平成17年第1回桜川市議会定例会議事日程(第1号)
平成17年第1回桜川市議会定例会議事日程(第1号)
平成17年12月8日(木)午前10時開会
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 諸般の報告
日程第 3 会期の決定
日程第 4 執行部あいさつ
日程第 5 議員提出議案第6号 議会制度改革の早期実現に関する意見書
日程第 6 選挙第6号 桜川市選挙管理委員会委員及び補充員の選挙について
日程第 7 同意案第 9号 監査委員の選任について
日程第 8 同意案第10号 監査委員の選任について
日程第 9 同意案第11号 公平委員会委員の選任について
日程第10 同意案第12号 公平委員会委員の選任について
日程第11 同意案第13号 公平委員会委員の選任について
日程第12 議案第12号 桜川市総合計画審議会条例
日程第13 議案第13号 桜川市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例
日程第14 議案第14号 桜川市真壁高上町駐車場の設置及び管理に関する条例
日程第15 議案第15号 桜川市区設置条例等の一部を改正する条例
日程第16 議案第16号 茨城県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少について
日程第17 議案第17号 筑北環境衛生組合規約の変更について
日程第18 議案第18号 茨城租税債権管理機構規約の一部改正について
日程第19 議案第19号 平成17年度桜川市一般会計補正予算(第1号)
日程第20 議案第20号 平成17年度桜川市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
日程第21 議案第21号 平成17年度桜川市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)
日程第22 議案第22号 平成17年度桜川市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)
日程第23 議案第23号 平成17年度桜川市介護保険特別会計補正予算(第1号)
日程第24 議案第24号 平成17年度桜川市岩瀬水道事業会計補正予算(第1号)
日程第25 議案第25号 平成17年度桜川市真壁水道事業会計補正予算(第1号)
日程第26 議案第26号 平成17年度桜川市大和水道事業会計補正予算(第1号)
日程第27 一般質問
〇出席議員(42名)
1番 小 高 友 徳 君 2番 渡 辺 久 男 君
3番 中 川 泰 幸 君 4番 鈴 木 政 夫 君
5番 皆 川 光 吉 君 6番 延 島 宏 君
7番 増 田 豊 君 8番 潮 田 新 正 君
9番 小 川 寛 君 10番 相 田 一 良 君
12番 古 川 静 子 君 13番 飯 島 重 男 君
14番 萩 原 廣 君 15番 大 塚 秀 喜 君
16番 高 田 重 雄 君 18番 増 田 俊 夫 君
19番 野 澤 博 君 20番 廣 瀬 雄 一 君
21番 鈴 木 好 史 君 22番 川 那 子 秀 雄 君
23番 萩 原 實 君 25番 吉 原 正 君
26番 橋 本 位 知 朗 君 28番 増 田 昇 君
30番 塚 本 明 君 31番 斉 川 芳 男 君
32番 上 野 征 一 君 33番 今 井 房 之 助 君
34番 林 悦 子 君 35番 飯 島 剛 正 君
36番 市 村 正 君 37番 渡 辺 仁 君
38番 菊 池 節 子 君 39番 田 山 照 夫 君
40番 潮 田 裕 君 41番 廣 澤 光 一 郎 君
42番 篠 崎 宏 君 43番 入 田 守 康 君
44番 川 島 雄 一 郎 君 45番 鈴 木 敏 雄 君
46番 稲 葉 安 次 郎 君 47番 小 松 崎 清 君
〇欠席議員(3名)
17番 小 林 正 紀 君 24番 横 田 衛 君
29番 臼 井 正 君
〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
市 長 中 田 裕 君
教 育 長 石 川 稔 君
市 長 公 室 長 飯 嶌 洋 一 君
総 務 部 長 刈 部 幸 男 君
市 民 生活部長 川 股 守 安 君
保 健 福祉部長 中 澤 進 君
経 済 部 長 山 中 政 雄 君
建 設 部 長 市 塚 昭 一 君
岩 瀬 支 所 長 口 町 久 君
真 壁 支 所 長 柴 山 栄 一 君
水 道 局 長 田 口 喜 之 君
教 育 次 長 飯 島 泰 則 君
〇職務のため出席した者の職氏名
議 会 事務局長 細 谷 豊 君
議会事務局書記 小河原 武 君
議会事務局書記 皆 川 洋 子 君
議会事務局書記 岩 渕 治 仁 君
開 会 (午前10時02分)
〇開会の宣告
〇議長(今井房之助君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席議員は40名でございます。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立しますので、ただいまより平成17年第1回桜川市議会定例会を開会します。
地方自治法第121条の規定により、説明のため議長からの出席要求による出席者は、市長、中田裕君、教育長、石川稔君、飯嶌市長公室長ほか8名です。
なお、議会事務局長、細谷豊君並びに参事、小河原武君、書記には皆川洋子君、岩渕治仁君です。
〇開議の宣告
〇議長(今井房之助君) これから本日の会議を開きます。
〇会議録署名議員の指名
〇議長(今井房之助君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
今期定例会の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により議長より指名します。
7番 増 田 豊 君
8番 潮 田 新 正 君
9番 小 川 寛 君
以上3名を会議録署名議員に指名します。
〇諸般の報告
〇議長(今井房之助君) 日程第2、諸般の報告を行います。
筑西広域市町村圏事務組合議会及び県西総合病院組合議会の報告、議長が公務で出席した報告は、お手元に配付したとおりであります。
〇会期の決定
〇議長(今井房之助君) 次に、日程第3、会期の決定を議題といたします。
議会運営委員長より本定例会の会期日程等、議会の運営に関する事項について、議会運営委員会の協議の結果報告をお願いします。
議会運営委員長、林悦子君。
〔議会運営委員長(林 悦子君)登壇〕
〇議会運営委員長(林 悦子君) 議会運営委員会の会議結果を報告する前に、皆様にちょっとご確認の意味で申し上げておきたいことがあるのですが、初めての定例会の前に臨時議会が2回で、計議運も3回開かれておりますが、いまだに執行部の方からの提案説明としての要員を出席いただいておりませんが、あくまでも議会運営委員会というのは本会議の次に位置づけられる、自治法に基づいた委員会でございますので、次回からは私の方が求めて出席をいただくのではなくて、審議をしてくださいということで執行部の方が当然その説明不足があってはいけないからということで、出席させますという市長の方の姿勢があってしかるべき会議だと思いますので、そのことにつきまして何回もその議運の中で議論されておりますので、次の回からはその趣旨に基づいてご尊重いただけると思いますので、大丈夫ですね、市長さん、そのことは。
〔「議運に」の声あり〕
〇議会運営委員長(林 悦子君) 出席するということです。
〔「出席する」の声あり〕
〇議会運営委員長(林 悦子君) 市長さんが出席することではありません。
〔「担当」の声あり〕
〇議会運営委員長(林 悦子君) 部課長です。
〔「部課長」の声あり〕
〇議会運営委員長(林 悦子君) はい、よろしくお願いいたします。
それでは、議会運営委員会の会議結果をご報告申し上げます。
円滑な議会運営を図るべく、平成17年12月2日、午前10時から同委員会を第2委員会室に招集しまして、議長の出席をオブザーバーとして得て、開催、審議いたしました結果、次ご報告するとおり決定をいたしました。
会期につきましては、本日から12日までといたします。本日は、議員提出議案第6号 議会制度改革の早期実現に関する意見書についてを審議いたしまして、次に選挙第6号 桜川市選挙管理委員会委員及び補充員の選挙を行います。また、その次に同意案第9号から同意案第13号についてご審議をいただきます。議案第12号から議案第26号までは、一括上程といたしまして順次執行部より説明のみを受けます。その後、説明が終わり次第、一般質問に入ります。あす9日は、一般質問を行います。そして、10日、11日、土曜日、日曜日を議案調査のための休会といたしまして、月曜日、12日に議案第12号から第26号まで一括上程された議案についての質疑、採決を議案の順番に沿って一つずつ行います。ということで、紛らわしい上程、質疑、採決に聞こえるかもしれませんが、以上のように今回はとり行いたいと思います。
以上で委員長報告を終わりといたします。よろしくお願いいたします。
〇議長(今井房之助君) お諮りをいたします。
本定例会の会期日程等は、議会運営委員長の報告のとおりとしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(今井房之助君) 異議なしと認めます。
よって、会期は、議会運営委員長の報告のとおり決定いたします。
〇執行部あいさつ
〇議長(今井房之助君) 市長より発言を求められておりますので、これを許します。
中田市長。
〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) おはようございます。本日、平成17年第1回桜川市議会定例会を開催するに当たりまして、提出議案の説明を兼ね、ごあいさつを申し上げます。
去る11月24日の臨時議会の際に、市長就任のごあいさつをさせていただきました。その中で、私が従来より掲げてまいりました政策のテーマである「あなたが主役のまちづくり」を徹底的に推進し、和と信頼の行政、信頼関係の構築を基本理念として旧町村間の垣根を取り除いた市政を目指すことを申し上げました。これを踏まえ、11月28日から12月7日まで、大和地区、真壁地区の正副区長さんとの懇談会を開催し、各地区の実情を拝聴させていただき、大変参考になりました。これからの市政に反映させていただきたいと思っております。
また、12月11日には、市を挙げての桜川市合併記念式典を開催いたします。議員各位には、年末を迎え、公私ともご多忙中とは存じますが、ぜひご出席くだされ、今後とも市政運営にご支援、ご協力を賜りますようよろしくお願いを申し上げるところでございます。
では、提出案件等についてご説明を申し上げます。今回の案件は、選挙第6号 桜川市選挙管理委員会委員及び補充員の選挙について、同意案第9号、第10号、監査委員の選任について、同意案第11号、第12号、第13号、公平委員会委員の選任について、いずれも桜川市誕生に伴う人事案件でございます。議案第12号 桜川市総合計画審議会条例は、桜川市誕生に伴い、地方自治法第138条の4第3項の規定に基づき、諮問補助機関として条例を定めるものでございます。議案第13号 桜川市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例につきましては、住民サービスの向上と行政コストの縮減を図ることを目的に、民間の法人等を含めた指定管理者制度を活用する必要性が生じましたので、提案するものでございます。議案第14号 桜川市真壁高上町駐車場の設置及び管理に関する条例につきましては、真壁町において歴史的景観が多く残る地域であり、町並み、来訪者駐車場として整備したものでございます。既に旧真壁町で定めた条例を桜川市として定めるものでございます。議案第15号 桜川市区設置条例等の一部を改正する条例につきましては、合併時に即時施行した条例のうち、誤植や合併後の事務の遂行に障害を生じ、修正の申請があった14条例について一括して一部改正するものでございます。議案第16号 茨城県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少につきましては、合併に伴って地方公共団体の数の減少によるものでございます。議案第17号 筑北環境衛生組合規約の変更につきましては、平成18年3月19日に笠間市、友部町、岩間町が合併することに伴い、3月18日をもって笠間市が脱退し、新たに設置される笠間市が加入するための規約の変更をするものでございます。議案第18号 茨城租税債権管理機構規約の一部改正につきましては、平成17年8月1日より10月11日までの間に行われた合併に伴い、市町村の数の増減について規約の改正を行うものでございます。次に、議案第19号 平成17年度桜川市一般会計補正予算を初めとして、議案第23号まで各特別会計補正予算及び議案第24号から議案第26号まで各水道事業会計補正予算についてでございます。いずれも国県補助額等の決定及び合併に伴い、人事異動による人件費等の増減や本予算編成後の情勢に対するための所要の経費についての補正をお願いするものでございます。
以上が本定例会に提案した議案の概要でありますが、詳細につきましては資料に基づき、各担当部長より説明を申し上げますので、ご審議の上、ご承認くださいますようお願いを申し上げます。
以上でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。
〇議員提出議案第6号の上程、説明、質疑、採決
〇議長(今井房之助君) 次に、日程第5、議員提出議案第6号 議会制度改革の早期実現に関する意見書を議題といたします。
提出者の説明を願います。
34番、林悦子君。
〔34番(林 悦子君)登壇〕
〇34番(林 悦子君) 109ページをお開きいただきます。議会制度改革の早期実現に関する意見書について、これを地方自治法第112条及び会議規則第14条の規定により、別紙のとおり提出するものでございます。
なお、内容につきましては、全国市議会議長会の意見書の要望を受けまして、地方分権の流れに沿った中で執行部に対してバランスのとれた議会の権限強化を図る内容になっております。意見書の説明につきましては、省略をさせていただくものでありますが、趣旨ご賛同の上、ご理解賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。
以上です。
〇議長(今井房之助君) 提出者の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質疑ございますか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(今井房之助君) 質疑もないようですので、質疑を終わります。
本件につきましては、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(今井房之助君) 異議なしと認め、直ちに採決いたします。
お諮りをいたします。議員提出議案第6号を原案どおり可決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(今井房之助君) 異議なしと認めます。
よって、議員提出議案第6号 議会制度改革の早期実現に関する意見書は、原案のとおり可決されました。
〇桜川市選挙管理委員会委員及び補充員の選挙
〇議長(今井房之助君) 続いて、日程第6、選挙第6号 桜川市選挙管理委員会委員及び補充員の選挙を行います。
お諮りをいたします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(今井房之助君) 異議なしと認めます。
したがって、選挙の方法は、指名推選で行うことに決定いたしました。
お諮りをいたします。指名の方法については、議長が被推選人を指名したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(今井房之助君) 異議なしと認め、議長より指名することに決定いたしました。
選挙管理委員会委員には、若林正美君、島田一郎君、成田三郎君、井坂稔男君を指名いたします。
お諮りいたします。ただいま議長が指名したとおり、選挙管理委員会委員の当選人と決定することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(今井房之助君) 異議なしと認め、ただいま議長より指名しました若林正美君、島田一郎君、成田三郎君、井坂稔男君が選挙管理委員会委員に当選されました。
次に、選挙管理委員会委員補充員には、補充第1順位、高橋一雄君、補充第2順位、板屋越清美君、補充第3順位、高庭好一君、補充第4順位、泉孝子君を指名いたします。
お諮りします。ただいま議長が指名したとおり、選挙管理委員会補充員の当選人と決定することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(今井房之助君) 異議なしと認め、ただいま議長より指名しました高橋一雄君、板屋越清美君、高庭好一君、泉孝子君が選挙管理委員会委員補充員に当選されました。
〇同意第9号の上程、説明、質疑、採決
〇議長(今井房之助君) 次に、日程第7、同意案第9号 監査委員の選任について、大関浩君を議題といたします。
提案理由の説明を願います。
中田市長。
〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 監査委員の選任についてご説明いたします。
桜川市監査委員の選任につきましては、地方自治法第196条第1項の規定により専門の知識または経験を有する者、識見を有する者及び議員のうちから議会の同意を得て市長が任命するものでございます。
今回提案いたします同意案第9号について説明をいたします。桜川市監査委員のうち識見を有する者の選任については、大関浩氏でございます。昭和16年10月29日生まれで、現在64歳になられる方であります。平成13年6月、旧岩瀬町役場を退職後、同年7月より旧岩瀬町収入役に選任され、合併時まで収入役としてご尽力された方でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
〇議長(今井房之助君) 提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質疑ございますか。
林悦子君。
〇34番(林 悦子君) この提案された大関さんという方についての異議があっての質問ではないのですが、この略歴というのを見ましたときに、せんだって市長の方から教育委員の略歴については非常に大ざっぱで、最後にどこの学校を出たのだかも、それからどこの役場の中といったって、どこをどう歩いてきたのだかも、それから最終にどこの中学校か小学校の校長をやって退職したのだかも、あるいは教育事務所等の所長をやったのだかも全然わからない略歴だったのです。これは、非常に細かいです。ですから、もう決まって、きょう教育長さんも決まったのですから、もう一度きちんと今度は公人になられましたので、この提案終了後というか、この今議会中にきちんと、例えば桃山中学校を校長で退職したとか、その前に県西教育事務所の所長をやったとか、下館一高を出たとか、何とか中学校を出たとかというようなことは、まして教育委員会ですから、出していただきたいと思うのですが、出していただけますか。出していただけるかどうかのご答弁を市長にお願いをいたします。
〇議長(今井房之助君) 市長、答弁願います。
〇市長(中田 裕君) 略歴というものが今林議員の方から出していなかったということでございますので、正式に略歴を本議会中に教育長の方から出させるようにいたしますので、了解お願いしたいと思います。
〇34番(林 悦子君) 細かく、伏せ字みたいなやつではなくて、細かくお願いいたします。具体的にお願いをいたします。
〇市長(中田 裕君) 一応大まかな経歴を披瀝させていただきたいと思います。
〇34番(林 悦子君) 細かく出して。具体的にお願いいたします。
以上です。
〇議長(今井房之助君) ほかに質疑ございますか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(今井房之助君) 質疑もないようですので、質疑を終わります。
本件につきましては、討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(今井房之助君) 異議なしと認め、直ちに採決いたします。
この表決は起立によって行います。
同意案第9号、大関浩君を原案のとおり同意することに賛成の方に起立を願います。
〔起立多数〕
〇議長(今井房之助君) 起立多数。
よって、同意案第9号 監査委員の選任について、大関浩君は同意することに決定されました。
〇同意第10号の上程、説明、質疑、採決
〇議長(今井房之助君) 続いて、日程第8、同意案第10号 監査委員の選任についてを議題といたします。
地方自治法第117条の規定により、稲葉安次郎君の退席を求めます。
〔46番(稲葉安次郎君)退場〕
〇議長(今井房之助君) 提案理由の説明を願います。
中田市長。
〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 同意案第10号について説明をいたします。
桜川市監査委員のうち、議員の中から選任する委員は稲葉安次郎氏でございます。大正14年1月25日生まれ。昭和50年、旧真壁町の議員に当選され、以来30年間議員としてご活躍されました。その間、委員会委員長や町議会議長、町監査委員、合併協議会委員等、数々の要職を歴任され、町発展のためにご尽力されている方でございます。桜川市監査委員として同意賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
〇議長(今井房之助君) 提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質疑ございますか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(今井房之助君) 質疑がないようですので、質疑を終わります。
本件につきましては、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(今井房之助君) 異議なしと認め、直ちに採決いたします。
この表決は起立によって行います。
同意案第10号、稲葉安次郎君を原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。
〔起立全員〕
〇議長(今井房之助君) 起立全員。
よって、同意案第10号 監査委員の選任について、稲葉安次郎君は同意することに決定されました。
稲葉安次郎君の除斥を解きます。
〔46番(稲葉安次郎君)入場〕
〇同意第11号〜同意第13号の上程、説明、質疑、採決
〇議長(今井房之助君) 続いて、日程第9、同意案第11号 公平委員会委員の選任についてから日程第11、同意案第13号 公平委員会委員の選任についてまで、以上3案を一括議題といたします。
提案理由の説明を願います。
中田市長。
〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) それでは、公平委員会委員の選任についてご説明いたします。
桜川市ほか一部事務組合等公平委員会委員の選任につきましては、地方公務員法第9条の2第2項及び桜川市ほか一部事務組合等公平委員会規約第3条第1項の規定により議会の同意を得て市長が任命するものでございます。
なお、公平委員の選任につきましては、旧岩瀬町、旧真壁町、旧大和村より各々1名ずつ選出したいと考えております。
それでは、定例会に提案いたします同意案について説明をいたします。同意案第11号の福島壽一氏は、昭和17年4月20日生まれで、現在63歳になられる方でございます。昭和46年、旧岩瀬町役場に採用、以来34年間勤務され、平成15年3月、退職されました。その間、総務課長、秘書広聴課長、福祉課長等を務められ、町発展のためご尽力された方でございます。
同意案第12号の鈴木正ヘ氏は、昭和15年7月21日生まれで、現在65歳になられる方でございます。平成13年3月、旧大和村役場を退職後、同年5月より旧大和村収入役に選任され、合併時まで収入役としてご尽力されている方でございます。
同意案第13号の櫻井輝夫氏は、昭和8年11月16日生まれで、現在72歳になられる方でございます。昭和31年4月に教諭になられ、38年間勤められました。その間、結城市立江川北小学校長や旧大和村村立雨引小学校長等歴任され、教育にご尽力された方でございます。
なお、地方公務員法第9条の2には、任命要件が規定されておりますが、ご提案いたします3人の方は、このいずれの任命要件を満たしておりますので、ご同意賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
〇議長(今井房之助君) 提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質疑ございますか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(今井房之助君) 質疑もないようですので、質疑を終わります。
本件につきましては、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(今井房之助君) 異議なしと認め、直ちに採決いたします。
まず、同意案第11号 公平委員会委員の選任について、原案のとおり同意することに賛成の方は起立願います。
〔起立全員〕
〇議長(今井房之助君) 起立全員。
よって、本件については、原案のとおり同意することに決定されました。
次に、同意案第12号 公平委員会委員の選任について、原案のとおり同意することに賛成の方は起立をお願いします。
〔起立多数〕
〇議長(今井房之助君) 起立多数。
よって、本件については、原案のとおり同意することに決定されました。
次に、同意案第13号 公平委員会委員の選任について、原案のとおり同意することに賛成の方は起立をお願いします。
〔起立多数〕
〇議長(今井房之助君) 起立多数です。
よって、本件については、原案のとおり同意することに決定されました。
〇議案第12号〜議案第18号の上程、説明
〇議長(今井房之助君) 次に、日程第12、議案第12号 桜川市総合計画審議会条例から日程第18、議案第18号 茨城租税債権管理機構規約の一部改正について、以上7案を一括議題といたします。
提案理由の説明を願います。
まず、議案第12号について、飯嶌市長公室長。
〔市長公室長(飯嶌洋一君)登壇〕
〇市長公室長(飯嶌洋一君) 議案第12号 桜川市総合計画審議会条例。上記の議案を別紙のとおり提出する。平成17年12月8日。桜川市長、中田裕。
次ページをお開き願います。桜川市総合計画審議会条例の制定についてご説明を申し上げます。この条例制定は、地方自治法第2条第4項の規定に基づき、桜川市の総合計画を作成するに当たり、審議会を設置する条例を制定するものでございます。桜川市総合計画審議会条例は、第1条の設置から第8条の委任まで、所掌事務や組織として審議会委員を25人以内とし、委員は市議会議員、各種団体の役員等とすることや、委員の任期、会議等について定めたものでございます。
なお、この条例は、公布の日から施行をするものでございます。
また、総合計画の作成は、平成19年の4月からの10年間について作成をするものでございます。よろしくお願いいたします。
〇議長(今井房之助君) 次に、議案第13号について、刈部総務部長。
〔総務部長(刈部幸男君)登壇〕
〇総務部長(刈部幸男君) 議案第13号 桜川市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例。上記の議案を別紙のとおり提出する。平成17年12月8日。桜川市長、中田裕。
12ページをごらんください。本条例案は、平成15年6月13日に地方自治法の一部が改正、公布されました。平成15年9月2日から施行され、地方公共団体が所有する公の施設の管理に指定管理者制度が導入できるようになりました。この改正は、平成18年9月1日までに現在までの委託管理制度から指定管理者制度に移行するかを定めることとされております。桜川市においても住民サービスの向上と行政コストの縮減を図ることを目的に指定管理者制度の活用を検討することになりましたので、本条例案を提案するものです。
条例案第1条で、条例の趣旨、それから第2条から第4条までは指定管理者の公募、申請、選定を、第5条では公募によらない候補者の選定と規定されております。13ページの第6条から指定管理者の指定、協定、事業報告、指定の取り消し等が規定されております。14ページの第13条では、指定管理者等の桜川市個人情報保護条例の遵守が規定されております。今後は、指定管理者制度を活用する公の施設について検討してまいります。指定管理者制度により運営することが適当であると判断された施設については、施設の設置及び管理に関する条例の一部改正の議決をいただいた後、公募等で指定管理者を選定し、選定結果について再度議決をいただき、指定管理者制度に移行することとなります。よろしくお願い申し上げます。
〇議長(今井房之助君) 次に、議案第14号について、市塚建設部長。
〔建設部長(市塚昭一君)登壇〕
〇建設部長(市塚昭一君) 15ページをお開き願います。議案第14号 桜川市真壁高上町駐車場の設置及び管理に関する条例。上記の議案を別紙のとおり提出する。平成17年12月8日。桜川市長、中田裕。
次のページをお開き願います。この条例は、真壁町における歴史的景観が多く残る地域への来訪者用駐車場として整備した駐車場について、既に旧真壁町で定めた条例を桜川市として定めるものであります。
それでは、桜川市真壁高上町駐車場の設置及び管理に関する条例について説明いたします。第1条では、この条例の趣旨を定めたものであります。2項では、駐車場の名称及び位置を定めたもので、名称は桜川市真壁高上町駐車場とし、位置は桜川市真壁町真壁279番地1とするものであります。第2条では、駐車場の利用できる時間を午前零時から午後12時までとするもので、入場または出場時間及び定期駐車のできる期間は規則で定めるものであります。第3条では、駐車できる自動車の種別を定め、第4条は駐車料金を定めるもので、大型自動車500円、中型自動車300円、普通自動車200円、2輪車100円を1日の利用料金とするもので、定期普通自動車については1カ月2,000円とするものであります。第5条では、不正な手段により料金を免れた者からの割増金の定めであります。第6条では、料金の減額または免除を定めたものであります。第7条では、料金の不還付、第8条では駐車の拒否。次のページにいきまして、第9条では駐車場内での禁止行為、第10条では駐車場敷地等を破損した場合の損害賠償、11条では駐車場内での盗難、き損等の損害について生じた損害については、責めを負わない規定であります。第12条では、駐車場の管理上、必要と認めたときの駐車場の全部または一部の供用休止を定めたものであります。第13条では、管理に関する規則を委任する規定でございます。
附則といたしまして、1、この条例は、公布の日から施行する。2、真壁町真壁高上町駐車場の設置及び管理に関する条例(平成17年真壁町条例第8号)は、廃止する。
以上でございます。
〇議長(今井房之助君) 次に、議案第15号について、刈部総務部長。
〔総務部長(刈部幸男君)登壇〕
〇総務部長(刈部幸男君) 19ページをごらんください。議案第15号 桜川市区設置条例等の一部を改正する条例。上記の議案を別紙のとおり提出する。平成17年12月8日。桜川市長、中田裕。
次ページをごらんいただきたいと思います。今回提案しました条例の一部を改正する条例案は、合併時に即時施行した152条例、第1回臨時議会で承認を受けております。のうち誤植、印刷ミスですが、合併後の事務遂行に支障を生じ、所管課より修正申請があった14条例について一括して条例の一部を改正するものです。
桜川市区設置条例の一部改正では、第1条で字句の削除及び区長の職務の追加及び各号の並べかえをしております。また、別表中の51区の文字ですが、ソネという字が難しい字になっておりましたので、現在の正しい字、曽根という言葉に変えております。それから、桜川市監査委員条例の一部改正では、第2条ですが、事務局の設置規定を追加しております。それから、桜川市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例は、第3条で誤植のため表の訂正をしております。
21ページをごらんください。桜川市職員の給与に関する条例では、第4条で、別表中に副主任保育士、主任保育士が抜けておりましたので、追加をしております。以下、25ページの第14条まで同様の改正となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。
以上で終わります。
〇議長(今井房之助君) 次に、議案第16号について、飯嶌市長公室長。
〔市長公室長(飯嶌洋一君)登壇〕
〇市長公室長(飯嶌洋一君) 26ページをお開き願います。
議案第16号 茨城県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少について、これにつきましてご説明を申し上げます。平成17年8月1日から同年10月11日までの間に効力を生じました下記の旧16市町村の廃置分合に伴い、地方自治法第286条第1項の規定に基づき、本組合を組織する地方公共団体の数を減少するものでございます。なお、本組合は、規約第3条で茨城県内の全市町村をもって組織すると規定がされておりますので、規約の変更は要しないものであります。記以下につきましては、省略をさせていただきます。よろしくお願いをいたします。
〇議長(今井房之助君) 次に、議案第17号、議案第18号について、川股市民生活部長。
〔市民生活部長(川股守安君)登壇〕
〇市民生活部長(川股守安君) それでは、議案第17号 筑北環境衛生組合規約の変更についてご説明申し上げます。
今回の規約の改正につきましては、平成18年3月19日に笠間市、友部町、岩間町が合併することに伴いまして、3月18日をもって筑北環境衛生組合から笠間市が脱退し、同年3月19日から新たに設置されます笠間市が筑北環境衛生組合に加入するための規約の変更でございます。
次ページをお開きいただきたいと思います。次ページの第3条第2項中「区域とする。」を「区域とし、笠間市にあっては平成18年3月18日現在の笠間市の区域とする。」とありますのは、旧笠間市は筑北環境衛生組合に引き続き加入をいたしまして、友部町、岩間町につきましては従前の一部事務組合ということで、茨城地方広域組合の方に引き続き加入するという内容でございます。
附則といたしまして、この規約は、平成18年3月19日から施行する。
以上でございます。
それから、続きまして、議案第18号 茨城租税債権管理機構規約の一部改正についてご説明を申し上げます。今回の規約の改正は、平成17年8月1日から10月11日までの間に行われました合併関係市町村の市町村名の表示の変更並びに市町村の数の増減がございましたので、規約の改正を行うものであります。なお、かがみ中、市町村の合併の特例に関する法律附則第2条とありますのは、合併の効力ということで平成17年3月31日までに総務大臣に届け出をしたものの適用条文であります。
それから、第9条の3第1項の規定につきましては、合併関係市町村がこれ以外の市町村と一部組合を組織する場合には、合併してから起算して6カ月を経過するまでの間に限り、6カ月を経過するまでの間に規約の変更が行われない場合には、従前の例によりまして引き続き一部事務組合の事務を行うことができる規定であります。
続きまして、次ページの30ページ、別表第1をごらんいただきたいと思います。別表第1につきましては、市町村の名称が変更されました後の構成団体を表記したものでありまして、従前の62団体から52団体に変更になっております。
それから、31ページ、別表第2をごらんいただきたいと思いますが、別表第2につきましては租税債権管理機構の選挙区の関係市町村を記したものであります。なお、今回改正になりますのは、第1区で西茨城郡内町とありますが、これが旧岩瀬町が第7区に移行すること、それから第4区で鹿島郡の中で鉾田市、神栖市、それから行方市が第4区にそれぞれ郡から市の名前に変更になっております。それから、第7区で真壁郡内町村ということで表記されておりましたが、それが桜川市に変更になったということでございます。
附則といたしまして、この規約は、茨城県知事の許可のあった日から施行するという内容でございます。
以上で説明を終わります。
〇議長(今井房之助君) ここで暫時休憩します。
休 憩 (午前10時50分)
再 開 (午前11時05分)
〇議長(今井房之助君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
〇議案第19号〜議案第26号の上程、説明
〇議長(今井房之助君) 議案第19号 平成17年度桜川市一般会計補正予算(第1号)から議案第26号 平成17年度桜川市大和水道事業会計補正予算(第1号)まで、以上8案を一括議題といたします。
提案理由の説明を願います。
議案第19号について、刈部総務部長。
〔総務部長(刈部幸男君)登壇〕
〇総務部長(刈部幸男君) 32ページをごらんください。議案第19号 平成17年度桜川市一般会計補正予算(第1号)。第1条で歳入歳出それぞれ9,832万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ98億9,938万6,000円といたしました。第1条2項で歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、33ページから35ページの「第1表 歳入歳出予算補正」によるものといたしました。
第2条で、継続費の追加は、36ページの「第2表 継続費補正」によることといたしました。
平成17年12月8日提出。桜川市長、中田裕。
続きまして、38ページをごらんください。歳入といたしましては、14款国庫支出金、2項国庫補助金、3目土木費国庫補助金で、岩瀬地区のまちづくり交付金6,823万円、39ページの15款県支出金、2項県補助金、4目農林水産業費県補助金で、条件整備特別対策事業補助金1,410万円等を計上しております。不足分につきましては、次ページの40ページになりますが、20款諸収入、4項雑入、5目雑入で旧町村の留保分455万1,000円等を見込んでおります。
歳入の主なものをご説明申し上げました。
続きまして、歳出の主なものについてご説明いたします。42ページをごらんください。2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費5,094万1,000円の増額は、合併による人事異動及び人事院勧告にならった人件費の増額等となっております。以下10款教育費までの各款、項目での給料等人件費の増減は、合併による人事異動に伴う予算の組み替えとしてご理解くださるようお願い申し上げます。
続きまして、事務事業等でございますが、43ページをごらんください。2款総務費では、1項総務管理費、8目企画費で、平成17、18年度の継続費としました桜川市第1次総合計画策定のためのアンケート調査委託料350万円、44ページの2項徴税費、2目賦課徴収費の市税等支援処理業務委託料1,060万7,000円の増額等でございます。
続きまして、46ページをごらんください。3款民生費では、1項社会福祉費、8目国民健康保険事業で国民健康保険特別会計への繰出金899万1,000円の減額、9目介護保険事業費で介護保険特別会計繰出金734万7,000円の増額等です。
続きまして、49ページをごらんください。4款衛生費では、1項保健衛生費、3目環境衛生費で水道事業会計への人件費増に伴う水道事業会計補助金684万6,000円の増額等です。
続きまして、51ページをごらんください。6款農林水産業費では1項農業費、5目農地費で農業集落排水事業会計への繰出金1,257万3,000円の減額及び52ページの8目水田農業対策費で岩瀬地区の条件整備特別対策事業補助金1,454万円の増額等です。
続きまして、56ページをごらんください。8款土木費では、4項都市計画費、6目まちづくり交付金事業費で、真壁地区の工事請負費から設計委託料への組み替え及び岩瀬地区の公有財産購入費から補償補てん費への組み替えに国庫補助金の増額をプラスし、2億2,170万8,000円の移転補償費の増額等です。
続きまして、58ページをごらんください。9款消防費では、1項消防費、4目災害対策費で、平成17、18年度の継続費としました地域防災計画策定業務委託料315万円の増額です。
同ページの10款教育費では、1項教育総務費、2目事務局費で需用費255万4,000円の減額は、真壁地区の新入児童へのランドセル購入費で、岩瀬、大和地区に合わせ目節の統一を図るため、60ページをごらんいただきたいと思います。60ページの2項小学校費、1目学校管理費の報償費へ同額を組み替えたものです。
以上、よろしくお願い申し上げます。
〇議長(今井房之助君) 次に、議案第20号について、川股市民生活部長。
〔市民生活部長(川股守安君)登壇〕
〇市民生活部長(川股守安君) それでは、議案第20号 平成17年度桜川市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)についてご説明を申し上げます。
66ページをお開きいただきたいと思います。第1条といたしまして、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ9,771万1,000円を減額いたしまして、歳入歳出予算の総額を35億1,832万円とするものであります。
2項といたしまして、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額につきましては、67ページの第1表、歳入歳出予算補正ということで整理をさせていただきました。
それで、事項別明細書によって説明いたしたいと思いますので、69ページをお開きいただきたいと思います。まず、今回主な改正点といたしまして、国の負担金の制度が変わりまして、一つは国の調整交付金、従来まで10%の負担であったものが17年度から9%の負担になるということであります。それから、もう一点といたしまして、療養給付費等の国庫負担分が16年度までは40%でありましたけれども、平成17年度からは36%になるということ。それから、その5%減った分を県の調整交付金として交付がされるということで、財源の内訳が変わっております。
それで、まず4款国庫支出金、1項の国庫負担金、2目の療養給付費等負担金でございますが、減額で2億1,368万円、これにつきましては後ほど歳出の方でもご説明いたしたいと思いますが、一つは老人保健医療拠出金、この確定に伴いまして2億2,180万円の減額になることに伴いまして、老人保健拠出金で8,872万円の減、それから療養給付費と介護納付金合わせまして1億2,496万円の減ということでございます。
それから、4款国庫支出金、2項の国庫補助金、1目の財政調整交付金でございますが、先ほど説明いたしましたように財政調整交付金の負担割合が変わりましたことに伴いまして、財源が県の調整交付金に移行するということで8,332万5,000円の減額になっております。
それから、6款県支出金、2項の県補助金、3目の県調整交付金でございますが、これにつきましては、国庫の調整交付金、国庫負担分が県の調整交付金としてこちらに移行したという、そういう内容でございます。
それから、9款の繰入金、1項他会計繰入金、1目の一般会計繰入金、減額で899万1,000円の減になっておりますが、これは人事異動に伴いまして国保会計から一般会計の方へ人件費を移行したものでございます。
続きまして、歳出についてご説明申し上げます。主なものを説明させていただきたいと思いますが、1款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費の中で、需用費につきましては国民健康保険証の交付に伴いまして、保険証のケース、そういうものを作成するもの、それから12節の役務費につきましては保険証の郵送等を行うための費用でございます。それから、13節の委託料につきましては、保険証の処理あるいは資格の月報、こういうものの処理に要する電算処理委託料でございます。
それから、72ページをお開きいただきたいと思います。3款老人保健拠出金、1項の老人保健拠出金、1目の老人保健医療費拠出金でございますが、これは老人保健拠出金の額が確定いたしましたことに伴いましての減額でございます。岩瀬町分で2億3,137万2,000円の減、それから真壁町分で3億314万円の減、それから、失礼しました。全体の額の確定でございますが、岩瀬町で2億3,137万2,000円、それから真壁町で3億314万円、それから大和村で7,667万円という額の確定をいただいております。これに伴いまして、その差額の分、これは老人保健拠出金の場合には先ほどの額の確定が3町村それぞれになっておりますが、その額の確定後の老人保健拠出金について減額が発生しております。その減額分を今回の補正でお願いするものでございます。
それから、4款の介護納付金、1項の介護納付金でございますが、これにつきましては介護納付金の算定単価、介護納付金の1人当たりの算定単価、これが変更になったということでございます。それに伴いましての増額の補正でございます。
それから、73ページですけれども、7款基金積立金、1項の基金積立金、1目の支払準備基金の積立金、これにつきましては支払準備基金の積立金で545万8,000円、国保財政調整基金の積立金で5,361万3,000円の増額でございますが、これにつきましては老人医療費の減額分を基金として積み立てするものでございます。ちなみに、支払準備基金の積立金、今回の545万8,000円を合わせますと積み立て額が5,923万8,000円、それから国保財政調整基金の積立金が今回の分5,361万3,000円と11月24日に一般会計の本予算で基金積み立てしてありますが、その額が7,000万円、合わせまして基金全体の積み立て額として1億2,361万3,000円という、そういう内容でございます。
それから、9款諸支出金、1項の償還金及び還付加算金、3目の償還金でございますが、これにつきましては国庫支出金の過年度分の返還金でございまして、平成17年の2月に実際にはこれ変更申請をするわけですが、その変更した額がそのままそっくり実額が7月に実績として来てしまいます。その後の医療費の伸び等が少なかったことによりまして、来年の3月にこの金額を返還するわけでございますが、その分を今回補正をお願いするものでございます。
以上で説明を終わります。
〇議長(今井房之助君) 次に、議案第21号及び議案第22号について、市塚建設部長。
〔建設部長(市塚昭一君)登壇〕
〇建設部長(市塚昭一君) 74ページをお開き願います。議案第21号 平成17年度桜川市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)についてご説明いたします。
第1条、歳入歳出の総額から歳入歳出それぞれ1,257万3,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億6,306万6,000円とするものであります。
2、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」による。
平成17年12月8日提出。桜川市長、中田裕。
事項別明細にて説明いたしますので、77ページをお開き願います。今回の補正の内容ですが、合併による人事異動、人事院勧告による人件費の予算の組み替えでございます。2の歳入でございます。4款繰入金、1目一般会計繰入金で1,257万3,000円の減額でございます。
次に、歳出でございますが、補正額1,257万3,000円の減は、1目の農業集落排水事業費、2目の農業集落排水施設管理費でございまして、これらにつきましては2節の給料から4節の共済費まで人件費の減であります。
次に、78ページをお開き願います。議案第22号 平成17年度桜川市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)でございます。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ502万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ13億4,092万9,000円とするものでございます。
2、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」による。
平成17年12月8日提出。桜川市長、中田裕。
事項別明細にて説明いたしますので、81ページをお開き願います。今回の補正の内容ですが、合併による人事異動、人事院勧告による人件費の予算の組み替えでございます。
歳入でございますが、8款諸収入、1目雑入502万6,000円、次に歳出でございますが、1目公共下水道総務費で、給与から共済費までの人件費の増であります。
以上で説明を終わります。
〇議長(今井房之助君) 次に、議案第23号について、中澤保健福祉部長。
〔保健福祉部長(中澤 進君)登壇〕
〇保健福祉部長(中澤 進君) 82ページをお開きください。議案第23号 平成17年度桜川市介護保険特別会計補正予算(第1号)についてご説明いたします。
第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,158万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を14億9,726万1,000円とするものであります。
次に、事項別明細書によりご説明いたしますので、85ページをお開きください。2の歳入でございますが、7款繰入金、1項2目その他一般会計繰入金を734万7,000円を補正いたしまして、6,210万2,000円とするものであります。これは、職員給与費等繰入金です。
次に、9款諸収入、4項4目雑入423万7,000円を補正いたしまして、7,465万2,000円とするものであります。これは、合併前3町村の当初予算及び暫定予算の剰余金見込額を補正財源として計上したものであります。
次のページをお願いいたします。3の歳出でありますが、1款総務費、1項1目一般管理費382万5,000円を減額して3,078万2,000円とするものでございます。内容といたしまして、人件費の補正につきましては市町村合併による人事異動によるものでありまして、23節償還金利子及び割引料337万6,000円の減額につきましては、介護保険給付費に対する前年度国県支出金精算による返還金でありますが、総務費より88ページの諸支出金に組み替えを変更するための減額であります。
次に、同じく1款総務費、2項1目賦課徴収費7万4,000円の補正につきましても人事異動によるものであります。
次のページをお願いいたします。次に、同じく1款総務費、3項1目介護認定審査会費665万7,000円の増額は、主に人件費の補正でございますが、合併前の旧岩瀬町は介護認定審査会を笠間地方認定審査会に負担金として支出していましたが、合併により桜川市として認定審査会を設置いたしましたので、これにより人件費の増となったものであります。
次に、同じく1款総務費、5項1目計画策定委員会費14万円の補正は、18年度からの介護保険料改定に伴う計画策定委員の費用弁償の増であります。
次のページをお願いします。2款保険給付費、4項1目高額介護サービス費498万円を増額いたしまして、1,509万9,000円とするものであります。これは、1カ月の利用者負担額が、段階的ではありますが、一定の上限を超えた費用分について払い戻すものでございます。
次に、6款諸支出金、1項3目償還金は355万8,000円を補正いたしまして1,251万1,000円とするものでございます。これは、旧真壁町の前年度分、国県支出金の精算による返還金でありますが、先に申し上げました一般管理費からの諸支出金への予算の組み替えによるものであります。
以上で終わります。
〇議長(今井房之助君) 次に、議案第24号から議案第26号について、田口水道局長。
〔水道局長(田口喜之君)登壇〕
〇水道局長(田口喜之君) 議案第24号 平成17年度桜川市岩瀬水道事業会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。
89ページをお開き願います。第2条、収益的収入及び支出におきまして、支出補正額50万4,000円、支出予定額3億4,546万1,000円といたしまして、第3条、資本的収入及び支出におきまして、収入補正額1,090万円、収入予定額1億402万5,000円、支出補正額1,090万円、支出予定額1億7,007万5,000円とするものでございます。資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額6,605万円は、過年度分損益勘定留保資金で補てんするものでございます。
平成17年12月8日提出、桜川市水道事業、桜川市長、中田裕。
明細書によりご説明申し上げますので、94ページをお開き願います。収益的支出補正額50万4,000円は、人事異動による人件費の減、修繕費の増によるものでございます。
次ページをお開き願います。資本的収入及び支出、それぞれの補正額1,090万円は、受託工事に伴うものでございます。
次ページをお開き願います。議案第25号 平成17年度桜川市真壁水道事業会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。
第2条、収益的収入及び支出におきまして、収入補正額110万円、収入予定額1億5,018万円、支出補正額421万9,000円、支出予定額2億9,101万3,000円とするものでございます。
平成17年12月8日提出、桜川市水道事業、桜川市長、中田裕。
明細書によりご説明申し上げますので、99ページをお開き願います。収益的収入及び支出、収入補正額110万円は、一般会計からの補助金でございます。
次ページをお開き願います。支出補正額421万9,000円の主なものは、人事異動に伴う人件費の減、電算データ切りかえによる委託料の増でございます。
次ページをお開き願います。議案第26号 平成17年度桜川市大和水道事業会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。
第2条、収益的収入及び支出におきまして、収入補正額716万円、支出予定額8,722万円。支出にまいりまして、支出補正額727万円、支出予定額1億3,228万9,000円といたしまして、第3条、資本的収入及び支出におきましては、収入補正額2万6,000円、収入予定額22万6,000円、支出補正額2万7,000円、支出予定額1,862万2,000円とするものでございます。資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額1,839万6,000円は、過年度分損益勘定留保資金で補てんするものでございます。
明細書によりご説明申し上げますので、106ページをお開き願います。収益的収入及び支出、収入補正額716万円は受託工事による収入、それと人事異動に伴う人件費の一般会計からの補助金でございます。
次ページをお開き願います。支出補正額727万円の主なものは、受託工事費、人事異動に伴う人件費でございます。
次ページをお開き願います。資本的収入、支出。収入、支出とも北関東自動車道建設に伴う工事の追加分が主なものでございます。
以上で説明を終わります。
〇議長(今井房之助君) 以上で説明が終わりました。
ここで教育長並びに監査委員より発言を求められておりますので、これを許可します。
まず最初に、教育長、石川稔君。
〔教育長(石川 稔君)登壇〕
〇教育長(石川 稔君) 皆さん、貴重な時間をいただきましてありがとうございます。11月25日付で教育長を命ぜられました石川稔です。どうぞよろしくお願いいたします。
合併した3地区の融和を図りながら、桜川市の教育、文化、歴史の発展と充実を目指して全力投球をしていきたいと思いますので、議会の皆様方のご指導、ご協力のほどをよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
〇議長(今井房之助君) 続きまして、先ほど議決されました監査委員、稲葉安次郎君。
〔監査委員(稲葉安次郎君)登壇〕
〇監査委員(稲葉安次郎君) 一言ごあいさつを申し上げます。このたびは、議会の同意を得、監査委員に選任をされました。身に余る光栄と存じ、その責任の重大さを痛感をいたしております。もともと浅学非才の身でありまして、とりわけ高齢でもありますけれども、選ばれました以上、誠心誠意を持って新しい桜川市の市民の皆さんの負託にこたえるべく、これから努力を傾注をしてまいりたいと考えております。
これからのことについては、執行者はもちろんのこと、議会議員の皆さん方のご指導とご鞭撻を切にお願いを申し上げまして就任のあいさつといたしたいと思います。本日は、まことにありがとうございました。よろしくお願いをいたします。
〇議長(今井房之助君) それでは、暫時休憩をいたします。
休 憩 (午前11時42分)
再 開 (午後 1時00分)
〇議長(今井房之助君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
〇一般質問
〇議長(今井房之助君) これから日程第27、一般質問を行います。
この際、申し上げます。一般質問についての時間は60分とし、質問回数は3回までといたします。質問は、初めに登壇して行い、再質問等は自席でお願いします。また、答弁も初めは登壇して行い、次回は自席でお願いします。
それでは、通告順に従って発言を許します。
萩原廣君。
〔14番(萩原 廣君)登壇〕
〇14番(萩原 廣君) 新生桜川市になって初めての定例議会に当たり、通告順に伴い一般質問をいたします。
平成の大合併に伴い、平成11年3月末に全国に3,232あった市町村が平成18年3月末には1,822となる見込みです。茨城県も平成11年3月末に85の市町村が18年3月末には44の市町村となります。市町村合併は、その多くが順調に進んだわけではなく、地域住民の市町村合併に寄せる関心と関係市町村職員の熱意と努力、そして市町村長や市町村議会の大局からの決断があったからこそ実現したものであり、住民に身近な市町村の行政、財政の基盤を強化し、少子高齢化社会への対応や地方分権、地域主権の実現など市町村を取り巻くさまざまな変化に十分に対応できるようにするための重要な契機であるとも考えられます。
桜川市としても初代市長のこれからのいろいろなまちづくりに向けた取り組みが期待されようとしています。総務省の国勢調査によると、今我が国の標準的な家族形態は、大きく変化しています。その大きな流れは、世帯規模の縮小と言えます。70年においては、3.41人であった一般世帯の平均人員が80年には3.22人、90年には2.99人、2000年には2.67人まで減少しています。家族形態の変化という観点からは、単身世帯及び子供のいない世帯の割合が増加しているようです。単身世帯の推移を見ると、世帯総数に占める割合は70年の20.7%から2000年には33.7%まで大幅に上昇しており、中でも20代では67.1%に達しており、ここ10年間を見ると20代でほぼ変化しなかったのに対し、30代及び40代では、その割合が着実に伸び続けています。こうした結果から、子育て世代全体で独身者が増加していることがうかがわれます。また、子供のいない世帯の割合もここ10年間で、90年の11.7%から2000年には16.5%へと急増しています。特に30代においては、90年の12.1%から2000年には18.6%まで大幅に増加するとともに、40代においてもその割合が増加し始めています。このように結婚しても子供のいない世帯の割合がふえているようです。また、85年以降、毎年の全出生児に対し、第1子の占める割合が徐々に大きくなる傾向が見られ、2004年では48.4%と、その年に出生した子供の約半数となっています。つまり全体として子供を2人以上持つ夫婦が減少していることを示しています。そのようなことから、桜川市としての少子化対策は、市長はどのようにとるのかお伺いいたします。
次に、子供のいる人に、あなたにとって子供とはどのようなものですかと尋ねたところ、男性の場合には生きがい、喜び、希望がほかの回答に対する割合に比べて非常に高くなっており、女性の場合には生きがい、喜び、希望とともに無償の愛を捧げる対象の回答割合が高くなっています。
また、子供を持つことで、豊かな人生を送ることができると考えている割合は、子供のいない人に比べて子供のいる人の方が明らかに高くなっています。中でも子育てに手がかかると考えられる時期の親ほどそう思うと回答している割合が高く、特に第1子が小学校入学前の親では、男性で85.6%、女性で79.1%に及んでいます。子育てに手のかかる時期は、負担感も大きいが、子供を育て、その成長を見守る中で何にもかえがたい充実感や満足感を得ていると考えられます。では、なぜ子供を持とうとしないのか。その妻の理由を見ると、子育てや教育にお金がかかり過ぎるからが62.9%、次いで高年齢で産むのは嫌だからが33.2%、これ以上育児の心理的、肉体的負担に耐えられないからが21.8%と続いています。特にお金がかかることが、子供を持つことの最大の障害と感じられていることがわかります。では、何が子育てにおける経済的負担の要因になっているか。その理由としては、教育のための費用がかかるからと回答した人の割合は、男女ともに世帯収入が多い人に高くなる傾向が見られます。高収入世帯を中心に教育費や住居費の負担感が強いことが挙げられています。このような中、市長は子育て支援に取り組む内容は、どのような点を支援するのかお伺いいたします。
次に、我が国の人口構造は、65歳以上の人口が総人口の20%を超えるとともに、今後、戦後生まれの人口規模の大きい団塊の世代が高齢期を迎えるなど極めて急速に高齢化しております。この団塊の世代というのは、昭和22年から24年生まれの人を対象としているらしいのですが、この団塊の世代には桜川市の中田市長もちょうど24年生まれだから、この団塊の世代というふうな、このときに生まれた方だと思うのです。夕べもテレビで、その団塊の世代に生まれた方がいろいろと討論されていましたが、このような時期で、これからはだんだんと人口減少の部分に入ってくるらしいのですが、こうした本格的な高齢社会の到来を間近に控え、政府は年金、介護、医療、税制などを含めた経済社会システムの抜本的な見直しに向けて取り組んでいます。また、急速な少子化が進行しており、昨年10月における男性の推計人口は、前年よりも減少し、さらに総人口の減少も目前に迫っており、我が国はいよいよ人口減少社会を迎えることとなります。高齢者の健康状態について見ると、平成13年における65歳以上の高齢者が、人口1,000人当たりで調査した結果、病気やけがなどで自覚症状のある人の数は502.7人と半数以上の人が自覚症状を訴えています。また、高齢者のグループ活動への参加状況について見ると54.8%が何らかのグループ活動に参加しているようです。具体的な活動では、健康、スポーツが25.3%、趣味が24.8%、地域行事が19.6%、生活環境改善が9.1%となっています。また、高齢者が参加する団体や組織としては、町内会、自治会が39.1%、趣味のサークル団体が22.0%、老人クラブが20.9%などが多いようです。桜川市としての高齢者福祉対策の取り組みは、どのようにとるのかお伺いいたします。
次に、今国際的に資源の消費を抑制し、環境に対する負担をできるだけ小さくする循環型社会への移行は、我が国にとどまらず、国際的にも重要な課題となっています。ことし4月に国際会議が東京で開催され、その中でごみの発生抑制と再使用、再生利用という循環型社会の構築を推進しようとする機運が高まってきたようです。また、ことし2月には京都議定書の発効を記念するため、ノーベル平和賞受賞でケニア環境副大臣のワンガリ・マータイさんが来日し、その際に知った日本のもったいないという言葉に感銘を受け、この考え方を世界に広めようとされています。もったいないとは、そのものの本来の値打ちをむだにすることなく、生かしていこうという考え方です。循環型社会を構築するためには、まず私たち一人一人がこのもったいないの考え方を大切にしながら、ごみを減らし、使えるものは繰り返し使い、ごみになったら資源として再利用するという取り組みを進めていくことが大切です。
中田市長も岩瀬町当時、日本一きれいなまちづくりをしようと口癖に言っていたようです。騒音、振動、悪臭、汚染、温暖化、ダイオキシン、アスベストなど環境問題は数多くあり、年々いろいろな問題が上がってきています。桜川市としては、環境対策はどのようにとるのかお伺いいたします。
次に、今日地域の観光振興にとってイベントの役割は極めて大きくなっております。伝統的な祭り、行事のほかに新しく企画、創造した観光イベントも少なくありません。その多くは、そのまちの新しい顔としてまちぐるみで取り組まれており、地域活性化に大きな影響を及ぼしております。しかし、その反面、回を重ねるうちにイベントを運営する側にマンネリ感のようなものが広がってきている例も見られます。イベントを観光の対象としてとらえる場合、何よりもイベントに携わっている人たちの熱気や活力こそが感動を呼ぶとも言えると思います。人と人との触れ合いがこれからの観光の大きな要素になるものと予想される中で、まさに人の力によって成り立つイベントというもののあり方について考え直してみる必要がありそうです。今つくばエクスプレスの開通に伴い、筑波山への観光客がふえているようです。さらに、真壁、大和、岩瀬への延長の観光呼び込みが必要と思います。桜川市としても真壁のひなまつりから始まり、このたびの市の名称に決めた桜川の各地域の催し行事をいかにあでやかに飾り、PRして人集めができるか、これから期待されるところです。市長としては、桜川市の観光イベントは何を目玉として取り組むのかお伺いいたします。
以上の質問事項をよろしくお願いいたします。
〇議長(今井房之助君) 萩原廣君の質問に対する答弁を願います。
中田市長。
〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 萩原廣議員の質問にお答えをいたします。
まず、少子化対策をどのようにとるのかというご質問でございますが、現在少子高齢化が進行し、社会経済初めさまざまな面において影響を与えることが懸念されております。私としても桜川市の将来を考えたとき、最大の課題であり、全市を挙げ取り組んでいかなければならないと強く認識をしているところでございます。このような中、国では平成15年に次世代育成支援対策法を制定し、これを受け旧岩瀬町、真壁町、大和村では平成17年度から平成21年度までの次世代育成支援行動計画を策定いたしました。この計画の中で母子、児童の健康の確保、保育サービスの充実、子育て支援、児童健全育成、安全、安心なまちづくり、教育環境の整備等が盛り込まれておりますので、これに沿って市として着実に実施してまいりたいと考えております。
子供たちは次の代を担う大切な人材でありますので、子育てをする家庭だけでなく、地域全体で支援していかなければいけないものと考えております。
また、少子対策の充実のため、本年11月から医療福祉マル福制度の改正を行い、乳幼児の対象年令を引き上げ、子育て家庭への経済的支援を図ってまいります。乳幼児については、今まで3歳未満までを小学校入学前までに対象を拡大しました。
次に、子育て支援に取り組む内容というご質問にお答えいたします。ご案内のように少子化、核家族化、女性の社会進出などにより子供を産み育てる環境は大きく変わってきております。このような中、次世代を担う子供の健全育成については、特に子育てと就労の両立支援が最も重要であると考えております。まず、学校の授業終了後の児童保育を目的とした放課後児童クラブにつきましては、現在岩瀬小学校、羽黒小学校、真壁小学校に開設しており、利用者につきましては3校合わせて60人でございます。来年4月には雨引小学校にも開設すべく準備作業中でございます。今後とも教育委員会、学校とも協議し、空き教室等を利用し、開設していきたいと考えております。
次に、保育所についてでありますが、現在当市には公立保育所4カ所、私立保育所1カ所の合計5カ所がございます。岩瀬、東部保育所とも7カ月児から、北部、大和保育所では1歳児から受け入れており、保育時間については延長保育を取り入れ、保護者の方々が働きやすい環境づくりに努めてまいりたいと考えております。
また、近年の社会情勢の変化により児童を取り巻く家庭環境も複雑化しております。このような中、保護者による児童の養育放棄、虐待等も増加傾向にございます。これらの児童に対する育成保護、また虐待の未然防止、早期対応、支援のため関係機関、関係者のご協力を得て、要保護児童対策地域協議会を設置したいと考えております。
次に、母子保健関係では、安心して子育てができるよう妊婦教室、育児相談、健康診査等を今後とも推進してまいります。また、育児自主サークルも現在20グループ設置されており、子供同士と母親同士が交流し、育児の不安解消に大きく貢献し、評価を得ておるところでございます。今後より一層育成支援を努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。
次に、高齢者福祉対策の取り組みの質問でございますが、当市においても少子高齢化の流れは今後さらに早いペースで進むことが予想されます。これらに対応した高齢者福祉の充実、生きがいづくりの場の充実などが求められておるところでございます。高齢者が住みなれた我が家や地域でできるだけ自立した生活が送れるような高齢者福祉サービスを充実するとともに、介護予防にも努めているところでございます。また、元気な高齢者は地域で活躍できるような機会づくりもあわせて検討していきたいと考えているところでございます。なお、現在取り組んでいる主な事業は、家に閉じこもりがちな老人に体操や仲間づくりの場を提供するふれあいいきいきサロン事業、高齢者の就業機会の確保を提供するシルバー人材センターの補助、ヘルパー派遣により日常生活を援助する軽度支援事業等でございます。今後とも高齢者福祉対策の各種事業について検討してまいりたいと考えております。
次に、環境対策についてお答え申し上げます。当桜川市は、筑波山、加波山、雨引山、そして富谷山など豊かな自然環境に恵まれておりますが、反面、林道も多く存在しているため、廃棄物の不法投棄の温床になってしまうおそれも十分ございます。現時点においては、不法投棄監視員や職員によるパトロール等により迅速な不法投棄対策を講じておりますが、住民からの不法投棄情報の提供を受けるなど制度を確立し、さらなる監視体制の充実を図ってまいりたいと考えております。
また、私は日本一きれいなまちづくりを目指し、桜川市全職員に月1度の清掃活動を来年1月から実施させ、市民への啓発の一道筋と考えております。議員各位におかれましてもご理解をいただき、ぜひご協力のほどよろしくお願いを申し上げるところでございます。
次に、新生桜川市観光イベントは何を目玉とするのかというご質問でございますが、旧町村単位でさまざまな観光イベントが開催されてきております。旧岩瀬町で開催されている桜祭り、祗園祭、旧真壁町で開催されているひなまつりや祗園祭、旧大和村での石まつりなど桜川市を代表するイベントと言えるものかと考えられます。そのような中、現在観光客を誘客するため、漫遊いばらき観光キャンペーン推進協議会、JR、つくばエクスプレスなどさまざまな関係機関との連携を図りながら、地域に残る歴史的資源や観光資源などを生かしたワンデープランや駅からハイキングといった観光イベントを開催しながら観光客の誘客を図っているところでございます。しかしながら、今日本全国の市町村が観光イベントで誘客しようと努力しておる中での施策であり、正直なところ大変難しいことも事実でございますが、12月4日の読売新聞のコラムである筑波言にも掲載されておりましたが、多くの人の努力と通り一遍のイベントにはしたくないとの有志の思い、そして各地区の多くの遺産を、要はそれぞれどう生かすかどうか。生かすには、参加する有志の存在が欠かせないところでございます。できることからやってみようという志を大切にしたいとのことが載っております。まさしく私は、そのとおりだと考えております。このことを肝に銘じ関係機関との連携を大切にしながら推進をしてまいりたいと考えております。
なお、ごみ処理対策と観光イベントの詳細については、担当部長から答弁をさせますので、よろしくお願いを申し上げます。
以上でございます。
〇議長(今井房之助君) 続きまして、川股市民生活部長。
〔市民生活部長(川股守安君)登壇〕
〇市民生活部長(川股守安君) 環境対策につきましてご答弁申し上げます。
先ほど中田市長の方からも環境対策について答弁がございましたけれども、桜川市のごみ処理対策につきましては、市内全域におきまして家庭から排出されます可燃ごみあるいは不燃ごみ等について、資源のリサイクルに至るまでの過程といたしまして、いろいろ地域の方にご協力をいただいてリサイクルを進めているところであります。また、ごみの不法投棄等についても環境問題として大きな問題となっているわけですけれども、この不法投棄につきましては依然として数多くみられ、担当部といたしましても大変頭を痛めている状況であります。また、捨てられる場所でありますけれども、林道が整備された山林、農地等の遊休地及びため池付近など車の出入りが容易にできて、しかも人目につかないようなところなどに多く見られるということであります。このような状況のもとで、対策といたしましては現在決定的な方策は見当たりませんけれども、草刈り等の環境の整備やパトロールの強化、さらには捨てられたら直ちに撤去するような方法を今後も継続してまいりたいと思っています。
また、一方、市民の身近な環境問題であります騒音、振動、悪臭などの典型的な公害苦情に対しましては、今まで旧町村ごとに環境基本法に基づき規制をいたしておりましたけれども、平成20年ころまでにこういったものについて統合したいというふうに考えております。特に悪臭につきましては、従来の機械的計測であります臭気指数規制から人間の嗅覚により近い物質濃度規制へと切りかえることによりまして、悪臭苦情等につきまして即時に対応できるようにしていきたいというふうに考えております。しかしながら、新たな環境問題が発生した時点においては、当市独自の環境基本条例、そういうものの制定につきましても視野に入れて今後対応していきたいというふうに考えておりますので、ご理解をお願いしたいと思います。
以上で答弁といたします。
〇議長(今井房之助君) 続きまして、山中経済部長。
〔経済部長(山中政雄君)登壇〕
〇経済部長(山中政雄君) お答え申し上げます。
桜川市の観光イベントは何を目玉にするのかということで、先ほど市長が申しておりましたように、全国の市町村が観光イベントで誘客をしようという中での目玉イベントということで、本当に難しいと正直なところ考えております。難しいといいながらも行動を起こさないことには何もできませんので、関係者一丸となり今後施策を講じてまいりたいというふうには考えております。
基本的には、昨今観光ニーズの多様化、個性化に伴い、単なる見る観光から参加、体験、交流、いやし、学習型の新しい観光が注目されているというふうに認識しております。具体的には、地域の歴史遺産の発掘、産業観光、自然や農業との触れ合いを求める観光で、地域の自然や生活はもとより、産業までも体験する観光へと進化していると思います。地方に厳しい時代と言われる社会情勢の中で都市との交流は、地方への理解の増進にも大きな効果をもたらすものでありまして、消費者が観光客として直接地域の食に触れることは農産物等の消費拡大、農業の理解を深め、食糧供給地としての桜川市を認識してもらうのにも効果があるというふうに思っております。そのためには、魅力的な企画で、行ってみたいと、心のこもったサービスで来てよかったと満足して帰っていただきまして、また来たいというような企画ができればと基本的には考えております。そういう中で、現在各旧町村の観光資源、イベント等々の調査をしております。この調査が終了次第、関係者で協議をし、新たなイベントを考えたいと考えております。今後もそうした関係機関との連携を強化しながら、富谷観音、雨引山楽法寺、真壁の町並みといった近隣にない観光資源と旧町村で開催されている桜祭り、ひなまつり、石まつりや祗園祭といった観光イベントを併合した観光誘客の方法を考えながら観光客の誘客に今後努力したいというふうに考えております。
以上です。
〇議長(今井房之助君) 答弁が終わりました。
再質問があれば、質問願います。
14番。
〇14番(萩原 廣君) 一番最初の少子化対策の件なのですが、これらはやはり基本的には各地域の若い人たちが結婚しない限りは子供さんは生まれないわけですから、この婚姻率を上げることをまず行政は考えていただきたいと思うのです。いつも問題になるのは、岩瀬なんかだって今までは結婚相談所があったわけです。その中で、要するに予算はもう年に300万円以上かけながら、この結婚相談所でせいぜい2組、多くて3組ぐらいが限度だと、こういうような状況で今までいったわけです。真壁もやはりそのような状況らしいのですが、婚姻率の部分は日本全国で見ますと、日本の婚姻率というのは6.4%らしいのです。それに対して高いアメリカなんかは8.3、そして低いところではスウェーデンの4.0なんていうようなところもあるらしいのです。ですから、今回の衆議院の解散とともにこの小泉政権は、この少子化問題を大きく問題として取り上げようとしているわけです。その中で初めてこの猪口少子化大臣なんていうのも生まれたわけです、こういうような制度から。ですから、要するに、これからはこの人口減少に歯どめをかけなくてはならないと。これらが、要するにこれからの行政の役割。ですから、独身者を極力減らすと、これらを要するに工夫しながら結婚の婚姻率を上げていただきたいと思います。
次に、子育て支援の件なのですが、実は今月の5日の日に自民党と公明党の両党で、国会内で幹事長、政調会長、この会談を開きまして、それで今現在小学3年生まで児童手当を支払っているのですが、これを来年度から小学6年生まで引き上げようと、そういうような内容が合意したというふうな状況です。それで、いつも問題になるのは、この支援拡大とともに所得制限の部分なのですが、公明党の方では1,000万円までこれを緩和するようにと。今現在は、年収780万円までなのですが、これを要するに1,000万円までというふうな状況なのですが、その辺の内容は引き続き協議すると、そういうふうな状況で、いずれにしても次年度にはこのような部分でまた学童保育が引き上げられると、そういうような部分で国としても取り上げているわけです。それとともに、今この子育て支援に関する行政区の取り組みが方々で変わってきているわけです。東京の世田谷区なんかの部分では、この子供の子ども部というのがあるのです。子ども部を設けて、その中に子ども家庭支援課というような、そういうような、あとは児童課だとか保育課だとか。また、千葉県の市原市なんかでは、子どもセンターをつくって、この中に子ども福祉課というふうな部分も入れていると。また、千葉県の市川市なんかでは、こども部の中で子育て支援課、あとはこども福祉課、そのようなやはり、これからは子供支援に対する、この行政が部まできちんとつくって対応すると、そういうような状況です。ですから、やはりこれからの、当然これには少子化現象の部分を改革しようというような部分なのですから、これらに対しては子供の支援体制を行政がいかに考えるか、ここのところが大事だと思うのです。
それとともに教育長にちょっとお伺いしたいのですが、今現在、非常に子供たちの学校帰りのいろんな犯罪に巻き込まれた、このような状況がふえています。筑西市とともに桜川市でも桜川市の警察署の方に申請を出したらしいのですが、この巡回パトロールの件で。それに伴って、また今の子供たちはなかなか表で遊ばないのだそうだ。家の中、また学校や保育所、幼稚園以外の場合には、家に、学校から帰ってきても表で余り遊ばないと。家の中でゲーム遊びをしたり、テレビゲームをやったり、そういうような状況で、そういうような部分から、今現在の子供たちはこの生きた体験というのがなかなかできていないと、そういうような部分から、これからの教育の部分でもその辺をやはり改革していかなくては、これはもう子供が変わってしまうわけです。結果的には、今の子供たちはそういうようなゲーム遊びばかりですから、ですから本物ではない、疑似体験というのですか、こういうようなゲームや物によって、そうなのだなと、こういうふうな部分しかないわけです、生の体験というのがないわけですから。そういうような部分で教育長の考え、この犯罪に巻き込まれる問題だとか、その辺の問題、ちょっと教育長の考えをお伺いしたいと思います。
〇議長(今井房之助君) 答弁を市長願います。
〇市長(中田 裕君) 少子化問題というのは、喫緊の課題であるというふうに先ほども答弁の中で申し上げました。ただ、私もここ5年間、何人かの若い人たちに結婚をしたらどうかというようなお話をさせていただきましたけれども、なかなか思うようにまいらないと。5人ばかりあっせんして、全部断られたというのが私の偽らざるところでございますが、なかなか今男女機会均等法の中で、女性の生活自立というのがかなり確立してきている。女性の選択肢が大変広がっているという、そういうこともございます。また、もう一方、一極集中の中で、我々が手塩にかけた子供たちがこの地域で働く場所が少ないというような中から、首都圏の方に流れていくという傾向もございます。私は、そういう面で、まず第1点目には企業の誘致、そして働く場所の創造、こういうものにこれからの桜川市はどう働きかけていくべきか、そして若者たちが相集える場所を考えていかなければならないだろうというふうに思っております。その中から男女のカップルができていけるようなことを真剣に考えてまいりたいというふうに思っております。これは、やはり先ほども答弁の中で、地域全体でこの地域の中に若い人たちが定着できる場所をみんなでつくっていこうという機運を醸成していくことが何よりも肝要であると考えておりますので、今後とも鋭意努力をしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
〇議長(今井房之助君) 石川教育長答弁願います。
〔教育長(石川 稔君)登壇〕
〇教育長(石川 稔君) 萩原議員さんにお答えをいたします。
最近、子供さんの事故が広島あるいは栃木県で起きたり、それが茨城県の方へも来ておりますので、子供たちの安全確保については十分対策を今とっているところです。各幼稚園、小学校、中学校、緊急連絡対応というような形で、変質者に対応する幼児、児童生徒一人一人の注意力の喚起、休日等における幼児、児童生徒の安全な過ごし方の指導、各家庭、保護者への連絡及び協力依頼、PTA、地域団体、警察等関係機関との連絡、協力を行っております。日常の対応ですが、不審者、変質者と思われる者に声をかけられたときは対応せずに逃げる。その場合によっては、大声で周りの人に助けを求める。子供を守る110番の家等を利用していただきます。誘われても絶対相手の車に乗らない。また、車のナンバーや特徴を覚えてもらう。そういう指導をいたしております。また、地域での対応でございますが、警察署の協力を得て学校周辺の巡回パトロールをお願いをいたしております。また、防犯パトロールのステッカーをつけた車で注意の呼びかけを実施しております。
真壁地区の例を申し上げますと、交通防災係より防災無線での注意を呼びかけをいたしております。これは、大和地区、岩瀬地区にもお願いをいたしました。子供の下校時刻に合わせ防災無線での注意呼びかけを実施して、地域の皆様、子供が学校から帰る時間になりましたら、安全に帰宅できるように温かく見回っていただきたいと、そういう指導をしながら対策をとっております。また、警察署の方でも昨日ですが、大和中学校で不審者対応の防犯訓練をしていただきました。小学校の方では、あす紫尾小学校で警察の方でまた不審者対応の防犯対策をして、それをビデオに撮って各小中学校に流しまして、各学校でそれを見ながら子供さんに対応の仕方などを教えていただくような対策をとっております。
以上です。
〇議長(今井房之助君) 答弁が終わりました。
14番。
〇14番(萩原 廣君) 教育長もこれからいろんな問題で対応しなくてはならないと思うのですが、先ほども私言いましたように、子供たちの生きた体験という部分で、要するにいつも、私も9月の定例議会のときにも話はしたのですが、生涯学習で担当するこのキャンプのやはりこういうような対応だとか、その辺の部分を極力参加を募って、今の子供たちにいろんな部分で、体験活動を教育の部分で対応をひとつお願いしたいと思います。
次に、高齢者福祉対策の問題なのですが、これらは、行政もいろいろこの高齢者福祉対策は、拾い出したらば切りがないほどあると思うのです。これからは、今までに、年寄りにはもう大分お金をかけてきたのだから、これからは年寄りにかける予算は減らして、子供にかける予算をふやすと、そういうような方向性でひとつお願いします。
それと、次に環境対策の問題なのですが、これはやはり環境問題というのは地域の企業や市民団体からこの環境問題はつくるのだと、そういうふうなことがいわれとしてあるわけです。そういうような部分から、長野県の飯田市では平成15年1月に、日本の地方公共団体で初めてISO14001という、この外部機関による審査登録から自己適合宣言という形の環境マネジメントへ移行したと、そういうようなことが言われているわけです。それで、やはりそれには市役所も一事業として参加して、やはりこの環境の保全、改善に挑戦しているわけです。そういうようなやはり地域もあるわけですから、この環境問題というのは、先ほども言いましたようになかなか幅広く、いろんな部分があるわけです。先ほど環境担当の市民生活部長の方からは、今現在一番問題になっているアスベストの問題の表現などは全然出てきていなかったのですが、私も9月の定例議会のときには、このアスベスト問題を質問しました。このときにも、このアスベスト問題も何しろ天井裏にあるわけですから、そうはこれは見つからないという部分があるわけです。けれども、これは、探し出さない限りは、これは後で今度は問題になったときには、えらいこれは行政としての責任があるわけですから、この辺の部分は極力見つけ出しながら対応をひとつお願いします。
最後に、この観光イベントの件なのですが、この辺は経済部長、ひとつ成り行き任せでは、これは困るわけです。やはり筑波山までお客さんがいっぱい来ているわけですから、そこを指をくわえて、ただ眺めているだけでは、これは困ってしまうわけです。ですから、やはり行政の問題として桜川市にいかに来てもらうかと、もらえるかと、そういうような方向づけを考えて行政として取り組むようにお願いしたいと思うのです。19年には岩瀬のインターチェンジも開通する予定になっているわけですから、ここでぜひとも行ってみたい桜川市と、そういうふうな表現の部分でこの観光のイベントの工夫、また人集めの工夫もひとつお願いしたいと思います。
以上で私の質問を終わります。
〇議長(今井房之助君) これで萩原廣君の一般質問を終わります。
続いて、大塚秀喜君。
〔15番(大塚秀喜君)登壇〕
〇15番(大塚秀喜君) 通告に従い質問いたします。学校施設管理にかかわる中で、新市の学校配置の考え方について、市長及び教育長、教育次長にお尋ねいたします。
大和中学校の現在の校舎は、昭和40年に竣工して以来、既に40年が経過しており、施設の老朽化が目立っております。危険な状態のままあることが、万一の地震などを考えると中学校に通う生徒さんやご父兄の方々の不安は察するに余りあり、旧大和村では同中学校校舎の建てかえが最重要課題であったものは私も十分承知しておりますし、当然のことだと思っております。また、新市の将来を担う人材を育成するためにも学ぶ環境を整備することは必要なことだとも強く認識しております。初めに申し上げておきますが、私は決して建てかえに反対するものではありません。むしろ早く建てかえるべきだという考えであります。しかしながら、ことし10月に発足した新市の融和及び交流促進、そして新市の将来の教育のあるべき姿を問う意味でも、あえて今年度予算化されている建てかえにかかわる基本設計費の支出についてお聞きするものであります。このような質問をする背景には、最近盛んに議論されております、先ほども萩原議員より質問がありました、少子高齢化問題が前提にあります。今我が国は、すごいスピードで少子高齢化が進行しています。これは、本当に深刻な問題です。今さら申し上げるまでもなく、国、地方とも財政状況は破綻寸前にあります。桜川市も例外ではありません。また、少子化により財源確保の見通しが立たない年金問題、高齢化によりふえ続ける医療費問題、国の将来もこの問題をどう克服していくかにかかっていると言っても過言ではないと思います。
また、一方で、宝である子供たちをどのように育て、教育していくかというのも将来を託す上で我々大人に課せられた難しい課題であると思っております。具体的には、現在の大和中学校は10クラス、258名の生徒が学んでいるわけですが、10年後、平成27年には180名と、現在の7割弱に落ち込むことが予想されております。これは、実際に学ぶ生徒にとってゆゆしき事態であると考えております。部活動に関して言えば、例えば15年度に北関東中学校野球大会において準優勝という輝かしい成果を上げている野球部も部員が不足しては、このような成績はなかったと思います。部活動は、一般論で言えば、ある程度のライバルがいて初めて互いに切磋琢磨することにより自身の技能を高め、結果としてチームのレベルアップが図れます。これには、ある程度の学校の規模が要求されるわけですが、野球部一つとっても見通しは明るくないと思います。他の部活動などもやりたいものができなくなり、子供たちに選択の余地がなくなってしまいます。多額の費用をかけて、学校の建設をするわけですから、建設に当たっては中長期を見据えたビジョンを持って建設に当たることが必要であると思います。特に合併したのですから、いい機会でもありますし、合併の効果を生かす意味でこのような検討はぜひとも必要であると思います。
まず、教育長と担当次長にお伺いします。1点目は、今後の大和中と桜川中の生徒数について伺います。平成29年まで今出ると思いますので、お答え願います。
2点目は、中学校の生徒数の適正規模はどのくらいなのか、的確な基準はないと思いますので、個人的な意見で結構ですから、お願いします。
3点目は、将来の生徒数減少の見込みをどのようにとらえ、また小学校や中学校の統合を含めた再編の考えはあるのか、ない場合は今後どのように考えるのか、現時点でのお考えをお聞かせください。よろしくお願いします。
答弁により再質問させていただきます。
〇議長(今井房之助君) 大塚秀喜君の質問に対する答弁を願います。
石川教育長。
〔教育長(石川 稔君)登壇〕
〇教育長(石川 稔君) 大塚議員さんにお答えをいたします。
教育行政について、学校施設管理はどのように行うのかというご質問でございますが、本市の学校施設は幼稚園、小学校含め19校があります。昭和56年の新耐震基準以前に建築された校舎、屋内体育館等は、特に老朽化も進んでおり、順次耐震診断を実施し、耐震補強や改築を行う時期を迎えております。今後少子化による児童生徒の減少は避けて通れない問題であり、統廃合、建てかえ、耐震補強をどうするか、議員の方々を初め学識経験者、PTA、地域住民の方々と幅広く議論する場を設け、協議していきたいと考えております。私も大和中の改築は必要と認識をいたしております。
二つ目の質問事項でございますが、新市が誕生して学区の統合をどのように考えていくのかというご質問ですが、合併に伴い、旧町村の学区はそのまま継続しておりますが、今後地域の方々の理解を得ながら、将来的には児童生徒の減少による学区の再編成の検討が必要と考えられます。統合につきましては、単なる統合という形式にとらわれることなく、教育の効果を考慮し、土地の実情に即した実施が統合の基本方針と考えられます。
また、詳細につきましては、数字等につきましては次長より答弁をさせますので、よろしくお願いします。
〇議長(今井房之助君) 続きまして、飯島教育次長。
〔教育次長(飯島泰則君)登壇〕
〇教育次長(飯島泰則君) お答えいたします。
大和中学校の建てかえのお話でございますが、これにつきましては現在基本設計を、旧大和村時代に基本設計を委託契約結んでおりまして、今年度基本設計を進めているところでございます。大和中のクラスでございますが、今1年が3クラス、2年が2クラス、3年が3クラス、特殊学級が2クラスということで、現在258名ということでございます。クラスにいたしまして10クラスということでございます。これが平成29年度になりますと、今の見込みでございますが、1年が54人、2年が75人、それから3年が51人、クラスにいたしますと2クラスずつ、6クラスということでございまして、180人という今現在の推計でございます。それで、その統合する場合とか、いろんなご意見がございますが、やはりその統合という形になりますと、十分に地域住民の理解と協力を得て行うということが基本だと思いますので、その学校の持つ地域的意義といいますか、そういうものを考えながら統合ということは考えていかなければならないものでありますし、現時点で統合とかということは、私の立場からは言えませんので、ご理解をいただきたいと思います。
以上でございます。
〇議長(今井房之助君) 答弁が終わりました。
再質問ございますか。
15番。
〇15番(大塚秀喜君) 再質問させていただきます。
市町村合併の目的の一つは、広域的な見地からの住民サービス向上と思います。まして現在は、同じ市となったのですから、この中学校校舎建設についても桜川市全域を見据えた学区割のビジョンを早急に策定する必要があると私は考えております。私は、旧真壁町に在職しておりましたころから、身の丈に合った公共施設を建設すべきで、近隣にあって真壁にない施設をつくろうとする動きに対しては、議会で質問し、牽制してきたつもりです。事実、旧真壁町で検討されていた大規模な集会施設の建設の動きについては、旧大和村のシトラス等で代用できるのではないかと質問してきたところです。不必要な箱物行政に対して疑問を投げかけてきた自負がございます。もちろん、中学校校舎建設に反対を唱えているわけではないことをご承知いただきたいと思います。市長の選挙公約でもあります真壁地区の公民館建設は、私の議会活動のライフワークと一致しましたもので、私も選挙のお手伝いを微力ながらさせていただきました。この真壁地区の公民館建設につきましては、早期の建てかえを願っております。年が明けると、蔵のまち真壁のひなまつりが開催されると思いますが、中央公民館の老朽化は目に余るものがあります。せっかくの来訪者のためにも町の中心にある中央公民館は、不必要な箱物ではありませんので、建てかえは急務だと思っております。
本題に戻りますが、私が言いたいのは桜川中学校も大和中学校と同様に生徒数の減少が見込まれている点です。この二つの中学校を統合して生徒数を確保することは、勉強や部活動両面で大きな効果が期待できると思うわけであります。こうすれば、競争による生徒のレベル向上、同時に統合することで行政コストの効率化を資することはできるのではないでしょうか。先ほどの答弁でもありました、大和中学校の現在の生徒数258名と桜川中学校、生徒数、現在224名、合わせると482名となりますが、これは現在の段階で近隣の桃山中学校の生徒数440名に比べてやや多いものの、決して適正規模を逸した数字ではないと思われますが、先ほどの答弁で4年後、5年後、6年後が来年からずっと12年後まで毎年数字が出ております。その資料を私いただいたのですが、今答弁で漏れたようなので、その辺も今お話ししていきたいと思います。4年後には大和中が177名、桜川中が190名、合計しても367名です。5年後は、大和中が168名、桜川中が164名、合計332名、6年後には大和中162名、桜川中157名、合計319名と。将来の人口予測を見据えた場合、もう将来といっても4年後です。両校の統合は非現実的な問題とも考えられません。教育長の先ほどの答弁では、今後再編の時期は決まっていないと、統合はこれからだと、住民の意見を聞いていくということですが、私はすぐにでも学区割を含めた学校配置計画を策定し、その上で一日も早く中学校を建てかえることが必要だと思います。合併したといっても桜川市は、財政的基盤も弱い弱小の市です。すべてがバラ色になるわけではないことは、私が申し上げるまでもありません。だからこそ、効率的かつ効果的施設配置や予算の執行を行うことが必要です。例えば大和中学校と桜川中学校を統合した場合、今の大和中学校の敷地を新庁舎の敷地として利用するなどということも検討に値すると思っております。同じ場所に建てかえたのでは、新市庁舎はまたどこかに大きな土地を求める必要があるというような方向になっていくと思います。私は、大和中学校の建設の問題は、新市の教育ビジョンはもちろんのこと、新市庁舎の問題なども含めて考えるべき問題であると認識しております。繰り返しになりますが、私の意見としては今年度の大和中学校の設計にかかわる予算を執行せずに、早急に市民から広く意見を聞き、小中学校配置にかかわるビジョン、計画を策定し、その後に建設に着手することを提案したいと思いますが、その件について市長の考えをお聞かせ願いたいと思います。
〇議長(今井房之助君) 答弁を中田市長願います。
〇市長(中田 裕君) 今大塚議員の方から斬新的なご質問が出てまいりました。私は、学校教育の中で、やはり3地区50年の歴史というものを大切にしていかなければいけないと、まず最初に考えております。その中から、児童生徒が減少するという現実を直視していかなければいけない。その中でどうあるべきか。やはりある程度の時間をかけて、先ほど教育長が答弁をいたしましたけれども、議会あるいはPTA、地域代表、そういう方にお集まりをいただき、あるべき姿、10年後はこういうふうにしたいという具体的な答申をいただける。その中から一歩前進をしてまいりたいと思っております。しかしながら、学校教育の中で私の変わらぬ信念がございます。それは、ある程度の規模が必要ではないだろうか。特に子供たちが社会でたくましく生きていくためには、競争をさせる必要がある。1学年100人前後は最低でも必要かなというふうな思いを持っております。その中から、やはりこの学校で学んでよかったと言われるような教育環境、教育施設をつくってまいりたいと考えておりますので、今後とも大塚議員においても斬新的な、そして進歩的なご意見を常に聞かせていただくことをお願い申し上げ、答弁とさせていただきたいと思います。
〇議長(今井房之助君) 答弁終わりました。
15番。
〔15番(大塚秀喜君)登壇〕
〇15番(大塚秀喜君) 非常に前向きな答弁ありがとうございました。新市が発足後間もない今が一番重要な時期であることからこそ、あえて大和中学校の建設問題に触れさせていただきました。決して私個人が学校建設に反対するのではなく、一日でも早く今の校舎を使わなくすることが大事であり、市にとって大きな責任であると思います。新市の教育や行政の効率化を考えた場合、将来ビジョンを策定し、それに沿って整備していかなくては合併の意味がなくなってしまうという危惧を抱いたからです。せっかくした合併なのですから、旧町村の域を越えて、本当の意味で一体感のある他の市に負けない桜川市をつくるためにも学区の再編成は避けて通れない問題だと認識しており、新市の意識を醸成していくためにも今回の問題は重要であると思いますので、市長の公約にもある市民が主役のまちづくりを実践していただき、執行部にはよろしくご検討をお願いします。
また、文教委員会の皆様、委員長にはよろしくお願いしまして私の一般質問を終わります。ご清聴ありがとうございました。
〇議長(今井房之助君) これで大塚秀喜君の一般質問を終わります。
ここで暫時休憩をいたします。
休 憩 (午後 2時14分)
再 開 (午後 2時24分)
〇議長(今井房之助君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
それでは、続きまして上野征一君。
〔32番(上野征一君)登壇〕
〇32番(上野征一君) 10月1日、新市桜川市が誕生、11月1日、中田市長初登庁より1カ月余り、連日多忙な業務に追われていることと思われます。4万9,000余名の市民の皆さんが新市長のキャッチフレーズ「あなたが主役のまちづくり」に対し大いなる期待をかけておりますので、機敏なる行政手腕を発揮していただきたいと思います。
通告に従いまして質問いたしますので、明快な答弁を求めます。まず、第1点、初代市長としての政治姿勢を明確に。@、歴史と文化面の継承に対し、どのような構想を持っているのか。合併前までは、各町村独自の手法で努力されてきた実績に対しては深甚なる敬意をあらわすところであります。市長は、常に旧町村の垣根を早急に外したいと言われています。平成20年には、北関東自動車道が全線開通する見通しであります。開通すれば、茨城の西の玄関口となる(仮称)岩瀬インター、それに備えての桜川市の魅力度をいかに向上させるか、都市間競争に打ち勝てるか、交流人口の増加をいかに図るか、どのような考えを持っているのかお聞かせ願います。
A、岩瀬町で実施されてきた納涼祭や町民祭など今後どのような形で継承していくのか。各町村においても同じような催しが実施されていたことと推察いたしますが、新年度からはどのような形態で実施をするのかお答え願います。
次に、福祉バス、シルバータクシーの運行について。広大な桜川市の広域交通は、現在東西に走るJR水戸線と南北を結ぶ関東鉄道の路線バス1ルートのみであります。今後この広い桜川市の交通弱者をどのような形で足を確保するのか、どのように対処していくのか、明快なる答弁を求めます。
次に、大きな2点目、桜川市の市外局番を早急に外してほしい。郡境を越えての合併であった結果であるとは思われるが、新市内の融和を図るためにも早急なる実現を要望する。合併協の中でもこの件は論じられていたので、既に何らかの対策はとられていることとは思うが、この件に関して市民の皆さんも大きな関心を持っているのが現実でありますので、現在どのような形で進捗しているのかお聞かせ願います。
最後に、経営所得安定対策の実施状況と今後の見通しについてを3点ほど。@、桜川市の基幹産業である農業に対し、米価は年々下落し、生産調整の比率は上がるばかり、農家所得の落ち込みによる後継者離れを大きな農政転換期となっているのが現実であり、見逃すことはならないと思います。旧2町1村の生産調整の17年度の実績と新生桜川市の18年度の見込み状況を明確にされたい。
A、今ここで論ずるのは時期尚早かと思われるが、万一未達成地区があった場合、どのような対処をしていくのか、今後どのように対応するのか伺いたいと思います。
次に、三つ目、担い手育成の強化を図るには、農地を団地化し、担い手に一括して貸していくような体制をつくっていかなければならないと思いますけれども、JAや市町村、農業委員会、県の公社などが連携して取り組んでいただきたいと思っておりますけれども、現在桜川市としての指導策はどのようになっているのか伺いたいと思います。
また、小規模な農家であっても意欲があり、集落営農として結束すれば、担い手と同じような助成対象が得られる道が抱かれておりますが、その辺、市内でどのようになっているのか、現在岩瀬町の松田地区においては既にそのような立ち上げの動きもあるようですが、今後この集落営農について市としてどのように指導していくのかお聞かせ願いたいと思います。
以上で質問を終わりとしますが、答弁によっては自席で再質問をさせていただきます。
〇議長(今井房之助君) 上野征一君の質問に対する答弁を願います。
中田市長。
〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) それでは、上野征一議員のご質問にお答えをさせていただきたいと思います。
まず、初代市長としての政治姿勢を明確にということでございますが、最初に歴史と文化面の継承と今後についてでございます。新生桜川市は、筑波山、加波山、雨引山、富谷山など山々が連なり、それを縫うように流れる桜川など恵まれた自然環境と数々の古刹、名刹や城下町として培われた古い町並みが残る歴史豊かなまちとなっております。私は、これら豊かな自然と歴史的財産を積極的に活用した新たな観光ルートを構築し、県内外に情報を発信してまいりたいと考えております。また、平成20年開通予定の北関東自動車道、岩瀬インターチェンジに県西地域の玄関口としての桜川市を象徴するパーキング及びPR施設の整備を国土交通省とともに考えてまいりたいというふうに思っております。
続きまして、これは次に納涼祭や秋の町民祭等はどのような形態で考えているのかということについては、部長の方から答えさせていきたいと思います。
次に、初代市長としての中で福祉バス、シルバータクシーの運行についてお答えをさせていただきたいと思います。福祉バスにつきましては、上野議員さんご承知のように旧岩瀬町で平成9年度より民間業者に委託し、現在東部地区方面を毎週火曜日、西部地区方面を毎週水曜日、大泉、門毛方面を毎週木曜日、北部地区方面を毎週金曜日ということで運行し、平成16年度の利用者の延べ人数は6,362人であり、利用者の方々から評価を得ております。また、年齢層につきましては、60歳代から80歳代の高齢者が主であり、病院、官公庁、金融機関、商店等への市民の足として利用されているところでございます。旧岩瀬町につきましては、利用者の間でも福祉バスの運行については廃止しないでほしいという要望が多数ございます。引き続き運行を継続する予定でございます。しかし、町村合併した現在、旧真壁町、旧大和村も含め運行を検討していきたいと思っております。もう少し検討をして詰めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
また、主要地方道、つくば益子線には路線バスも運行されておりますので、旧真壁町や旧大和村の方々の病院への通院、商店への買い物等の動向も検討項目に加え、利用目的地、予算等の費用対効果について、現在担当部課に研究するよう指示をしているところでございます。また、シルバータクシーにつきましては、現在旧岩瀬町で平成5年度から実施しており、実施内容につきましては高齢者の各種行事への参加や医療機関への通院等の交通費の助成でございます。平成16年度の助成総額は983万円でございました。このシルバータクシーの助成制度につきましてもさらに検討を加えていきたいと考えております。
次に、市内の融和を図るため、早期に市内局番の統一の実現をとのご質問にお答えいたします。市内局番の統一とは、単位料金区域を統一することでございますが、単位料金区域は市内通話料金で通話できる区域のことでございます。NTT東日本によりますと、この単位料金区域の設定には社会的、経済的諸条件や地勢等から見て、通話の交流上、おおむね一体と見られる地域から成るものであり、現在県内には15の単位料金区域があるとのことでございます。桜川市の単位料金区域については、現在旧岩瀬町が笠間区域、旧真壁町及び大和村が下館区域となっております。この行政区域と単位料金区域の不一致を解消するためには、まずNTT東日本と協議し、総務省へ変更申請を行う必要がございます。その際には、住民や議会、各種事業所、電話会社等の同意を得る必要がございます。このため、申請から変更までには1年半から2年くらいの期間を要するとのことでございます。また、単位料金区域を変更する場合には、利用者にメリット、デメリットが生じます。メリットといたしましては、同一市町村内の通話の際、市外局番が不要となります。デメリットといたしましては、基本料、通話料が変動したり、電話番号が変更となる場合がございます。それに伴い、事業所等では看板、名刺等の書きかえが必要となります。このようなことから、単位料金区域の統一につきましては関係機関との協議や手続には相当な時間を要しますし、何よりも利用者間の利害が絡むことから、住民や各事業所などの考えを十分考慮し、利用者には不利益を及ぼさないよう検討してまいりたいと考えております。
最後に、納涼祭、町民祭、また経営所得安定対策等については、担当部長から答弁させますので、よろしくお願いを申し上げます。
〇議長(今井房之助君) 続きまして、山中経済部長。
〔経済部長(山中政雄君)登壇〕
〇経済部長(山中政雄君) お答え申し上げます。
納涼祭や秋の町民祭等は、どのような形態でということで、私の方にということなものですから、お答え申し上げます。旧岩瀬町では、桜祭り、納涼大会、町民祭が、旧真壁町ではふるさと産業文化祭、ひなまつりが、そして旧大和村では村民祭、石まつりといった旧町村単位のイベントが、実施主体、イベント内容はさまざまでありますが、町の大きな行事として開催され、多くの方がイベントへの参加や見物などに訪れるなど地域交流や地域振興の一端を担ってきました。これまでも旧町村で開催されていたイベントにつきましては、今後も桜川市の大切な事業として引き続き開催していきたいと考えます。イベントによっては、内容の同じようなイベントが開催されており、将来においては一本化できるものについては一本化の方向で進めていきたいと考えますが、会場等などクリアしなければならない問題も多く、当分は今までの状態で開催しなければならないのかと考えております。しかし、開催方法や会場は今までと同じにしても、市民全体のイベントとしての意識づけを重要と考えながら、全市民への参加の呼びかけや案内チラシを配布するなど当分の間は旧町村間の交流を深める場として考えていきたいというふうに考えております。
続きまして、経営所得安定対策の実施状況はということで、一つ目、2町1村の17年度実績と18年度見込み状況につきましては、議員もご承知のことと思いますけれども、平成16年度からの生産調整につきましては転作面積の配分から米の生産数量配分に移行されたということで、米の作付率が100%を下回った場合が達成ということになっているわけでございます。このような条件のもとで、平成17年度の実績は岩瀬地区の配分は5,351トン、基準単収で申し上げますと10アール当たり511キロに換算されるわけでございますけれども、面積として1,047.16ヘクタールに対しまして、実施面積が960.71ヘクタールで、実施率としては91.75%と。先ほども申し上げましたように100%を下回った場合が達成ということでございますので、達成しているわけでございます。同じく真壁地区の配分は4,219トンということから換算すると、面積が809.78ヘクタール、実施面積が807.99ヘクタールということで、真壁地区におきましても99.78%、大和地区の配分は2,299トン、換算しますと445.54ヘクタールに対しまして453.10ヘクタールということで、残念ながら101.69%でありますので、岩瀬、真壁地区におきましては達成しておりますが、残念ながら大和地区においては未達成という結果になってしまったわけでございます。また、平成18年度見込み状況でございますけれども、現時点の国から茨城県への配分状況につきましては、今年度より4%程度低くなる予想ということで来ていますけれども、市町村への配分はまだ確定しておりません。そういう中でどうなのだということでございますけれども、岩瀬地区におきましてはブロックローテーションの実施地区が相当数あり、面積も多く、引き続き実践する見込みがありますので、達成可能な地域と考えられます。真壁、大和につきましては、ブロックローテーションの実施地区が少数で、今年度の先ほど申し上げました状況を考慮した場合に、大変微妙な状況なので、引き続きもっと推進しなければならないのかなというように認識しております。
その次に、未達成地区の指導をどうするのかということでございますけれども、各地区における未達成数は岩瀬地区で54地区中6地区、真壁地区で150組合中100組合、大和村で18集落のうち4集落というのが現状でありました。今後は、集落ごとに米の需要と供給の状況、米の価格安定化等をよく説明しまして生産調整に協力していただけるよう地元の区長さん初め、生産組合長や関係機関、各種団体等と連携を密にして、市全体並びに集落間での達成をお願いしていくということしか今の段階では、よくお話しして理解していただいて協力してもらうという方法が一番なのかなというふうに考えております。
それで、また平成19年度からの品目横断的施策についても一緒に十分な説明を展開し、さらには認定農業者に該当する可能性のある方々に対しても個別の説明、対応し、認定の推進に努めていきたいと。そのほか担い手に該当しない方々にも集落営農等を含めた新たな米政策に理解と協力をお話しいたしまして何とか達成していきたいというように考えています。
最後の担い手育成と集団営農組織の現況でありますけれども、現在桜川市の集団営農組織数につきましては、岩瀬地区61組織、真壁地区20組織、大和地区1組織の合計82の組織がなされております。それに、担い手育成につきましては、今後ますます厳しくなる国内外との産地間競争に打ち勝つためには、どうしても農業構造の改革を一層の推進が必要であるというふうに考えております。地域農業の将来を担う認定農業者を確保することが基本でありまして、地域の実情により、先ほど議員もお話ししていましたように集落営農の組織化等を推進するとともに、経営の法人化に向けた支援が必要と考えております。
また、平成19年度から導入されます、先ほども申し上げましたけれども、品目横断的経営安定対策の対象者の確保がここへ来ては一番重要と考えておりますので、当面土地利用型農業を営む認定農業者が全作業を受託している農地等の利用権設定をますます推進していくことが必要と考えます。それには、関係機関とか団体の連携をさらに強化して、役割分担を明確にした中で品目横断的な経営安定対策の周知徹底を行いたいと思っております。それには、何回も申し上げますけれども、市や農業団体が一体となった地域担い手育成総合支援協議会というものを今月12月中に立ち上げまして、それをもとに強力に推進していかなければならないのかなというふうに考えております。
以上です。
〇議長(今井房之助君) 答弁が終わりました。
再質問があれば、質問願います。
32番。
〇32番(上野征一君) まず最初に、歴史と文化面の継承と新市長の考えということですけれども、答弁いただきましたが、答弁の中にもありましたように真壁町内の登録文化財といいますか、昔からの町並みの保存、またひなまつりなど真壁には有効な観光資源がありますので、この辺をひとつ大々的に売り出して、桜川の観光の目玉としたらいかがかと考えます。
それと、もう一つ、富谷山ふれあい公園空間整備事業地域を既にもう県の方で4億数千万円のお金をかけて、10町歩からの山をあれだけきれいな遊歩道やもろもろ整備していただいてありますので、せっかくつけた桜川市の名前ですので、その桜川市の桜、これからメーンにすべく富谷山を桜で埋め尽くすような10町歩の山がありますので、そこを桜の里親制でも導入しまして、新入生や結婚式だとか成人式だとか、もろもろ各家庭でのそのお祝い事のときに市の方であっせんしまして、桜の苗木でも1,000円なり2,000円なりで実費で販売いたしまして、桜の里親制でもつくりまして、やっぱり個人で記念に植えた記念植樹ですので、その周辺は個人に管理していただくような方法をとれば、あの山が桜でいっぱいに埋まれば、先ほど同僚議員も言っていましたですけれども、行ってみたい桜川ではなくして、もちろん行ってみたい桜川、登ってみたい富谷山というような形でこれから一大観光の拠点にすべきと思いますけれども、その辺市長の考えをもう一度お聞かせ願いたいと思います。
それと、福祉バスの件ですけれども、福祉バスは今無料で旧岩瀬地区ではやっていましたけれども、やっぱりもう福祉も限界がありますので、ワンコインバスといいますか、乗ったらばそれなりの、運賃としては取れないかもしれませんけれども、福祉協賛金でも何でも名目は結構ですので、1人100円、土浦で今キララちゃんというバス運行しています。新聞でも報道されましたですけれども、大人が100円、乗ったらば、子供が50円ということで実施しています。それでも若干足らないということで、市内の協賛店で1,000円買い物していただければ、1枚のそのキララちゃんの乗車券をいただけるというような形で商店街からも出してくれているようです。それと、あと運賃経費を賄うために、車内広告の募集だとか、あと市内の有志に募って個人協賛の会員を募集して、年間1人1,000円、団体で3,000円、土浦ではいただいて実施しているようですので、その辺をひとつ参考にしてみたらいかがかと思っています。
それと、あとシルバータクシーの件ですけれども、これも岩瀬だけで実施していたもので、実費の3分の1を補助しているような形だったらしいですけれども、既に東海村、この12月1日から東海村で実施していますデマンドタクシーということで、乗り合い制なのですけれども、午前中8便、午後9便ですか、各会員を募りましてタクシー会社と協定して、30分に1回の運行で、1人乗ったら200円ということで東海村で実施していますので、それも参考にしていただいて、そっくり持ち出しではなくして、やっぱり乗ったら乗ったなりの負担をしていただくし、ある程度今の福祉バスにしろ週に1回の運行ですので、あれを有料化して、子供と年寄りだけではなくして、一般の中年の女性の方、男性の方も、免許のない方でも何でも気軽にお金を払えば乗れるような形になるかと思いますので、その辺もお含みおき願えればと思います。
それと、電話番号の件ですけれども、確かに持ち出しもあるかと思いますけれども、既に十王町、日立市では、今月の4日からでした、局番外して実施されていますので、多少は料金が上がったにしても、同じ市内ですので、利用者が負担がふえるから、ふえないからではなくて、メリット、デメリットというのは電話ばかりではなくて、この合併に対してすべての面でそのような形が生まれていますので、やっぱりあと3年か5年で筑西市か笠間市へ合併するのであれば、電話番号そのままで結構でしょうけれども、桜川市として生き残っていく考えがあれば、多少持ち出ししても、それは市外局番を外していただくように努力していただきたいと思います。
それと、あと経営安定対策の未達成の点ですけれども、確かにあの土地改良が岩瀬では進んでいますので、ブロックローテーションも大分大きな形で協力していただいていますし、真壁さん、大和さんでは、その点が難しいかと思いますけれども、もしこれが目標数達成できなかった場合には大きな反動が来ますので、それを今さらここで申し上げるまでもないですけれども、転作の補償金の5万4,000円でした、2作転作して5万4,000円、それから担い手、認定農業者の大型機械の導入にしろ、これから組織を強化進めていこうとする集落営農にしろ大きく影響してきますので、18年度、19年度もちろん、どういう数字になるかわかりませんけれども、極力市としては努力していただくように、頑張っていただくようにお願いしたいと思います。まず、市長からその富谷山の件、また真壁のひなまつりの件、その辺どう考えているかお聞かせ願います。
〇議長(今井房之助君) 答弁を市長願います。
〇市長(中田 裕君) 今上野議員さんから再質問でございました富谷山ふれあい公園の整備、桜の花で埋めたらいいだろうというような提案がございました。ここは、皆さんもご承知のように国土交通省の方から関東富士見百景にも選ばれました大変眺望のすぐれたところでございまして、日光の山々、上州の山々、そして富士山が一望できるというところでございます。そういうところで、私も岩瀬町長時代からずっと久原から入る山道につきましてはボタン桜をずっと植えさせていただいておりますし、公園内にはかなりの桜を植えさせていただいております。これから桜を自分で管理したいという方を選びながらというふうなお話も今後関係部局の方にお話をして、そういうものも募集をしてまいりたいというふうに考えております。ひなまつりは、非常に活況を呈しております。その中で町並みの整備あるいはここ5年間でまちづくり交付金を活用した道路電線地中化等について行政でも積極的に町並みの景観、道路の整備をして、より一層見に来てくださった方にサービスを提供してまいりたいと、かように考えております。また、シルバーバス、シルバータクシーについては、実は私もできるだけ多くの方に、桜川市の多くの人に使っていただきたいというようなお話を申し上げたところ、長方工業団地のリューベという会社がございまして、そこの会長さんが福祉バスの基金等にということで1,000万円の浄財を寄附をしていただきました。そういうものを活用しながら今後どうあるべきかを検討してまいりたいと思いますが、保健福祉部の方でいろいろと妙案を出させるように努力をしてまいりたいと思いますが、無料化というのは長くは私も続かないと。今上野議員がご指摘されたようにワンコインあるいは200円、そういう有料の中で多くの市民の皆さんに使っていただくということも大切なことであるというふうに認識をし、また路線バスの活用ということも一生懸命考えてまいりたいと。そして、市民の足を確保してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。
〇議長(今井房之助君) 32番。
〇32番(上野征一君) しつこいようですけれども、最後の要望になりますが、経営安定対策、これは達成するように努力されることをお願いしたいと思います。
それと、もう一つ、申しおくれましたけれども、市長、何か岩瀬インターの周辺へ新しいパーキングの新設ということで先ほど答弁いただきましたけれども、まことにありがとうございます。大いに進めていただいて、地場産業の農産物、米なり野菜なり、そこで農家の人が自分でつくったものは自分で値段をつけて販売できるような形に進めていただけるかと思いますので、その点もよろしくお願いしたいと思います。
以上をもって質問を終わります。ありがとうございました。
〇議長(今井房之助君) これで上野征一君の一般質問を終わります。
続いて、相田一良君。
〔10番(相田一良君)登壇〕
〇10番(相田一良君) それでは、済みません、質問する以上、資料の配付、参考にお願いします。
〇議長(今井房之助君) 許可します。
〔資料配付〕
〇議長(今井房之助君) それでは、質問してください。
〇10番(相田一良君) 議長の許可を得ましたので、さきに通告してあります大和中学校建設について、2点ほど質問させていただきます。
本日は、2005年の12月8日であります。この12月8日は、日本にとって大変重要な忘れない年であります。と申しますのは、1940年、12月2日、ニイタカヤマノボレ、これは連合艦隊がハワイに集結するという暗号電報でございます。そして、日本連合艦隊に集結した、この次は東京の大本営から連合艦隊の南雲中将にあてたトラトラトラという暗号がありました。これは、真珠湾攻撃の攻撃という合図でございます。そうすることによって日本は、アメリカの艦隊を全滅に追いやったわけでございますが、その後は皆さんもご存じのようにアメリカの反撃に遭い、日本は戦争に負け、国始まって以来の悲惨な結果を招いたのは皆さんもご存じと思います。なぜ私がこのようなことを申しますかと申しますと、今回は12月8日、同じ日でございます。合併し、新しい桜川市ができての第1回の定例議会でございます。そこに熱い戦いはなく、また殺し合いでなく、皆さんの、住民の負託にこたえる議論をここで、最低でも2年間はやっていきたいと思いますので、執行側、市長、よろしくお願いいたしまして、私は大和中学校の建設についての内容説明に入らせていただきます。
今世間の重大な関心事としてマンションの耐震強度偽装問題が国会において参考人喚問が行われています。関係者間の責任のなすり合いがテレビで報道されていますが、一番の被害者はそのマンションを購入した住民であり、その責任は1社だけでなく、関係しているすべての会社にあると思います。また、業者だけの問題でなく、各自治体も無関係では済まされないのでしょうか。国も徹底的に原因を究明し、公にして、二度とこのようなことが起きないようにしていただきたいと願うものです。当桜川市においても旧大和村の住民がこの行動により、なお一層建物の地震に対し恐怖を感じている方が少なくありません。と申しますのは、以前より指摘されている大和中学校の強度の問題にあります。ここで私は、大和中学校がどれだけ危険性の高い校舎であるか、中田市長初め旧真壁町、旧岩瀬町の議員、また各部長さんの皆さんに写真と資料を持ちまして内容を説明させていただきます。
まず、大和中学校は、先ほど大塚議員が申しましたように、40年に建築されました。それは、38年、39年、40年の3カ年の継続事業として建設され、築40年の経過を経て現在に至っております。ちなみに私は、その第1回の卒業生であります。そのために校舎の老朽化が進んでおり、当時の建設技術は水準も低く、強度も甘く、現在の基準に合わせると不合格かもしれません。当時建設された中学校においてほとんどが改築されているのが現状でありますが、旧大和村では校舎の老朽化に伴い、雨漏りや床の傾斜、水道管の漏水等が出てきたための補修により対応しようとしたが、経費がかかり過ぎるため、それならば耐力度調査を実施して改築を検討しようということで、耐力度調査に入りました。耐力度調査は、いろいろな検査基準があり、1万点が満点であります。そして、減点法で示され、5,000点を下回ると危険性があると判断されるものです。大和中学校の場合、3カ年に建設された校舎建築がすべて5,000点を下回っており、構造耐力が不足し、保存度も低く、老朽化がかなり進んでおり、危険性が高い建物であると診断結果が出ております。その結果は次のとおりです。
昭和38年度建設部分895平方メートル、3,746点、昭和39年建設部分1,087平方メートル、4,114点、昭和40年度建設部分758平方メートル、4,294点となっており、すべてが不合格であり、深刻な状況であります。また、平成16年度に保護者からも新潟の地震後、その危険性が指摘され、改築の要望が出されています。また、議会でも教育民生委員5名、教育長、担当課長、課長補佐、計8名の調査団を結成し、大和中学校の現状を視察してまいりましたが、実に驚きました。百聞は一見にしかずという言葉があり、まさにそのとおりでした。悪いとは聞いておりましたが、その様子は至るところに、壁にひび割れが生じており、床にボールを置いたところ、曲がりながらくねくねと転がっていく。本来なら、床が平らであればボールは停止している状態ではないか。また、柱に水平を当てますと傾きが生じており、ある特殊教室においては南北5メートルの間に8センチの高低差があり、非常に衝撃を受け、これほどまでに校舎の老朽化が進んでいたとは想像もできませんでした。この結果を議会の全員協議会において報告したところ、全議員大変な衝撃を受けていました。そして、私と当時教育民生副委員長の中川議員2名で、当時の飯島村長に大和中学校の校舎の悲惨な現状を報告しに行き、対応を協議したところ、当時飯島村長は、私も中学校を視察しており、その対策を練っているところだと述べられました。それならばと申して、私は既に決定している合併特例債事業資金を本木地区の道路ではなく、大和中学校の建設資金に振りかえられないかと聞いたところ、これは既に3町村合意のもとで合併協議会においても決定し、県の方に提出してあるので、変更はできないとおっしゃいました。また、今さら中学校の建設問題を取り上げると、合併がご破算になる危険性があると言って反対されましたが、飯島村長が言うには、私も努力しているとおっしゃり、去る平成16年の11月29日の午前中、下妻市での理事会があり、その後県の方に出向き、県庁の市町村課長と県の教育庁の財務課の課長あるいは担当課長を交えて、その善処方を協議しているとおっしゃっていました。さらに、平成16年の12月1日、12月2日、旧真壁平間町長、旧岩瀬町長、つまり現中田市長に会い、その中学校の状況の内容を十分に説明しており、理解を得ていると述べておりました。村長は、合併前に大和中学校校舎を建てられるように根回しを十分にしたと自負しているのではないでしょうか。また、別の方向から、その上さらに詳細な検査を受けてみてはどうかと申したところ、検査をすれば危険校舎のレッテルを張られ、即授業ができなくなり、プレハブの校舎を建て、旧校舎を取り壊し、建てなければならないと言い、よい返事はもらえなかった。でも、それには確かに理由があります。仮校舎、つまりプレハブの校舎で授業を受けると、生徒の心が動揺し、生徒が荒れたり、学業に支障を来す傾向が強いと聞いて、おっしゃっていました。これもよい結果には結びつきませんでした。やはり中学校建設を早めるには、基本設計の設計料を大和村の17年度の主な重点事業として一般会計に取り組むこと、この件についても県の市町村課、それに県の教育委員会の財務課の方とも相談いたしまして、それに一つの継続事業として新市に引き継ぎ、今度は新市の中で実施設計あるいは校舎の改築という順序を踏んでいくことが早急であると述べられておりました。これは、飯島村長の言葉でございます。村長は、一生懸命大和中学校建設を各方面に働きかけたとおっしゃっていましたが、それではそのような運動の結果並びに要望等を旧大和村より新市に引き継いだ事実があったかどうかをお尋ねいたします。あった場合には、どのような事項かご答弁願います。また、大和中学校の基本設計の進展状況もあわせてご答弁願います。
中田市長は、去る11月24日の臨時議会の冒頭のあいさつの中で、私は住民のための政治をするとおっしゃいましたが、新市長が述べたからには信じるものですが、市長は地域の子供が安全な場所で安心して勉学に励み、夢のある環境を提供してくれるものと思っております。今大和中学校の校舎は、地震等に対し前にも述べたように大変厳しい状況にあり、保護者、生徒は不安の中にいます。旧大和村村民は、中学校建設を一番望んでいます。現在地方分権が進み、自治体の自己決定権が拡大傾向にあります。
そこで、お尋ねします。大和中学校の建設についての市長の考えと今後の見通しについてご答弁をお願いします。
〇議長(今井房之助君) 相田一良君の質問に対する答弁を願います。
中田市長。
〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 相田議員のご質問にお答えを申し上げます。
大和中学校建設については、老朽化が進んでいることは伺っております。合併により学校施設は、幼稚園3園、小学校11校、中学校5校で、合計19校で、校舎総面積6万2,576平方メートル、屋内体育館総面積1万6,522平米となっております。19校のうち、昭和56年以前の新耐震基準以前の設計で建築された学校建物の耐震診断率は15.3%と極めて低く、施設の耐震性の確保については非常に深刻な状況にございます。中でも建築後30年以上経過した学校で改築の検討が必要とされているのは、全体の36.8%を占めている状況下でございます。このような中、学校は児童生徒の学習、生活の場と豊かな人間性をはぐくむための教育環境として重要な意義を持っております。また、災害時の地域の人々の緊急避難場所の役割を果たしております。先日、私も大和中学校の視察をしてまいりました。老朽化が大変激しく、早い時期に改築工事は必要だと感じております。
2番目の大和中学校建設についての私の考えと今後の見通しという質問でございますが、本年度は基本設計の策定を進めていますが、既に改築工事に向け、市長ヒアリングを行い、規模や時期等の調査をするよう指示を出しておりますが、今後県とも協議を進めながら議会議員、学識経験者、地域住民などと協議を重ねた上で整備計画を考えてまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(今井房之助君) 答弁が終わりました。
再質問があれば、質問願います。
10番。
〇10番(相田一良君) 私は申しおくれましたけれども、市長には大和中学校を視察してもらって、ありがとうございます。やはり新しい市長は、行動が大事だと思います。この点、ありがとうございました。
先ほど基本設計に予算を組んでございまして、それの既にヒアリング、そのほかもろもろの件が既に動き始まってきている、本当に大和の旧村民の一人として本当にありがとうございました。さっきも申しましたように、本当に大和の村民の一人一人、中学校に対しては思いが、岩瀬の方、真壁の方にも、それは大和中学校が危ないというのは言った機会があると思いますが、大和の人にすれば、それは本当に他町村に言えないような物すごい使命感と申しますか、あれがありますので、よろしくお願いいたします。
また、ちょっといろいろ思い出してもらいますけれども、市長、人生には三つの坂があります。上り坂、下り坂、そしてまさかです。現代は、このまさかの時代です。と申しますのも外国においては、皆さんもご存じのようにアメリカのあの同時多発テロ事件、そして大型ハリケーン、そして東南アジアの大津波、また国内においては子が親を殺し、親が子を殺し、そして保険会社、銀行の倒産、また平気で人を殺し、山の中に捨てる、また段ボール箱に捨てる。これは、本当にまさかでございます。それが実際、今現実に起きているということでございます。そして、先ほど申しましたマンションの強度の偽装事件もこのまさかにあるのではないかと思います。現代、何が起こるかわかりません。私が言いたいのは、今我が大和中学校がもし仮に震度6、7ぐらいの地震が発生した場合、皆さんはまさかと、真壁、岩瀬の議員の皆さんも、そんなことが起こるはずないと、まさかと思いますが、これが今現代のまさかであります。どのような事態が想像できますか。恐らく相当数の生徒が、これあくまでも昼間、授業中に起きた場合、相当数の児童が犠牲になるものと想像されます。そのとき、だれが責任をとるのか。よくテレビで何かあると頭のはげた人が3人も5人も並んで、絶対にこのようなことは起こらないようにというよくテレビの記者会見で行っていますが、人の命を今度は絶対起こらないことは絶対できないのです。急には大きくなりません。例えば1人の犠牲者が出た場合、その生徒には兄弟もいればいとこ、両親、おじいちゃん、おばあちゃん、また親戚の人々がおります。1人の犠牲者で10人も15人もの関係の人が大変嘆き悲しみます。その数が例えば50人の犠牲者が出た場合、単純計算でも500人から700人の関係者の人々が悲惨な思いがするのではないでしょうか。これは、中田市長が申しておる住民のための政治に反するのではないでしょうか。例えばだれかが、議員が申していましたように、時間かかっても統合して学校を十分に検討してやるべきと思ったかもしれませんが、これは早急に学校を建てなければ大変な事態になります。市長が申した住民のための政治どころではなくなります。これを救えるのは、中田市長しかおりません。我々が幾ら声を大きくして叫んでも、犬の遠ぼえにしか聞こえないと思いますが、中田町長には執行権があります。どうか……
〔「市長」の声あり〕
〇10番(相田一良君) 済みません。ちょっと興奮していますもので。よろしく中田市長には、その辺をお願いします。昔から言われていることわざがあります。子を思う母の愛は海よりも深く、子を思う父のきずなは鉄よりもかたいと申されております。また、人の命は地球よりも重いとも言われております。このような大事な大事な人の命、これを救うには中田市長、市長しかいないのです。これは、本当に切実な問題です。どうかその辺のことを考え合わせて、もう一度その中学校に対する市長の思いやりを私に伝えて、また議会で、議場で伝えていただければと思いますが、どうでしょうか、お願いします。
〇議長(今井房之助君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 今相田議員が坂には三つある。まさかにならないようにというふうなお話がございました。私も実は大和中学校を視察してまいりまして、まさかこんなにひどいとは思わなかった。大和は、何をやっていたのだろうかということが本当に思いました。しかし、すぐに県の方に行ってまいりまして、ちょうど市町村課、教育財政の方にお話をしてまいりまして、いろいろ話をしたときに、建設計画についてまだ出ていないということでございましたので、早速ヒアリングをして細部にわたって県の方に報告をして、どういう形で資金を捻出していくか、今教育委員会の方で精査をしていただいております。石川教育長初め教育委員会の方で今一生懸命出しておると思います。それを待ってどのような形で資金を捻出していくか、そして設計をどのような形でしていくか。しかし、現実的に先ほど大塚議員のお話にもございましたけれども、少子化の波というものがございます。実情に合った新しい校舎を建てていく。そして、利用価値をどのような形で10年後、20年後高めていったらいいのか、そこまで勘案した中で実施してまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどいただきたいと思います。
〇議長(今井房之助君) 答弁終わりました。
10番。
〇10番(相田一良君) 実は、大和村には合併する前に中学校の建設に対して建設検討委員会という組織が、団体がありました。それで、飯島村長は引き継ぎのときに、その建設検討委員会は解散しなくて新市の方に立ち上げてもらえるようにとは飯島村長に聞いていましたけれども、その建設検討委員会を早速つくり直していただきまして、そして先ほど申しましたPTA、そして学識経験者、またいろんな各種団体の人の、そういう建設検討委員会を早々に立ち上げていただきたいと思います。
また、先ほど市長が言った少人数の学級はいかがなものかと申されましたけれども、私もちょっと県の方に問い合わせたらば、あくまでもその少子化とか統合というのは、その地域の実情に合った、少子化が悪い、統合がいいというのではなくて、少子化の場合でも少人数教育、それが心の教育と申しまして、隅々まで教育できるというあれもありますもので、その統合と少子化はこれからも議論する余地があると思いますが、むやみやたらにその統合をすることだけは、皆さんの、いろんな人の意見を十二分に聞いていただいて、その上で決断していただくなら、それはしようがないですけれども、その辺もよろしくあわせて建設検討委員会の立ち上げを早急にやっていただきたいと思います。
〇議長(今井房之助君) これで相田一良君の一般質問を終わります。
以上で本日の日程は終了しました。
〇散会の宣告
〇議長(今井房之助君) 本日は、これで散会します。
なお、明日9日、金曜日につきましては、午前10時から会議を開きます。ご苦労さまでした。
散 会 (午後 3時20分)