平成18年第2回(6月)桜川市議会定例会会議録(第3号)
平成18年第2回桜川市議会定例会議事日程(第3号)
平成18年6月8日(木)午前10時開議
日程第 1 議員提出議案第2号 桜川市議会議員定数条例
日程第 2 議員提出議案第3号 桜川市議会の解散決議
日程第 3 議会運営委員会、各常任委員会、議会広報特別委員会の閉会中の継続調査
日程第 4 執行部あいさつ
〇出席議員(44名)
1番 小 高 友 徳 君 2番 渡 辺 久 男 君
3番 中 川 泰 幸 君 4番 鈴 木 政 夫 君
5番 皆 川 光 吉 君 6番 延 島 宏 君
7番 増 田 豊 君 8番 潮 田 新 正 君
9番 小 川 寛 君 10番 相 田 一 良 君
12番 古 川 静 子 君 13番 飯 島 重 男 君
14番 萩 原 廣 君 15番 大 塚 秀 喜 君
16番 高 田 重 雄 君 17番 小 林 正 紀 君
18番 増 田 俊 夫 君 19番 野 澤 博 君
20番 廣 瀬 雄 一 君 21番 鈴 木 好 史 君
22番 川 那 子 秀 雄 君 23番 萩 原 實 君
24番 横 田 衛 君 25番 吉 原 正 君
26番 橋 本 位 知 朗 君 28番 増 田 昇 君
29番 臼 井 正 君 30番 塚 本 明 君
31番 斉 川 芳 男 君 32番 上 野 征 一 君
33番 今 井 房 之 助 君 34番 林 悦 子 君
35番 飯 島 剛 正 君 36番 市 村 正 君
37番 渡 辺 仁 君 38番 菊 池 節 子 君
39番 田 山 照 夫 君 40番 潮 田 裕 君
41番 廣 澤 光 一 郎 君 42番 篠 崎 宏 君
43番 入 田 守 康 君 45番 鈴 木 敏 雄 君
46番 稲 葉 安 次 郎 君 47番 小 松 崎 清 君
〇欠席議員(1名)
44番 川 島 雄 一 郎 君
〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
市 長 中 田 裕 君
教 育 長 石 川 稔 君
市 長 公 室 長 飯 嶌 洋 一 君
総 務 部 長 刈 部 幸 男 君
市 民 生活部長 川 股 守 安 君
保 健 福祉部長 中 澤 進 君
経 済 部 長 山 中 政 雄 君
建 設 部 長 口 町 久 君
岩 瀬 支 所 長 細 谷 豊 君
真 壁 支 所 長 大 場 敏 夫 君
水 道 局 長 田 口 喜 之 君
教 育 次 長 飯 島 泰 則 君
〇職務のため出席した者の職氏名
議 会 事務局長 柴 山 栄 一 君
議会事務局書記 笠 倉 貞 君
議会事務局書記 長 堀 イツ子 君
議会事務局書記 鈴 木 謙 一 君
開 議 (午前10時00分)
〇開議の宣告
〇議長(今井房之助君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席議員は44名です。よって、地方自治法第113条の規定により本日の会議は成立します。これから本日の会議を開きます。
ここで暫時休憩をいたします。
休 憩 (午前10時01分)
再 開 (午前10時30分)
〇議長(今井房之助君) それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。
〇議員提出議案第2号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(今井房之助君) 日程第1、議員提出議案第2号 桜川市議会議員定数条例を議題といたします。
提案理由の説明を願います。
高田重雄君。
〔16番(高田重雄君)登壇〕
〇16番(高田重雄君) 提案趣旨。
今自治体では、地方分権を初めIT革命や国際情報化時代、少子高齢化社会や男女共同参画社会など、新しい時代の流れや社会経済環境の急速な変化の中での政治的対応が求められております。また、国の施策である三位一体の改革の推進に伴う地方交付税や補助金等の削減は、市財政に多大な影響を与えるとともに、市税収の低迷とあわせて、今後将来にわたり、年々厳しい状況に置かれることが想定されます。
このような状況にかんがみ、さらなる行財政のスリム化はもとより、限りある財源の有効かつ効率的な運用が不可欠となっております。この重要な時期に当たり、議員みずからが率先してその範を示すべきであると考えます。
桜川市議会議員定数条例について、現行では平成17年1月21日付議決し、平成17年1月24日付告示されている廃置分合に伴う議会議員の定数に関する協議書の中に「26人とする」とありますが、議会解散の是非を問う住民投票の直接請求運動が行われている中で、結果のいかんを問わず、議員定数条例を定めることが我々の責務であると思慮いたしました。現在の人口規模による議員定数法定数は26人でありますが、効率的な行財政の運営と桜川市の将来を考慮し、20人とした桜川市議会議員定数条例を提案いたします。
以上です。
〇議長(今井房之助君) 提案理由の説明が終わりました。これより質疑を行います。
質疑ございますか。
〔何事か声あり〕
〇議長(今井房之助君) 賛成、反対討論とは違います。それはまた行います。
39番。
〇39番(田山照夫君) ただいまの提案理由に対し、私、この定数削減に対し、一言述べたいと思います。
しかるに特別委員会が旧2町1村で開かれ、39名の特別委員が選ばれたわけです、合併する前に。私もその一人でありました。この8名の提案者の賛同の中に、当時岩瀬町の議会議長でありました橋本位知朗さん、また斉川芳男さん、真壁地区より代表に選ばれました大塚秀喜君が入っております。その特別委員会の委員さんが39名の中で、区長会の代表、また商工会の代表と、学識経験者、婦人部、執行部、そういう方々と各町村議員は4名ということで代表が選ばれまして会議になったわけでございます。二十数回という会議を開き、そこで熟慮に熟慮した結果、26名で決定したわけでございます。それを各2町1村の議会に持ち帰りまして、正副議長、代表が議会に諮って、満場一致で26名ということで決定したわけでございます。
ただいま高田議員さんが、世の中めまぐるしく変わっているのだという発言もありました。これは1年前の話でございます。その中で皆さんが一生懸命に汗を流し、そこで決めてくれたことを一回も実行しないで、その決めた本人が20名にしましょうと言っているのです。私は、これはちょっとおかしいのではないかと。議員というのは、最低でも自分が言った言葉に責任を持つ、また決まったことは責任を持って実行するという公約を胸にして立候補して当選してきたわけではないかと私は思っております。
その議会でも議長、副議長という選ばれた人が代表で行って、自分が決めて賛同したことを、一年もしないうちに今度は20名だ。桜川市民の声から言われて、桜川市民の声は18名でした。言われてから20名に直すのだと。議員たるものは、もう少し見識を持って、信念を持って、それでやっていただきたい。そのような自分が決めたことが失敗だというのであれば、やっぱり自分の職責を辞職して、これに臨むのが私は議員の務めではないかと。余りにもパフォーマンス的で、私はとてもとてもこれに賛成するわけにはいかないと思います。
以上で私の意見を述べました。
〇議長(今井房之助君) ほかにご意見ございますか。
34番。
〇34番(林 悦子君) 私は、この議案に賛成をいたします。今反対の方の意見表明があったので、あえてさせていただきます、黙っていようと思いましたけれども。この26人と20人の数の根拠について、私はきちんとした根拠を持っていますので、意見の表明をしておいた方がいいと思います。
この26人というのは、現在自治法で定められている市という自治体規模に見合った数の中で、私たちが決めたときに26人というのは上限度ぎりぎりいっぱいの許された範囲内の数であります。当初から26人でも多過ぎるという意見の表明は、これは合併前からありました。しかし、全体を優先するということで、26人ということに賛成していったというのが各2町1村の議会の内情だったと思います。
現在、水戸市、ひたちなか市あるいはつくば市など15万人から20万人規模の自治体でも、議会議員数は30人前後です。今日32人か30人だったか忘れましたが、土浦市議会でも、それは多過ぎるという声が市民の方から今起きているところでございます。私たちの自治体は、わずかその3分の1か4分の1ということは財政規模もそれだけ少ないわけですから、その中では20人という数字であっても微妙だとは思いますが、ただ議員は数さえ減らせばいいということではないので、民意の反映ということを考えたときに出てきた数字がぎりぎりの20人だったと。この20人には、れっきとした根拠があると思います。
また、私は他市町村の議員さんのことはわかりませんが、私たちの合併協にも確かに大塚議員が代表として行きました。彼の責務は、各議会の議員の意見を取りまとめて、その意見を表明をする立場にありましたから、現在、合併という目的を達して、その責務を解かれて、初めて個人的意見の表明の場をこのときに持ったのではないのですか。ですから、今回は一個人として、初めて議会という社会よりも桜川市というより大きな社会を優先する形で、どの議員さんも合併代表議員さんは意見の表明をされると思いますので、その方たちは裏切り行為でもなければ、ましてやパフォーマンス、ましてや人にやめろなどということを言うのは、ちょっと私は言い過ぎであると思います。
いずれにしても、20人という数にはそれなりの根拠があるし、それから代表議員の方々は今言ったような立場で現在おられると思うので、私は賛成をいたします。
〇議長(今井房之助君) 16番、高田君。
〇16番(高田重雄君) 先ほど田山議員のあれは、反対討論なのですか、それとも私への質問ですか、どちらなのでしょう。質問だとすれば、私は答弁しなければならないという気持ちでいるのですが。
〇議長(今井房之助君) 意見を求めているわけですから、意見を述べたと思って解釈して、林さんもそうだと思っております。
〇16番(高田重雄君) ただ単に数を減らそうとした、私にはこれだけの考えがあったのだというのを皆さんの前で具体的に言いたいと思っています。抽象的にしか言いませんでしたけれども……よろしいですか、ではちょっとだけ言わせていただいて。
〇議長(今井房之助君) 許可します。
〇16番(高田重雄君) 16番、高田です。
今なぜやろうと私が思った大きな理由は、地方交付税は10年間合併することによって減らしませんよと国が認めました。ところが、地方交付税は下げられています。税収は40億8,000万円ぐらいしかないのです。それで、人口はどんどん減っているのです。この26名と決めたときは5万110人ぐらいいたのです。だから、最高は30人で26人とか。今現在、たった1年とちょっとで4万九千五百何名しかいないのです。これがあと4年で4万8,000人、この推計にも書いてあります、4万6,000人を割る、8年後には。私は、「将来を見て」と書いてありますが、あのときよりも1年でもう五、六百人も減っているのであれば、将来を見て、5年、10年先にはもう4万6,000人を割るのだと、こう統計にも出ているのです。それなのに執行部側は、今回積極的に歳出削減を行ったのか。到底思えない。165億円の予算を組んで、10億円の基金を取り崩し、こういうことをしているので、我々議員はみずから歳出削減に、26名を20名、極端だっかもしれません。でも、それぐらいの意気込みで執行部に歳出削減を促したい。鋭意努力してほしい。そのぐらいの気持ちで私は今回20名と出しました。これは無理だったかもしれません。ただ、そのぐらい議員は桜川市のことを考えているのだと、そういうふうに思っていただければ。
本当に時代は変わります、これから先。
〇議長(今井房之助君) 高田議員は、提案理由の説明をやっておりますので、簡明にお願いします。
〇16番(高田重雄君) そういうことですので、ただ単にパフォーマンスでやったのではないということだけは皆さんにわかっていただきたいと思います。
〇議長(今井房之助君) ほかにご意見ございますか。
23番。
〇23番(萩原 實君) 自席から意見を述べさせていただきます。田山議員と同じような意見になるかと思うのですが、議員定数削減について一言自分の考えを述べさせていただきたいと思います。
私は、経費を削減することに対しては反対はいたしませんけれども、合併前において、それぞれの議会で十分に議論して、そして26人に定数が決められたという経緯があります。そういった経緯を踏まえた中で、まず議会のそういった決まりを尊重した中で26名でやるべきであるのではないかと思っております。そして、新たに新しい議会が誕生したときに、提案をして議論をし、そして慎重に考えて決める事項ではないかと思っております。
今市民の皆さんから議会解散請求が提出されている中で、きょうも多くの傍聴者の方が来ておられますが、今議員の定数問題を議論する時期ではないのではないかなと思うと同時に、議会を軽視する、そんな気がいたしますので、私は現時点ではこの問題に対して賛同しかねるというのが私の率直な意見でございます。
以上です。
〇議長(今井房之助君) ほかにございますか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(今井房之助君) ないようですので、質疑を打ち切ります。
これから討論を行います。
最初に、原案に反対者の発言を許します。
32番。
〇32番(上野征一君) 私も、議員定数を減らしたらどうかということで、提案者の方から早いうちに相談をかけられました。定数20名でどうだろうということだったですから、私は20名でも18名でもいいのではないかということは、本人に電話で早いうちにお答えはしましたですけれども、確かに定数を減らすばかりが議会の責務か。議員を減らして報酬を下げるのが行政改革の一端かというような考えに対して、この26名の定数は、先ほど同僚議員からも言われましたように、合併前に2町1村の各町村から、執行者4名、学識経験者4名、我々議員から4名ずつということで合併協議会が開かれまして、15年の12月の1日に合併協のときに、私はまだ当時は合併協の委員にはなっていませんでしたけれども、岩瀬の福祉センターの方で定数と継続任期の問題が提案されまして、継続だということで、その次の月に、16年の1月に真壁の福祉センターで、議員定数と議員の在任期間が決まったわけでございます。
合併協議会の中で、先ほどの同僚議員と同じような話になりますけれども、貴重な時間をつぶし、長時間にわたりまして論議されまして、26名ということで決めていただいたのですから、先ほど提案者からも言われましたように、林議員も整然と並べてくれましたですけれども、5万人の人口に対して26人はいかがなものかと言われれば、決して少ない数ではありませんし、多い上限かもしれません。であっても、最初の選挙になるはずです、これで解散になりますので。そうした場合に、垣根を払おう、垣根を払おうと言っていながら議員の偏りがあったのでは、なかなかその辺が難しいかと思いますし、各地区の住民からの意見を反映させるには、初めての議会だけは、これで解散になりまして、この後の選挙だけは、26名の定数で選挙をやりまして、その席で、もし多ければ20人にするなり18人にするなり、その場で協議していただいて、今回の改選は26名が私は妥当と思いますので、そのような考えで自分の意見といたします。
以上です。
〇議長(今井房之助君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。
5番。
〇5番(皆川光吉君) 私は、議案に賛成の立場で討論を行います。
現在、議会解散の是非を問う住民投票の直接請求が行われております。そして、その署名収集結果によって、住民投票が実施される段階になっております。今まさに桜川市議会及び我々議員一人一人に対して、合併に伴う2年間の議員在任特例と議会の自主解散に対する議員としての基本的な考え方、市の将来にわたる行財政運営に対する議員としての基本的な考えとその態度を明確にするよう市民から求められております。
我々議員定数削減を発議する議員有志8名は、議会解散の署名収集活動が開始されて以来、これらの点に関して、議員としての立場を明確にする必要性の認識から討議を重ねてまいりました。その結果、提案趣旨でも述べましたように、市財政が今後将来にわたり年々厳しい状況下に置かれることが想定され、さらなる行財政のスリム化と財源の有効かつ効果的な運用が不可欠となることは明白であります。この重要な時期に当たり、議員みずからが効率的な行財政の運営と市の将来を考慮し、率先してその範を示すべきであり、市民の大多数もそのことを求めているものと考えます。
桜川市議会議員の定数は、政令により26人と定めがあります。下妻市も定数26名となっておりますが、この下妻市におきましても現在、区長会から議員定数の削減と議会の早期解散の要望書が出されるなど桜川市と同様の動きがあります。また、常陸太田市及び常陸大宮市におきましては、ご承知のように議会解散の直接請求に基づく署名数が有権者の3分の1を超え、住民投票の実施に向けて準備行為に入ったとのことであります。このように他市並びに桜川市の状況をかんがみ、今回の6月定例会におきまして議員定数条例を定めることが我々議員の責務であると考えるのは当然のことであります。また、合併に関係しなかった既存の市町村におきましても、政令による現行定数よりも削減の方向で動きが活発になっている現況を考慮し、当該桜川市の議員定数を20名とする定数条例に賛成いたします。
以上で、議員提出議案第2号 桜川市議会の議員の定数を定める条例に賛成の立場での討論を終わります。
〔何事か声あり〕
〇議長(今井房之助君) 傍聴者は静粛にしてください。
38番。
〇38番(菊池節子君) 反対の立場で討論をさせていただきます。私は、議員提出議案第2号 桜川市議会議員定数条例に反対する立場で討論をいたします。
私どもは、次の三つの理由で定数の削減に反対であります。一つは、地方自治法に定められた定数の実態から見ても、現行の26人が適当だと思うからです。ご存じのように現行の26名というのは、人口5万人未満2万人以上の市町村の議員数であります。人口が下限である2万から3万人の自治体なら26人は多すぎるかと思いますけれども、桜川市は今人口4万9,000人弱であり、5万人に迫るところです。この人口上限に近い市が上限いっぱいの26人の定数とするのは、何ら問題はないというふうに私は考えております。
二つ目には、桜川市になって初めての選挙を初めに決めた定数で実施しないでいいのかという問題であります。一回の選挙もしないで、26名が多過ぎるという根拠は一体何でしょうか。私には理解できません。
三つ目は、初めての合併後の選挙は、できるだけ3地域の議員が偏りなく出ることがいいと思うからであります。もし定数20名としたならば、人口比で割ったら9、8、3という割合になります。少なくなる地域が出るおそれがあるということであります。もちろん選挙ですから、どうなるかわかりません。しかし、できるだけ三つの地域から多くの議員が選出されるのが合併直後の議会としてはいいのではないかというふうに私は考えております。どうしても定数を削減する必要が出てきたときには、新しい議会に託せばよろしいのではないでしょうか。
以上で議案第2号に日本共産党桜川市議団は反対の意を表明して討論といたします。
以上です。
〇議長(今井房之助君) 15番。
〇15番(大塚秀喜君) 賛成の立場から一言申し上げます。
私、先ほどから名前の出ております合併協議会に最初から最後まで参加させていただきました。その中で、先ほど上野議員から、定数と任期を一緒に決めたという話がありましたが、その話し合いの中で、新しい桜川市議会ができたら、もう一度話し合いをしようと。それは、皆さんの共通認識だったと思います。そういう意見がかなり出ていました。ただ、もう期限が決まっている合併協議会の中で合併をまとめるためにはということで、今回最初に市民の声の中島氏より、議会解散の請求がありまして、2回目の全員協議会の席で私そのことを発言しました。残念ながら話し合いになりませんでした、もう決まったことだと。その結果、住民の半数以上が署名して集まっていると。そういう流れの中で、私は定数削減に賛成したものであります。
桜川市の将来を考えたときに、本当に財政厳しい大変な市だと思っております。議員みずから襟を正し、執行部が襟を正していく、それしかあすの桜川市はないと考えておりますので、どうぞ賛成のご賛同をよろしくお願いします。
〇議長(今井房之助君) 22番。
〇22番(川那子秀雄君) ただいま賛成の意見がありましたが、私はこの提出議案に反対の立場をとるものでございます。なぜならば、今も合併協議会のことが盛んに言われております。しかし、合併前は、旧岩瀬町、旧大和村、旧真壁町で、先ほど田山議員さんからも発言がありましたが、持ち帰ってよく検討してくれということで、おのおのの議会が結論を出したわけであります。それは、いわゆる協議会の。平間会長から提案の話がありまして、その場で決定をしたわけであります。あのときは、国勢調査人口の結果、5万人以上であれば上限30人、しかしこれから下がる可能性があるから26人にしようという決議だったと我々は協議会の傍聴に行ってお伺いをいたしております。
それでは、議員の威厳というのは、議会の重みというのは何であったのかと。議会というのは、多数決の論理で成り立っていることが悲しい現実であります。少数意見が取り上げられない、そういうことも承知しております。しかし、合併協議会は、その都度傍聴を許し、合併協議会の会報を流して住民に理解を求めたはずであります。でありますから、10月1日に合併をして、その間、12月、3月議会があったわけであります。しかし、その間、何らこういう問題は提案をされなかったわけであります。
これは、私は、この前もちょっと申し上げましたが、県民の声に投書をしました。やはり桜川の市の将来を見据えて、今45名になってしまいましたけれども、各地区からの懸案事項が相当あります。しかしながら、執行部は18年度予算案を3月議会に提出して、賛成をいただけなかった方が3名おいでになりましたが、賛成したわけでありますから、そこで財政云々、これからそれをチェックをしていく私たち議会の役目もあるわけでありますから、19年9月ということで期限になっておりますから、その後に定数を20名で提案してくるなら理が通りますが、真剣になって各議会がかんかんがくがく論議をして、そして合併協議会に諮って決定をしたことでありますから、26名では私は多いとも少ないとも申し上げられませんが、そのくらいいなければ民意の反映はできない。議員の偏りがこれら出てきたときに、今市民の声はいろんな形で発言をしておりますが、偏ったときにどうするのか。そのときにまた同じことを言うのですか。何回も、何回も同じことを繰り返されては、議会の品位とか議員のプライドというものも皆さん少なからず持っていると思います。
ですから、きのう結果が出ましたが、1万9,400名という告示がなされていました。私は、1万9,400名は大変な努力で大したものだなと思います。しかし、残された有権者の2万名はいるわけでありますから、その2万名の意思も尊重していくのが私は議員の務めであろうというふうに考えております。したがいまして、いわゆるそのことばかりに目が移りがちでございますが、26名より20名だという意見には私は反対を表明する、そういうことでございます。
以上です。
〇議長(今井房之助君) 29番。
〇29番(臼井 正君) 私は、今皆さんがお話ししましたように、いろいろ細かいことは申しませんが、議会で26名という議決をしたものでございますから、その議決という重みも我々議員として守らなければならないと思います。その意味を兼ねて、議決権を守るためにも、私は定数26名で選挙をして、その後議会で議決するべきであると思います。
〔「議長、おかしいぞ。賛成、反対の討論は順々にやらなくちゃだ
めだぞ」の声あり〕
〇議長(今井房之助君) どうぞ、やってください。
〔「議長、おかしいでしょう」の声あり〕
〇29番(臼井 正君) 何でおかしいのだ。
〔「討論は、賛成、反対とやっていくんですよ」の声あり〕
〇29番(臼井 正君) 私は反対します。
〔「順番だけは守ってください」の声あり〕
〇議長(今井房之助君) ほかに討論ございますか。
〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(今井房之助君) ほかにないようですので、これで討論を終わります。
これから本案を採決します。
採決の方法につきましてお諮りをいたします。どのような方法がよいでしょうか。
21番。
〇21番(鈴木好史君) 採決の方法については、無記名の投票でお願いしたいと思います。
〇議長(今井房之助君) 無記名投票という言葉がございましたが、これに……
〔「議長」の声あり〕
〇議長(今井房之助君) はい。34番。
〇34番(林 悦子君) この投票の方法については、議運にもいささかも何のご相談もなく、唐突にこの場でお出しになりますけれども、確かにかつて教育委員会の委員さん一人一人を選任する執行部提案の議案のときに、人権問題も絡みますから、マル・バツ方式でやったことはございます。しかし、今回は議員提出議案の議員の意見の表明ですから、それは起立によってなされるべきではないですか。
〇議長(今井房之助君) 鈴木議員の提案に賛成の方の起立を願います。
〔起立多数〕
〇議長(今井房之助君) それでは、賛成多数で無記名投票で行います。
無記名投票の方法は、マル・バツをもって行いたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(今井房之助君) 異議なしとの声でございますので、無記名投票でマル・バツの方式で行います。
それでは、準備をしますので、暫時お待ちください。
それでは、投票の仕方につきまして、事務局長にこれを朗読してもらいます。
〇事務局長(柴山栄一君) 議長の命によりまして、投票に関しまして申し上げます。
投票は無記名といたします。本案に賛成とする方は「○」、反対とする方は「×」と記載をいただきたいと思います。
〇議長(今井房之助君) 改めて議長の方から申し上げますが、本案に、20名にすることに賛成の方は「○」、反対の方は「×」を明記してください。
以上でございます。
ただいまの出席議員は44名です。
次に、立会人を指名します。会議規則第31条第2項の規定により、8番、潮田新正君、47番、小松首旧N、9番、小川寛君、以上、3名を指名します。
念のため申し上げます。先ほど申し上げましたとおり、本案に賛成とする方は「○」、反対とする方は「×」と記載をお願いします。
それでは、議場の出入り口を閉めます。
〔議場閉鎖〕
〇議長(今井房之助君) 投票用紙を配ります。
〔書記投票用紙配付〕
〇議長(今井房之助君) 申し上げます。
投票用紙の配付漏れはございませんか。
〔「配付漏れなし」の声あり〕
〇議長(今井房之助君) 配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕
〇議長(今井房之助君) 異状なしと認めます。
これから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、順番に投票願います。
〇事務局長(柴山栄一君) それでは、議長の命によりまして、議席順に投票をお願いいたしたいと思います。
〔事務局長点呼、投票〕
〇議長(今井房之助君) 投票漏れはありませんか。
〔「投票漏れなし」の声あり〕
〇議長(今井房之助君) 投票漏れなしと認めます。
投票を終わります。
開票を行います。潮田新正君、小松首旧N、小川寛君、開票の立ち会いをお願いします。
〔潮田新正君、小松首旧N、小川 寛君、立ち会いの上開票〕
〇議長(今井房之助君) 投票の結果を申し上げます。
投票総数 44票
賛成 9票
反対 35票
以上でございます。
よって、本案は否決されました。
議場の出入り口を開きます。
〔議場開鎖〕
〇議長(今井房之助君) ここで暫時休憩をします。
休 憩 (午前11時25分)
再 開 (午前11時46分)
〇議長(今井房之助君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ここで傍聴人に申し上げます。厳粛に願います。
なお、議長の命令に従わないときは、地方自治法第130条第1項の規定により、退場を命じますので、念のため申し上げます。
〇議員提出議案第3号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(今井房之助君) 続いて、日程第2、議員提出議案第3号 桜川市議会の解散決議を議題といたします。
本案については、地方公共団体の議会の解散に関する特例法第2条第2項の規定により、議員数の4分の3以上の者が出席することを必要といたします。
現在の出席議員は44名です。議員数の4分の3以上でありますので、要件は満たしております。
提案理由の説明を願います。
渡辺仁君。
〔37番(渡辺 仁君)登壇〕
〇37番(渡辺 仁君) 桜川市議会の解散決議の提案理由について説明いたします。
私ども桜川市議会議員有志の会は、4月下旬に桜川市議会情報を市民の皆様あてに新聞折り込みの中で発表いたしました。このようなものでございます。6月定例会に議員定数削減議案を提出します。現行定数26名を20名に削減し、二つ目の議案として、議会解散については、議会の解散請求の有効署名が有権者の3分の1、1万3,359名を超えた場合は、住民投票を待たずに自主解散を提案いたしますと発表いたしました。
5月18日に請求代表者から署名簿が提出され、その総数は2万1,126名に上りました。この総数は、あくまでも審査前であり、審査後は何名かの無効数が出まして、6月7日に選挙管理委員会から有効署名数は1万9,400名でありますと発表があり、4万77名の有権者の過半数以上、2万1,126名の署名が集まった以上、市民の意思は示されている、これを民意と解釈すべきであると思います。
直接請求の今後の日程をかんがみますときに、7月下旬に行われるであろう選挙管理委員会による解散投票の期日の告示後の20日間の投票運動期間中は、公職選挙法の準用により、期日前投票が施行されることから、ほかのどの選挙よりも長い期間の選挙となります。そして、8月中旬に施行されるであろう議会の解散投票におきまして、議会解散賛成者が有効投票の過半数を超えて議会の解散が決定されたときには、この投票の日に議会の解散の効果が生じ、我々議員は直ちに失職することになります。その後、この議会解散の日から40日以内に議会議員の一般選挙が執行され、この半年足らずの間に2回の選挙を実施することになるわけでございます。
このように直接請求に伴う事務経費やその後の二つの選挙の経費を考えますときに、市財政にこれ以上の負担をかけることは我々議員としても本意ではありません。また、我々市議会議員は、市民の皆様の負託を受けている立場から、重要な局面では市民の視点に立った勇気ある毅然とした行動が何よりも求められておると考えます。
そこで、現在の混乱を収拾し、合併後の早期の市民意識の一体化と桜川市の将来を考慮し、この6月議会において、地方公共団体の議会の解散に関する特例法に基づき、桜川市議会を解散することがより最善の道であると考えます。
以上により、桜川市議会を自主解散する決議を会議規則第14条の規定により発議いたしますので、よろしくご審議の上、ご賛同いただきますようお願い申し上げます。
なお、二つの選挙と議会の解散の是非を問う住民投票の事務的経費は、およそ合計で7,000万円から8,000万円かかるという見込みでございます。
以上です。
〇議長(今井房之助君) 提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質疑ございますか。
10番。
〇10番(相田一良君) 私は、議会の自主解散案に賛成いたします。
質疑ではなくて意見です。
と申しますのは、昔社会党と自民党が大変争っておりましたときに、自民党を負かした社会党がありましたが、そのとき土井社会党委員長は「山が動いた」と申しました。これは、勝てる見込みのない、そのことを、社会党が勝ったことによって、「山が動いた」と申されました。今回、この議会解散の請求は、私も最初はどうせ3分の1以上は集まらないとたかをくくっておりましたわけでございますが、いざ実際にふたをあけますと2万1,000強という半数以上の方が署名したということは、やはりこの桜川市においても山が動いたと私は解釈しておるわけでございます。でありますので、その民意に従ってやはり我々は住民のための行動をするのが一番最適だと私は思っておりますので、この自主解散に賛成の方にします。
討論ではなく私の意見として述べさせていただきます。
〇議長(今井房之助君) ほかにご意見ございますか。
39番。
〇39番(田山照夫君) 桜川市議会の解散決議のことで一言発言をいたしたいと思います。
ちょっと私的なことでありますが、この解散請求、市民の会の2万1,000票というのは、大変私も重く受けとめております。私も昨年の合併前の1月に、この2町1村の合併は住民投票をもって合併したらいいのではないかということで、私が代表になり、署名活動をしたものでございます。そのとき、50分の1をもって請求ということですが、4分の1近く、4,200票という署名をとって議会に提出しました。ところが、何の協議もなされないまま、直接本会議場で否決ということになりました。そのときこの15名の方ですか、岩瀬出身の人は、皆住民投票に反対の意見を述べた人ばかりでございます。住民本意ということを考えるならば、私は終始一貫して、決断と実行をモットーに、ぶれることなく自分の意志を貫いてまいりました。議員は、芝居役者ではないのですから、場面が変われば自分の考えも変わるのだと。政治は流動的だということもありますが、たった1年ちょっと前の話でございます。
私は、2年3カ月前に、地域住民の代表として正々堂々と選挙をして、洗礼を受けて4年間の切符をもらって議員になったわけです。また、合併という荒波の中で、岩瀬は来年の9月までであっても、3年6カ月しかできないのであります。その6カ月も、合併ではいたし方ないというような思いで賛成してまいりました。
私は、桜川市民の声の1億8,000万円は、むだ遣いなのだと、むだ遣いというのは何を根拠に、詳細に出していただきたい。これは、報酬ということを言っているのであれば、報酬というのは働いた労働賃金、その報酬でございます。では、何も働いていないのかと、議員は。私は、22年間議員をやってまいりました。桜川市民の声の人たち、地元の人、私は岩瀬ですから、真壁、大和の人はわかりません。ただ、発起人並びにそれに賛同した運動員の人、私が見る限り議会の傍聴になんか一回も来たことがない人がやっています。議会というものはどういう働きをしているかということは全くわからないのに、我々の報酬を1億8,000万円むだ遣いだと。それと、むだ遣いであれば、まずは報酬を下げろと議会に申し込んでも私はよかったのではないかと。10万円報酬を下げれば、50人ですから500万円です、1カ月。年間6,000万円、2年で1億2,000万円も節減できます。それもだめだと。では、自主解散をしろとか、どうしてもそれもだめだと言って、最終手段として解散請求をするのが、私は住民運動としてそういうのが道ではないかなと思っております。
私も、そういう住民運動とか、そういうことをやってきた観点から、大変な1カ月のご苦労だと思います。私もやってきましたから、重く受けとめることは十分にわかっております。ただ、今皆さんもご承知のように、先送りした問題がたくさんあるのです。私は、隅々まで目を配るためには、こういう大勢の人がいて、それで活発な議論をして、この桜川市の住みよいまちづくりのために頑張っていく、そういう責務で今もいます。
よって、私は解散請求には応じるわけにはいきません。また、1年先であるか、またこの解散請求があるかもわかりません。私は、選挙で堂々と洗礼を受け、私の主張を真っすぐに前を向き頑張っていきたいと思います。
以上をもって私の主張といたします。
〇議長(今井房之助君) ほかにございますか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(今井房之助君) ないようですので、質疑を打ち切ります。
これから討論を行うわけですが、ここで暫時休憩をしたいと思います。
休 憩 (午後 零時02分)
再 開 (午後 1時30分)
〇議長(今井房之助君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これから討論を行います。
最初に、原案に反対者の発言を許します。
30番。
〇30番(塚本 明君) 自主解散に反対の立場から反対意見を申し上げます。
我々議員は、国の在任特例という法律で2年間の延長を認められております。来年の9月30日まで任期があるわけでございます。それも2年2カ月という長い期間をかけて、合併協議会で慎重審議の結果、議員の定数は26、議員の任期は2年、すなわち来年の9月の30日と決まったわけでございます。それを各町村に持ち帰りまして、真壁、大和、岩瀬、各議会において議決をいたしました。この議決の重みを皆さんどのように考えているかわかりませんが、議決した以上は、この議決の重みは、これはもう皆さん慎重に判断しなければなりません。それで、私は、議決の重みを重んじて反対の立場でございますので、どうか議員の皆さん、良識ある判断をお願いします。
以上です。
〇議長(今井房之助君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。
26番。
〇26番(橋本位知朗君) 私は、自主解散に賛成の立場から意見を申し上げます。今回の自主解散の提案がされたのは、なぜされたかという理由の一端を述べたいと思います。
今、日本全国で合併が行われました。当地茨城県でも、たくさん合併が行われました。これは、政府主導でありますので、どちらかというと我々はそれに従って進んできたということがあります。私は、この合併の目的、なぜ合併するのか、そういう目的の中の一つに執行部のリストラ、実際8名の執行部の方がやめています。そして、議会もリストラすべきだというのが大きな目的の中に入っているのではないかと私は考えております。
皆さん、50年前の状況を思い出してください。50年前は同じようなことがありました。そして、あの時代には、子供がたくさんいて教室はどこも満杯、後から、後から生徒がふえる。そして、田舎だというのに町や集落にはたくさんの人があふれていました。そのときは、地域を代表する議員が必要でした。新しい民主主義に対応すべく、住民の意見を吸い上げるべく議員がたくさん必要でした。実際たくさん議員はいました。あれから50年が過ぎました。今皆さんが持っているこの携帯電話、だれも彼も持っている携帯電話でテレビは見られる、そして写真も撮れる、写真も送れる、そして世界じゅうの人と会話もできる、そういう時代になっています。
皆さん、議員必携を再度見ていただきたいと思います。議員必携には、「議員は一部の地域の代表ではなくて、市全体の代表である」、そういうふうに書いてあります。これは、地域にとらわれることなく、全体、市の行政を見守っていくのが議員の役目だということが書いてあると思います。しかし、今回、市民の声から解散請求が出ました。2万人弱の声は、非常に重く受けとめなくてはなりません。我々は今、形骸化された行政のチェック、そういう体制、また議会としての役目、これを見直さなくてはならない時期に来ていると私は考えております。そして、市民の方から、今議会は何が必要で、何をしていて、議員は何人いるのだと、何人必要なのだと、そういうことを言われては困るのです。我々は、市民の皆さんより一歩先に出て、そして市民の立場から執行部に対して意見を申し上げる立場にあります。そういうことを忘れないでほしいと思います。
現在この市民の声から、解散請求で、議員はやめろ、議会は解散しろ、市民にやめろと言われているのす。大変残念です。これまで苦労して、桜川市をこの議会の45人で立ち上げてきました。非常に残念な思いですが、これも市民の声です。明らかに地域住民の半数、有権者の半分を占める声なのです。この声に、これまですばらしい業績を残してきた、ここにいる45名の議員の諸君に、議員一人一人の判断で、みずからの決断を下し、自主解散の道を選択しようではありませんか。
以上です。
〇議長(今井房之助君) 次に、原案に反対者の発言を許します。
32番。
〇32番(上野征一君) 確かに今、同僚の橋本議員が非常に建設的な意見というか、前向きな意見を述べられましたですけれども、確かに45人必要でない、ここで自主解散が妥当だというようなことですけれども、傍聴席にいる市民の皆さんはわからないかもしれませんが、議員の皆さんにちょっと確認のために、4月の17日の全員協議会で、全員協議会室で、今署名集めを一生懸命募ってくださっているということで一方的に新聞の折り込みのチラシが流れているのはいかがなものだろうというような議題で協議会を開きました。そのときに、では議員一同で、市民の皆さんへということで何らかのお知らせを流した方がいいのではないかと全員協議会の席で相談しまして、このチラシを市民の皆さんへということで新聞折り込みをしたわけであります。そのときに、若干表現文がきつ過ぎるのではないかと、これではまずいということで反対の意見もありました。その反対者の意見も酌み入れまして、せっかく出すのであれば、市民の皆さんへだから議員一同で出しましょうということで、語句の修正までしまして、このチラシを新聞折り込みしたわけであります。
それからわずか3日か4日です。後に、先ほど渡辺議員が持っていましたピンクのチラシが新聞折り込みされました。議員定数20名、3分の1集まったら自主解散しましょうということで、確かに建設的な意見が載っていましたけれども、もちろん私も自主解散に決して反対するものではありませんけれども、あのチラシがなければ、恐らくきょうほとんどの議員さんが自主解散で賛成だったと思います。全員協議会で議員全員で、議員一同の文面でこのチラシを流したのです。議員の皆さんよく考えてください。それから3日か4日後にあのピンクのチラシが出たのです。あそこに署名してある方のうち何人かの人は出ていましたけれども、欠席していた人が多かったです。その協議会の席でも、我々はこういうような動き方をしたいのだと、こういう意見があるのだということで出してくれてあれば、協議会のこのチラシも若干変わったかと思います。その協議会のところで議会一同で賛成しておきながら、ああいうことを3日か4日後にやられて、それがあったがために自主解散に賛成できない議員の方がほとんどなのです。
私はそういう立場で、私はもちろんここで自主解散に反対してもわずか2カ月だと思います、議員のバッジをつけていられるのは。それであれば、きょう、あしたからでも議員のバッジを外しても構わないのですけれども、やっぱり議会としての流れがちょっとずれましたので、そういうことで私は反対意見を申し上げます。
以上です。
〇議長(今井房之助君) 次に、原案に賛成者の発言ございますか。
19番。
〇19番(野澤 博君) 私は、議員提出議案第3号 桜川市議会の解散決議に賛成の立場から討論を行います。
去る5月18日、桜川市民の声による桜川市議会解散請求署名簿が提出され、その総数は最終的に有権者の過半数以上である2万1,135名に上りました。そして、昨日6月7日市選挙管理委員会は、審査の結果、有効署名が1万9,400名であることを告示いたしました。この数は、有権者の3分の1を6,000名以上も上回るものであり、市民の多くが議会解散を求めていることは明らかであります。議会は、こうした市民の声を真摯に受けとめ、自主解散をすべきだと考えます。日本共産党桜川市議団は、地方自治法の精神に基づき、住民こそ主人公の議会を実現するために、今後とも全力で奮闘する決意を表明し、賛成討論といたします。
〇議長(今井房之助君) 次に、原案に反対者の発言ございますか。
22番。
〇22番(川那子秀雄君) 議員提出議案第3号 桜川市議会の解散決議、この提案が本日出されましたが、この中に15名の賛成者がおいでになります。先ほど同僚議員からも、日本共産党の野澤さんからも賛成だというお話がありましたが、私は中島代表の苦労もわかっているつもりであります。しかしながら、1万9,400人という選管の審査結果が出ておりますが、まだ縦覧の期間というのがきょうも含めて1週間あるわけであります。その中で縦覧をしたいという市民も多いと思われます。これは確かだと思います。ですから、私も先ほど申し上げましたが、有権者が4万人、しかし実際には審査の結果、半数以下になったという。しかし、半数以上がまだ残っておるわけであります。私は、一議会議員として、その努力は買うにしても、残った声を出さない市民の声を大事にしていかなければならない責務がある、そういうふうに断言をいたします。今やみくもに解散決議をこの議会で提案をされましても、やはり私はそういう方々の気持ちも大事にしたいと先ほど申し上げたとおりであります。
今桜川市が合併をして何カ月です。それで、先ほど来から反対の議員さんも賛成の議員さんも言っておられますが、財政、財政と言っております。やはり私は、18年度の予算案、それを議決した責任も大きいであろうと。ここでそれを投げ捨ててみずからやめるということは、非常に無責任きわまりない、そのように感じるわけであります。
私は、傍聴の皆さんはわかりませんが、桜川市議会の解散決議、「以上、決議する」という文言までここに入っているのです。これは、15名の、これからはわかりません、投票しますから。その方々は、きょうをもって辞職と、そういう覚悟でこの提案をなされているものだと思っています。辞職する覚悟がなければ解散決議を提案するということは、私は理にかなったことではないと思います。議員の態度としていかがなものかと、そのように考えております。私は、そういう理由からして、解散決議に反対の表明をするものであります。
〇議長(今井房之助君) 次に、提案に賛成者の発言を許します。
34番。
〇34番(林 悦子君) 私は、先ほどの橋本議員の賛成討論でほとんどのことは言い尽くされているので、重複することは話しません。ただ、その後の反対討論でピンクのチラシ、緑のチラシという話が出ましたので、これは一言申し上げなければならないと。
私事で恐縮ですが、私はこの2回の全員協議会に欠席をいたしました。もともと全員協議会というのは、強制力のある、自治法で定められた集まりではありませんから、ですからだれも筆記者もいなければ、たとえそこで発言をしてもだれも責任を負う者もいないという、いわば内輪の集まりであります。私はそこに、万やむを得ない理由がありまして、欠席をいたしまして、1回目の全協のときには、これはきちんと欠席届の通知を電話でしております。
その間に緑のビラが出て、私がそれを目にしたのは10日も後のことなのですが、そのビラを見たときに、なぜ代表者の名前が一人も載っていない、議員全員などという名前を隠したビラを出したのかと大変不思議に思いました。そして、2回目のピンクのチラシについては、私の名前も載っておりました。これも後になって自分の名前を知ったことは確かですけれども、出ている以上、私はそのときに意見を表明していましたから、その同僚の議員たちに。ですから、そのことについてとやかく言うことは慎むべきだと思っておりました。しかし、あのピンクのチラシがあったから賛成できないのだ、なければ大方の議員は賛成したのだなどと言うのであれば、今度の採決は起立によってやっていただかなければなりません。
〇議長(今井房之助君) 傍聴者は手をたたかないでください。
〇34番(林 悦子君) 私は、自分の進退を決めるのに、しかも提案者は議員自身であることについて、名前を隠したり態度で示すことができずに、今公開の原則の世の中に、閉じた中で意見の表明をしなければならないということは、合併をして、果たしてこれは進歩なのでしょうか、後退なのでしょうか。
また、有権者の半数以上残っていると言いますが、残っている中には、私どものような議員あるいは議員の家族も署名をしていないわけですから、そういう数も含まれて2万人の中に残っているわけです。であるなら、私の家族だって声なき声ですから、私どもがこういうことに決断をする以上は、それは賛成票を投じる可能性の方が大きいわけです。その議員関係者あるいは役場職員関係者の優に1,000はあるであろうような票まで一緒に加えて、2万人が過半数かどうかということをここの場で議論することは無意味だと思います。
そして最後に、3点目、これが一番大きい理由ですけれども、名前を出して署名運動をするということは、恐らくまとまらないだろうと私も思っておりました、名前を出すことを極端に嫌う土地柄ですから。しかし、市民が名前を出してやってきたのですから、ですから名前を出して運動してきた人に対して、議員が無記名で名前を出すことなしに答えをしていくということは全くひきょうだと思います。
以上をもって、賛成理由は橋本さんがおっしゃったことがほとんど、私の言ったことは1%くらいではありますけれども、今テレビで清水の次郎長をやる時代なのですから、正々堂々と男らしくやってください。
〇議長(今井房之助君) 原案に反対者の発言を許します。
32番。
〇32番(上野征一君) 発言そのものは同じですので、差し控えますけれども、チラシの件が出ましたので、ちょっと。
チラシに代表者の名前も入っていないと、「議員一同」で甚だ迷惑だというような言い方だと思います。確かに全員協議会は議会と違いますから、拘束力がないかもしれません。であっても、議員の相談の場所であります。その席で満場一致で、先ほども言ったように、一部の議員からおかしいよということがありましたので、その意見を酌み入れて、議員一同でこれを出したものであります。議会一同で出したのに、何で代表者の署名が必要なのでしょう。議員有志だったらば必要かもしれません。
〇議長(今井房之助君) 34番。
〇34番(林 悦子君) そういうことはなじまないと思いますが、そういう質問が許されるのであれば、私も答えますけれども、これはそれを読んだ人が、どこに聞いたらいいかというときに、議長に出していいのか各議員に出していいのかわからないような形はない。文書には必ず文書責任者というものがあってしかるべきなのですから、ましてや議会です。これは常識ではないですか、そんなこと。私はいなかったのに書かれたなんて見苦しいこと言っていないです。だから、今まで一言も言わなかったのだから。
〇議長(今井房之助君) ここは個人の論争の場ではございません。
ほかに賛成、反対の討論ございますか。
〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(今井房之助君) ないようですので、討論を打ち切ります。
これから桜川市議会の解散決議を採決します。
採決の方法についてお諮りをいたします。
〔「議長」の声あり〕
〇議長(今井房之助君) 21番。
〇21番(鈴木好史君) 採決に際しましては、先ほどと同じように無記名の投票にてお願いしたいと思います。これは、やっぱり無記名で投票することも本意が出ると思いますので、このようにお願いしたいと思います。
〇議長(今井房之助君) ただいま21番、鈴木議員より、無記名で先ほどの方法というお言葉がございましたが、これに賛成の方の起立を求めます。
〔起立多数〕
〇議長(今井房之助君) 起立多数。
よって、無記名投票で行います。
投票の方法は、マル・バツで行いたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(今井房之助君) ご異議がないようですので、無記名、マル・バツ方式をとります。
議場の出入り口を閉めます。
〔議場閉鎖〕
〇議長(今井房之助君) ただいまの出席議員は44名です。
次に、立会人を指名します。会議規則第31条第2項の規定によって、立会人に43番、入田守康君、35番、飯島剛正君、24番、横田衛君を指名します。
投票用紙を配ります。念のため申し上げます。本案に賛成とする方は「○」、反対とする方は「×」と記載願います。
〔書記投票用紙配付〕
〇議長(今井房之助君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。
〔「配付漏れなし」の声あり〕
〇議長(今井房之助君) 配付漏れはなしと認めます。
投票箱を点検します。
〔投票箱点検〕
〇議長(今井房之助君) 異状なしと認めます。
これから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、順番に投票願います。
〇事務局長(柴山栄一君) 議長の命によりまして、ただいまからお名前を申し上げます。投票をお願いします。
〔事務局長点呼、投票〕
〇議長(今井房之助君) 投票漏れはございませんか。
〔「投票漏れなし」の声あり〕
〇議長(今井房之助君) 投票漏れなしと認めます。
投票を終わります。
開票を行います。入田守康君、飯島剛正君、横田衛君、開票の立ち会いをお願いします。
〔入田守康君、飯島剛正君、横田 衛君、立ち会いの上開票〕
〇議長(今井房之助君) 申し上げます。
本案の議決については、地方公共団体の議会の解散に関する特例法第2条第2項の規定により、5分の4以上の同意を必要といたします。
現在の出席議員は44名であり、5分の4以上は36名であります。
投票の結果を報告します。
投票総数 44票
賛成 21票
反対 22票
無効 1票
以上のとおり、賛成者は5分の4に達しません。
よって、本案は否決されました。
議場の出入り口を開きます。
〔議場開鎖〕
〇議会運営委員会、各常任委員会、議会広報特別委員会の閉会中の継続調査
〇議長(今井房之助君) 続きまして、日程第3、議会運営委員長並びに各常任委員長、議会広報特別委員長から、会議規則第104条の規定により、お手元に配付いたしましたとおり閉会中の継続調査の申し出がありました。
お諮りをいたします。各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
〇動議の提出
〔「議長、動議」の声あり〕
〇議長(今井房之助君) 22番、動議の内容を。
〇22番(川那子秀雄君) まことに言いづらいことでございますが、議会運営委員長、林議員、それから総務委員長、皆川議員は、自主的に委員長の役の辞職をしていただきたいと思います。
以上です。
〇議長(今井房之助君) 22番、川那子議員より、このような発議がございましたが、これに賛成の方おりますか。
〔発言する声なし〕
〇議長(今井房之助君) それでは、賛成者がいないようですので、議案としては認めることができませんので、ご了解願います。
それでは、もう一度申します。閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(今井房之助君) 異議なしと認めます。
よって、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定をいたしました。
〇執行部あいさつ
〇議長(今井房之助君) ここで市長より発言を求められておりますので、これを許します。
中田市長。
〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 平成18年第2回定例議会の閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
議員各位には、何かとご多用の中、6日から8日までの3日間にわたり慎重にご審議をいただき、ご提案いたしました案件を原案どおりご承認を賜り、まことにありがとうございました。審議の中で議員各位からのご意見、ご要望、また一般質問につきましても、十分尊重し、検討いたしまして市政運営に精進いたす所存でございます。
議員各位には、梅雨期を間近に控え、天候不順の日々が続くと思いますが、健康には十分留意され、市政の推進に一層のご支援、ご協力を賜りますようお願いを申し上げ、閉会のあいさつといたします。ありがとうございました。
〇閉会の宣告
〇議長(今井房之助君) 以上で今定例会に付議されました案件は、すべて議了いたしました。
閉会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。議員各位におかれましては、終始慎重に審議を尽くされ、また市長を初め担当部長には議員の質問、質疑に対し親切、丁重なる答弁をいただき、ここに滞りなく閉会の運びとなりました。厚く御礼を申し上げます。
以上で平成18年第2回桜川市議会定例会を閉会といたします。まことにご苦労さまでした。
閉 会 (午後 2時10分)