、人件費及び保守委託料の減額と複写機使用料の増額です。
 次に、3項1目中学校管理費2,085万円の増額は、人件費の増と、次のページ、45ページに移りまして、委託料で1,932万1,000円の増額をしております。これは大和中学校改築工事実施設計委託料2,500万円と、岩瀬西中の耐震補強工事及び大規模改修実施設計委託料1,047万9,000円の減額によるものでございます。また、大和中改築工事に伴う建設敷地調査測量委託料480万円も増額しました。
 46ページに移りまして、5項2目公民館費1,307万4,000円の増額は、人件費の増と真壁中央公民館駐車場舗装のための設計測量委託料91万4,000円と工事費360万円を増額したものです。
 同じく3目文化振興費15万4,000円の増額は、人件費の減額と、次ページ、47ページに移りまして、国民文化祭実行委員会負担金とグリーン・ツーリズム実践団体支援補助金、これは真壁藍保存会が受ける補助金が主なものでございます。
 同じく5目文化施設費109万5,000円の増額の主なものは、シトラスの給水装置、冷温水機、マイコン基盤修繕料と建築基準法に基づくシトラスの定期報告業務委託料29万8,000円と真壁町内の古文書、個人が所有している古文書でございます。その古文書367件の購入費15万円でございます。
 同じく9目伝統的建造物群保存地区推進費60万円の増額は、調査報告書300冊の印刷代です。
 48ページに移りまして、6項1目保健体育総務費1,124万3,000円の増額は、人件費の増と全国体育指導員研究協議会出席旅費17万7,000円の増額です。
 同じく2目体育施設費953万6,000円の増額は、岩瀬体育館等の施設修繕料98万6,000円と大和体力増進センターの屋根改修工事設計委託料40万円及び工事請負費815万円です。
 内容をご審議の上、議決くださるようよろしくお願い申し上げます。
〇議長(小林正紀君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 質疑なしと認めます。
 これから討論を行います。
          〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 討論なしと認めます。
 お諮りいたします。議案第87号は原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第87号 平成18年度桜川市一般会計補正予算(第4号)は、原案のとおりに可決されました。
                                           
〇議案第88号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(小林正紀君) 日程第7、議案第88号 平成18年度桜川市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 川股市民生活部長。
          〔市民生活部長(川股守安君)登壇〕
〇市民生活部長(川股守安君) 49ページをお願いいたします。
 議案第88号 平成18年度桜川市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)についてご説明をいたします。
 第1条で2億9,877万2,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ56億2,075万9,000円と定めるものでございます。
 次に、52ページをお願いいたします。歳入からご説明申し上げます。7款1項2目の保険財政共同安定化事業交付金、補正額2億8,530万5,000円であります。高額医療共同事業につきましては、1件当たり70万円、平成18年度からは1件当たり80万円以上を対象にするという高額医療共同事業と、平成18年10月から1件当たり30万円以上80万円以下の高額の医療給付費を対象とする保険財政共同安定化事業の2階建て方式に変わりました。このことに伴いまして、保険財政共同安定化事業拠出金を拠出するものでありますが、その算出方法につきましては、前々年度の医療費実績に応じた拠出金と被保険者数に応じた額の合計額を拠出することになります。
 また、その拠出額と同額が国民健康保険団体連合会、いわゆる国保連合会から交付されるという、そういう補正内容でございます。
 次の9款1項1目の一般会計繰入金、補正額1,231万7,000円につきましては、3節で職員の人事異動に伴う職員給与費等繰入金の補正であり、次の4節では出産一時金の支給額の増額改定に伴う国の3分の2の負担分を一般会計から繰り入れるものでございます。
 次の10款1項2目の繰越金につきましては、前年度からの繰越金を出産一時金の額改定に伴う市の負担分として補正するものでございます。
 続いて、53ページの歳出にまいります。1款1項1目の一般管理費、補正額406万6,000円につきましては、人事異動に伴う補正でございます。
 次の2項1目の税務総務費、補正額615万1,000円も同様に人事異動に伴う補正でございます。
 次の54ページにまいります。2款4項1目の出産育児一時金、補正額325万円につきましては、出産一時金の支給額が10月から1件につき30万円から35万円に改正されたことに伴う補正でありまして、5万円の増額分65件分を見込んでおります。
 5款1項4目の保険財政共同安定化事業拠出金、補正額2億8,530万4,000円につきましては、冒頭にご説明をいたしました国保連合会への拠出金でありまして、5目の保険財政共同安定化事業事務費拠出金につきましては、1,000円の項目のみ補正をするものでございます。
 以上で国民健康保険特別会計補正予算の説明を終わります。
〇議長(小林正紀君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 質疑なしと認めます。
 これから討論を行います。
          〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 討論なしと認めます。
 お諮りいたします。議案第88号は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第88号 平成18年度桜川市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)は、原案のとおり可決されました。
                                           
〇議案第89号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(小林正紀君) 日程第8、議案第89号 平成18年度桜川市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 口町建設部長。
          〔建設部長(口町 久君)登壇〕
〇建設部長(口町 久君) 55ページをお願いいたします。議案第89号 平成18年度桜川市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)。
 歳入歳出予算の補正でございます。第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ118万9,000円を追加しまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億7,984万3,000円と定めるものでございます。
 58ページをお願いいたします。歳入でございます。4款繰入金、1項1目一般会計繰入金の補正額118万9,000円の増でございます。人件費の繰入金でございます。
 次に、歳出でございます。1款農業集落排水事業費、1項1目農業集落排水事業費の1万4,000円、2目農業集落排水施設管理費の117万5,000円は、人事異動に伴う増でございます。
 以上でございます。
〇議長(小林正紀君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 質疑なしと認めます。
 これから討論を行います。
          〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 討論なしと認めます。
 お諮りいたします。議案第89号は原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第89号 平成18年度桜川市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)は、原案のとおり可決されました。
                                           
〇議案第90号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(小林正紀君) 日程第9、議案第90号 平成18年度桜川市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 口町建設部長。
          〔建設部長(口町 久君)登壇〕
〇建設部長(口町 久君) 59ページをお願いいたします。議案第90号 平成18年度桜川市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)。
 歳入歳出予算の補正でございます。
 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ465万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ13億4,772万8,000円と定めるものでございます。
 62ページをお願いいたします。歳入でございます。6款繰入金、2項1目公共下水道事業基金繰入金で767万1,000円の減でございます。
 次に、7款繰越金、1項1目繰越金で1,232万8,000円の増、前年度繰越金でございます。
 次のページをお願いいたします。歳出でございます。1款下水道事業費、1項1目公共下水道総務費で465万7,000円の増、人事異動による組み替えでございます。
 以上でございます。
〇議長(小林正紀君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 質疑なしと認めます。
 これから討論を行います。
          〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 討論なしと認めます。
 お諮りいたします。議案第90号を原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第90号 平成18年度桜川市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)は、原案のとおり可決されました。
                                           
〇議案第91号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(小林正紀君) 日程第10、議案第91号 平成18年度桜川市介護保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 中澤保健福祉部長。
          〔保健福祉部長(中澤 進君)登壇〕
〇保健福祉部長(中澤 進君) 64ページをお願いします。議案第91号 平成18年度桜川市介護保険特別会計補正予算(第2号)についてご説明いたします。
 歳入歳出予算の補正でありますが、既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ747万9,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ27億1,400万3,000円と定めるものでございます。
 事項別明細書によりご説明いたしますので、67ページをお開き願います。歳入の補正でございますが、第7款1項4目その他一般会計繰入金を747万9,000円減額するもので、これは職員給与費等の繰入金分であります。
 次の68ページをお願いします。歳出の補正でありますが、第1款総務費、1項1目一般管理費747万6,000円を減額して、2,130万7,000円とするものであります。内容といたしましては、4月の人事異動により、職員1名が減になったことによるものであります。
 次の2項1目賦課徴収費と、次のページの3項1目介護認定審査会費についても、人事異動によるものでございます。
 以上でございます。
〇議長(小林正紀君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 質疑なしと認めます。
 これから討論を行います。
          〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 討論なしと認めます。
 お諮りいたします。議案第91号を原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第91号 平成18年度桜川市介護保険特別会計補正予算(第2号)は、原案のとおり可決されました。
                                           
〇議案第92号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(小林正紀君) 日程第11、議案第92号 平成18年度桜川市野外趣味活動施設特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 山中経済部長。
          〔経済部長(山中政雄君)登壇〕
〇経済部長(山中政雄君) 70ページをお願いいたします。議案第92号 平成18年度桜川市野外趣味活動施設特別会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。
 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ37万円を追加し、歳入歳出の予算の総額を歳入歳出それぞれ3,419万1,000円と定めるものでございます。内容をご審議の上、原案にご賛同くださいますようよろしくお願い申し上げます。
 内容につきましては、73ページをお願いいたします。歳入でございますけれども、2款繰入金、1項一般会計繰入金、1目繰入金で一般会計から37万円の繰り入れでございます。
 歳出につきましては、1款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費の中で、職員手当に4,000円、共済費に36万6,000円、合わせて37万7,000円の補正でございます。人件費でございます。
 以上でございます。
〇議長(小林正紀君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
 20番、橋本君。
〇20番(橋本位知朗君) 野外趣味活動施設というのは、どういうことでこの名前がついたのか、そのいわれについてちょっと教えてください。
〇議長(小林正紀君) 山中経済部長。
〇経済部長(山中政雄君) 今覚えている範囲のお答えで勘弁していただきたいと思います。
 設立当初、雇用促進事業団でその雇用促進住宅をつくったときに、勤労者のための憩いの場所というような意味合いもありまして、屋外で趣味活動を伴ったことができる施設というようなことで、野外趣味活動というような名前がついたと、そういうことが趣旨だったと思われます。
〇議長(小林正紀君) 20番。
〇20番(橋本位知朗君) わかりました。市長にお伺いしますが、野外趣味というのは、趣味ですよね。今これにお金を年間1,000万円ぐらいかかっているということで、先ほど、あるいは一般質問でも出ていましたが、もし継続するのであれば、名前を変えるなり、こういうわけのわからないようなことはやめるか、あるいは私はできればこの施設については、民間に売却した方がいいと思うのですよ。先ほど団地の話も出ましたけれども、団地はなかなか大きいので、売却というのもなかなかできないと思うのですが、ここはもう30年来やって、内容については、先ほどの一般質問の内容のとおりでございますが、この辺でやっぱり手を打つのも市長、いい時期かと思うのですよ。もし売却するのであれば、この名前のまま野外趣味活動施設という名前では売れないと思うのですけれども、ですからその辺のところをどんなふうに考えるか、ちょっと市長にお尋ねしたいと思います。
〇議長(小林正紀君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 現在、先ほど一般質問の中でもお答え申し上げたように、指定管理者制度の導入をしていきたいと。指定管理者制度の中でお願いできれば、そのような形で移管していきたいと。もし受け手がなければ、今、橋本議員さんが言われるような方向性も検討していかなければいけないだろうというふうに考えておるところでございまして、もう少々お時間をいただいて、結論を出してまいりたいと考えておりますので、お願いしたいと思います。
〇議長(小林正紀君) ほかございませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
          〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 討論なしと認めます。
 お諮りいたします。議案第92号は原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第92号 平成18年度桜川市野外趣味活動施設特別会計補正予算(第1号)は、原案のとおり可決されました。
                                           
〇議案第93号〜議案第95号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(小林正紀君) 日程第12、議案第93号 平成18年度桜川市岩瀬水道事業会計補正予算(第1号)から日程第14、議案第95号 平成18年度桜川市大和水道事業会計補正予算(第1号)まで、以上3案を一括議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 田口水道局長。
          〔水道局長(田口喜之君)登壇〕
〇水道局長(田口喜之君) 議案第93号 平成18年度桜川市岩瀬水道事業会計補正予算(第1号)についてご説明いたします。
 74ページをお開き願います。今回の補正は、第2条で収益的支出の既決予定額から103万1,000円を減額補正いたしまして、第3条で資本的収入の既決予定額に410万円、資本的支出の既決予定額に1,360万円の補正をお願いするものでございます。
 それでは、補正予算明細書によりご説明申し上げますので、79ページをお開き願います。収益的収入及び支出における支出、1款1項4目総係費、補正予定額103万1,000円の減でございますが、これは人事異動に伴う人件費のトータルで190万円の減、賃借料で検針票読取装置リース料86万9,000円の増によるものでございます。
 次ページをお開き願います。資本的収入及び支出における収入、1款4項1目国庫補助金、補正予定額410万円でございますが、これは石綿セメント管更新事業における国庫補助金が内示で当初見込みに対しまして150%余計についたことによるものでございます。
 支出にまいります。1款1項1目施設整備費、補正予算額1,360万円、これはただいま申し上げましたように、国庫補助金が増になったため、石綿セメント管更新事業工事費が増となるものでございます。
 続きまして、議案第94号 平成18年度桜川市真壁水道事業会計補正予算(第2号)についてご説明いたします。
 81ページをお開き願います。今回の補正は、第2条で収益的支出の既決予定額から7万9,000円の減額補正をお願いするものでございます。
 補正予算明細書によりご説明申し上げますので、84ページをお開き願います。収益的収入及び支出における支出、1款1項4目総係費、補正予定額7万9,000円の減でございますが、これは人件費トータルで18万6,000円の減、印刷製本費で10万7,000円の増によるものでございます。
 続きまして、議案第95号 平成18年度桜川市大和水道事業会計補正予算(第1号)についてご説明いたします。
 85ページをお開き願います。今回の補正でございますけれども、第2条で、収益的支出の既決予定額に211万8,000円を補正いたしまして、第3条で資本的収入の既決予定額に23万円、資本的支出の既決予定額に76万8,000円の補正をお願いするものでございます。
 それでは、補正予算明細書によりご説明申し上げますので、90ページをお開き願います。収益的収入及び支出における支出、1款1項4目総係費、補正予算額211万8,000円の増でございますが、これは人事異動に伴う増でございます。
 次ページをお開き願います。資本的収入及び支出における収入、1款1項1目その他負担金、補正予定額23万円でございますけれども、これは北関東自動車道建設に伴う配水管布設工事の受託工事負担金でございます。
 支出にまいります。1款1項1目施設整備費、補正予定額23万円、これはただいま申し上げました北関東自動車道建設に伴う受託工事費でございます。
 2目資産購入費、補正予定額53万8,000円、これは高久浄水場深井戸用水中ポンプを取りかえるための購入費でございます。
 以上で説明を終わります。
〇議長(小林正紀君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。
 21番、仙波君。
〇21番(仙波信綱君) 各地区の水道事業の補正予算ということでただいま説明があったのですが、一昨日の一般質問、菊池さんの一般質問でも問いただされたと思うのですが、再度水道局長にお伺いをしたいと思っております。
 この補正を粛々とされる今年度の予算の中で、合併以前に私合併協議会の方にも参加しておりましたので、その中で3年をめどに統一をしていきたいというような事務方の回答がありましたけれども、3年もの長い間に各地区の差があるのはおかしいではないかというような意見を私述べさせてもらいました。その中で、2年をめどにというふうに1年短縮された経緯がございます。それに対しまして、現水道局長として2年をめどというのは、19年度には統一していきたいというような方向性であったはずでありますが、それについては何らいまだ触れていないように伺っております。進捗状況、どのような動きをされているかお聞かせ願いたい。
〇議長(小林正紀君) 田口水道局長。
〇水道局長(田口喜之君) お答えいたします。
 まず、18年度におきましては、水道料金を一本化するということで進めております。3水道事業の統一につきましては、統合につきましては、平成19年度に県の方へ認可申請する予定で進めていきたいと考えております。
 以上です。
〇議長(小林正紀君) 21番、仙波君。
〇21番(仙波信綱君) 料金統一の方向で動いているというようなご回答でよろしいわけですね。
 それと、県の方に19年度は申請していくと、水道事業、要するに3本分かれているものを一本化した申請を出していくというような形で進められているというご回答でよろしいのですね。
〇議長(小林正紀君) 田口水道局長。
〇水道局長(田口喜之君) 18年度が料金改正でございます。19年度が事業の統合でございます。
 以上です。
〇議長(小林正紀君) 21番、仙波君。
〇21番(仙波信綱君) いや、ですから、18年度というのは今年度ですよね。今年度料金統一ということで、料金を統一するのに、これは水道管理者として市長にお伺いもしたいのですが、歩いていますと、水道料金が岩瀬地区が高くなったと聞いているのですよ、一般市民の生活感情として。実際統一されて、高い方に統一されたのですか。これはされていないですよね。
 そこで、審議会等々の問題も抱えているのでしょうけれども、市長、ぜひお願いしたいのは、統一されるのであれば、市民の皆さんが今いろんなわだかまりを持って地域の格差で綱引きのムードが相当強いです。ですから、これはぜひ桜川市のハンドルをとる市長のお立場としては、4万9,000の市民の皆さんが「ああ、統一してよかったな」と思う。これはもう料金を低いところに統一する。それでスタートするというようなことをぜひ実行、断行していただきたい、このようにお願いします。
 よろしくどうぞ。一言。
〇議長(小林正紀君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 私としましては、審議会を立ち上げております。先ほどもお答え申し上げたように、議会が解散してしまったということで、若干空白の時間ができてしまったと。早速水道局長の方に審議会を再開していただいて、その中には重要な位置づけとして、議員さんが何名かお入りになるという中で、早い時点でご審議をいただいて、答申をいただきたい、その中で最終的に判断をしてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
〇議長(小林正紀君) ほかございませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
          〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 討論なしと認めます。
 お諮りいたします。議案第93号は原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第93号 平成18年度桜川市岩瀬水道事業会計補正予算(第1号)は、原案のとおり可決されました。
 続いて、議案第94号を原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第94号 平成18年度桜川市真壁水道事業会計補正予算(第2号)は、原案のとおり可決されました。
 続いて、議案第95号は原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第95号 平成18年度桜川市大和水道事業会計補正予算(第1号)は、原案のとおり可決されました。
                                           
〇議案第96号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(小林正紀君) 日程第15、議案第96号 桜川市営県単土地改良事業の施行についてを議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 山中経済部長。
          〔経済部長(山中政雄君)登壇〕
〇経済部長(山中政雄君) 92ページをお願いします。議案第96号 桜川市営県単土地改良事業の施行について。
 本件につきましては、桜川市営県単土地改良事業を施行したいので、土地改良法(昭和24年法律第195号)第96条の2第2項の規定により議会の議決を求めるものであります。
 詳細につきましては、記載のとおりでありますので、内容をご審議の上、原案にご賛同くださいますようよろしくお願い申し上げます。
〇議長(小林正紀君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
 24番、上野君。
〇24番(上野征一君) 富谷地内のかんがい排水事業の場所ですけれども、先ほど言った道路の云々で騒いだ反対側あたりかと思います。富谷観音入り口の下かと思うのですけれども、あそこは中山間地の整備事業ということで、土地改良をやりたいということで前々から申し入れありましたところかと思っています。土地改良をやるのであれば、かんがい排水と同時に進行した方がいいと思いますし、土地改良をやらないのであれば、やっても問題ないかと思いますけれども、中山間の土地改良整備をする気があるのかないのか、その辺ちょっと見通し聞かせてください。
〇議長(小林正紀君) 山中経済部長。
〇経済部長(山中政雄君) 24番の上野議員にお答え申し上げます。
 上野議員がおっしゃるように、あの地区は昭和59年から平成7年にかけて県営圃場整備事業を大川地区で整備されたわけでございます。その後、今この排水フリュームを入れようとしているところは、その当時、地区外のためまだ未整備ということで、とりあえずその前に排水路だけでもというような要望が強くありまして、なかなかまとまらないのも事実みたいなのです。そういう事情もありまして、排水フリュームを入れて、その水路だけでもとりあえず機能をよくして、被害の防止と経営安定を図ろうということで、今回一応やるということになっておりますけれども、そういう地元の意見が私の方までそのようにやりたいというような意思がはっきり伝わってこないのですけれども、地元の方の賛同が得られるということであれば、まだ変更はきかないわけではありませんので、早急に確認してみたいとは思っています。
〇議長(小林正紀君) 24番、上野君。
〇24番(上野征一君) 市長は地元だから百も承知かと思うのですけれども、あそこは部長、地区、大川土地改良のときの地区外ではなくして、地区内に取り込もうとしたときに、反対者が多くて取り込めなかった場所なのです。それでやって、富谷の西・東と通称言うのですけれども、東の市長のお住まいのちょっと手前の奥、山間部は、何年か前に、二、三年前に中山間地ということで整備をやったのですけれども、そのときにこの今かんがい排水やろうとしているところもやりたいということで出たのですけれども、一たん大川土地改良のときにお誘いかけたのに反対したのだから、やることないのではないかというような声もありましたし、当時はまだ若干その地権者の同意も得られなくてやれなかったのかもしれませんけれども、面積としてはかなり面積有していますので、できるものであれば、中山間の土地改良を組み込んでやったらよろしいのではないかと思っています。できるものであれば、地元で区長さんを中心に同意をとって、中山間整備事業を取り込んでやれれば非常にありがたいかと思っています。
 以上です。結構です。答弁はいいです。
〇議長(小林正紀君) ほかございませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
          〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 討論なしと認めます。
 お諮りいたします。議案第96号は原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第96号 桜川市営県単土地改良事業の施行についてを原案のとおり可決いたしました。
                                           
〇散会の宣告
〇議長(小林正紀君) 以上で本日の日程は終了いたしました。
 本日はこれにて散会します。
 21日、22日は休会として、23日の会議は午前10時から開きます。どうもご苦労さまでございました。
          散 会  (午後 4時15分)