平成18年第3回(10月)桜川市議会定例会会議録(第1号)

平成18年第3回桜川市議会定例会議事日程(第1号)
                        平成18年10月18日(水)午前10時開会
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 諸般の報告
日程第 4 執行部あいさつ
日程第 5 議案第82号 教育委員会委員の任命について
日程第 6 一般質問

〇出席議員(25名)
  1番   風  野  和  視  君     2番   勝  田  道  雄  君
  3番   岩  見  正  純  君     4番   小  高  友  徳  君
  5番   中  川  泰  幸  君     6番   鈴  木  政  夫  君
  7番   皆  川  光  吉  君     8番   増  田     豊  君
  9番   潮  田  新  正  君    10番   相  田  一  良  君
 11番   古  川  静  子  君    12番   大  塚  秀  喜  君
 13番   高  田  重  雄  君    14番   小  林  正  紀  君
 15番   増  田  俊  夫  君    16番   鈴  木  好  史  君
 17番   川 那 子  秀  雄  君    18番   萩  原     廣  君
 19番   横  田     衛  君    20番   橋  本  位 知 朗  君
 22番   増  田     昇  君    23番   塚  本     明  君
 24番   上  野  征  一  君    25番   林     悦  子  君
 26番   菊  池  節  子  君

〇欠席議員(1名)
 21番   仙  波  信  綱  君

〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
   市     長  中 田   裕 君
   教  育  長  石 川   稔 君
   市 長 公 室 長  飯 嶌 洋 一 君
   総 務 部 長  刈 部 幸 男 君
   市 民 生活部長  川 股 守 安 君
   保 健 福祉部長  中 澤   進 君
   経 済 部 長  山 中 政 雄 君
   建 設 部 長  口 町   久 君
   岩 瀬 支 所 長  細 谷   豊 君
   真 壁 支 所 長  大 場 敏 夫 君
   水 道 局 長  田 口 喜 之 君
   教 育 次 長  飯 島 泰 則 君

〇職務のため出席した者の職氏名
   議 会 事務局長  柴 山 栄 一 君
   議会事務局書記  笠 倉   貞 君
   議会事務局書記  長 堀 イツ子 君
   議会事務局書記  鈴 木 謙 一 君

          開 会  (午前10時00分)
〇開会の宣告
〇議長(小林正紀君) 皆さん、おはようございます。
 本日の出席議員は25名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立しますので、ただいまより平成18年第3回桜川市議会定例会を開会します。
 地方自治法第121条の規定により、説明のため議長からの出席要求による出席者及び議会事務局職員は配付した資料のとおりです。
                                           
〇開議の宣告
〇議長(小林正紀君) これから本日の会議を開きます。
                                           
〇会議録署名議員の指名
〇議長(小林正紀君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 今期定例会の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により議長より指名いたします。
    4番 小 高 友 徳 君
    5番 中 川 泰 幸 君
    6番 鈴 木 政 夫 君
 以上3名を会議録署名議員に指名します。
                                           
〇会期の決定
〇議長(小林正紀君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
 議会運営委員長より本定例会の会期日程等、議会の運営に関する事項について、議会運営委員会の協議の結果報告をお願いします。
 議会運営委員長、皆川光吉君。
          〔議会運営委員長(皆川光吉君)登壇〕
〇議会運営委員長(皆川光吉君) おはようございます。議会運営委員会の会議結果を報告いたします。
 円滑な議会運営を図るべく、平成18年10月13日、午前10時から同委員会を招集し、議長の出席を得て開催、審議した結果、次のとおり決定いたしました。
 会期については、本日から27日までの10日間といたします。本日は、人事案件の採決の後、一般質問を行います。
 19日は、議案調査のため、休会といたします。
 20日は、一般質問を行い、終了後、決算を除く議案を審議し、採決いたします。
 21日、22日は、議案調査のため休会といたします。
 23日は、平成17年度決算議案を上程し、総括質疑を行います。総括質疑は、1人につき一問一答といたします。総括質疑終了後、各常任委員会に付託いたします。
 24日、25日、26日は、平成17年度決算審議を各常任委員会で審議します。
 27日は、各常任委員長の報告を行い、採決をいたします。
 以上で報告を終わります。
〇議長(小林正紀君) お諮りいたします。
 本定例会の会期日程は、議会運営委員長の報告のとおりとしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 異議なしと認め、よって会期は議会運営委員長の報告のとおり決定いたしました。
                                           
〇諸般の報告
〇議長(小林正紀君) 次に、日程第3、諸般の報告を行います。
          〔「議長」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 25番。
〇25番(林 悦子君) 申しわけないのだけれども、どこで言っていいかわからない。一般質問通告一覧表というのを見ていましたらば、質問の相手というところで、私のところ教育長しか書いていないのだけれども、私は市長、教育長、担当課長と言った。後で答弁のときに教育長しか答弁を求められていないからなんていうことのないように、それだけお願いいたします。今ここで申し上げておきます。印刷の間違いだと思います。
〇議長(小林正紀君) わかりました。私の方で覚えておきます。
〇25番(林 悦子君) お願いします。
〇議長(小林正紀君) 例月出納検査、県西総合病院組合議会、筑西広域市町村圏事務組合議会、筑北環境衛生組合議会の報告は、お手元に配付したとおりであります。
                                           
〇執行部あいさつ
〇議長(小林正紀君) ここで、市長より発言を求められておりますので、これを許します。
 中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) おはようございます。本日、平成18年第3回定例議会を開催するに当たり、議案の説明を兼ねてごあいさつを申し上げます。
 本定例会は、新議員の皆様をお迎えしての実質的新たなスタートとなる議会であります。大変意義のある定例会であると考えます。
 ご案内のとおり、桜川市は昨年10月1日に誕生して、はや1年を迎えたわけでありますが、この間当市におきましては「あなたが主役」の理念に基づいてまちづくりを展開してまいりました。その基本は、行政の積極的な情報公開と市民の皆様の声をお聞きし、市政に生かしていくことと認識しております。特に8月1日付でパブリックコメント手続要綱を定めるなど市民の皆様に市政の参画を促進し、公平で民主的な市政の推進に取り組んでいるところであります。
 今後とも議員各位には、市の発展のため、特段のご支援とご協力を賜りますようお願いを申し上げます。
 それでは、今回の定例議会でご審議いただく案件について概要の説明をさせていただきます。
 まず、議案第82号 教育委員会委員の任命については、桜川市教育委員会委員の鈴木勝氏が、本年11月24日をもって任期満了となりますので、鈴木氏を再任したいので、議会の同意を求めるものであります。
 次に、議案第83号 桜川市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例については、人事院規則の改正により育児及び介護を行う職員の早出、遅出勤務の対象範囲が拡大されたことに伴い、条例の一部を改正するものであります。
 次に、議案第84号 市営御領西住宅(2工区)建替工事請負契約についてであります。この市営住宅については、高齢者の安全、安心な居住の確保に努め、高齢者向けの優良賃貸住宅の供給を促進するために平成15年度から継続事業にて整備をしております。今回は、2工区の建替工事について請負契約を締結したいので、議会の議決を求めるものであります。
 次に、議案第85号 桜川市道路線の廃止については、公共用財産の用途廃止協議に伴うものと、市道廃止申請に伴うものでありまして、岩瀬地区の3路線と真壁地区の1路線の4路線であります。
 次に、議案第86号 桜川市道路線の認定については、2路線を予定しております。これは、認定道路の取りかえに伴う認定第1路線と岩瀬庁舎北側の桜川の水辺空間事業に伴う岩瀬桜川自転車道路建設のための路線の認定であります。
 続いて、議案第87号 平成18年度桜川市一般会計補正予算(第4号)であります。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ8,663万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ167億6,438万2,000円といたしました。歳入の主なものは、県支出金、繰越金であり、歳出の主なものについては民生費、農林水産業費、土木費、教育費であります。
 次に、議案第88号 平成18年度桜川市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)であります。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億9,877万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ56億2,075万9,000円といたしました。歳入の主なものは、共同事業交付金であり、歳出な主なものは共同事業拠出金であります。この事業は、本年10月より実施された事業であり、市町村国保の保険料の標準化、さらに財政の安定を図るために実施されるものであります。
 次に、議案第89号 平成18年度桜川市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)であります。歳入歳出の総額に歳入歳出それぞれ118万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ3億7,984万3,000円といたしました。これは、人事異動等に伴う予算の組み替えであります。
 次に、議案第90号 平成18年度桜川市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)であります。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ465万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ13億4,772万8,000円といたしました。これも人事異動等に伴う予算の組み替えであります。
 次に、議案第91号 平成18年度桜川市介護保険特別会計補正予算(第2号)であります。歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ747万9,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ27億1,400万3,000円といたしました。これも人事異動に伴う予算の組み替えであります。
 次に、議案第92号 平成18年度桜川市野外趣味活動施設特別会計補正予算(第1号)であります。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ37万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ3,419万1,000円といたしました。これも人事異動に伴う予算の組み替えであります。
 次に、議案第93号 平成18年度桜川市岩瀬水道事業会計補正予算(第1号)であります。収益的支出につきましては103万1,000円を減額し、総額を5億2,189万8,000円としました。これも人事異動に伴う予算の組み替えであります。資本的収入につきましては410万円を追加し、総額を4,539万2,000円としました。これは国庫補助金であります。資本的支出については1,360万円を追加し、総額を1億6,434万3,000円といたしました。これは工事請負費であります。
 次に、議案第94号 平成18年度桜川市真壁水道事業会計予算(第2号)であります。収益的支出につきましては7万9,000円を減額し、総額を4億1,496万1,000円としました。これは、人事異動に伴う予算の組み替えが主な内容であります。
 次に、議案第95号 平成18年度桜川市大和水道事業会計補正予算(第1号)であります。収益的支出につきましては211万8,000円を追加し、総額を2億680万5,000円としました。これは、人事異動に伴う予算の組み替えであります。資本的収入につきましては23万円を追加し、総額を53万円としました。これは、負担金の増額であります。資本的支出につきましては76万8,000円を追加し、総額を4,556万6,000円といたしました。これは、建設改良費でございます。
 次に、議案第96号 桜川市営県単土地改良事業の施行についてであります。これは、桜川市営県単土地改良事業ため池整備及びかんがい排水事業を施行したいので、土地改良法の規定により議会の議決を求めるものでございます。
 続いて、議案第97号から議案第106号につきましては、平成17年度の桜川市一般会計、各特別会計及び水道事業会計の決算の認定をお願いするものでございます。
 今回の決算につきましては、平成17年10月1日に桜川市に合併になりましてから新市予算の決算でございますが、内容につきましては後ほどご説明を申し上げますが、各事業を計画的に展開し、慎重に執行することができました。
 一般会計のみで申し上げますと、歳入総額99億2,843万2,000円、歳出総額93億2,150万3,000円、翌年度に繰り越すべき財源3,704万2,000円で、実質収支額は5億6,988万7,000円をもって決算した次第でございます。
 執行者といたしましては、これらの決算状況を謙虚に受けとめて、これからの健全な市政運営に精進いたします。
 以上で本議会に提出いたしました議案の概要説明を終わりますが、後ほど担当部長より詳細なる説明をいたしますので、何とぞ慎重なるご審議の上、適切なるご議決を賜りますよう心からお願いを申し上げ、あいさつとさせていただきます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。
                                           
〇議案第82号の上程、説明、質疑、採決
〇議長(小林正紀君) 日程第5、議案第82号 教育委員会委員の任命についてを議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 議案第82号 教育委員会委員の任命について、桜川市教育委員会委員、鈴木勝氏が平成18年11月24日をもって任期満了となります。つきましては、鈴木勝氏を再任したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定に基づき議会の同意を求めるものでございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
〇議長(小林正紀君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 質疑を終了いたします。
 本件につきましては、討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 異議なしと認め、直ちに採決いたします。
 お諮りいたします。議案第82号、鈴木勝君について、原案のとおり同意することに賛成の方は起立願います。
          〔起立全員〕
〇議長(小林正紀君) 起立全員。
 よって、議案第82号 教育委員会委員の任命については原案のとおり同意することに決定いたしました。
                                           
〇一般質問
〇議長(小林正紀君) 日程第6、一般質問を行います。
 一般質問については、時間を60分とし、質問回数は3回までといたします。初めの質問は対面席に登壇して行い、再質問は自席でお願いします。また、答弁も初めは登壇して行い、次回は自席でお願いいたします。
 それでは、通告順に従って発言を許します。
 12番、大塚秀喜君。
          〔12番(大塚秀喜君)登壇〕
〇12番(大塚秀喜君) 通告に従い質問します。
 一昨日、10月16日の茨城新聞に出ました「自立ほど遠く、頼みは交付税」という見出しでありました。地方税に対する人件費比率ランキングという県内の順位が1位から44位まで出ておりました。下位39位から44位の県内6市町は、税収を上回る人件費がかかり、自前の税収だけでは職員さんの給料も賄えないと。当市は、境界の38位、95.81%という比率で、辛うじて賄えてはおりますが、桜川市の厳しい財政が見える記事でありました。
 さて、厳しい財政運営の中、執行部も大変だとは思いますが、市長の公約でもあります大和地区の中学校建設ですが、大和地区の子供を持つPTAの方や大和中学校を卒業した市民の方にすれば、悲願である問題です。私もさきの選挙戦で支持者の皆様にもこの問題を訴えてまいりました。昨年12月の議会でも建設に反対する考えでないことは市長、教育長にもご理解を得てきたつもりです。市長答弁でも、100人以下では競争力にも問題があるので、今後検討していくという前向きな答弁をいただきました。
 そこで、教育長にお伺いしますが、昨年12月の市長答弁から今までどのような経過を経ているか、また今後のスケジュールをお聞きします。
 次に、これも市長の公約であり、合併特例債の重点事業でもある旧真壁町の公民館建てかえ事業ですが、これもしつこいようですが、私の町議時代からのライフワークであります。間もなく年が明けると、「蔵の町まかべのひな祭り」が開催され、リピーターの方や多くの来訪者が真壁地区に訪れ、市民の方との触れ合いを楽しんでいかれる光景は風物詩にもなってまいりました。やはり訪れた方に老朽化した中央公民館で休んでいただくということが私には残念でなりません。せっかく市民の手でつくり上げた催しも、行政の持つ施設が老朽化していて、トイレもにおいがするようでは我々が市民の足を引っ張っているようにも映りかねません。合併し、新しい市が誕生し、これから市民を行政がおもてなしをしていくことは必要不可欠であると思います。
 ここで、市長にお聞きしますが、真壁地区にあります中央公民館の建てかえについて今後のスケジュールを、予算規模などをお伺いします。
 答弁により再質問させていただきます。
〇議長(小林正紀君) 大塚秀喜君の質問に対する答弁を願います。
 石川教育長。
          〔教育長(石川 稔君)登壇〕
〇教育長(石川 稔君) 大塚議員さんの質問にお答えをいたします。
 教育行政について、@、桜川市立大和中学校についてのご質問ですが、大和中学校の改築につきましては、大和中学校だけではなく、桜川市の教育施設全般の課題と認識し、桜川市教育施設整備検討委員会を設置、今後どのように取り組むべきか諮問してまいりました。その中で、耐震性に一番不安のある大和中学校の改築を早急に進めていただきたいという答申となりました。これを真摯に受けとめ、生徒の安全確保、地域住民の避難場所の確保、厳しい財政状況の中での財源の確保等、関係課と協議を進め、大和中学校の改築を実施することになりました。財源につきましては、国の安全、安心な学校づくり交付金、県の新市町村づくり支援事業補助金、合併特例債など最大限の補助を受け、市の財政負担を軽減することで改築を考えております。
 また、統合問題を考慮した上で、特別教室を普通教室に転用することを視野に入れた設計とするつもりでおります。
 A、将来の学区についてのご質問ですが、今年3月に市長より、教育施設の整備について諮問を受け、早速桜川市教育施設整備検討委員会を設置いたし、審議をした結果、改築及び耐震化の整備計画を推進することが最重要課題となっていますが、今後児童生徒の少子化に伴い、少人数化する学校の教育のあり方を考えますと、質問であります将来の学区について整備検討委員会の答申にもありますように、学校の改築時には学校統合検討委員会を設置し、地域の理解を十分に得ながら慎重に進めていく必要があると考えております。
 以上です。
〇議長(小林正紀君) 中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 大塚議員さんの合併特例債事業についての質問にお答えをさせていただきます。
 合併特例債事業のうち多目的複合施設の建設事業についてのご質問でございますが、大塚議員もご承知のように新市建設計画に掲載されております特例債事業は九つございます。また、このたびの定例議会におきまして実施設計委託料の補正をお願いいたします大和中の改築事業を含めまして現在10件の事業が計画されております。これらの事業の実施計画につきましては、合併をいたしまして2年目を迎えたということもございまして、事業期間を前期、後期に分けて実施する考えでおります。
 ご質問の多目的複合施設につきましては、埋蔵文化財センターの機能を備えた施設とすべきかとの議論も含め、平成19年度予算に調査費を計上いたしまして検討を進めてまいる所存でございますので、議員各位におかれましても、もし思いのたけがございましたら、ぜひ私の方にお聞かせくださるようにお願いをいたします。
 以上でございます。
〇議長(小林正紀君) 12番、大塚君。
〇12番(大塚秀喜君) 先ほどの教育の答弁で、特別教室の転用というのがありましたが、それは具体的にはどのようなことか答弁願います。
〇議長(小林正紀君) 石川教育長。
〇教育長(石川 稔君) 今回建設いたします大和中学校の特別教室を将来ほかの用途の学校に転用する場合に、普通教室にも転用できるようなつくりとする方向で今検討しているところです。
 以上です。
〇議長(小林正紀君) 12番、大塚君。
〇12番(大塚秀喜君) 特別教室を将来違う用途に転用というのは、小学校の統合とかということになっていくのかなという答弁だと理解します。
 危険校舎の建てかえや耐震強度などは、耐震強度の検査も進んでいますので、一日でも早く行わなくてはならないと考えております。しかし、中学校を統合し、将来的には小学校に利用できるというような答弁であったので、今全国的に2002年度から東京都品川区や香川県直島町などで小中学校一貫教育を実施するようになり、2002年5月には文部科学省は、これまでの小学校と中学校の6・3制の枠を超える研究校を指定し、現在全国に広まっております。茨城県内には、まだ一校もありませんが、執行部の皆さん、教育委員会の皆さん、子は宝であります。単純な建てかえでなく、小中一貫校、特区の申請をするぐらい熱いものを持った、これからの桜川市の教育に当たっていただきたい。茨城県で第1号として一貫校を導入するぐらいの今後の検討もしていただきたいと考えております。ぜひ桜川市全体の学区の見直しをする検討委員会の設置を強く要望いたします。
 それと、多目的ホール、19年度、調査費をつけるという大変前向きな答弁ありがとうございました。真壁の古い町並みを生かしたまちづくりの中でも登録文化財、茨城県でも1番ですし、全国でも上位に入りますが、中心にある中央公民館がぼろぼろでは来訪者にもひなびたまちという印象で終わってしまいます。登録文化財第1号は、市長のご親戚の鶴屋さんです。真壁のまちづくりは、そこから始まったと言っても過言ではありません。市民のもてなしの心を行政が邪魔をしないために、ここで中央公民館や母子健康センター、児童公園、歴史民俗資料館、商工会館、多目的な施設を一体とした整備検討を考えていっていただければと。真壁地区の核となるような施設を整備することが町中心部の活性化に一番効果的であると考えます。市の活性化は、将来の財源確保にもつながりますので、真壁地区の悲願である中央公民館の建てかえを早急にお願いして一般質問を終わります。ご清聴ありがとうございました。
〇議長(小林正紀君) これで大塚秀喜君の一般質問を終わります。
 続いて、18番、萩原廣君。
          〔18番(萩原 廣君)登壇〕
〇18番(萩原 廣君) おはようございます。通告に基づき質問いたします。
 早いもので、新生桜川市が誕生してから1年が過ぎますけれども、初めての予算を配るに当たりましても、厳しい財政状況の中で大変ご苦労なされたことと思いますが、桜川市の将来を見据え、積極的な予算が編成され、住みよいまちづくりを目指してスタートしたわけであります。私も桜川市全体のことは、まだまだわからない部分が多いものですから、地元の合併前の懸案事項について質問いたします。
 初めに、公園並びに多目的集会所の建設について。旧岩瀬町では、昭和46年に岩瀬町総合整備計画を策定し、10年先あるいは20年先の未来像を描きながら、第4次総合計画も間もなく完了することになっておりましたが、しかしその間バブル経済の崩壊や金融機関の不安等による景気の低迷が続き、多くの事業が中止あるいは変更になっていることもやむを得ない部分があるかと思いますが、ここに来て北部地区では、特にほかの地区との生活基盤整備の格差がますます広がってしまうのではないかと大変心配しているところでございます。合併前に北部地区の区長会及び14集落の役員一同が北部地区の子供たちが安心して遊ぶことのできる、あるいは遊ばせることもできる公園、そして北部地区の拠点ともなるべく多目的集会場の建設をお願いしたいという請願書が提出されました。私も同行いたしましたが、その件に関して私が前に北部地区の拠点ともなるような公園と多目的集会場の建設をお願いをいたしましたが、質問をしたときに、合併後、地区間の行政サービス水準の均衡を図るためにも北部地区には何とか公園や集会場の設置を考えていかなければならないと思っているので、何とか補助事業等を活用した中で実現するというような答弁でありましたが、市長はどのようにお考えなのかお伺いいたします。
 次に、岩瀬工業団地について質問いたします。この事業については、平成8年度に県の開発公社が南飯田地区に50ヘクタールの工業団地を造成のために用地を買収し、岩瀬工業団地実施計画を策定して、順調に進めば平成10年には造成工事に入り、2カ年計画で造成工事が完了する計画であったように聞いております。しかし、この計画を進めるに当たり、町及び県の開発公社が関係者に何回もの説明会を開き、優良企業を誘致して、皆さんの働く場所をつくるので、ぜひ協力してほしいと地権者の皆さんにお願いをして、同意をいただき、用地買収を完了させ、その後県の開発公社に引き継いだわけでありますが、景気等の低迷が続く中で、工業団地の需要が伸び悩み、茨城県と県の開発公社が工業団地造成工事の全面的な見直しが行われたと聞いておりますが、現在の状況あるいは今後の見通しをどのように考えているのか。用地買収に協力してくださった方々やいろいろな面でお骨折りをいただいた方々に対して何の説明もなく現在に至っており、今後の計画あるいは見通し等について何らかの形で説明をする必要があるのではないかと思いますので、どのようにお考えなのかお伺いをいたします。
 次に、通称大岡・亀岡線の改良工事についてでありますが、大変厳しい財政状況の中で全体計画1,900メートルのうち亀岡の入り口までが整備され、地域の皆さんを初め、多くの利用者の皆さんが大変喜んでおり、改めてお礼を申し上げるところでございます。しかし、当初の計画では、平成14年に完成する予定であったかと思いますので、残りの未整備部分についてはいつごろ完成するのかお伺いいたします。それというのも私が前に個人で交通量の調査をしたときには、町の幹線道路の中ではダンプ、トラック、その他の自動車等の交通量が最も多く、そして見通しが悪いために小さな交通事故が頻繁に発生しており、一歩間違えれば大きな事故になりかねない状況なので、何とか早急に整備しなければならないかと思いますが、いつごろ完成するのかお伺いします。
 以上で質問を終わりますが、答弁の内容によっては自席より質問させていただきます。
 以上です。
〇議長(小林正紀君) 萩原廣君の質問に対する答弁を願います。
 中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 萩原議員のご質問にお答え申し上げます。
 岩瀬北部地区の公園及び多目的集会場の設置要望についてでございますが、合併前から萩原議員さんを中心として、岩瀬北部地区の各区長さんの方々から陳情を受けているところであります。私も岩瀬北部地区の中核的な集会場がない現状は十分認識をしているところでございます。しかし、萩原議員もご承知のように、桜川市は近隣自治体と同様に合併したとはいえ、財政につきましては大変困窮している状況にあります。私といたしましても農林あるいはコミュニティー関連の補助金を生かした中で地元負担も含めたコミュニティーセンター的な施設建設を考えていただきたいということで推進をさせていただきたいというふうに考えておりますので、萩原議員においてもぜひご協力のほどよろしくお願いをしたいと思います。
 続きまして、岩瀬工業団地の進捗状況、企業誘致状況及びこれからの見通しとの質問でございますが、ご案内のとおり岩瀬工業団地につきましては平成3年度に事業を開始し、平成15年度に約44ヘクタールの用地買収が完了しております。しかし、近年の低調な企業立地動向と、茨城県及び茨城県開発公社の厳しい財政、財務状況から、平成11年3月に工業団地健全化基本方針が策定され、計画中から分譲中までのすべての工業団地の事業を見直すことになりました。対象は、県及び開発公社が実施している29団地すべてであり、事業費の見直しを含め、休止、造成先送りなど厳しい内容となっております。岩瀬工業団地につきましては、造成先送りとなっており、いまだ先行きが見えない状況でございます。しかし、合併後の状況につきましては、経済の堅調な動きに企業の立地意欲の高まりが見え始めております。それは、不動産業者等を通して企業の顔は見えませんが、数例のオファーが入っている現状でございます。特にインター周辺の土地の需要が高まりつつあると感じているところでございます。今後は、このような企業の動向を見きわめ、工業用地の取得と優良企業の誘致に努力してまいる所存でございますので、よろしくお願いしたいと思います。
〇議長(小林正紀君) 続きまして、口町建設部長。
          〔建設部長(口町 久君)登壇〕
〇建設部長(口町 久君) 萩原議員さんのご質問の大岡・亀岡線の改良工事の進捗状況と全線開通はいつになるかについてお答えをいたします。
 この路線は、岩瀬地区の北部と市街地を結ぶ重要な路線であることは認識をしております。できるだけ早く完了するように鋭意努力してまいりたいと思います。
 進捗状況につきましては、当初平成19年度完了する予定で事業を進めてまいりました。しかし、本年度については、県単事業の予算が大幅に削減されたために、当初予定していました事業の延長を縮小して実施しております。全延長約1キロのうち本年度末までで改良済みで約450メートル、45%の進捗となっております。全線完了につきましては、平成20年度を予定しております。どうぞよろしくお願いをいたします。
〇議長(小林正紀君) 再質問があれば。
 18番、萩原君。
〇18番(萩原 廣君) まず、北部地区の公園あるいは多目的集会場の建設等についてでありますが、市長は今は地元の負担の金で考えていると、そういう答弁でありましたが、常に市長は住民参加の行政あるいは地域格差のない行政とよく言われておりますけれども、そういった中で私は真壁、大和地区のことに対しては十分わかりませんけれども、それでも真壁地区には中央公民館、紫尾分館、谷貝分館、樺穂分館、また大和地区にはシトラスという立派な公民館があります。しかし、我々の旧岩瀬町においても、岩瀬には中央公民館があって、東部地区には農業改善センターがある。我々の住む北部地区、いわゆる14集落、16行政区があるのですが、そこの地区には何ら公共施設がないと。全然ないと言っても言い過ぎではないぐらいのものなのです。それで、合併前に市長に各区長さんが、我々も行きましたけれども、お願いした際には、おれが市長になったら何とかするというような答弁のように解釈をしているのですが、市長、その点どんなふうなのでしょうか。
〇議長(小林正紀君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 先ほども答弁で申し上げたように、非常に財政状況が厳しい中で、地元のご負担というものもある程度させていただいてつくっていきたい。これは、やはり箱物というのは、建ててから維持管理費がかかるわけでございます。そういうものを勘案した場合に、やはり地元の皆さん方にも3分の1程度ご負担をしていただくのが、よりコミュニティーセンターの維持には、我々がお金を出してつくったところなのだという愛着を持っていただく、そういうためにも私はそういうものがいいのかな、農林あるいはコミュニティー関係の補助というものがございまして、前にもお話を申し上げたように、仮にやれば、市の方でも応分の負担はさせていただくということで考えていきたい。そういうことで、やはり私の主張であります「あなたが主役のまちづくり」の中でも、これからは地域住民の皆さん方にも汗をかいていただかなければいけない、そういうことを私は訴えてまいりたいと、かように考えておりますので、どうかご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
〇議長(小林正紀君) 18番、萩原君。
〇18番(萩原 廣君) なかなか厳しい財政の中で大変な事業だと思うのですが、できれば、集会場は別としても児童公園ぐらいは何とかつくっていただければなと思います。
 次に、岩瀬工業団地の件に関しては、休止状態あるいは凍結ということもあるのだろうけれども、これからのまちづくりはやっぱり働く場所があって、そしてそこに定住して子供を産んで、安心して子供を育てられる環境づくり、我々行政の仕事だなと思っています。そういった中で、最近は茨城県はつくばエクスプレスが開通して、さらには平成20年には北関東自動車道路が全線開通するということで、かなり全国的に関心を持たれるというような話があって、茨城県の方に進出したいというような企業が多くあるのだというような記事も新聞等に載っておりました。そういった中で、どうなのでしょうか、担当部長はそういうことを県の方に依頼に行くとか、そういった経緯はなかったですか。担当部長、その辺もちょっとお伺いしたいと思います。
 もう一つ大岡・亀岡線についてちょっと一言触れておきますが、北関東の自動車道路が開通すれば、我々のこの地域も交通形態が大きく変わっていくなと思います。この幹線道路は、地元の振興ばかりでなく、笠間あるいは益子の方に通じるものですから、重要なアクセス道路として不可欠な役割を果たす道路だと思うのです。何度も質問しているのですが、とりあえず平成20年、できれば前倒しをして、早く開通させていただきたいということをお願いをして市長に答弁もらって、それで質問終わります。
〇議長(小林正紀君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 企業誘致等につきましてお答えをさせていただきたいと思いますが、今現在、桜川市では産業経済省の方と提携をいたしまして、産業振興の会議を設けております。私も経済産業省の局長、部長等にお会いしまして、ぜひこの桜川市に企業をご紹介いただきたいというような働きかけをしております。今度事務次官になられた方が茨城県出身ということで、大変親しくさせていただいておりますので、そういうネットワークを使いまして頑張ってまいりたいと。また、関東経済産業局の総務企画部長さんと非常に交流もございますので、いろいろ心配をしていただいておりますので、そういうところも踏まえて頑張っていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
〇議長(小林正紀君) これで萩原廣君の一般質問を終わります。
 ここで暫時休憩いたします。
          休 憩  (午前10時57分)
                                           
          再 開  (午前11時15分)
〇議長(小林正紀君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 続いて、5番、中川泰幸君。
          〔5番(中川泰幸君)登壇〕
〇5番(中川泰幸君) 私は、平成18年第3回議会定例会において、通告順に従い2項目について一般質問をいたします。
 まず、1項目め、県道雨引線については、3点質問いたします。先月行われました桜川市議会一般選挙において、私は公約の一つとして、行きどまりの県道、雨引観音線を松田、曽根、猿田地区方面へ道路を延伸させたいとの思いで選挙運動を展開してまいりました。この地域に住む数多くの人たちから、本庁への来庁に時間がかかり過ぎるとの声を耳にしたからです。私も以前から行きどまりの県道が県内に存在するのか、なぜ行きどまりなのか、いつも疑問に感じていました。それが合併により、山の向こう側一体も同じ市民となり、これで気持ちがつながると確信したのです。松田、曽根側から見た雨引観音方面は、すぐにでも手が届くような身近な場所に感じました。
 そこで市長、その最短ルートをイメージしてみてください。峠に上がれば、西は関東平野が一望できる大パノラマが待っているのです。冬になれば、乾いた空の遠方には日本一の山、富士山が眺められ、地域住民にとってはちょっと足を運べば、今までかつて見たことがない風景を目の当たりにできる、そういう場所になることは間違いありません。ちょうど富谷観音から見た感じと似通ったところがあるのではないでしょうか。私は、市の将来性を考えたとき、道とは人と人を結ぶ地域住民との交流に欠かせないものと認識しております。
 そこで、まず1点、行きどまりの県道、雨引観音線を猿田方面へ延伸する計画はあるのか伺います。
 続いて、2点目、観光資源としての雨引観音に対する市長の見解を伺います。雨引山は、安産、子育ての寺として全国的に有名であり、春には桜祭りを初め、ボタン、あじさい祭り、各種祈願、供養等、年じゅう行事が盛んな寺でございます。日本百観音の中の坂東三十三観音霊場は、今から約800年ほど前、鎌倉の初期に開設されました。その中の一つ、雨引山楽法寺、通称雨引観音は二十四番札所として位置づけられています。さらに、南には二十五番札所の筑波山大御堂が、北には二十三番札所の佐白山観世音寺、通称佐白観音があり、三つの札所が隣接しております。このような観点から、つくば市から桜川市へ、当市から笠間市へと、またその逆コースもあるわけですが、観光客あるいは参拝客の流れを考えた場合、3市の中心に存在する当市に人の流れを円滑に促すためには、ぜひとも行きどまりの県道を延伸させることが必要ではないでしょうか。雨引山は、年間20万人以上の観光客が訪れる市内唯一の観光地です。市としましても、この観光資源を最大限に利用して、桜川市の発展につなげていくことも一つの手ではないでしょうか、市長の考えをお聞かせください。
 次に、3点目の環境保全という観点から見た市長の見解をお伺いします。この山林一帯は、水郷筑波国定公園になっており、そういった理由から道路新設となりますと、本木地区と曽根地区を最短距離で結んだ場合、この一帯におけるさまざまな問題点が発生すると予測されますが、どのような問題点が想定されるのでしょうか、質問いたします。
 続いて、2点目は、県道つくば益子線の本木地内バイパス計画についてです。これは、平成17年12月9日、第1回定例議会において、元飯島重男議員が一般質問しておりますが、私にとっても地元です。関係のある問題として質問いたします。
 桜川市の南北を縦断するつくば益子線は、総延長約27キロに及ぶ、いわば桜川市の大動脈ともいうべき主要幹線道路です。しかしながら、本木地内約3キロにおいては、道路が狭いゆえ、運転をしていても圧迫感を感じさせる危険な箇所であります。この幹線の激しい往来を何とか緩和できないものかといつも感じているところでございます。これまでの主要経過といたしまして、平成3年から13年にかけて県議会土木委員会に主要地方道つくば益子線道路改良事業の促進について要望しています。その間、現在に至るまで道路測量、平面図作成、地元説明会など幾度となく開催しております。このような経過を踏まえ、合併後新市計画の中において平成18年度の予算に調査測量委託料として3,000万円が計上されていることからも、事業を推進していくに当たり大変期待するものでありますが、現在の進捗状況を建設部長より答弁願います。
 以上でございます。
〇議長(小林正紀君) 中川泰幸君の質問に対する答弁を願います。
 中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 中川議員のご質問にお答えをいたします。
 まず、第1点目の雨引観音、福祉センターあまびきまでの県道を岩瀬の猿田地区への延伸してはどうかというご質問でございますが、県道雨引線はご承知のように起点を本木地内、県道つくば益子線、雨引観音入り口から約3キロと極めて短く、また行きどまりとなる道路でございます。雨引観音は、名峰筑波山を望み、古くから安産の神様として全国的に有名であり、また隣接する福祉センターあまびきは、桜川市において年間20万有余の観光客が訪れる市内有数の観光名所の一つでもございます。そのような中におきまして、雨引観音から猿田地区までの道路を林道として既存の曽根線を拡幅利用し、将来的に北関東自動車道にアクセスするという構想は非常に桜川市の将来を見据えた、極めてすばらしい発想であると敬服をするものでございます。この道路を雨引観音から猿田地内に開設するには、区域が国定公園であるということ、また保安林、そして環境アセスメント等々をクリアしていかなければなりません。私としては、県道としての道路の延伸ができれば、大型バス等の交通も可能となり、この道路を利用して、県内の周遊観光に組み込むことが可能になると考えております。
 また、市の林道として開設した場合に、延長約5キロメーター、幅員4メーターとしましても総事業費として、試算ではありますが、約7億7,000万円ぐらいかかると思われます。このような中で果たして林道だけでの機能でこれだけの事業投資に見合った効果が得られるのか、よく協議する必要があると思います。
 いずれにいたしましても、この道路が開設できて、将来的に雨引山から猿田地区を経由して国道50号線に接続できるということは、桜川市の貴重な観光資源としてはもちろんのこと、地域の経済的効果、さらには地域の交流にもつながるものと私自身も考えておりますので、検討させていただきたいと思います。
 次に、観光資源としての雨引観音に対する私の見解はということでございますが、観光資源としての雨引山楽法寺に対する見解は、雨引観音の通称で呼ばれ、587年に開山したと伝えられている大変由緒ある寺院であり、現在は安産、子育ての霊場として、地元はもとより、県内外より広く知られる関東屈指の寺院と認識をしております。また、観音堂、多宝塔、仁王門は江戸時代に建設された貴重な建築物として県指定文化財として指定されており、特に観音堂に祭られている楽法寺のご本尊である木造観世音菩薩立像は国指定重要文化財として指定されており、文化財としても大変貴重な文化遺産と考えております。さらに、四季折々に彩りを添える桜、ボタン、アジサイなどの名所としても十分に認知され、現在も多くの観光客が訪れており、平成17年度の県の観光客動態調査によれば、20万以上の観光客が訪れたとの報告がございます。このように雨引観音は、桜川市として最も重要な観光地の一つとして考えており、今後も桜川市を周遊する観光拠点として観光協会等との連携を図りながら誘客を推進してまいりたいと考えております。
 環境保全からの見解でございますけれども、雨引観音より岩瀬猿田地区を結ぶ道路開設を計画した場合の環境保全という質問かと思いますが、商工観光課が担当しております自然公園法に関する国定公園、これは水郷筑波国定公園計画図内の環境保全という観点からお答えをしたいと思います。
 まず、国定公園の区域でございますが、県道雨引観音線上り口にあります千勝神社付近より岩瀬地区の林道曽根線付近までは、国定公園の保護計画区域に含まれております。保護計画区域は、特別保護地区、第1種特別地域、第2種特別地域、第3種特別地域に区分されており、雨引観音社寺有地につきましては第2種特別地域に、それ以外の区域は第3種特別地域に指定されております。この国定公園内に指定されております区域内に林道を含めた車道の新設ということが可能かどうかということでございますが、車道の新設に関する許可基準が自然公園法施行規則に基づき定められております。つきましては、まず許可基準をクリアできるか詳細に検討しなければならないと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
〇議長(小林正紀君) 続いて、口町建設部長。
          〔建設部長(口町 久君)登壇〕
〇建設部長(口町 久君) 中川議員さんの質問の県道つくば益子線(本木地内)バイパス化の進捗状況についてお答えをいたします。
 本事業につきましては、全体計画延長約3キロメーター、計画幅員が全幅12.5メーター、2車線両側歩道の整備を行うものでございます。全体整備計画は、平成18年度から平成24年度まで7カ年の予定で十数億円の事業となっております。本年度につきましては、測量試験費予算で3,000万円となっております。大曽根、本木地区の正副区長に事業の説明会をすでに開催いたしました。今後の予定といたしましては、3地区の地権者説明会を開催するとともに、本年度中に市道として認定をいたしますので、よろしくお願いをいたします。
〇議長(小林正紀君) 再質問があれば。
 5番、中川君。
〇5番(中川泰幸君) ただいま市長の答弁の中で、県道としての道路の延伸が理想であると、そう申されましたが、私も同感です。また、市の林道として考えた場合、事業投資に見合った効果が得られるのかと、協議する必要があると言われましたが、それは私も現実問題として理解するところであります。でも、桜川市の長いスパンで見たとき、将来は希望を持って一生懸命対応してくれると期待するところであります。
 そこで、再度質問いたします。1点目の市の林道として開設した場合との状況ですが、もっと具体的に説明いただきたいと思います。これは、経済部長の方から答弁願います。
 2点目の観光資源としての雨引山に対する市長の見解ですが、これだけ認識していてくれて安心しております。
 3点目の環境保全ですが、すぐにでも許可基準をクリアできるかどうか、関係機関との協議をしていただきたいと思います。
 また、2項目めの本木バイパス化の件ですが、建設部長、本年度中に市道として認定すると申されましたが、今後の見通しと課題等などがありましたら、お聞かせ願います。
 まず、再質、よろしくお願いします。
〇議長(小林正紀君) 山中経済部長。
〇経済部長(山中政雄君) ただいまの中川議員のご質問でございますけれども、市長と重複する部分もあると思いますけれども、お答えさせていただきます。
 まず、行きどまりとなる県道雨引観音線を延長し、岩瀬地区内の曽根線を利用する市道、林道も含んだ中で、それと県道について、その観光を含めた経済的効果につきましては、まさしく中川議員が申されるとおり、先ほど中田市長が答弁したということで、将来の桜川市を考えたときには大変重要なご意見と承っております。その中で、林道として整備する場合の周囲の状況でございますけれども、先ほどもありましたように雨引観音周辺は、第2種特別地域となっております。
          〔「ゆっくりお願いします」の声あり〕
〇経済部長(山中政雄君) はい。新設計画する区域につきましては、第3種特別地域になっており、先ほどもありましたように一部国有林や保安林の指定を受けている場所にもなっているわけでございます。そして、既存の曽根線との接続を考えますときに、既存の曽根線を含めまして約5キロメートルぐらいになるのではないかと思います。それに急傾斜なので、どうしても迂回するといいますか、延長にならざるを得ないのかなというようには考えております。
 先ほどもお話ししましたように、重複しますけれども、国定公園法とか保安林とか環境アセスとかを乗り越えていかなければならないということで、その辺は難しいものも当然出てくることは覚悟しなくてはならないと思っております。
 そういう中を考えますと、もう少し具体的に申し上げますと、どういう法線でいくかということになれば、当然その保安林等ある程度は迂回していくような法線をつくって、それで仕事を進めるのがスムーズに進められるのではないかなというふうには考えております。
 財政的には、先ほども市長が申し上げましたように、大まかですけれども、7億7,000万円以上のお金がかかるのではないかなと、全くの試算でございますけれども、思っております。
 既存の林道の曽根線ですけれども、この辺は当時の担当者によれば、平成元年に着手して、平成12年度には現在のところまで完了したということで、幅員が4メーターの1,609.2メーターの林道だということでございます。その当初の計画というのは、曽根線から松田、西友部地区の中間地点の町道に向けて計画されていたのですけれども、合併の話も絡みまして、一時大和地区の林道、東山田線と曽根線とのアクセス道路として見直された経過があるというふうなことでございます。けれども、どうしても法線の関係で急勾配とか保安林を避けるような、先ほど申しました半円をかくような計画となっておりまして、費用もかなりの額がかかると。そのほかアセスの問題、規制問題、国定公園の問題等がありまして、現在休止されているというような状況だということでございます。これらの問題を総合的に勘案いたしますと、県道雨引観音線が曽根線にアクセスできるということは、私個人としても観光資源としての付加価値も当然高くなりますし、経済的効果、また先ほど議員申しましたように地域の活性化にも大きく寄与するものだと考えております。しかし、議員も先ほど言っていましたけれども、投資的効果の問題等もありますので、この辺も含めた中で関係機関とも十分な調査、検討をしていかなければならないのかなというように考えております。
 以上でございます。
〇議長(小林正紀君) 続きまして、口町建設部長。
〇建設部長(口町 久君) 中川議員の今後の計画、また課題ということでご質問がありましたが、この事業につきましては7カ年を予定しております。まず、18年度、19年度で調査測量を行い、用地補償契約を19年から21年で行う。用地補償契約が済み次第、工事に着手したいと考えております。
 また、この延長でございますが、3キロという長丁場でございます。また、長い計画のため、この計画路線の用地にかかわる人数が大変多いと言われておりますので、その中で地権者の同意がまず先決でございます。そういう中で、職員一同努力してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
〇議長(小林正紀君) 5番、中川君。
〇5番(中川泰幸君) 経済部長、先ほども申しましたが、道路とは人の夢を運び、人と人をつなぐ。どうかこれらの件につきまして努力、検討を重ねていってください。また、建設部長、担当課におかれましては、平成24年度完成に向けて絶対におくれないよう頑張って取り組んでいってもらうことを強く要望しておきます。
 最後になりますが、市長の政策のテーマである「あなたが主役のまちづくり」を積極的に、前向きな姿勢で取り組んでいってもらいたい。市民は望んでいます。期待しています。私も代弁者として、行きどまりの県道延伸開設の実現化へ向けて頑張ってまいりますので、よろしくお願い申し上げます。市長、前進することを期待いたしまして、私の一般質問を終わりにいたします。
〇議長(小林正紀君) これで中川泰幸君の一般質問を終わります。
 続いて、11番、古川静子君。
          〔11番(古川静子君)登壇〕
〇11番(古川静子君) 通告に従いまして質問いたします。
 初めに、教育問題、スクールガードについて質問します。数年前、大阪府に起きた寝屋川市の小学校で起きた教師殺傷事件を受け、全国で学校の防犯対策の再点検が行われてきました。我が国の安全神話が崩壊したと言われる中で、日本社会に何が起こっているのかを把握し、本質的な解決策を探っていくことはもちろん、しかし今すぐ次の事件がいつ、どこに、この我が桜川市内の小学校にだって事件が起きても不思議ではない、こういう状況を考えれば、緊急の、しかも誤りのない学校安全対策をとることが急務と思われます。大阪府教育委員会によると、事件が起こった寝屋川市は、熱心に学校の安全対策に取り組んできたという。しかし、事件のあった小学校では、当時正門など2カ所は施錠されておらず、監視カメラのモニターをだれもが見ていなかった。過去の事件でも同様の事実が指摘されており、防犯の基本を実行することができない現場の実情を考えざるを得ない、こういう状況であります。学校、特に幼稚園や小学校などは弱者である子供たちが集まる場所であります。市町村など学校設置者は、子供を預かる以上、十分な安全対策をとる責任があることを認識しなければなりません。しかし、防犯対策への取り組みは教員らだけに求めることは到底無理であります。むしろ教師と子供が安心して教育活動に取り組めるよう行政が体制を整えなければならないと思います。来訪者への対応を含め、人的体制の強化を図っていかなければならないと思います。現在、こういった観点から、安心して学べる対策の一環としてスクールガードの配置に対して、市としての取り組みをお伺いします。また、今後どのような取り組みを計画していくのかお伺いします。
 次に、福祉問題として、高齢者の健康づくりの市の対応についてお伺いします。急速に進む少子高齢化を反映して、社会保障関係費が2005年度予算政府案では初めて20兆円を突破しました。このうち高齢化対策では、年金、介護医療など社会保障全般における財源確保のあり方など抜本的な議論が求められております。年金に続き、介護、特に介護予防等が今重要な問題となってきております。創設から約200万人だった要介護認定者が2倍の400万人以上に急増し、財政基盤の安定化、要介護認定者にならないためへの予防対策などが大きな課題になっております。新たな介護予防サービスの創設、国会に提出された介護保険法改正案には、要介護度が低い人々を対象に今年度4月より重度化を防ぐ筋力トレーニング導入などが盛り込まれました。今他の自治体も介護予防筋力向上トレーニングが筋力を上げることにより健康を保たれるのに効果が発揮できるということで取り入れる傾向が目立ってまいりました。介護保険法改正案の本旨は、予防重視型へと転換されてきましたが、いわゆるいつまでも元気で生きていくという、こういう対策であります。県の健康プラザの大田先生は、県としても介護予防対策をどの県よりも先駆けて取り組んでおられます。大田先生は、介護予防を推進するため独自事業としてシルバーリハビリ体操指導士の養成に、10年間で1万人を目標として、肩などの関節や筋肉を動かすことができるいきいきヘルス体操の普及などを通じ介護予防やリハビリの知識を広め、家庭レベルでも実践できるようにするのがねらいであります。水戸市では120人程度の指導士を養成する予定で、解剖生理学や高齢者保健福祉制度の講義、体操の実習などを行っております。リハビリ体操を考案した大田先生は、市町村の協力を得、地域住民による介護予防の支援体制づくりをしたいと訴えております。こうした県の取り組みを受けて、我が市独自の予防対策としてどのような事業をしているのか、またこれからどのような対策を計画していくのかお伺いいたします。
 次に、まちづくりについての中でオープンガーデンについてお伺いします。オープンガーデンは、1927年ガーデニングの先進国イギリスで始まりました。主催者は、エリザベス女王を総裁とする慈善団体ナチュラルガーデンスキームであります。その他カナダ、ニュージーランド等いろんな国で現在行っておりますが、1990年代より日本でもこのような取り組みが始まりました。
 その先進地として長野県の小布施町があります。小布施町は、クリで有名なところでありますが、市民と行政で立ち上げました。ここは、花づくり推進協議会事業というのがありまして、花づくり推進事業の中の重点目標が、花を慈しみ、潤いのあるまちづくりの推進、地域を美しく、心安らかなる環境づくり、また畑のプロ、花植え作戦の推進、これは農業委員会にもかかわってくると思いますけれども、親子やグループによる花づくりの推進、花づくりを通して人と人との触れ合いを大切にした人づくり、生きがいづくりなどがあります。主な事業として、花の苗の花壇植えです。町内花づくり箇所の巡回指導、フラワーコンクールの開催となっております。そして、小布施町のフラワーコンクールの開催は、花いっぱいの地域、花いっぱいの家庭、花壇コンクール、畑のプロ、道路などとなっております。町を挙げての活動が評価され、1998年には花のまちづくりコンクールで緑化推進功労賞として内閣総理大臣賞を受けました。花のあるまちづくりであります。花の風景やオープンガーデンとして、またマップもつくっております。さまざまな工夫をされており、「歩いて探そう小布施の公共の庭」と題し個人庭園、小学校、中学校等公共のお庭を合わせて現在61カ所が参加しており、四季折々の花々で訪れた観光客を楽しませております。町で助成していることは、看板をつくったりオープンガーデンブックとかマップの作成、イベントの開催等であります。旧真壁町では、昨年6月に住民有志15人と県立真壁高校稲荷原農場等で真壁オープンガーデンの会を発足させ、スタートしました。当会は、会員が庭園の場所を記した地図と写真を載せた「私たちの庭へようこそ」というマップづくりを進め、石とバラ150本を組み合わせたイングリッシュガーデンのお庭とか約500平方メートルの庭を改造し、造園者を入れ、10種、約60本の樹木と石材業を営んでいる自分の家の山石を配置し、そよ風の森の景観を演出したお庭とか、小さな空間を生かして窓辺に花を飾るストリートガーデン等の店舗や、それぞれの自慢の庭をつくって楽しんでおります。
 桜川市の中を歩きますと、各小学校も中学校も四季折々の美しい花が子供たちの手づくりによって咲かせております。また、県立真壁高校の先生のもとで生徒たちが活発に花づくり活動に力を入れております。花を育てている生徒たちは、心の優しい生徒さんたちが多いことで評価されております。桜川市は、日本一の石のまちでもあります。石のたくみ、石のアートの人材も多くおります。花と石のガーデンとかのイベント等も催し、将来的には日本一の花のまち、日本一の美しいまちとして市民の皆さんと行政が一体となり、オープンガーデンを進めていってはいかがと思いますが、この点、市長のお考えをお伺いします。
 次に、真壁地区景観づくりについてお伺いします。ことしの6月より桜川市の景観形成並びにまちづくりの推進のため、委員会が発足されました。旧真壁町は、皆さんもご存じのように歴史と蔵の町であります。各まちづくり団体とか地域住民の皆さんもいろんな方たちと話し合い、講義を開いたり、イベント等重ね、また全国の先進地の現場に研修に行かれ、まちづくりには力を入れてまいりました。まさに地域住民が主体のまちづくりが行われております。そうした状況のもと、こうしたものが立ち上がったのかなと私は認識しております。テーマとして、小さい単位では山ろくにたたずむ歴史の町並みの景観づくり、また市全体観としては歴史を包む水と緑の豊かな自然の景観づくりであります。
 神奈川県小田原市では、平成5年に市独自の都市景観条例を作成、平成16年に国の景観法がつくられたことをもとに平成17年より以前に作成された条例を廃止し、新たな小田原景観計画書をつくり、市独自の小田原景観条例をつくられたとお伺いしました。高度成長期に歴史的な風景を壊すかのように高層ビルが建てられ、景観がだんだん損なわれていくということで、この条例を立ち上げたということをお伺いしています。
 私は、過日、友人と栃木県の茂木町に行ってまいりました。そこにある棚田が本当にきれいになっていることを聞いたからであります。現地に行って、稲は刈り取られた後でありますが、すばらしい棚田風景でありました。こうした風景は、ここ桜川市にもたくさんございます。八溝山脈の尾根を背景にした棚田、また荒れ果てた棚田もございます。手を加えると、より美しい棚田がつくられると思います。こうした棚田の美しい風景をもう一度私たちも見直し、都会の人たちにこの喜びを分け与えてあげたい。この風景を後世の人にも残してあげたい。こうした観点から、市長の言われる日本一美しいまちづくりには欠かせない条例であると思います。今後いつごろまでに立ち上げていくかお伺いします。
 また、景観条例の立ち上げを市内全域に向けての取り組みはいかがか、この点についてお伺いします。
 次に、市民が主役のまちづくりの展開について、施策と体制づくりについてお伺いします。近年は、住民主体のまちづくりが日本各地で展開されております。まちづくりに成功している自治体には、必ずそのまちづくりのリーダーとなる住民が存在し、それを支える自治体の姿があります。つまり人づくりに成功している自治体がまちづくりに成功していると言いかえても過言ではありません。そういう意味においては、市長が言うまちづくりは人づくり、これは正論であります。しかし、桜川市の場合は、その人づくりを進める施策がないのではないでしょうか。合併して1年、そろそろ人づくりを基本とした施策を取り組むべきと思います。適材適所という言葉がございます。あらゆる成功する企業の社長もこの人材の配置、また人材づくりに成功しております。まちづくりにこういう優秀な職員もたくさんおります。市は、人づくりに対しどのような施策を考えているのか市長にお伺いします。
 以上、質問いたしますので、よろしくお願いします。
〇議長(小林正紀君) ここで暫時休憩いたします。
          休 憩  (正  午)
                                           
          再 開  (午後 1時30分)
〇議長(小林正紀君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 古川静子君の質問に対する答弁を願います。
 石川教育長。
          〔教育長(石川 稔君)登壇〕
〇教育長(石川 稔君) 古川議員さんにお答えをいたします。
 教育問題について、スクールガードの配置についてのご質問でございますが、各小学校において子供たちが安心、安全な学校生活が送ることができるよう保護者を初め地域の自警団、学校安全ボランティア等の協力を得て学校内外のパトロールや見守りをいただいております。まだまだ大きな組織ではありませんが、地道な活動をしております。今後通学路の安全を守るためにどのような組織にしたらよいか現在模索している状態であります。
 また、本年度、県の設置によるスクールガードリーダーを要望したところ、2名配置されることになりました。人選につきましては、桜川警察署の推薦をいただき、市内在住の警察官OB2名の方にお願いし、8月に県より委嘱されました。9月より活動を始めていただき、各小中学校と幼稚園を週に2回、登校時と下校時に巡回指導を行っております。
 また、桜川警察署のスクールサポーターの方に各学校での指導を行っていただいております。
 以上でございます。
〇議長(小林正紀君) 続いて、中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 古川議員の質問にお答えをいたします。
 高齢者の健康対策についてでございますが、当市の10月1日現在の総人口は4万9,450人でありまして、そのうち65歳以上の高齢者の人口は1万1,399人で、高齢化率は23.1%でございます。全国的にも高齢化が進展する中で、明るく、活力ある高齢化社会を築き上げていくことが大きな課題となってきております。市としましては、病気の予防はもとより、寝たきりの予防、認知症対策を積極的に推進していく必要があると考えております。現在の老人の健康診査については、健康な65歳を目標に生活習慣病予防中心で取り組んでまいりましたが、今年度から「活動的な85歳を目指して」の健診を実施しております。具体的には、住民健診時に生活機能評価を取り入れ、日常生活における老化のサインを早期に発見し、早期に対応するよう取り組んでおります。そのほか現在高齢者の健康づくり事業に市、社会福祉協議会が一体となり取り組んでおり、主な事業として市では健康相談や健康教室の開催、社会福祉協議会では転倒予防教室や趣味講座を開催しております。今後とも高齢者の健康づくりのため十分な力を入れてまいりたいと考えております。
 次に、オープンガーデンについてでございますが、真壁のオープンガーデンにつきましては平成16年、古川議員さんを初めとする16名の方により、真壁の町並みに、訪れた方々に花を通していやしの気持ちを持っていただこうということから、真壁オープンガーデンの会が組織されたと聞いております。また、会員の方々のご協力により、真壁地区の市街地を中心に16カ所の真壁オープンガーデンマップが作成されておりまして、真壁に訪れた方々に真壁の町並みの見学とあわせてガーデンを開放することにより、地域振興や観光の一端を担っていただいておるところであります。
 ご質問は、オープンガーデンなどの花いっぱい運動を通したまちづくりに対する行政としての取り組みということかと思いますが、特に真壁地区においては貴重な町並みやひなまつりといった貴重な観光資源があり、そうした中で今後ますます観光客の誘客を図っていかなければいけないと考えておるところであります。そうしたことからもオープンガーデン等が新たな観光資源としてさらに町おこし、地域振興の役割を果たすものと考えております。そして、このようなまちづくりが市全体に広がり、私の目標であります日本一きれいなまちづくりにも共感するものと考えておりますので、行政といたしましても住民の皆さんや観光協会等と一体となり推進していきたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
 次に、本市において日本一きれいなまちづくりを目指しておるところでございますが、景観まちづくりを実施することにより、将来の景観のビジョンを地域住民と行政で共有し、景観計画区域の指定や景観条例により将来の景観形成を誘導し、魅力ある美しいまちづくりができると考えておるところでございます。本市には、岩瀬、真壁、大和地区の市内全域にわたり歴史、文化、自然が調和したすばらしい景観資源が多数ございます。我々の子供や孫の世代にきれいなまち、美しいまちを残していくことは我々の大事な使命だと認識をしております。
 したがいまして、景観まちづくりは、地域住民に生活のしやすさ、居心地のよさを高め、地域への愛着を高めていくことが大切であり、景観をよくしていくということは、一つの地区だけではなく、市全体を考え、推進していくものであります。これまで真壁地区の中心市街地に関しましては、古い建造物が歴史的町並みを形成している地区であり、現在伝統的建造物群保存地区指定に向けた協議を行っている歴史的な景観を有している地区であることから、景観まちづくり委員会を組織し、ワークショップ等を行い、景観づくりを進めておるところでございます。
 今後の景観計画の策定に関しては、市民参加による「市民が主役のまちづくり」、「自分たちの手によるまちづくり」を市内全域に広めていきたいと考えております。平成19年度には、計画の策定と行為規制の条例化を進め、桜川市全域を対象にした協議会をできるだけ多くの住民に参加していただき、立ち上げる予定でございます。
 次に、「市民が主役のまちづくり」についてのご質問でございますが、私は常日ごろから市民の声を意識した中で行政を邁進させております。合併以来、月に1度の市民の日、また地区懇談会やモニター制度の創設など市民の声を直ちに聞く機会を設け、市民が主役のまちづくりを展開しているところでございます。今後とも市民の声に耳を傾け、先ほどお答えをいたしました、真壁地区で始まったオープンガーデンや景観づくり、さらには岩瀬地区で始まった花いっぱい運動など市民参加の運動を桜川市全域に広めてまいりたいと考えているところでございます。そして、このような市民活動がまちづくりへとつながっていくものと信じております。また、まちづくりは人づくりと言われております。私は、このような市民や各団体のさまざまな活動の受け皿となる市民活動ネットワークの構築を図ってまいりたいと考えております。そして、各団体相互の交流やネットワークの中からリーダーの発掘や人材の育成が図られるものと信じております。
 以上でございます。
〇議長(小林正紀君) 11番、古川君。
〇11番(古川静子君) 初めに、教育長が答えてくれましたスクールガードについてでありますけれども、今、前向きな答弁をいただきましたけれども、茨城県内のスクールガードリーダーは、44市町村中30名と伺っております。警察官のOBの方たちがスクールガード、ボランティアのアドバイザーとなって活動しておりますが、今ご答弁のように桜川市は本年9月より2名が県から派遣されたと伺いました。子供たちが安心して学べる学校の安全対策をこの2人の方たちの指導のもとスクールガードボランティアを募り、一日も早く整えていただき、万が一という言葉がありますが、そのような事件が起きてしまっては後の祭りとなってしまいますので、学校の安全対策、早急なる実施に全力を尽くしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 次に、福祉問題について今ご答弁いただきました。あらゆる面から、市長の答弁にもありましたけれども、いろんな対策をなさっていただけるようご答弁いただきましたけれども、岩瀬方面でも事例としてはわくわく連合会等を通して高齢者の方たちがカラオケ、舞踊、ダンス等を通して生きがいづくりをしていますし、また真壁、大和の方面でも健康体操などを活発にやっておられます。こうしたことは、大変これからは重要な課題でありますので、なお一層の施策を行政としてよろしくお願いします。
 次に、まちづくりについてのオープンガーデンでありますが、今市長からすばらしいご答弁をいただきました。園芸療法には、花づくりで心がいやされ、元気になる効果がございます。福島の三春町には、樹齢100年のたった1本のしだれ桜を見に訪れる観光客は2週間で約34万人と言われております。また、福島市内にある1軒の個人の裏山の庭に季節の花を植えるようになってから約20年間で花見山公園として有名になり、観光ツアーが組まれるほどになりました。心もいやされ、また経済効果もあらわれていると伺いました。今あらゆる自治体では、本当に冷え切っております。こうしたソフト事業に市民と行政が一生懸命取り組むことがまちづくりに成功していると思いますので、市長みずから先進地に赴き、こうした行政の対応をどうぞよろしくお願いします。
 次に、真壁地区景観づくりについてでありますが、ただいま完璧な市長の答弁をいただきましたので、何も言うことありませんので、どうぞ市内全域にわたってすばらしい景観条例をつくり、市民とともに行政も一生懸命推進していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 次に、最後の市民が主役のまちづくりの展開についてであります。ただいま市長からの前向きな答弁をいただきましたが、ただこういう施策を進めるためには、行政が市民をサポートするような行政内の体制づくりが必要となってきます。まちづくりに成功している自治体は、まちづくり推進室等を設置し、職員がまちづくり講座を開き、住民の意識改革に努めたり、またまちづくりに取り組んでいる住民をサポートしているとお伺いしておりますが、このような行政内の体制づくりについては、市長、どのように考えているかお伺いします。
 以上です。
〇議長(小林正紀君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 先ほどもお話し申し上げたように、まちづくりというには基本的には人づくり、これからは地域間格差が非常に拡大していく時代である。我々は、その中で全力で他の市町村に負けない強い自治体をつくっていきたい。それには、やはりまず職員が高い志を持つことだ、市民のために何をすべきかということをみんなで考えていこうではないか、これこそまさに人間力である。これを基本に市民といろいろなお話し合いをしながら、一人一人が何をできるかまず考えていこう。その中から組織の活性化を図ってまいりたいと考えております。そして、合併して1年でございます。組織の見直しもどのような形でこれから進めていくか大きな課題であると思っております。まずは、一人一人の力を磨いていく、そして市民との活発な交流をやる中から、新しい夢のあるまちづくりをしてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。
〇議長(小林正紀君) 11番、古川君。
〇11番(古川静子君) ただいまの市長の答弁でございますが、私が質問した内容とはちょっと離れているような気がするのですけれども、私はまちづくりに対しての窓口、まちづくり推進室等みたいな窓口をつくるかつくらないかをお聞きしているわけです。
 市民が主役のまちづくりを目指すのであれば、まちづくりに関心のある人を育て、また現在まちづくりに取り組んでいる市民を支えるということは言うまでもありませんが、こういった人たちを支えるためにも、まずは行政内にしっかりとした体制づくりを実現させ、一日も早く実施に取り組むよう要望いたします。私も市長の言う市民が主役のまちづくりを進めるまちづくりを応援していきたいと考えています。そのためにもものづくりではなく人づくりを優先に考え、市民と行政の協働により茨城県を代表するようなよきまちづくりが実現できるよう協力していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
〇議長(小林正紀君) 市長、明快な答弁でお願いします。
〇市長(中田 裕君) 先ほどもお話をしたつもりでございますが、合併して1年、適材適所を今見させていただいております。その中から組織をどのように変えていくのか考えてまいりたいということでございますので、よろしくお願いしたいということでございます。
〇議長(小林正紀君) これで古川静子君の一般質問を終わります。
 続いて、10番、相田一良君。
          〔10番(相田一良君)登壇〕
〇10番(相田一良君) 議長の許可を得ましたので、さきに通告してあります2項目について質問させていただきます。
 また午前中は大塚議員が大和中学校について質問しましたけれども、本当に前向きなご答弁ありがとうございました。私は思います。私一人が質問するより、やはり2人は1人より強いという、そういう考えでこれから質問させていただきます。
 まず、1項目の桜川市立大和中学校の改築工事、また桜川市立西中学校、東中学校の耐震補強工事については、関連性がありますので、あわせてお聞きします。なぜ今、市財政が大変逼迫している状況の中、中学校の改築並びに補強工事を急ぐのかと言われる方もおりますが、事は本当にせっぱ詰まっております。昨年の12月の議会においても少し申し上げましたけれども、今回は新人の議員さんも加わり、また議員、執行部側の皆様方のご理解とご協力を得るために、これまでの経過と内容説明をし、そして質問に入らせていただきます。
 そもそも大和中学校は、昭和38年から40年にかけての3カ年の継続事業として建設されました。築40年以上が経過しているために校舎の老朽化が進み、大変懸念されております。平成12年度の予算をもって耐力度調査を実施し、改築を進める方針でありました。翌平成13年度には、大和中学校建設検討委員会を設置し、多様化する教育に対応できるとともに防災拠点としての機能をあわせ持つ新校舎の建設検討に入りましたが、その後急激な財政事情の悪化により建設の行く末が不透明な状態になり、建設検討委員会も発展的な休止状態になっておりました。この間、合併特例債を使った建設も検討されていましたが、もろもろの事情があり事業計画には至りませんでした。それならばと、耐力度調査をして改築を検討しようということで、耐力度調査に入ったわけでございますが、耐力度調査はいろいろな調査方法があり、1万点以上が良で、5,000点を下回ると危険性があると判断されるものです。大和中学校の場合は、すべての調査において5,000点を下回っており、構造耐力が非常に不足している状況にあるという診断結果が出ました。そうした中、平成16年の春には地域の住民、特に生徒の保護者の間からも地震による危険性を指摘され、改築の要望が出されていました。そして、平成17年度の合併を目前にしての基本設計の着手に至ったわけでございます。
 市町村合併後は、桜川市では教育関係施設の整備を諮問とするために、平成18年3月に桜川市教育施設整備検討委員会を設置しました。私も委員会の一員として老朽化の進んでいる各施設の整備計画を真剣に進める中で、学校施設の整備を進めることは児童生徒の学習生活の場として豊かな人間性をはぐくむ、そのための教育環境として重要な意義を持つとともに、地域の方々の緊急の避難場所としての役割を持つことから、学校施設の整備が急務であります。平成18年の5月には、建設年度や生徒の減少を考慮して耐震計画を策定し、財政状況を勘案しながら学校施設の早期整備を図っていただくよう市長に答申書を提出いたしておりますので、大和中学校改築工事とあわせて、岩瀬地区の桜川市立西中学校並びに東中学校においても校舎の老朽化が進行しております。耐震補強工事も急がれていますので、この2件について市では今後どのような計画を策定していくのか具体的にお答え願います。
 続いて、質問2項目でございます。やまと保育所の送迎についてお聞きします。やまと保育所の児童への送迎は、二十数年間、村の委託事業として送迎バスを運行しておりました。それによって保育所と地域の皆様とのきずなを保ってまいりましたが、このたび市ではやまと保育所の送迎バスを平成19年の3月末日をもって廃止。そして、平成19年の4月より各保護者の方々が個人で児童の送迎をお願いしますと知らしめていました。私は、素直に納得がいたしかねます。本来、保育所とは保護者が働いていたり病気状態にあるなど、家庭において十分な保育ができない。また、保育にかける児童を保護者にかわって保育することを目的とする施設ではないか。このような保育所の方針から考えますと、当地域に関しては、これに該当する家庭が大変多いということでございます。バスの送迎は、今までは大変歓迎されていたわけでございます。町村合併によって、少数ではありますが、この住民サービスの低下は住民本位の施策ではなく、当地区の中には大変立腹している保護者も少なくありません。合併によっていろいろなサービスがよくなったり悪くなったりするのもいたし方ありませんが、事将来ある子供、児童へのサービスの低下だけは絶対に避けなければならないと私は思います。市当局としては、この廃止になった理由をお答え願います。また、最近5年間のやまと保育所の入所数もあわせて発表していただければと思います。
 都合によって再質問もいたします。
〇議長(小林正紀君) 相田一良君の質問に対する答弁を願います。
 中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 相田議員さんのご質問にお答えをいたします。
 大和中学校の改築でございますが、市といたしまして桜川市教育施設整備検討委員会の答申を真摯に受けとめ、早速、教育長を中心に学校教育課、財政課、企画課等、関係者による検討を実施いたしました。結果から申し上げますと、答申書の内容を十分に尊重した上で大和中学校の改築が最優先であると判断をいたしました。本年度中に実施計画をし、平成19年度に事業許可を得て工事着手、20年度完成という計画を進めているところでございます。今回の補正予算におきまして事業認可をとるための必須の条件である実施設計の委託料を計上いたしましたので、よろしくお願いを申し上げます。
 また、岩瀬西中学校、東中学校の耐震補強工事でありますが、大和中学校と同年度での補助事業となりますと、同一自治体で同年度二つ以上の補助事業採択は困難であることから、大和中学校の完成後、大規模改修を含めた耐震補強工事を実施していく所存でございます。
 その他の学校につきましては、今回予備調査と耐震化調査を実施いたしまして、次の段階に耐震診断する予定でおりますので、よろしくお願いしたいと思います。
 次に、公立保育所の送迎についてというご質問にお答えいたします。当市の公立保育所は、現在4保育所で、入所児童数は337名であり、そのうちやまと保育所については45名であります。
 質問の要旨であります送迎についてでありますが、やまと保育所のみバス送迎を行っております。この送迎につきましては、昭和55年から今年まで27年間行ってまいりました。やまと保育所の入所児童数は、現在45人で、ゼロ歳児、1歳児の乗車は危険でありますので、2歳児以上の児童を対象に送迎いたしておりますので、1日の平均乗車数は23名程度であります。また、バス利用を希望していても、保護者の勤務の都合、児童の病気等によりバス乗車人数は20名以下となる場合もございます。このことから、やまと保育所の約半数は保護者による送迎であります。具体的な経費を申し上げますと、昨年度の送迎バス委託費用につきましては991万7,000円で、利用児童1人当たり年間43万1,000円であります。全額公費負担で保護者からの利用料金はいただいておりません。
 以上のようなことから、多額の財政負担でありますので、費用対効果を勘案し、平成18年度をもって廃止いたしますので、何とぞご理解をいただきたいと思います。
 一方、保育料につきましては、合併により低いランクに設定し、この結果、県内44市町村のうち低い方から6番目に位置しており、少子化対策の一環として保護者の負担も相当減額されていることと思います。このようなことから、今後とも限られた財源を最大限に活用し、福祉の向上を図ってまいりたいと考えておりますので、相田議員におかれましてもぜひご協力のほどよろしくお願いを申し上げ、5年間の入所者数については担当部長の方からお答えをさせますので、よろしくお願いをしたいと思います。
〇議長(小林正紀君) 中澤保健福祉部長。
〇保健福祉部長(中澤 進君) それでは、ここ最近5年間の入所児童数についてお答えいたします。
 平成14年度からお答えします。平成14年度54人、平成15年度54人、平成16年度44人、平成17年度49人、平成18年度45人でございます。
 以上です。
〇議長(小林正紀君) 10番、相田君。
〇10番(相田一良君) 市長には、重ねて前向きな中学校建設、答弁ありがとうございました。先ほどの答弁の中で、大和中学校の実施設計、これが18年度、予算計上いただきましたけれども、この実施設計でありますが、そのほかに大和中学校の建設敷地調査測量があります。これ合計すると、大体2,000万円近い金額になるわけでございますけれども、この2,000万円という数字は大和中学校本体だけの実施設計の金額であるのか、その辺をお伺いします。
 以前には体育館とか、専門の武道場とか、いろんな建物が中学校建設には付随しておりますけれども、今回のこの基本実施設計の合計で1,932万1,000円という金額は本体だけの実施設計であるか、その辺もお伺いします。
 また、保育所の送迎方法でございますが、私もご質問する前に福祉課の方へ行って一応聞きましたけれども、このように利用者が45名で二十二、三名に下がっているとは知りませんでした。
 また、1人当たりが四十数万円の経費がかかっているとは、私も聞くまではわかりませんでしたが、今回選挙が行われたときに、大和地区を歩いた場合に、このような保育所の送迎がなくなるということはどういうことかと保護者から言われましたので、今回質問したわけでございます。これは金額ばかり申していますと、やはり本当に市としても大変だと思いますけれども、大和地区の方は家族が1軒のうち何人もいるということで、例えばバス送迎によって自宅からバスの停留所までの間をおじいちゃん、おばあちゃん、また両親と一緒になって児童がその道筋を歌を歌ったり、じゃれ合ったり、また手をつないで歩いたり、危ないところを教えたり、そういうことをすることが幼児体験と申しますか、ほかでは教えてもらえないような貴重な体験でございます。そういうふうにして家庭の人が送迎することが、今度は夜うちに帰って家族団らんでいろんなことを話し合う機会にもなると思います。だから、一概に金銭だけを言えば、それを本当に継続するのは難しいことでありますが、そのような幼児体験というか、そういうのを考えますと、一概に、簡単にそれを廃止するというのはいかがなものか、そのようにある人が言っていましたが、子供は3歳、4歳までにいろんな性格とか、そういうのが決まると言われております。そういう家族内の温かいぬくもりを感じさせることは、将来にわたって、今日本で一番問題になっている子供が切れるとか、不登校とか、いじめとか、そういう子供が少なくなっていくのではないかと私は思います。送迎とは少しそれますが、そういうことをすることによって中田市長が言っている、市民が主役とか、そういうのも大事ではないかと思います。
 また、その送迎についても、例えば業者にその送迎バス代金を値下げしていただくとか、また少人数でも送迎できるような、そういうことをもう少し考えてから、できれば判断していただきたいかと思いますが、その辺もあわせてよろしくお願いします。
〇議長(小林正紀君) 飯島教育次長。
〇教育次長(飯島泰則君) 10番議員にお答えいたします。
 今回の大和中学校の実施設計の補正予算を今回計上しておりますが、その中には本体工事と外構工事が含まれております。当然舗装工事、それから自転車置き場、そういうものが含まれております。
 以上でございます。
〇議長(小林正紀君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 福祉行政の中で、私も今相田議員が言われたことをよく熟慮に熟慮を重ねた中で、やはりより温かみのある保育所をつくっていく、そういうところに努力をしてまいりたいと思います。しかし、市全体の財政状況を考えた場合に、大変でも保護者の皆さんのご協力をぜひお願いをしたいということでご理解をいただきたいと思います。よろしくお願いします。
〇議長(小林正紀君) 10番、相田君。
〇10番(相田一良君) 先ほど来、中学校の実施設計を補正で組んでいただきましたけれども、この実施設計は、これからいろいろその教室の材質とか、また建物の中の教室のいろんな各部屋をつくるわけでございますが、これに関してはどういう方が、例えば間取りとか、そういうのを決める場合には、例えば有識者とか、そういういろんな人の意見とか、そういうものは聞くのでしょうか。例えば学校の現場の声とか、そういうのも少し取り入れなければならないと思いますが、その辺もひとつよろしくお願いいたします。
 また、最後になりますけれども、私は格言が好きでございます。昔アメリカの南北戦争が終わり、北軍が勝ちました。多分そのとき大統領がリンカーン大統領だと思います。そのときリンカーン大統領は申しました。「人民の人民のための人民による政治を私はする」と、そうしたところ、やはり住民から大変受けたそうでございます。市長におかれましては、市民の市民のための市民の政治を今後していただけるようにお願いします。
 また、市長は、私は市長になるのが目的ではなく、私から言わせてもらえば、市長はまだまだ始まりでございます。市長になったらば、こういうことをやりたい、こういうことをするという、そういう信念を持って今後桜川市政のために頑張ってください。あくまでも市長になるのが目的ではなくて、市長になった後のことをよくよく考えて桜川市政のために頑張っていただければと思います。お願いします。
〇議長(小林正紀君) 飯島教育次長。
〇教育次長(飯島泰則君) ただいまのご質問にお答えいたします。
 大和中学校の教室あるいは特別室とか、あるいは図書室とか、そういうものにつきましては、大和村時代に基本設計を昨年の7月に契約いたしまして、その後大和中学校の学校の先生方とも十分詰めまして、そういう中で位置とか間取りとか、そういうものにつきましては協議が済んでおりますので、その基本設計をもとに実施設計を進めていきたいということで考えております。よろしくお願いいたします。
〇議長(小林正紀君) これで相田一良君の一般質問を終わります。
 続いて、13番、高田重雄君。
          〔13番(高田重雄君)登壇〕
〇13番(高田重雄君) 早速質問に入らさせていただきます。
 まず最初に、職員の給与等の問題点と方向性についてですが、旧岩瀬町職員の給与は、旧大和村、旧真壁町職員の給与と比較してどの程度格差があるのか具体的にお聞きしたいと思います。最大で幾らなのか、賞与関係を含めた年収でどのぐらい違うのか。仮に旧岩瀬町の職員の給与を、旧大和、旧真壁町職員と同等の給与水準に合わせた場合、年間でどのくらいの金額、差額になるのか教えてもらいたい。
 また、この格差は、いわゆるわたりという職務給の原則に反するものが行われてきた結果なのか、因果関係についてもお聞きしたいと思います。
 これらの問題点を厳しい財政状況の中で、今後どのように是正していくのか、市長にその方向性をお伺いします。
 続いて、桜川市運動場の有効利用についてですが、この件に関しては平成15年第4回定例会でも私質問した経緯があります。あのときの提案は、まず住宅用地に転用して、分譲売却し、財源化しては。地元業者に区画整理ほか開発行為をさせ、地元業者の育成及び経済の活性化を図っては。次に、石の町というのであれば、1画に霊園を設けて、1区画売却した場合、1坪の霊園をサービスでつけるとか、そのような方法で一生岩瀬町に住んでくれる方をふやしてほしいと市長に人口増加策をお願いして結んでおります。変わったのは、町が市になっただけです。この考えは、今でも何ら変わっておりません。あれから3年も検討していただいているのですから、実現してもらいたいと思います。市長にお伺いして質問を終わります。
〇議長(小林正紀君) 高田重雄君の質問に対する答弁を願います。
 飯嶌市長公室長。
          〔市長公室長(飯嶌洋一君)登壇〕
〇市長公室長(飯嶌洋一君) 高田議員さんのご質問にお答えをいたします。
 まず、第1点目の給与の格差があるのではないかのご質問についてお答えをいたします。合併前の3町村の給与格差は、年齢、勤務年数、学歴を基準として比較した場合、格差の大きな職員で、月2万5,000円から3万円程度ございました。これは、岩瀬、真壁、大和も含めてそういう結果でございます。それで、大体年額でどのくらい違うのかということでございますが、2万5,000円から3万円ということで、期末勤勉手当等も含めますと40万円から50万円程度かなと推定がしております。このため、合併協議において職員給与は現給保障を原則として調整を行うことになり、調整方法としては給与格差の大小により二つの方法を採用することといたしました。
 第1の方法といたしまして、給与格差が比較的少ない職員については、合併時1から2号給を昇給させ、調整する。第2の方法といたしまして、給与格差が大きな職員につきましては、合併時2号給を昇給させ、その後3年以内に昇給短縮制度を利用いたしまして調整するというようなことでございます。また、給与格差が大きな職員で、昇格基準に該当する職員につきましては、合併後昇格による調整を検討するというような方法を検討したところでございます。そういう中で合併後、ただいま申し上げました調整方法に基づき、給与の調整を進めてきた結果、現時点において70%から80%の職員の調整が完了したと考えております。しかし、平成17年度において議会でもご説明申し上げましたように、抜本的な給与構造改革が実施されたことに伴い、今後昇給短縮により調整を必要とする職員については、まだ未調整部分がありますので、他職員との均衡を考慮しながら調整を行ってまいりたいと考えております。
 そういう中で、先ほども申しましたように合併時の給与調整を全部終わったときには、どのくらい年額ではなるのかということでございますが、現在試算をしておりました中では1,300万円ちょっとぐらいというようなことで考えております。
 次に、2点目の、いわゆるわたりという職務給の原則に反するものの実態についてのご質問にお答えを申し上げます。わたりとは、給与上の処遇を主眼として、職務や責任の実態より上位の職や職務の級に一律に昇任、昇格させることと認識をしております。このわたりにつきましては、職員の高齢化に伴う人事処遇の一環として運用している自治体が多いと聞いておりますが、自治体間によりその考え方に相違があり、この相違が給与の格差の一因になっていると思っております。
 桜川市といたしましては、先ほど申し上げましたが、平成17年度において抜本的な給与構造改革があり、人事評価制度に基づく評価を職員給に反映させるべく改正がなされており、今後ともわたりを運用する考えは持っておりません。しかし、合併前の各町村においては、職員組合等との関係、人事処遇の考え方の相違によりわたりを実施していたものと承知をしております。すなわち、このわたりの考え方の相違が職員の給与格差につながっていると思われております。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。
〇議長(小林正紀君) 続いて、中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 高田議員のご質問の厳しい財政状況の中、今後どのように対応し、是正していくのかという質問でございますが、現在の桜川市の財政状況は大変厳しい状況下にあるものと認識をしております。特に人件費の増大は、今後の財政運営に多大な影響を及ぼすことが容易に予想されます。このような状況を踏まえ、今後とも人件費の抑制を着実に進めていかなければならないと考えております。このため、私が市長就任以来申し上げております10年後における100名の定数削減とあわせ、先ほど飯嶌公室長が答弁した人事評価制度の評価に基づく昇給等の適正な運用に努め、人件費の抑制を図ってまいりたいと考えております。
 次に、岩瀬運動場の住宅地への転用によっての有効利用とのご質問でございます。初めに、岩瀬運動場の利用状況についてお話をさせていただきます。岩瀬運動場の平成17年度における実績は、年間使用日数176日間、利用団体数187団体、利用人数5,165人となっております。また、大会等の使用状況は、社会人野球、ソフトボールが7大会、スポーツ少年団等が4大会開催されています。さらに、高齢者のグラウンドゴルフの練習が週3回、少年野球が週1回それぞれ利用しております。このようなことから、転用につきましては総合運動公園や類似施設の利用状況等を勘案した中で転用しても大丈夫かどうかについてもう少し検討をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。
〇議長(小林正紀君) 13番、高田君。
〇13番(高田重雄君) まず、わたりについてですが、先ほど答弁の中に旧岩瀬町と同じ水準にしたらどのぐらいと、1,300万円となっていますけれども、その逆に旧大和村、旧真壁町の職員の給与を岩瀬町の職員と水準を合わせた場合、人件費でどのぐらいの削減になるのか、これをまず市長公室長に聞きたいです。
 それと、もう一つ、このわたりで一番問題なのは、職員の意欲や能力、モチベーションが悪くなるということで、年功序列で私は係長になりました、私は年功序列で係長になれませんでした、優秀な方がどっちかというと係長になると思います。なのに給料は同じ。やる気がなくなるわけです。そういう点で、そういうものが現在今まで起きてきてしまったと。そうすると、今現在聞くのに、ちょくちょく市役所に聞くのですけれども、責任者は係長ですよと、給料を自分の方がもらっている人でも、おれ係長になっていないから、そういう態度をする職員が何名かいると私の耳に入っております。それが一番。仮にずっと自分より仕事ができないのとか、同じにできてもいいです。同じでも給料が安いというのは、プライドにかかってくるのです。公僕だってお金が欲しいのです、子供もいるし。皆さんいます。だから、そういう点も考えていただきたいと。
 それと、市長にも言っているのですけれども、別に岩瀬町の職員の給与を上げろと言っているのではないのです。下げてほしいのです。真壁町、大和村の職員。ここにもあるでしょう。職員の身分の扱いという、公正でなければいけない、公正に処理しなければならないと9条にありますけれども、下げて統一するのも公正です。では、我々議会議員の存在に関する特例の中で、2年間は最大で在任特例期間を定めると。それが民意の反対で、1年でこういう状態になったわけです。当然、職員もこれの決まったとおりでなくてもいいわけです。なぜかというと、議員報酬も大和村、岩瀬町、真壁町でやって一番高いところに合わせたわけです。それで、最大の2年間とったわけです。それが民意から外れてしまったわけです。だから、こういう状態になったわけですから、職員も当然一番安い岩瀬町に合わせてくれればいいのではないですか、市長、そういうのを私お願いしている。とりあえずこれに関してはやめます。
 次、市長が、今5,165人と、あの3年前にやっていただければ、市長、あのときの市長の答弁はこうなのです。平成13年度は4,575名、平成14年度は2,303名、平成15年度2,272名と減っているのですと、こう言っているのです。それで今後の現状の利用形態を勘案しながら、有効利用を図っていきたいと言ったのに、図っていなかったから、どんどん、どんどん利用者がふえてしまったのです。今実際、何をすればいいというのは、人口増加と財源確保です。あと、なおかつ歳出削減だと思います。なぜこういうようにしつこいように言うかというと、ここで固定資産税をもらえる方、町営住宅なんか要らないのです、どうせ固定資産税なんかもらえるわけではないのですから。だから、お金をいかに稼ぐか、払っている金をいかに下げるか、そういうことをトータルで聞いただけです。それを市長、この部分に関しては結構です。
 それでは、その給与体系だけ市長に答弁。下げてほしいということをお願いしているのです。
〇議長(小林正紀君) 飯嶌市長公室長。
〇市長公室長(飯嶌洋一君) 今高田議員さんの方からのご質問は、低い方に合わせた場合、それでは年額でどのくらい下がるのかというご質問でございますが、結論から申し上げますと、まだその積算はしておりません。といいますのは、それではどの職員の、どの基準に合わせて桜川市の給与基準を持っていくのかというものが、それを出さないと積算というものができませんので、それにつきましては十分検討をして給与条例の改正等も視野に入れた中でないと、そういうものの計算、基準が出せないということでございますので、計算はしておりません。
 それから、いわゆるわたりにより職務に対する責任と給与に矛盾があると聞いているが、どのようになっているかというご質問で、そういうことでよろしいですか。これにつきましては、旧町村の、いわゆる職制、係長とか、そういう職務に対する考え方の相違により生じたものかなと承知をしているところでございます。本来職務責任と給与は、相関関係にあるものと考えておりますので、現在職制の責任を明確化するための見直し作業を担当課の方で作業を進めておるところでございます。今後は、人事評価制度等に基づく評価を職員給与に反映していくように努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
 以上でございます。
〇議長(小林正紀君) 続きまして、中田市長。
〇市長(中田 裕君) 今室長の方からあった中、またそれから職員の降給、給料を下げるということでございますが、地方公務員法第27条の分限及び懲戒の基準により、この法律に定める事由でなければ、その意に反して降給されることがないとの規定があり、合併がこの法律に定める事由に該当しないものと判断し、現給保障を原則として調整を行いましたので、今後、先ほども高田議員の質問の中で私が答弁しましたように、人事評価制度の評価に基づく昇給等の適正な運用をこれから一生懸命やらせていただきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。
〇議長(小林正紀君) 13番、高田君。
〇13番(高田重雄君) 大体は納得しているのですけれども、中には、これローカルニュースで、鳥取県で最大12万円の値下げと書いてあるのです。係長や課長に任用されていなくても年功的に同等の給与が支給される主査、主事制度、いわゆるわたりと。そうすると、3階級下げて、最大で12万円まで下げる。大きな反対を食っているというのは、当然こういうことはなかなか難しいでしょうけれども、ただ今の現状、桜川市のことを考えれば、先ほど同僚議員が言いましたようにワーストテンの中に入っていて、7番目、95%。普通民間で言えば、利益はゼロ、売り上げもおっこちていてマイナス、それでも給料はきれいに払っているというのが今の公務員だと思います。ただ、これはいたし方ないと思います。だから、市長が言うように10年間で100人という人数で、10年間という長いスパンで下げてもらえれば結構です。ただ、その中で市長100人と言っていました。前、私150人と言ったような気がするのですけれども、できればそのぐらいの人数を削っていただいても健全な財務体質にするのであればよろしいのではないかと私思っております。
 それと、最後まとめになりますが、桜川市運動場ですが、これもちろん利用数が少ないのだったらば、損する人がだれもいないのです。市ももうかって、業者ももうかって、人口もふえて、固定資産税もふえてと、そういう市長が政策、ニューディール政策ではないですけれども、ルーズベルトさんではないですけれども、中田裕政策なんていう大きな課題に取り組んでいただけるよう、みんながもうかる、みんなが喜べるような政策を考えていただければと思います。
 これで終わります。
〇議長(小林正紀君) これで高田重雄君の一般質問を終わります。
 ここで暫時休憩いたします。
          休 憩  (午後 2時34分)
                                           
          再 開  (午後 2時50分)
〇議長(小林正紀君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 続いて、17番、川那子秀雄君。
          〔17番(川那子秀雄君)登壇〕
〇17番(川那子秀雄君) 一般通告に基づきまして質問をするものであります。
 きょうの質問にならないと思って何にも準備してきませんでした。それは別にしまして、書いてあるように選挙費用の公費負担について質問をするものであります。この前の一般選挙でポスター、ほか費用について公費負担を受けたわけでありますが、私はどうもその条例の制定があったというのをつい忘れておりまして、何で町の議員のときにはなかったのに、市議会議員の選挙になったら公費負担があるのだろうなと、そういう素朴な疑問がありました。しかし、さきの選挙で、やはりそういう条例のもとでありましたので、公費負担をいただきました、上限が決まっておりましたが。ただ、先ほどから、いわゆる財政の問題が盛んに話に出てきております。一番最初に大塚議員が茨城新聞だと思いますが、人件費の比率95.81%、収入に対してそれだけ使っている。38番目と、44市あって。非常に人件費の占める割合が、さっきの話の場合は、合併してから多くなっているという現実は間違いないことだろうと思います。交付税に至っては31.13%ですから39位、下の方に位置しているのが桜川市の現状であります。
 そういう中で、選挙費用のことでございますが、選挙に出るのは勝手であります。やはり町、ここにいらっしゃる方も再度立候補して当選をしてきたわけでありますが、やはり村議会議員、町議会議員の選挙のときには全部自分でしょっていたわけです。確かに公職選挙法には、そういう条例を定めれば公費負担ができるというふうに書いてあるかと思いますが、私はその合併のどさくさに紛れて、そういう条例が制定されていた。あの文書を見ると、何かちょっと抽象的でわからなかった。自分では、非常に勉強不足だったということでございますが、私は、やっぱり財政問題のことを考えれば、やはりそういう費用というのは少なくとも候補者自身が持つべきであろうという考え方をするわけであります。大した金額ではないです、正直言いますと。そういうことで、どういう根拠でそういう条例を定めたのか、私ちっともわからないのです。今までなかったわけですから。合併して初めて条例を制定したわけですから。ただ、ほかの市がこうであるから、横並びにつくったと。単純にそういうことだろうと思いますが、私はそういう選挙費用の公費負担については反対を表明するものであります。
 そういうことで、さきの市長が一番最初にその恩恵を受けたわけでありますが、決算書によれば3名立候補して、実際に公費負担したのが71万1,000円であると。実際にお伺いしたいのは、予算があってやったわけでありますから、どのくらい今回の選挙でかかって、やはりそういう条例を定めたのは、どういう根拠があって定めたのか。これは、公選法の規定であると言われれば、それまでですが、余りにも親切ではないか。4年に1回ですから、仮に1,000万円トータルであったとすれば、1,000万円浮くわけです。やはり選挙になりますと、決算書を見ますと職員の残業手当というのがあるわけですが、それが約1,047万円、市長選挙のときにかかっているわけです。だから、やはりそういう費用というのは、我々は知らなかったわけですから、そういうものはこの次の4年後あるいは市長選の3年後になりますか、これは改正をしていただきたいと、そう思いますが、市長の見解をお伺いしたいと思います。
 それは簡単なことですから、やらないと言えばやらなくなるわけですから、簡単なのです。そういうことであります。
 それから、2番目に、いろんな新聞に書いてありますが、職員の不祥事があります。これは、大きな記事で載っておりますが、やはり桜川市は市長が言うようにきれいなまち、きれいな心を持つことが大事だと。先ほども言っていましたけれども、人づくりが大事なのだと。人づくりというのはどういうことなのかというと、やっぱり、私はなぜこういう嫌な質問をするかというと、市民からいろんな意見を聞かされているわけです。いわゆる職員はあいさつもしないけれども、どうなっているのだよと。中には、余り具体的なこと言いますとまずいですから、言いませんが、やはり働く、一生懸命働いている人と、どこかでサボって何かやっている人とある、現実にある、こういうことを言われるわけです。だから、そういうことで聞きますところ、勤務状態によって分限という処分というか、そういうこともあると。
 それから、これも分限になるのでしょうが、交通事犯、こういうもの絶対起こしてはならない。やはりアルコールの問題。新聞にも出ていました。桜川市は、アルコールを飲んで交通事故やると免職だと書いてあります。それ以上書いていないのです、新聞によれば。だから、そういう点をどういうふうになっているのか、どのような規定になっているのかお伺いしたい。
 以上です。市長にお伺いします。
〇議長(小林正紀君) 川那子秀雄君の質問に対する答弁を願います。
 中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 川那子議員さんのご質問にお答えをいたします。
 さきの一般選挙でポスターほか費用について公費負担の条例の定めがあるが、どのような根拠があって定めたのかというご質問でございますが、議員さんご承知のように公費負担に関する条例は、公職選挙法の規定に基づき定めたものでございます。公職選挙法第141条では、自動車及び拡声機の使用制限、同法第143条ではポスター、看板等の掲示制限が規定されております。この制限を加えることにより選挙運動における費用の増加を防止し、選挙の公平を期するとともに、選挙における静穏の保持を図ろうとするものでございます。公職選挙法では、衆議院議員(小選挙区選出)、参議院議員の選挙においては政令で、都道府県の選挙及び市の選挙においては、条例の定めるところにより無料とすることができるとなっており、自動車の使用については第141条第8項で、ポスターの作成については第143条第15項に規定されております。公職選挙法における公費負担の趣旨は、選挙区が広くなることにより選挙運動費用が多額になり、公職の候補者になろうとする者の立候補を阻害するおそれがあるため、だれもが立候補できるよう候補者の負担の軽減を図ることを目的としております。平成4年の法改正により都道府県及び市の選挙についても公費負担が導入されました。
 なお、この条例の制定に当たっては、合併幹事会の協議の中で県内の現況を調査した結果、22市のうち21市が制定しており、桜川市においても制定を検討し、決定をされたということでございます。有為な議員の皆さん方が盛んに議論をすることによって桜川市がより活性化し、発展するものと私は思っております。費用の問題、詳細については、後ほど総務部長から答弁をさせますので、よろしくお願いをいたします。
 次に、職員の処分規定について、罰則等どのような規定になっているのかという質問ですが、合併後1年を経過したわけでございますが、この間、私なりに職員の勤務状況を見てまいりました。川那子議員さんがご指摘の件についても承知をしております。今後とも職員に対する指導の徹底と研修体制の充実を図り、職員の資質向上とあわせ意識改革を図ってまいります。
 分限処分については、地方公務員法第27条及び第28条に、勤務実績が良くない場合、心身の故障のため、職務の遂行に支障があり、又はこれに堪えない場合等において休職、免職することができる規定がございます。しかし、勤務実績がよくない者を分限処分するには、日ごろの勤務実態の状況を評価、判断し、勤務実績がよくないことを明らかにする必要があり、人事評価制度を導入していない現時点では、直ちに分限処分を行うことは難しいと考えております。今後、人事評価制度を早急に構築し、分限処分に対応できるように努めてまいります。
 なお、飲酒運転等については、詳細について飯嶌市長公室長の方から答弁をさせますので、よろしくお願いをいたします。
 以上でございます。
〇議長(小林正紀君) 刈部総務部長。
〇総務部長(刈部幸男君) それでは、川那子議員さんの質問にお答えいたします。
 桜川市長選挙公費負担ということで、この選挙におきましては3人の立候補者がおりましたけれども、1名については公費負担の該当になりませんでしたので、2人でございます。選挙運動用自動車では21万4,200円、それから燃料費につきましては6万5,734円、運転手につきましては17万5,000円、ポスター作成費につきましては25万7,040円、合計しまして71万1,974円です。1人当たりにしますと35万5,987円となっております。
 続きまして、市議会議員一般選挙の公費負担でございます。選挙運動用自動車につきましては、3名の方がゼロでございます。27名でございます。281万850円。燃料費につきましては、1名の方が請求ありません。29名で92万1,336円。それから、運転手につきましては、1人の方が請求がございません。29人で252万円です。ポスター作成費につきましては、30人で366万6,116円。合計しまして991万8,302円でございます。1人当たり平均にしますと33万610円というような結果でございます。
〇議長(小林正紀君) 続いて、飯嶌市長公室長。
〇市長公室長(飯嶌洋一君) 職員の分限に関するということでございますが、これにつきましては桜川市職員の分限に関する手続及び効果に関する条例等を10月1日付で、合併時点で制定を桜川市においてもしておるところでございます。
 また、飲酒運転等につきましては、ご承知のように新聞報道により公務員の飲酒運転が非常に多いというような報道が連日なされております。そういう中で、桜川市におきましても合併時に一応基準というものを、飲酒運転等の処分規定を設けましたけれども、そういう中で、より一層厳しい内容に、ことしの10月1日付で再度厳しい内容に改正をしたところでございます。
 主な改正内容といたしましては、今まで酒酔い等につきましては、免職につきましては相手を死亡させたときというような処分内容でございましたが、今回より厳しくということで、いわゆる飲酒運転、酒酔いを含めた中で死亡または傷害を与えた場合でも人身事故の場合は免職だよというような内容に変更しております。また、停職につきましても今までは3カ月というような停職内容でございましたが、これを6カ月まで引き上げるというような、酒気帯び、飲酒運転の場合にはそういう厳しい内容に改正しております。
 以上でございます。
〇議長(小林正紀君) 17番、川那子君。
〇17番(川那子秀雄君) 総務部長から、先ほどの一般選挙のかかった費用についてお伺いしましたが、約1,000万円にちょっと足りないというところまでいっているわけですが、請求出さなければ出さないで済むわけなのですが、なかなかやっぱりそういう制度の中ですから、もらう。もらった。私ももらいました、正直言って。しかし、もらいましたけれども、公職選挙法で22の中で21があったから、そういう条例に定めたのだと。しかし、定めなければ、これ実質できないわけです。だから、やっぱり私は、選挙に出る者は、ポスターやら車やら、そういうものは自己負担だという認識で考えれば、1,000万円は4年に1度ですから、4年で割れば幾らです。だから、そういうことで、やっぱり財政状態が悪いという現在の状況の中で、削れるものから削っていくと、そういう姿勢がなければまずいのではないかと。まず、我々議員からやっぱり範を垂れていくということも大事だということで提言をしたわけであります。まだ先、市長選挙まであと3年先ありますが、そこいらまでの間によく審議をされて、よく打ち合わせをされて、みずから削っていくということが大事ではないかなと、そういう削れるところから削るということが大事だということでご検討をしていただきたいと思います。
 それから、先ほど飯嶌室長からありましたが、分限というものがあるのだと。しかし、それに当てはまった方はいるかいないかわかりませんが、実際に、先ほども高田議員の方から話がありましたが、100名ぐらい、これから10年先で削っていくと。しかし、中身、市長もわかっているのだろうと思いますが、やはり職員として能力のない者は、やっぱりそういうことでしかないのかなと。民間なら一発です。そういうことも非常に肩をたたいてあげて、やわらかくしておやめいただくということも一つの方法ではないかというふうに考えます。むやみやたらに能力があってもなくても、いれば毎年か2年置きか上がっていくというようなことで人件費を抑制していかなかったら、いつまでたってもこれはどうしようもないです。それだったら、新しいいい人間を雇い入れて使うべきだと。それがやっぱり桜川市の将来にわたって大事なことではないかと。95%というのは非常に厳しいです。これから景気よくなって税収がよくなれば別ですが、やっぱりそういう人件費というものをどうやって削減していくかということを真剣に考えていくもう時期だと、1年も過ぎましたから。あとは、人事評価制度を取り入れて、やむを得ないけれども、昇級ストップとか、いろいろあるでしょう。そこの中で、本人には申しわけないけれども、そういう厳しさも公務員の中でこれからは考えていかなければならないことだというふうに考えています。だから、非常に個人の生活の問題がかかるわけですから、大変だと思うのですが、やっぱり思い切りというのも将来の桜川市を見据えて大事ではないかなと思います。それについては前向きに、市長を初め各担当部長おいでになりますから、よくそこら真摯に話し合って考えていただきたいと思います。
 それから、酒気帯びとか酒酔いというのは、我々議員でも気をつけていかなければならないことですが、何か新聞に書いてあったのですが、庁用車、いわゆる会社で言えば社用車、これを運転するときに酒気帯びになるかならないかわからないような状態のときも人によっては、千差万別です。何か聞くところによると、量販店では検知器を安く売っていると。それを導入して桜川市のマークがついている車に乗るときには、キーを渡す前にそれにかけてからいくということも大事ではないかなと。これは、モラルですから、そこいら辺も中にはいるのではないかなと思うのです、酒の強い人、弱い人いますから。起きてしまってからでは、こんな笑い事ではないですから、新聞に大々的に載りますので、そうならないようにやっぱり防衛策をとっていただきたいなと、そう要望して終わります。
〇議長(小林正紀君) これで川那子秀雄君の一般質問を終わります。
 続いて、15番、増田俊夫君。
          〔15番(増田俊夫君)登壇〕
〇15番(増田俊夫君) それでは、通告しておきました道路改良について質問いたします。
 この道路は、大国玉地区の3集落をつなぐ市道2―4号線、幅員3.6メートルで二間道路であり、宮、中丸木、金敷のなくてはならない生活道路です。ちょうど大国小学校の西側に位置するところであります。3年ぐらい前から測量に入り、現在中丸木の中間あたりまで測量も済み、また用地買収も済んでいると聞いております。これまでの経過と進捗状況、そして完成はいつごろかお伺いいたします。
〇議長(小林正紀君) 増田俊夫君の質問に対する答弁を願います。
 口町建設部長。
          〔建設部長(口町 久君)登壇〕
〇建設部長(口町 久君) 増田俊夫さんのご質問の市道2―4号線の道路改良の経過と進捗状況及び完成予定についてお答えをいたします。
 本路線は、大国玉、宮、中丸木地内に位置する2級市道でございます。全体計画延長が1,380メーター、計画幅員が全幅5メーター、両側に側溝をつけるものでございます。平成15年度までに現況、路線測量を実施し、平成16年度から用地測量、用地買収をしているところでございます。本年度につきましても用地測量、用地買収を実施する予定でございます。工事につきましては、年次計画に基づき用地買収の済んだ箇所から順次施行していく予定でございます。完成予定につきましては、全体の計画延長が長いため、相当な期間を要するものと考えておりますが、できるだけ早く完成するよう鋭意努力してまいります。
 以上でございます。
〇議長(小林正紀君) 15番、増田君。
〇15番(増田俊夫君) この2―4号線、このたびの市議会議員選挙で大国玉地区の方、随分選挙運動で歩っておりましたら、もう既に何年か前から土地の買収も済んでいると。そして、測量も済んでいながら、まだ工事が入らないのだというような話が沿線の各地の方から聞かれます。ましてやこの道路、先ほどお話ししましたが、3集落をつなぐ生活道路であります。ただいま部長からお話がありましたが、年次計画に基づいて用地買収の済んでいるところから工事をしていく予定であると。また、全体計画延長が長いため、相当な期間が要するが、できるだけ早く完成していくとの答弁ですが、できればもう少し具体的な数字が欲しいのですが。
 と申しますのは、この中丸木地内、平成11年、そして平成15年に2度の民家の火災がありまして、家屋や納屋が燃えてしまったと。そこに、その火事の現場に常設の消防がいち早く駆けつけ、消火活動に当たったというわけでありますが、この前、消防分署の方に行きまして、いろいろその状態を聞きましたところ、この道路が狭いために消火活動がおくれたというような話がございました。この大和村の西地区が火災があった場合には、大和分署からタンク車が出動すると。そして、協和分署から消防車、そして下館消防署から工作車が出動するという設定になっているそうです。また、雨引においては、羽田においてはタンク車と、そして真壁消防署から応援する消防車、そしてまた下館消防署から工作車というようなことになっておりますのですが、この火災現場において道路が狭いために、実際になかなか緊急事態にもかかわらず、入れなかったというような状況があちこちで聞かれましたので、このたび一般質問とさせていただいたわけであります。
 と申しますのは、大和分署のタンク車が道幅が狭く、現場に近づくのがやっとだったと。また、消防車は、貯水池近く、協和分署の消防車なのですが、貯水池近くに行って脱輪をしてしまったと、そういう現状であったと。さらに、大型の工作車が集落に入ったものの、なかなか進めなかったというのが現状だったらしいです。そこから機械を運び込んだというような話を聞いております。この2―4号線、舗装はしてありますが、簡易舗装というようなことで、畑との段差があったり、また両側が田んぼであったりというようなことで、舗装面の幅員が二間道路、3.6メートルと言われながらも、実際には2.3メートルぐらいあるいは2.7メートルぐらいしかないというような状況でございます。緊急の自動車がサイレンを鳴らしてスピードを出していける状況ではないというのが現状でありますので、その辺のことを執行部側にぜひ知っていただいて、そしてこの対応を即お願いしたいというようなことで質問をしたわけであります。迅速な対応と人命の救助、安心、安全なまちづくりのために、是が非でも早急な対応をお願いするわけであります。
 また、子供たちにとっては、小学生、中学生の通学路となっており、これこそ子供たちを温かく見守る安心、安全な環境をつくっていく条件整備ではないかと思うわけでありますが、この辺のところをぜひとも今の話の中で市長さんの感じたこと、あるいは子供たちの通学路ということですので、その辺教育長の考え方、少しお話をいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(小林正紀君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) ただいま増田議員さんが整備をぜひ早急にやってもらいたいということでございます。私もよく見させていただいておりますが、まず何といっても道路整備には地権者のご協力がなければなかなか進まない。そういう面で、やはりあの地域の地権者の皆さんに何とかご協力をいただくように今建設部の方には全力投入するようにお話をしています。確かに安心、安全という観点から、あの道路は非常に狭隘であります。市としてもそういう面で、まずは地権者にご理解をいただく、これに全力投球をさせていただきたい。それには、議員さん方も地権者の皆さんに、やはり一本筋の通った道はつくっておかなくてはいけないのだというお話をぜひしていただければ、私としても建設部にむちを入れながら、早くできるように頑張ってまいりたいと思いますので、ご協力のほどよろしくお願いします。
〇議長(小林正紀君) はい、15番。
〇15番(増田俊夫君) ただいま市長から大変簡潔な、そして見通しの明るい答弁をいただきました。現在地権者もかなり狭隘な道路で困ったというようなことで、それに対しての協力者が今ちょうど中丸木の中央までは1人か2人ぐらいがちょっと話が見えないという方だけで、ほぼ近いうちに完成するような、承諾するような話も聞いておりますので、ぜひともそのときには、市長の言われた安心、安全な、快適な一本筋の通った3集落の道路ができますことをお願いいたしまして、要望といたしまして一般質問を終わります。
〇議長(小林正紀君) これで増田俊夫君の一般質問を終わります。
 以上で本日の日程は終了いたしました。
                                           
〇散会の宣告
〇議長(小林正紀君) 本日はこれにて散会いたします。
 19日は休会として、20日の会議は午前10時から開きます。どうもご苦労さまでした。
          散 会  (午後 3時25分)